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第19話 お兄ちゃん。約束やぶちゃった。でもいいよね、これは……。 その3
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バージンなんてあっけなく卒業してしまった。
小学校を卒業する前に……。
そのあとも夏休み中、私はママの彼とセックスを重ねていった。彼は時々私の家に行き、ママと二人っきりで、楽しんでいたようだが、私と彼がセックスをする場所は彼の部屋に限定した。
うちでは最初の日だけ。そう私の初体験の時だけだった。
「お兄さん、今日もママものすごく甘えてきたんでしょ」
「あはは、分かるかい佐奈ちゃん。最近特に真梨香さんの甘え方、拍車がかかってきてさぁ。まぁ俺にしたら、ああやって甘えてもらえると、とてもうれしいんだけど」
にやけるように言うお兄さんの顔を見ながら、思いっきりその頬をつねってやった。
「いててて。痛いよぉ佐奈ちゃん。なんで頬つねるんだよう」
「さぁねなんでかなぁ。私にもわかんない」
「もしかしてヤキモチ妬いてくれちゃったりする?」
「ヤキモチ? 何それ、なんかとってもまずそうなお餅ですね」
「いやいやまずそうだなんて。とっても美味しんだよ。特に佐奈ちゃんのヤキモチはな」
そんなことを聞くだけでもう頭の中がとろんとしてしまう。
もうこのころは、セックスと言うあの気持ちよさの虜になってしまっていた。セックスをしていると何もかもがこの頭の中から消え去って、とろんとろんとしたあの感覚がずっと私を包み込んでくれた。
その感覚が気持ちいいものだということに覚醒してしまったのだ。
「お兄さんも幸せ者ですね。現役の小学生をこうして犯すことが出来ているんですから」
「犯す? そう言われるとものすごく罪の意識が働いちゃうんだけど。それに、真梨香さんの娘と言うことだけでも背徳感半端ないんだよ」
「背徳感ですか? もう死亡フラグ立っていますね。犯罪感の間違いじゃないんですか? 実際犯罪だと思うんですけど!」
「うううう! もっと言って、佐奈ちゃんにいじめられると背中がぞくぞくして、ほらもうこんなになちゃってるよ」
お兄さんはそのカチカチになったおチンポを、私の口にくわえさせる。
「ほぉら、ちゃんとじゅるじゅると音を立ててくわえるんだよ。そう、そんな感じに。佐奈ちゃんフェラほんと上手くなったね」
やっぱり褒められるとうれしい。
でもたまに怒られる……。優しくだけど。そんなときは、ちょっとへこんでしまう。
ああ、もう私は、すでにセックスと言うこの快感衝動から、抜け出すことが出来いない体になってしまっていた。
ママとはこんな感じでセックスしているのかな? そんなことを想像することで欲情の波にさらわれていく。なんだか、ママには負けたくない、なんて言う意地も出ちゃっていたのは、かき消せないものだった。
ママと私の共有の人。それはママには絶対に内緒。知られてはいけない共有。
夏が終わり、また季節がもう一つ変わるころ。お兄さんの表情は変わっていく。
その理由は教えてくれなかった。でもその頃から、お兄さんの部屋に行っても私に触れない日があった。
何かあったことは確かだけど、お兄さんは何も話してはくれない。
そして雪が降るくらい寒くなったあの日。
「俺、真梨香さんと別れることにしたよ」
その一言が私の耳に届いた。
「佐奈ちゃんとも、もうお別れかなぁ」
「嘘でしょ!」
まじめにそう答えたことを今でも覚えている。いきなりママと別れるなんてなんで?
パパにばれちゃったの?
そんなことを聞いても、お兄さんは何も答えてはくれなかった。
うちにいるママの様子も少し変だ。
パパにばれたということはないようだったけど、ママ自体がなんか疲れて沈んでいるような感じがした。
「最近元気ないけどどうしたの?」と、それとなく聞いてみても
「うん、ごめんねぇ。ちょっと仕事忙しくてさぁ」なんていう言葉しか返してくれない。
お兄さんと喧嘩しちゃたんなら、仲直りすればいいじゃん。あんなに好きだったのに。
お互い何か冷めたような感じで、どんどん距離感が広がっていく。
結局ママとお兄さんは別れた。
それでも私とお兄さんとは繋がっていた。連絡は取り合っていたものの、今までのように体の関係はほとんどなくなった。
一度だけ、私が半ば無理やりお兄さんに迫りセックスした時、お兄さんは初めて、コンドームをつけた。
なんだかとてもショックだった。
いつもは避妊なんて気にもしていなかったのに。
昨日のママの話を聞いて、そっかぁ。ママお兄ちゃんの子孕んじゃったんだ。だからだったんだ。と、ようやく二人の関係が終わったことを受け入れた。
正直なんか今までの胸のつかえがとれたような感じがした。
でも、もうすでにセックスと言う快楽をこの体にしみこませてしまっていたその衝動と湧き出る欲情は抑えようがなくなっていた。
早い時期にこの感情を覚えてしまうと、その自制心をコントロールすることが出来なくなる。
だからなんだろう。
体の未成熟さも確かにあるかもしれないが、心の崩壊の方がはるかに大きい。好奇心だけで、その一線を飛び越えてはいけない。
そんな私の変化をママよりも見守ってくれていた智花さん。
ま、そんな状態だから、スチールの出来栄えもいいものではなかった思う。
