転生魔女のウィッシュリスト

左衛木りん

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やりたいこと1 猫に触る

1ー4 潜入成功

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テリーザに案内されたテントで貸してもらった服に着替えたルシンダは、サリオンたち三人とともに遅い朝食を取ることになった。

食事用のテントには四人分の質素な朝食が先に用意されていた。白パンとバターとチーズ、それに根菜を無駄なく使ったスープと紅茶。昼食と兼用ということで分厚く切ったハムが特別に添えられている。ルシンダは自分が着替えている間にあのカナンとエリオが同席しに現れないかと期待したが、さすがにまだ寝ているのか、当面接触できそうになかった。

(同じキャンプというか隊にいれば機会は十分あるだろうな。尋問を回避できたのもだけど、ここに連れてこられたことも結果的にはラッキーだったってわけか…)

自分の推測が的中していればの話だけど、と付け加えてルシンダはふと考え込む。

呪いの魔力で猫に変身する、とカナンは言ったが、この類の魔術は実は昔からいくつかあり、エルフや錬金魔術師の間では特別不思議なものではない。工房の収支や生活に行き詰まり、客から恨みを抱く相手に呪いをかけてくれと金を積まれて頼み込まれると断りきれない錬金魔術師は時代を問わず存在する。彼らによって呪いの魔術は途絶えることなく継承、洗練されてきたと言っても過言ではないのだ。従ってカナンとエリオの特異体質が過去の自分と関わりのあるものなのかどうかはまだ判断できない。ただカナンとエリオを見た限りでは、そこまでの強い恨みを買うほど素行の悪い人物とも思えない。となれば彼らの身に宿る呪いはかなり特殊なもので、ルシンダとしては相当程度の確信を持って推測せざるをえないのだった。

(でもやっぱり具体的な固有名詞がわからないと何とも言えないなあ。当たり前だけど、セシルが王都の騎士の個人的事情なんて知ってるはずないし)

よってルシンダは今、サリオンとジョシュとラウルらの世間話の中に二人のことを聞き出す糸口や情報がないか、顎と手をひたすら動かしながら耳を傾けていた。二人に関わる話になったらすぐさま会話に割り込み、知りたい情報へと彼らを誘導するためである。

三人はルシンダの目論見など知る由もなく、待ちに待った食事と気楽なおしゃべりを楽しんでいた。

「いや~、けど、これでやっと王都に帰れますね。帰ったら一週間の特別休暇…何しようかな~」

「今回の遠征は少し長引いたからな。ラウルは初めてのゴブリン討伐任務だったか?」

「はい。さすがにきつかったです…班長は旅とか遠征には慣れてるんでしょう?お休みもらったら何するんですか?」

ルシンダと並んでラウルとジョシュの雑談を聞きながら黙々と食事を進めていたサリオンは、突然質問を振られてぴたりと手を止めた。ジョシュとラウルは先輩と後輩の親しい間柄のようだが、二人よりもずっと年長の彼は基本的に自分から若者二人の会話には加わらない。それで戸惑っているんだろうかとルシンダは最初思ったが、どうも違うらしい。

「…そう、だな…まあ、特に何をするというわけでもないが…だいたい家でゆっくりしてる」

すると途端にラウルはにやにやし始める。

「家でゆっくり?それってつまり、例の年下で美人の奥さんとまったり過ごすってことでいいですよね~?それ以外、家ですることなんてないですもんね~」

「そ、そんなわけないだろう!家の中でするべきことは山ほどあるぞ。特に、男手が必要な仕事は」

「そうなんですか?じゃあ教えてくださいよぉ、お休みの日に奥さんと家の中で何をするのか」

なぜか顔を赤らめているサリオンに、ラウルは調子に乗ってなおもねちねちと絡む。ルシンダはその横で冷めきった溜め息をついた。

(しょうもない話…っていうか、話の路線がだいぶ逸れちゃってるんですけど…!私が聞きたいのはそういう話じゃなくてですね…)

「班長をからかうな、ラウル。それよりおまえはまだ見習いだから、休暇に入る前に新人向けの補講と特訓がある。王都に着くまでにまたモンスターと遭遇しないとも限らないから、浮ついてると最後に大怪我をするぞ」

「ううっ…!もう、ジョシュ先輩、嫌なこと思い出させないでくださいよ…わかってますって」

ラウルは唇を尖らせて黙り、サリオンはほっとしたように顔つきを緩める。年代の割に大人びて落ち着いて見えるジョシュは、後輩を操縦するのも上司に配慮するのもやはり巧みだった。

