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昇級決闘編
第88話 閲覧
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〈最優五騎〉の表彰式から翌日。流されるままにこの学院最強の称号を手に入れ、〈学院階級〉が【特級】になった俺は、本日の授業をサボって大図書館へと訪れていた。
理由は言うまでもなく本を借りるためであり、ただそれだけの理由で俺はこの学院の頂点に上り詰めたわけだが……。
────傍から聞けば理由がしょぼすぎるな……。
自覚はありながらも、当事者としては大真面目である。〈剣魔錬成〉の推薦なんかよりもこの図書館にある書物の閲覧権限の方が何倍も価値のあるものだ。
なんなら推薦枠なんて今もいらなかった。しかし、いたずらに辞退することもできないので今は一旦これらの特典を無視して、目の前に並ぶ本に意識を向ける。相も変わらずここには山のような本が所狭しと並べられて、訪れたものを圧倒させる。
「ようやく読めるわけだ……」
流石に授業中と言うこともあり、大図書館は閑散としていた。その為か、この図書館で毎日忙しそうにしている書士さんも直ぐに捕まえることができた。
「すいません、龍に関する本を探しているんですが……」
「はあ……学生証を────失礼しました」
偶然にも以前、受け付けで対応してくれた書士さんが今回も俺の相手をしてくれたわけだが……俺が【特級】の証である黒曜の胸飾を見せた時は、その鉄面皮も剥がれて大変驚いていた。
────面白いものが見れたな。
「どうぞこちらへ、クレイム・ブラッドレイ様……」
「あ、はい」
何となく得した気分を覚えていると書士さんは受付の奥にある書庫へと案内してくれた。なんでも閲覧制限のある本は基本的に奥の書庫でしか手に取って読むことができないらしい。
「閲覧は可能ですが貸し出しは不可能です。書き写すこともご遠慮ください」
とは書士さんから告げられた諸注意である。
殆どの生徒が立ち入ることのできない奥の書庫には当然と言うべきか怪しげな本が多く保管されている。鎖で雁字搦めにされたものや、表紙に気味の悪い目玉(触感アリ)がくっついたものや、目で視えるほど魔力を帯びたものであったり……と本当に個性豊かな本が置いてある。そんな本と比べれば、俺の目的である本は至って普通の装いだ。
「さて────」
奥の書庫にはしっかりと読書できる場所が完備であり、広々とした机には三冊の極厚な本が並べられていた。
これが俺の求めていた龍に関する文献であり、これがこの学院に存在する龍に関する文献の全てである。〈学院階級〉を【特級】まで上げても、この大図書館で閲覧できる龍に関する書物はたったの三冊、つまりはこの学院に存在する蔵書はこれで全てと言うことだ。
「どれから読もうかな……?」
既にここまで案内して、本まで見つけてくれた書士さんは仕事へ戻ってしまった。三冊の本を前に俺は首を捻らせる。別にどれからでもいいのだが、変な迷いが生じてしまう。
「ううむ……」
「これなんてどうかしら?」
本を前に唸っていると不意に横からするりと白い腕が伸びる。釣られるように横へと視線を向けると、何故かフリージアがそこにはいた。
「……いつからそこにいた?」
「ずっといたけど???」
「……」
俺の質問に平然と答えた彼女に俺は言葉を失う。何せ、全く気が付かなかったのだ。
────いつからこの女は戦闘狂から暗殺者に転職した???
本当に怖い。あと怖い。こんな至近距離まで来ていて気配を感じないとはこれ如何に。ヒシヒシと身の危険を感じながらも俺は隠密系お嬢様に尋ねる。
「授業はどうした?」
「レイがいないから私もサボったわ。それでちょうど図書館にいくのが見えたから付いてきたの」
「さいですか……」
真意は定かではないが、これ以上深入りするのは危険だと判断して俺はそれ以上の追求をしない。この世には知らなくていいこともあるんだ。寧ろありすぎて、勝手に知ってはいけないことを知っているまである。
タイラス・アーネルとの一件、俺がフリージアの血を吸ってから、妙に彼女の距離が近いような気がする。「何がどう?」と具体的に聞かれると言葉にし難いのだが、先ほどのように気が付いたら俺の隣にいることが増えた。そうして必ず一日一回はこんなことを聞いてくるのだ。
「また吸う?」
「いや、吸いませんけれども……」
剣呑な視線を向けていると、件のフリージアは白銀色の髪をかき分けて首元を差し出そうとする。まだ嫁入り前の女性が無闇矢鱈と肌を見せるんじゃありませんよ。
もちろん、「吸う」とは「血」の事であり、彼女はあの日以来、やけに自分の血を勧めてくるのだ。俺と言えば、あの異様な吸血衝動からは特に今日まではあの時のような感覚には陥っていなかったので断り続けていた。
禁断症状なんて以ての外だ。そもそも、あの時の吸血衝動も、血と魔力の大半を失って起こった現象であり、防衛本能のようなものだと俺は考えていた。フリージアは吸血族云々かんぬんと理由を述べていたが、それも何処まで的を得ていることやら。あんなことが起きておいてなんだが半信半疑であった。
────でも、何故か魔法はまだ使えるんだよなぁ……。
体内に流れる魔力の違和感、それは血を吸った時からずっとある。けれども不快と言うわけでもなく、妙に身体に馴染んでいるからなんとも言えない。
そう、あの時一度だけ使った〈氷血凍土〉は確かに俺が使えないはずの【霜雪魔法】であり、実際に俺が行使したものだった。なんなら今も使おうと思えば俺は【霜雪魔法】を使えてしまう。
────なんで???
