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第一章
03 彼が探しているモノ1
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自分の魔力属性のひとつが、稀有な『闇』であると判明したとき、ノアは母といくつかの約束をした。
新月の夜は、決して外に出ないこと。
人前で笑顔を見せないこと。
自分の魔力属性を人に知られないようにすること。
幸いノアは複数の魔力属性を持ち、他の属性の魔力量も膨大だったため、ひとつの属性を隠しても大した支障はなかった。
闇属性は、魅了、洗脳、記憶操作といった精神系や呪縛系の魔術を得意とする。一般的には魔族が使用する禁忌の魔術とされ、高位の魔族と契約取引をすれば人間にもその魔術が使用可能となるとされていた。使用や研究には原則として国の許可が必要だ。
生来の闇属性持ちだったノアは、幼い頃から闇の眷属に好まれた。闇の眷属は魔族や精霊の一種だとされている。彼らは気に入った者に取り憑き精神汚染させて支配しようと試みる。高位の者は人の言語を理解し会話することが可能だ。契約を結ぶことで力を借りることもできるが、代償は大きい。
術者の命と引き換えれば、さらに強力な効果を得ることが多いとされている。闇の眷属の目的は魂の収穫なのだ。
ノアを取り込むために近づいてくる闇の眷属は多くいたが、ノアは決して彼らの誘いに乗らなかった。幼い頃より闇の魔術を自在に使いこなしてきたノアにとって、闇の眷属は脅威ではなく単なる遊び相手だった。その気になれば、彼らを意のままに操ることさえできた。彼らと取引しなくても、自分の中にある闇の力以上のものは必要なかった。
そんなノアが、闇の者と取引をしようと決意した理由はただ一つ。自分にとって一番大切な家族を取り戻すためだ。
母親の再婚によりノアの兄となったマティアスは、光属性の使い手だった。兄は穏やかで優しく、いつもノアを気遣ってくれた。母親の愛情と期待に圧し潰されそうになっていたノアを救ってくれたのが兄だ。ノアは兄が大好きだった。
唯一の支えであり、そのままのノアを受け入れてくれた兄は、子どもの頃、ノアを庇って魔物に襲われ瀕死の重傷を負った。
それは、母親の言い付けを破ったノアの罪だ。
魔物が跋扈する新月の夜にノアが外へ出かけてしまったのは、数百年に一度の流星群が見たいと願ってしまった、ただそれだけの理由だった。危険だからと家族に反対されたが、闇夜が全く恐ろしくなかったノアは、一人でこっそりと出かけようとしてマティアスに見つかってしまった。すると、兄は笑いながら一緒に来てくれた。
「今日はノアにとっての記念日だしなあ。多分凄い数の星が降るぞ」
美しい星空を見上げたノアの喜びは束の間のことで、その日は忘れられない最悪の日となった。
ノアを庇って傷だらけになった兄の遺体は魔物が棲む異界に食われて消えてしまった。ノアは錯乱して泣き叫び、絶望し、狂ったように兄を求めた。必死で兄の痕跡を探したが、その場には何も残されていなかった。
そんなノアの前に、この世のものとは思えないほど美しい姿をした闇の存在が現れた。その日はじめて会った人語を話す美しい悪魔は、幼いノアに甘い言葉を囁き誘惑した。
対価を差し出せば、ノアの元に兄を返してくれると。
悪魔は子どものノアに猶予期間を与えてくれた。
悪魔がくれた期限はノアが成人するまで。
悪魔が求めた対価はノア自身の魂ではなかった。
しかし、悪魔から告げられた取引内容は、マティアスを失ったノアにとって生きる希望となり、その日からノアは密かに闇の魔術研究に没頭することになっていった。
ノアが悪魔に騙されていたことを悟るのは、何年も経ってから。ノアが成人してからのことになる。