「今度の遠征は治療担当が帯同していないから、もし大怪我をしても通常の手当てしかできないんだ。王都の門をくぐるまで、油断は禁物だぞ」

(治療担当…この時代、騎士団にも錬金魔術師が所属してるのかしら…)

錬金魔術師は攻撃や防御の魔法はもちろん、治療の魔法も使うことができる。だがそれはあくまで肉体が自然に回復しようとする力を高めるというものであって、重傷や致命傷を魔力で劇的に癒すものではない。病気や老衰を防ぐことも不可能である。食べ物や飲み水を作り出すことができないのと同様、自然界の摂理に逆らうからだ。それゆえジョシュのこの発言のニュアンスには少し違和感を覚えざるをえない。どこの誰かは知らないが、その治療役の能力が通常の手当てを遥かに超えるものであるという前提での言葉に聞こえるからだ。

(人を死の淵から蘇らせられるほどの凄腕の錬金魔術師がいるのなら、ぜひ会ってみたいものね)

ラウルとジョシュは隣でひたすら口に食べ物を詰め込んでいる少女の存在を無視してしゃべり続ける。

「今回ユベル先輩はなんで帯同しなかったんですか?」

「アンブローズ大公殿下のお加減がよろしくないので、医官たちと治療のために王宮に残る必要がある、と」

(ユベル…それが治療の専門家である錬金魔術師の名前かしら。憶えとこう。それに、アンブローズ大公…名前はダリオス・ガリア・シュテルンブルクで、先王の次男…ということは…やっぱりそうよね)

現在の王カイラス三世は、大公の兄で先王の長男であるエネアス・アルバ・シュテルンブルクだ。王太子ジェラルドと王女リリアナという世継ぎにも恵まれ、揺るぎない治世を敷いている。ただ家庭内では不幸な出来事があった。民から愛された麗しの王妃ノルウェンが昨年急な病を患い、四十三歳という若さで亡くなったのだ。アンブローズ大公が体調を崩したのもその頃らしい。

セシルの知識に自分自身の見聞を書き加えて頭の中を整理していると、ジョシュがこう言った。

「医官たちからの要請もあってユベルは志願すべきか迷ってたようだが、カナンの勧めで王都に留まることに決めたらしい。自分が皆を怪我させないように守るから兄さんは心配しないで大公についていて差し上げてくれ、と」

カナンの名前が飛び出すとルシンダの耳がぴくぴくと動いた。

(ユベルという錬金魔術師はあのカナンの兄なのか…そのユベルが大公の側近く侍る立場っていうことは、やはりカナンは上流階級の人間ってことになる。そうすると…)

「あの…」

ルシンダが今だ、と口を開いた瞬間、何も知らないラウルがからっと開けっぴろげな調子で彼女の声を遮った。

「カナン先輩は超強いですからね。エリオ先輩もいるし、確かにかすり傷とか打ち身を作った人はいましたけど、お二人の活躍のおかげで僕らはずいぶん楽させてもらった気がします」

するとジョシュがぴしりと語気鋭く言った。

「おまえは新人だから、カナンとエリオだけでなく皆に守ってもらったんだ。皆戦いながらどれだけ仲間に気を配っていることか。ちゃんと自覚しろ」

「あっ…そ、そうでした…おっしゃるとおりです」

ラウルが決まり悪そうに頭の後ろをかくと、班長のサリオンは微笑ましげに口角を持ち上げた。いかにもほのぼのとした内輪の談笑の風景だが、ルシンダの内心はまったくほのぼのとしていない。やっとカナンとエリオが話題に上ったので、早く話に割り込みたくてさっきからうずうずしっぱなしなのだ。

「確かにカナンとエリオの腕前や能力は折り紙つきだ。班長でだいぶ年上の俺が言うのも何だが、正直ラウルの言うとおり、今回の討伐任務は二人がいなければかなり厳しかったと思う。それだけモンスターが強くなり、数も増してるんだ」

「今後遠征の頻度は上がるかもしれませんね」

ルシンダは今度こそ、と呼吸を整える。

(二人の呪いについて真っ正面から質問すると変に思われるから、ちょっとすっとぼけた感じでそれとなく…)