これが本当に分からない。
基本的に人間が扱える魔法の系統と言うのは一つである。稀に二つや三つを行使できる天才も存在するがそれは属性魔法だけに限った話であり、そもそも血統魔法はそれぞれの魔法の血縁者のみにしか扱えない特別な魔法だ。それが何故か、俺はグレイフロスト家の秘伝である血統魔法を扱えてしまえる。「元々、俺の身体にグレイフロストの血が流れていたのか?」と聞かれればそれは確実に否であり、俺はブラッドレイの純血だ。
それじゃあなぜ血統者ではない人間が二つもその家系秘伝の血統魔法を扱えるのかと問われれば────
「やっぱりあの時の吸血しか理由がないよなぁ……」
「やっぱり吸う?」
「……吸わない」
どういう原理、理屈によってこんなことが起きているのかは定かじゃないが、この事実により半信半疑だった話が現実味を帯びていき、一蹴することも出来なくなっていた。諸々の確認も含めて一度、実家に帰省した際に聞いてみるべきだろう。
「はあ……気を取り直して────」
急な暗殺系お嬢様の登場で思考がだいぶ横道に反れてしまったが、今は目の前の三冊の本に集中である。
「フリージアの提案通りにその本から読んでみるか」
「吸わないの?」
「だから吸わねぇって……」
どんだけ吸われたいんだよ。怖いよ。あとやっぱり怖い。
頑ななフリージアを無視して、本を開く。するとそこには数々の俺の知り得ない龍の情報が────
「読めねえ……」
あるにはあるのだろうが、その中身は俺の知識にはない言語のようなものがびっしりと書き記されており、今の言葉通りに全く読めない。
「いったいこれはいつの時代の言葉だ……?」
ミミズが地を這ったような文字の羅列に、俺は自然と眉間に皺が寄ってしまう。一難去ってまた一難。漸く目的を達成したかと思えば、新たな試練が立ちふさがる。やはり、世界は俺の事が心底嫌いらしい。
「またこのパターンかよ……」
「だいじょうぶ、レイ?」
俺は書庫の中で一人項垂れた。隣の少女は不思議そうに首を傾げるばかりであった。
理由は言うまでもなく本を借りるためであり、ただそれだけの理由で俺はこの学院の頂点に上り詰めたわけだが……。
────傍から聞けば理由がしょぼすぎるな……。
自覚はありながらも、当事者としては大真面目である。〈剣魔錬成〉の推薦なんかよりもこの図書館にある書物の閲覧権限の方が何倍も価値のあるものだ。
なんなら推薦枠なんて今もいらなかった。しかし、いたずらに辞退することもできないので今は一旦これらの特典を無視して、目の前に並ぶ本に意識を向ける。相も変わらずここには山のような本が所狭しと並べられて、訪れたものを圧倒させる。
「ようやく読めるわけだ……」
流石に授業中と言うこともあり、大図書館は閑散としていた。その為か、この図書館で毎日忙しそうにしている書士さんも直ぐに捕まえることができた。
「すいません、龍に関する本を探しているんですが……」
「はあ……学生証を────失礼しました」
偶然にも以前、受け付けで対応してくれた書士さんが今回も俺の相手をしてくれたわけだが……俺が【特級】の証である黒曜の胸飾を見せた時は、その鉄面皮も剥がれて大変驚いていた。
────面白いものが見れたな。
「どうぞこちらへ、クレイム・ブラッドレイ様……」
「あ、はい」
何となく得した気分を覚えていると書士さんは受付の奥にある書庫へと案内してくれた。なんでも閲覧制限のある本は基本的に奥の書庫でしか手に取って読むことができないらしい。
「閲覧は可能ですが貸し出しは不可能です。書き写すこともご遠慮ください」
とは書士さんから告げられた諸注意である。
殆どの生徒が立ち入ることのできない奥の書庫には当然と言うべきか怪しげな本が多く保管されている。鎖で雁字搦めにされたものや、表紙に気味の悪い目玉(触感アリ)がくっついたものや、目で視えるほど魔力を帯びたものであったり……と本当に個性豊かな本が置いてある。そんな本と比べれば、俺の目的である本は至って普通の装いだ。
「さて────」
奥の書庫にはしっかりと読書できる場所が完備であり、広々とした机には三冊の極厚な本が並べられていた。
これが俺の求めていた龍に関する文献であり、これがこの学院に存在する龍に関する文献の全てである。〈学院階級〉を【特級】まで上げても、この大図書館で閲覧できる龍に関する書物はたったの三冊、つまりはこの学院に存在する蔵書はこれで全てと言うことだ。
「どれから読もうかな……?」
既にここまで案内して、本まで見つけてくれた書士さんは仕事へ戻ってしまった。三冊の本を前に俺は首を捻らせる。別にどれからでもいいのだが、変な迷いが生じてしまう。
「ううむ……」
「これなんてどうかしら?」
本を前に唸っていると不意に横からするりと白い腕が伸びる。釣られるように横へと視線を向けると、何故かフリージアがそこにはいた。
「……いつからそこにいた?」
「ずっといたけど???」
「……」
俺の質問に平然と答えた彼女に俺は言葉を失う。何せ、全く気が付かなかったのだ。
────いつからこの女は戦闘狂から暗殺者に転職した???