***
シモンと別れ、学園を抜け出したノアは、言い付けどおり彼から無理やり渡された認識阻害機能が施された外套を纏い、王都の街中を歩いていた。
明日と明後日、学園は休みだ。シモンが父に余計なことを早々にチクらなければ、三日は時間が稼げる。しかしあまり期待しないほうが良いだろう。捜索願いが出される前に目的地へ何とか到着したいが、そもそもたどり着けるのかもあやしい状況だ。
王都の街は活気に満ちている。行き交う人々の服装もカラフルだ。建物は石造りが多く表通りは荘厳な建築様式で統一されている。地方出身者に違和感なく王都に溶け込むことができるような配慮か、様々な種類の店が軒を連ねている。特に貴族御用達の商店街には高級食材を扱う店や宝石商、洋服店などが点在し、洗練された街並みとなっている。
賑わいが衰えない商業地区を抜け、さらに歩みを進めると住民が居住するエリアに入り始める。こちらは低層階建ての住宅が密集しており場所によっては治安が悪いところもある。路地裏に目をやると浮浪者が横たわっていたりしていた。どうやら、あまり治安がよろしくない地域に入ったようだ。
不意に、路地の片隅から聞こえてきた掠れた悲鳴に足を止めた。それは幼い子どもの声だった。耳を澄ますと啜り泣くような嗚咽まで聞こえる。薄暗い路地裏の一角にしゃがみ込んで誰かが泣いていた。路地は袋小路になっていて逃げ場は無い。ノアは外套を目深に被り直すと慎重に近寄る。
「助けて……だれか、……お母さん、ごめんなさい……」
幼い少年が、蹲り震えている。彼の目の前に座り込んでいるのは、背が高くて清潔感がある身なりの良い男だが、その眼差しはギラギラと興奮状態にあり、明らかに異様な雰囲気を纏っている。正常な判断ができていないようにも見える。そして男の周りには黒く禍々しい『影』が蠢いていた。
「……可哀想に。お母さんがいなくなっちゃったのかな?良かったら私と一緒に行こう。君もお母さんに会いたいだろう?」
男の発する声は甘い砂糖菓子のように耳障りがよい。けれどその言葉の裏には邪悪な欲望が潜んでいるのが容易に想像できた。
「……本当?また会えるの?」
ノアの存在には気づいていないようで男と少年は会話を続けている。少年は縋るように男を見上げていた。見目麗しく儚げな雰囲気を纏う少年は庇護欲を掻き立てられる存在だ。涙を溜めた大きな瞳は男を捉えて離さない。その上少年の衣服は乱れており、肌が露出している箇所が多いことに気付き、ノアは目を細めた。男の喉仏が上下するのが見える。
男の足元に這いずり回る黒い影は明らかに通常の魔術とは異なる性質のものだ。暗闇で蠢く闇の眷属が人間を誘惑し、襲いかかろうとしている場面に遭遇してしまったようだ。彼らの攻撃手段は大抵物理的な暴力ではない。対象の心理に働きかける精神攻撃を得意とする。人間の欲を煽って堕落させ落とすのだ。
人語を話せるほどの知能を持った闇の眷属は人型の形態を保つことができ、高位に位置する。油断はできない。
「で、でも……」
少年が怯えた声を上げる。目の前の男を恐れているのか、体が震えているのが見て取れた。その弱々しい姿に、男は更に愉悦を感じているようだ。歪んだ笑みを浮かべている。
「可哀想に。こんなに震えて……おいで、怖くないよ」
男がゆっくりと立ち上がり少年に向かって両腕を広げた。怪しさ全開だ。しかし少年は躊躇しながらも何かに操られたかのように、男に向かって手を伸ばす。男は勝利を確信したような笑みを浮かべた。そして少年の手を握ろうとした瞬間――。
「おい、道を尋ねたいのだが」
突然割り込んだノアの声に、二人はビクリと身を震わせて振り返った。『認識阻害』魔術は、こちらから近づけば自然に解除されるため、声を発すると同時に効果は消えてなくなる。