「あのぉ…」

そのとき唐突にテントの入り口が開いて誰かが顔を覗かせた。テリーザだった。

「サリオン殿、食事、終わりました?そろそろ片づけたいんですけど」

「あっ…お、終わってる!ちょうど今、終わったところだ。な?」

「は、はい!」

「…」

「?」

だらだらと無駄話をしていたことを知られたくないのだろうか。テリーザの怪訝そうな目つきを浴びた三人は、皿や器にわずかに残っていた食べ物を残らず慌ててかき込み、いそいそと食器をまとめ始める。ルシンダも無言で食器を片づけながらこそっと溜め息をついた。テリーザに悪意はまったくないので、しかたない。

(あーあ、結局何も訊けなかった…っていうか本人たちと話すチャンスがあればいいんだけど…どうしようかな)

騎士団に拘束されたのは結果的に偶然の幸運だったが、この先はぼやぼやしてなどいられない。今のルシンダは、もといルース・フェルネスは、だんまりを決め込んでいる上にただ飯食らいのお荷物だ。一両日は民間人や家出少女として身の安全に配慮してもらえても、いずれすぐにこれ以上面倒を見きれないと匙を投げられて、ここと最も近いサントルムの教会や孤児院に委ねられる形でされてもおかしくない。そうなってしまうとカナンとエリオの呪いについて確かめるのは絶望的だ。

(隊に留まりたいけど、今の私にはそのための建前がないのよね。このまま残るには、どうにかしてあの班長のサリオンを説得しなきゃいけなさそうね)

今はカナンとエリオのことが少しでも詳しく知りたい。昨夜は念願のひとり旅をする計画を思いついて意気揚々としていたのに、あらぬ方角から突然伸びてきた過去の因縁に絡め取られ、心まですっかり奪われてしまっている。焦りばかりが募り、一方で何も進展がなく途方に暮れていると、サリオンが近づいてきた。

「まだ自分のことを話す気になれないか?」

「…」

(その場凌ぎで迂闊なこと言って放り出されても困るし…こうなったら何か適当な作り話を考えなきゃな…さて…)

膨れっ面の奥で思案しているルシンダに、サリオンは少し呆れたように腰に両手を当てる。

「本当に頑固な娘だな、君は…もし君が望むのなら、我々はこの近くのサントルムから君のふるさとか君が働いていた錬金魔術工房のある街に連絡をして、君がそこに帰る段取りをつけることができる。だが君は、それが嫌なんだよな」

ルシンダは無言でこくりとうなずく。サリオンはうんざりしたように溜め息を漏らした。

「君は錬金魔術師とはいえ未成年者だから、どうしても話したくないというなら我々は規則に則って君を王都の教会本部に連れていき、所定の手続きを踏んで施設に収容させることになる。その後君の身柄がどうなるか、我々には一切責任が持てないが…」

「…王都に!?」

未成年者や家出人の保護に関わる騎士団の内規には続きがあったのだ。思わぬ選択肢に、ルシンダの目がたちまち輝く。

「そうだ。ただし王都までの道のりはまだ長く、モンスターも出現するので少なからず危険が伴う。君の安全のためテリーザを君の側につけようとは思うが、何如せん少数精鋭の隊ゆえ、至らぬ点はあるかもしれない。それでも…」

「構いません!どうかお気遣いなく。自分の身は自分で守れますから!」

「いや、しかし…ま、まあいいか。とにかく、君がそれでいいというのならその旨小隊長に伝えて承認を得ておく。私にできるのはそこまでだ」

「はい!」

なぜか突然明るく生き生きとし始めた少女の態度に少し首を傾げながらサリオンはジョシュとラウルと連れ立ってテントを出ていった。

(このままだと最悪サントルムに置いてかれるかもしれないと思ってたけど、これでとりあえず王都まではついていける…!隊に紛れ込んで王都に戻る道を一緒に行けば、あの二人についていろいろ知れるかも…!)

ひとり旅の計画は狂ってしまったが、それを遥かに超える希望と期待に、飛び跳ねたくなるような活力が湧き上がってきた。もともと急ぐ旅でも人生でもない。計画の頓挫どころか、一石二鳥を狙える可能性が生じてきていることをルシンダはじわじわと噛みしめていた。

(このまま何もしないと教会や施設に放り込まれるかもしれないけど、それは困るから、道中で魔力をアピールして錬金魔術師としての働き口を紹介してもらえるようになんとか持っていこう。それで給金をもらって旅費を貯めて…王都に潜り込めれば本屋や大図書館があるはずだから情報も入手できるし。焦ることなんかない。その方が願ったり叶ったりじゃない!それにあわよくば王都でいっぱい猫を探して遊んで…特にまだ触らせてもらってないエリオは絶対モフらなくっちゃ!!)