本当に怖い。あと怖い。こんな至近距離まで来ていて気配を感じないとはこれ如何に。ヒシヒシと身の危険を感じながらも俺は隠密系お嬢様に尋ねる。
「授業はどうした?」
「レイがいないから私もサボったわ。それでちょうど図書館にいくのが見えたから付いてきたの」
「さいですか……」
真意は定かではないが、これ以上深入りするのは危険だと判断して俺はそれ以上の追求をしない。この世には知らなくていいこともあるんだ。寧ろありすぎて、勝手に知ってはいけないことを知っているまである。
タイラス・アーネルとの一件、俺がフリージアの血を吸ってから、妙に彼女の距離が近いような気がする。「何がどう?」と具体的に聞かれると言葉にし難いのだが、先ほどのように気が付いたら俺の隣にいることが増えた。そうして必ず一日一回はこんなことを聞いてくるのだ。
「また吸う?」
「いや、吸いませんけれども……」
剣呑な視線を向けていると、件のフリージアは白銀色の髪をかき分けて首元を差し出そうとする。まだ嫁入り前の女性が無闇矢鱈と肌を見せるんじゃありませんよ。
もちろん、「吸う」とは「血」の事であり、彼女はあの日以来、やけに自分の血を勧めてくるのだ。俺と言えば、あの異様な吸血衝動からは特に今日まではあの時のような感覚には陥っていなかったので断り続けていた。
禁断症状なんて以ての外だ。そもそも、あの時の吸血衝動も、血と魔力の大半を失って起こった現象であり、防衛本能のようなものだと俺は考えていた。フリージアは吸血族云々かんぬんと理由を述べていたが、それも何処まで的を得ていることやら。あんなことが起きておいてなんだが半信半疑であった。
────でも、何故か魔法はまだ使えるんだよなぁ……。
体内に流れる魔力の違和感、それは血を吸った時からずっとある。けれども不快と言うわけでもなく、妙に身体に馴染んでいるからなんとも言えない。
そう、あの時一度だけ使った〈氷血凍土〉は確かに俺が使えないはずの【霜雪魔法】であり、実際に俺が行使したものだった。なんなら今も使おうと思えば俺は【霜雪魔法】を使えてしまう。
────なんで???
これが本当に分からない。
基本的に人間が扱える魔法の系統と言うのは一つである。稀に二つや三つを行使できる天才も存在するがそれは属性魔法だけに限った話であり、そもそも血統魔法はそれぞれの魔法の血縁者のみにしか扱えない特別な魔法だ。それが何故か、俺はグレイフロスト家の秘伝である血統魔法を扱えてしまえる。「元々、俺の身体にグレイフロストの血が流れていたのか?」と聞かれればそれは確実に否であり、俺はブラッドレイの純血だ。
それじゃあなぜ血統者ではない人間が二つもその家系秘伝の血統魔法を扱えるのかと問われれば────
「やっぱりあの時の吸血しか理由がないよなぁ……」
「やっぱり吸う?」
「……吸わない」
どういう原理、理屈によってこんなことが起きているのかは定かじゃないが、この事実により半信半疑だった話が現実味を帯びていき、一蹴することも出来なくなっていた。諸々の確認も含めて一度、実家に帰省した際に聞いてみるべきだろう。
「はあ……気を取り直して────」
急な暗殺系お嬢様の登場で思考がだいぶ横道に反れてしまったが、今は目の前の三冊の本に集中である。
「フリージアの提案通りにその本から読んでみるか」
「吸わないの?」
「だから吸わねぇって……」
どんだけ吸われたいんだよ。怖いよ。あとやっぱり怖い。
頑ななフリージアを無視して、本を開く。するとそこには数々の俺の知り得ない龍の情報が────
「読めねえ……」
あるにはあるのだろうが、その中身は俺の知識にはない言語のようなものがびっしりと書き記されており、今の言葉通りに全く読めない。
「いったいこれはいつの時代の言葉だ……?」
ミミズが地を這ったような文字の羅列に、俺は自然と眉間に皺が寄ってしまう。一難去ってまた一難。漸く目的を達成したかと思えば、新たな試練が立ちふさがる。やはり、世界は俺の事が心底嫌いらしい。
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