そんな私に智花さんは問いかけてきた。
「佐奈ちゃん。何か心配事でもあるの?」
その一言から私のブラコン活動は始まったのだ。
小学校を卒業する前に……。
そのあとも夏休み中、私はママの彼とセックスを重ねていった。彼は時々私の家に行き、ママと二人っきりで、楽しんでいたようだが、私と彼がセックスをする場所は彼の部屋に限定した。
うちでは最初の日だけ。そう私の初体験の時だけだった。
「お兄さん、今日もママものすごく甘えてきたんでしょ」
「あはは、分かるかい佐奈ちゃん。最近特に真梨香さんの甘え方、拍車がかかってきてさぁ。まぁ俺にしたら、ああやって甘えてもらえると、とてもうれしいんだけど」
にやけるように言うお兄さんの顔を見ながら、思いっきりその頬をつねってやった。
「いててて。痛いよぉ佐奈ちゃん。なんで頬つねるんだよう」
「さぁねなんでかなぁ。私にもわかんない」
「もしかしてヤキモチ妬いてくれちゃったりする?」
「ヤキモチ? 何それ、なんかとってもまずそうなお餅ですね」
「いやいやまずそうだなんて。とっても美味しんだよ。特に佐奈ちゃんのヤキモチはな」
そんなことを聞くだけでもう頭の中がとろんとしてしまう。
もうこのころは、セックスと言うあの気持ちよさの虜になってしまっていた。セックスをしていると何もかもがこの頭の中から消え去って、とろんとろんとしたあの感覚がずっと私を包み込んでくれた。
その感覚が気持ちいいものだということに覚醒してしまったのだ。
「お兄さんも幸せ者ですね。現役の小学生をこうして犯すことが出来ているんですから」
「犯す? そう言われるとものすごく罪の意識が働いちゃうんだけど。それに、真梨香さんの娘と言うことだけでも背徳感半端ないんだよ」
「背徳感ですか? もう死亡フラグ立っていますね。犯罪感の間違いじゃないんですか? 実際犯罪だと思うんですけど!」
「うううう! もっと言って、佐奈ちゃんにいじめられると背中がぞくぞくして、ほらもうこんなになちゃってるよ」
お兄さんはそのカチカチになったおチンポを、私の口にくわえさせる。
「ほぉら、ちゃんとじゅるじゅると音を立ててくわえるんだよ。そう、そんな感じに。佐奈ちゃんフェラほんと上手くなったね」
やっぱり褒められるとうれしい。
でもたまに怒られる……。優しくだけど。そんなときは、ちょっとへこんでしまう。
ああ、もう私は、すでにセックスと言うこの快感衝動から、抜け出すことが出来いない体になってしまっていた。
ママとはこんな感じでセックスしているのかな? そんなことを想像することで欲情の波にさらわれていく。なんだか、ママには負けたくない、なんて言う意地も出ちゃっていたのは、かき消せないものだった。
ママと私の共有の人。それはママには絶対に内緒。知られてはいけない共有。
夏が終わり、また季節がもう一つ変わるころ。お兄さんの表情は変わっていく。
その理由は教えてくれなかった。でもその頃から、お兄さんの部屋に行っても私に触れない日があった。
何かあったことは確かだけど、お兄さんは何も話してはくれない。
そして雪が降るくらい寒くなったあの日。
「俺、真梨香さんと別れることにしたよ」
その一言が私の耳に届いた。
「佐奈ちゃんとも、もうお別れかなぁ」
「嘘でしょ!」
まじめにそう答えたことを今でも覚えている。いきなりママと別れるなんてなんで?
パパにばれちゃったの?
そんなことを聞いても、お兄さんは何も答えてはくれなかった。
うちにいるママの様子も少し変だ。
パパにばれたということはないようだったけど、ママ自体がなんか疲れて沈んでいるような感じがした。
「最近元気ないけどどうしたの?」と、それとなく聞いてみても
「うん、ごめんねぇ。ちょっと仕事忙しくてさぁ」なんていう言葉しか返してくれない。
お兄さんと喧嘩しちゃたんなら、仲直りすればいいじゃん。あんなに好きだったのに。
お互い何か冷めたような感じで、どんどん距離感が広がっていく。
結局ママとお兄さんは別れた。
それでも私とお兄さんとは繋がっていた。連絡は取り合っていたものの、今までのように体の関係はほとんどなくなった。
一度だけ、私が半ば無理やりお兄さんに迫りセックスした時、お兄さんは初めて、コンドームをつけた。
なんだかとてもショックだった。
いつもは避妊なんて気にもしていなかったのに。
昨日のママの話を聞いて、そっかぁ。ママお兄ちゃんの子孕んじゃったんだ。だからだったんだ。と、ようやく二人の関係が終わったことを受け入れた。
正直なんか今までの胸のつかえがとれたような感じがした。
でも、もうすでにセックスと言う快楽をこの体にしみこませてしまっていたその衝動と湧き出る欲情は抑えようがなくなっていた。
早い時期にこの感情を覚えてしまうと、その自制心をコントロールすることが出来なくなる。
だからなんだろう。
体の未成熟さも確かにあるかもしれないが、心の崩壊の方がはるかに大きい。好奇心だけで、その一線を飛び越えてはいけない。
そんな私の変化をママよりも見守ってくれていた智花さん。
ま、そんな状態だから、スチールの出来栄えもいいものではなかった思う。
そんな私に智花さんは問いかけてきた。
「佐奈ちゃん。何か心配事でもあるの?」
その一言から私のブラコン活動は始まったのだ。
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