ルシンダがお高くとまった黒猫のエリオを意のままにする歓喜を想像して鼻息を荒くしていると、それまで黙ってテーブルを拭いていたテリーザが近づいて話しかけてきた。

「どうやら私は本格的にあなたの護衛兼世話係を務めることになるみたいね。お願いだからおとなしくして、これ以上班長を困らせるようなことはしないでね。あなたがまた何かごねて小隊長の機嫌を損ねちゃったら、さすがに王都には連れていけなくなるから」

ルシンダを見下ろすテリーザの表情は、まるで世話の焼ける妹か姪を前にしているかのような苦笑い混じりだ。二十歳前後と思われるこのしっかり者の女性騎士は諦めのついた余裕のたたずまいを見せてはいるが、実際は相当疲れが溜まっているのだろう。くだらない面倒事は極力回避したいはずだ。ルシンダとしてもせっかくまとまった良い話をわざわざ自分で潰すつもりはないので、彼女は至って従順そうな子供の笑顔でテリーザを見上げ、こっくりとうなずいた。

「はい。わかりました」

それを受けてテリーザは安心したような薄い微笑みを浮かべ、ぽんと軽く手を打ち合わせた。

「さて、と…おしゃべりはここまで。次はカナンとエリオの食事の用意をしなくちゃ。そろそろ起きてくる頃だろうし」

ルシンダははっとし、とっさに口を開いた。

「あの、ちょっと訊いてもいいですか?」

「何?」

「そのカナン殿とエリオ殿のことなんですけど。二人はもしかして高貴な身分の人ですか?」

「ええ。二人は爵位のある家の子息たちよ。裕福で身分は高いけど、能力と適性、何より本人たちの希望があって騎士として奉職してるわ」

「…領地はどちらで?」

テリーザは意外にも、ルシンダの望んだとおりにすらすらと答えた。

「カナンの家はエスターブリッジ侯爵領で、エリオの家はその隣のベルンシュタット侯爵領。だから二人は幼なじみで、しかも同い年なの」

ついに真実を知らされ、現実を突きつけられて、ルシンダは思わず眉根を寄せ瞑目した。

(…ああ…やっぱり、間違いない…!!)

途端に少女の顔色が一変したのでテリーザは首を傾げる。

「それがどうかした?」

「い、いえ!知らなくって、ちょっと気になっただけです…!」

「そうなの?王都では大抵誰でも知ってることだけど…まあ、あなたみたいな小さい子なら爵位とか領地とかは知らなくてもしかたないわね」

「そ、そうですね…」

事実、田舎出身のセシルはそのことを知らなかった。しかしルシンダは知っている。二百年前のエスターブリッジ卿とベルンシュタット卿を。

(確かに二人は彼らの子孫…でも…なんで?あれは二百年も前のことなのに。なんで今も…)

それは昨夜、猫の姿だった二人の首許に見たあの光と関係があるのだろうか。求めていた答えをようやく摑んでも、謎と疑問は解けるどころかますます深まるばかりだ。

…なぜなら鍵を握る張本人は、すでにこの世の人ではないのだから。

(まったく…いったいどんな呪いをかけてくれたのよ、お母さんったら…)

母のことを思い出すと、まるで心臓が変形するかのような不穏な圧迫感に胸が苦しくなる。目や耳に深く強く刻みつけられた数々の経験は、その神経や細胞や組織が死滅しても消え去らず、記憶や心を貫いて魂そのものにまで侵襲し、しぶとく生き続けるらしい。そしてルシンダはその傷を、身につけた知識や魔力と同じ第二の人生の荷物として背負わされながら、一方で母の為した所業から目を背けることができず、その末路をどうあっても確かめずにはいられない。母から血を受け継ぎ生まれ落ちた事実自体が、自分自身にかけられた呪縛だった。

(生まれ変わって解放されたと思ったのに。…まさかお母さんの執念が私をここへ、今このときへ送り込んだのかしら)

つきまとう母の影ーー猫も、呪いも、魔法剣も、ルシンダに関わるあらゆるものは母という存在に結びついている。とっくに手を離れて無力なのに、未練がましくしがみついて娘は永遠に自分のものだと必死に叫んでいるようだ。死してなお不気味でもあれば、哀れでもある。

(思い出すわ…お母さんがあそこまで怒ったのは、あれが最初で最後だった…)

それは今からおよそ二百年前、ルシンダが命を奪われる少し前の出来事だったーー
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