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第25話 3家族サークル その9
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今日の夕食はビーフシチュー。お母さんが鍋を見つめていたのは中のお肉の塊。
お肉大きなお肉を一塊をそのまま煮込んでいる。
切ることもなくほろほろと崩れ行くまで煮込んだ、フォンの中のビーフ。
つきぞえのお野菜の皮は私がむいた。
真夏に熱々のビーフシチューを冷房の効いた食卓でいただく。
二人のグラスには深紅の赤ワインが注がれている。そして私のグラスにも同じ色の……赤ぶどうジュース。
たばこは吸うけど、私はお酒は飲まない。
少し飲んだことはあるけど、今はいいかなっていう感じ。だからお酒には興味はないんだ。
「うまいなぁ」パパがうなるように言う。
「そうぉ、ありがとう」褒められてうれしそうに答える友香ねぇさん。
なんかいいよねこう言う感じ。
でも本当に美味しかった。久しぶりだ……いつもこんな料理を食べているわけじゃないんだけどね。
ゆっくりとした時間がながれ、パパはボトルに残ったワインを食後もソファに座りながらタブレットを眺めながら、飲んでいる。
そのタブレットを除くとずらっと流れ込んでくる英文字。
パパの会社は外資系。日本だけど、パパ曰く、会社の中は日本じゃない。あそこはアメリカだ。て、言っていた。
パパが英語に強いせいかもしれないけど、英語は得意だ。
成績は悪くはない……よ。
私達3人とも学校では勉強はまじめに受けている。
3人とも学年では成績上位。いつも私達3人がランキングを占めている。
その中でも英語に関しては私が1番なのだ。
ちなみに、TOEICでなんと中学生で七百点台を出したのは、学校中でも教師の中でも注目を浴びた。
日常の英会話や文章などは問題なくこなせるというか理解できる。
だから英語の授業の時は、先生は私のことはほとんど無視状態。
逆に刺されるのを怖がっているみたい。
友香ねぇさん。お母さんも実は英語にかかわる仕事をしている。
そう、私の両親は英語圏の人たちなのだ。
朋絵のお父さんはIT系の会社の社長さん。自分で立ち上げた会社今では急成長している。
だから何だろうね朋絵は数学系は得意。
そして美奈子のお父さんは大学の研究室に勤務する学者さん。
これまた親の影響何だろうね。理学系は美奈子にはかなわない。でもね、実は美奈子将来の夢があって、将来小説家になりたいんだって。
だから文系の勉強も一生懸命にやっている。
私は正直日本語、国語なんかは超苦手だから、美奈子に教えてもらっている状態なんだよ。
そんな私達、表向きはとても優秀でいい子である。と、自分で言うのは恥ずかしい。
そんな私達がこんな世間では理解してもらえないようなことを望んでいるなんてどこの誰もが想像すらしていないだろう。
それに、パパの子を授かったら……ううん、必ず私は産むけど。高校なんて行ってられない。
高校進学よりもパパの子を産むことが私の人生にとって最も重要なことなんだから。
世間から、白い目で見られてもいい。もしかしたら社会的に弾かれてしまうかもしれない。
それでもその覚悟は私は出来ている。
それに……私には家族があるんだ。
将来は3家族が一つの家族にまとまって生きていければ。このおなかの中に宿る子が立派に生きて行ける環境を作るのが私達の役目なんだから……。
「ねぇ、お風呂早く入ろうよ」
友香ねぇさんが、お風呂の支度を終えて呼びに来た。
「ああ、そうだな。沙奈枝、一緒に入るか?」
「うん、早く入ろパパ」
「え―、沙奈枝だけ? 私も一緒に入っちゃダメぇ?」
ええええ、3人で入るのぉ? もしかして温泉旅館旅行の予行練習?
まっそれもいいか。と、そのあとの展開が気になるんだけど。
も、もしかして……3P。家族水入らず?
お肉大きなお肉を一塊をそのまま煮込んでいる。
切ることもなくほろほろと崩れ行くまで煮込んだ、フォンの中のビーフ。
つきぞえのお野菜の皮は私がむいた。
真夏に熱々のビーフシチューを冷房の効いた食卓でいただく。
二人のグラスには深紅の赤ワインが注がれている。そして私のグラスにも同じ色の……赤ぶどうジュース。
たばこは吸うけど、私はお酒は飲まない。
少し飲んだことはあるけど、今はいいかなっていう感じ。だからお酒には興味はないんだ。
「うまいなぁ」パパがうなるように言う。
「そうぉ、ありがとう」褒められてうれしそうに答える友香ねぇさん。
なんかいいよねこう言う感じ。
でも本当に美味しかった。久しぶりだ……いつもこんな料理を食べているわけじゃないんだけどね。
ゆっくりとした時間がながれ、パパはボトルに残ったワインを食後もソファに座りながらタブレットを眺めながら、飲んでいる。
そのタブレットを除くとずらっと流れ込んでくる英文字。
パパの会社は外資系。日本だけど、パパ曰く、会社の中は日本じゃない。あそこはアメリカだ。て、言っていた。
パパが英語に強いせいかもしれないけど、英語は得意だ。
成績は悪くはない……よ。
私達3人とも学校では勉強はまじめに受けている。
3人とも学年では成績上位。いつも私達3人がランキングを占めている。
その中でも英語に関しては私が1番なのだ。
ちなみに、TOEICでなんと中学生で七百点台を出したのは、学校中でも教師の中でも注目を浴びた。
日常の英会話や文章などは問題なくこなせるというか理解できる。
だから英語の授業の時は、先生は私のことはほとんど無視状態。
逆に刺されるのを怖がっているみたい。
友香ねぇさん。お母さんも実は英語にかかわる仕事をしている。
そう、私の両親は英語圏の人たちなのだ。
朋絵のお父さんはIT系の会社の社長さん。自分で立ち上げた会社今では急成長している。
だから何だろうね朋絵は数学系は得意。
そして美奈子のお父さんは大学の研究室に勤務する学者さん。
これまた親の影響何だろうね。理学系は美奈子にはかなわない。でもね、実は美奈子将来の夢があって、将来小説家になりたいんだって。
だから文系の勉強も一生懸命にやっている。
私は正直日本語、国語なんかは超苦手だから、美奈子に教えてもらっている状態なんだよ。
そんな私達、表向きはとても優秀でいい子である。と、自分で言うのは恥ずかしい。
そんな私達がこんな世間では理解してもらえないようなことを望んでいるなんてどこの誰もが想像すらしていないだろう。
それに、パパの子を授かったら……ううん、必ず私は産むけど。高校なんて行ってられない。
高校進学よりもパパの子を産むことが私の人生にとって最も重要なことなんだから。
世間から、白い目で見られてもいい。もしかしたら社会的に弾かれてしまうかもしれない。
それでもその覚悟は私は出来ている。
それに……私には家族があるんだ。
将来は3家族が一つの家族にまとまって生きていければ。このおなかの中に宿る子が立派に生きて行ける環境を作るのが私達の役目なんだから……。
「ねぇ、お風呂早く入ろうよ」
友香ねぇさんが、お風呂の支度を終えて呼びに来た。
「ああ、そうだな。沙奈枝、一緒に入るか?」
「うん、早く入ろパパ」
「え―、沙奈枝だけ? 私も一緒に入っちゃダメぇ?」
ええええ、3人で入るのぉ? もしかして温泉旅館旅行の予行練習?
まっそれもいいか。と、そのあとの展開が気になるんだけど。
も、もしかして……3P。家族水入らず?
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