先に行動を起こしたのは闇の眷属だ。ノアの姿を視認すると同時にすぐさま魔術を行使してきた。瞬時にノアの視界いっぱいに影が広がる。濃厚で重たい闇色だ。精神に干渉する攻撃だが予測済みなので、ノアは魔力遮断の結界を張り弾く。さらに複数の漆黒の刃が生成されノアに向かって飛来してきた。これも幻影魔法の一種だ。空間が捻じ曲がり、視覚と聴覚を惑わせ、平衡感覚を狂わせるものだ。しかしノアの足元はふらつくことはない。
ノアは相手の攻撃を無視して、魔法陣を展開させると闇の眷属に向けて雷の魔法を放った。閃光が迸り路地全体を照らし出す。
「ぎゃー!!!」
凄まじい轟音と共に爆風が吹き荒れる。物理的に壁に叩きつけられた闇の眷属は悲鳴を上げながらのたうち回っている。ノアは一気に距離を詰めると、無防備になった闇の眷属に素早く拘束魔法をかけた。四肢を縛られ身動きが取れなくなった闇の眷属は、呻きながらノアを睨みつける。
「クソッ!もう少しだったのに!!お前魔術師かよ!邪魔すんな!!」
先ほどまでの弱々しい態度はどこへやら。涙を浮かべて怯える幼い少年に擬態していた闇の眷属は、激昂しノアに向かって唾を吐き捨てた。傍らには精神干渉術が解けたのか、我に返ったらしい男が呆然と佇んでいる。
新月の夜は、決して外に出ないこと。
人前で笑顔を見せないこと。
自分の魔力属性を人に知られないようにすること。
幸いノアは複数の魔力属性を持ち、他の属性の魔力量も膨大だったため、ひとつの属性を隠しても大した支障はなかった。
闇属性は、魅了、洗脳、記憶操作といった精神系や呪縛系の魔術を得意とする。一般的には魔族が使用する禁忌の魔術とされ、高位の魔族と契約取引をすれば人間にもその魔術が使用可能となるとされていた。使用や研究には原則として国の許可が必要だ。
生来の闇属性持ちだったノアは、幼い頃から闇の眷属に好まれた。闇の眷属は魔族や精霊の一種だとされている。彼らは気に入った者に取り憑き精神汚染させて支配しようと試みる。高位の者は人の言語を理解し会話することが可能だ。契約を結ぶことで力を借りることもできるが、代償は大きい。
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そんなノアが、闇の者と取引をしようと決意した理由はただ一つ。自分にとって一番大切な家族を取り戻すためだ。
母親の再婚によりノアの兄となったマティアスは、光属性の使い手だった。兄は穏やかで優しく、いつもノアを気遣ってくれた。母親の愛情と期待に圧し潰されそうになっていたノアを救ってくれたのが兄だ。ノアは兄が大好きだった。
唯一の支えであり、そのままのノアを受け入れてくれた兄は、子どもの頃、ノアを庇って魔物に襲われ瀕死の重傷を負った。
それは、母親の言い付けを破ったノアの罪だ。
魔物が跋扈する新月の夜にノアが外へ出かけてしまったのは、数百年に一度の流星群が見たいと願ってしまった、ただそれだけの理由だった。危険だからと家族に反対されたが、闇夜が全く恐ろしくなかったノアは、一人でこっそりと出かけようとしてマティアスに見つかってしまった。すると、兄は笑いながら一緒に来てくれた。
「今日はノアにとっての記念日だしなあ。多分凄い数の星が降るぞ」
美しい星空を見上げたノアの喜びは束の間のことで、その日は忘れられない最悪の日となった。
ノアを庇って傷だらけになった兄の遺体は魔物が棲む異界に食われて消えてしまった。ノアは錯乱して泣き叫び、絶望し、狂ったように兄を求めた。必死で兄の痕跡を探したが、その場には何も残されていなかった。
そんなノアの前に、この世のものとは思えないほど美しい姿をした闇の存在が現れた。その日はじめて会った人語を話す美しい悪魔は、幼いノアに甘い言葉を囁き誘惑した。
対価を差し出せば、ノアの元に兄を返してくれると。
悪魔は子どものノアに猶予期間を与えてくれた。
悪魔がくれた期限はノアが成人するまで。
悪魔が求めた対価はノア自身の魂ではなかった。
しかし、悪魔から告げられた取引内容は、マティアスを失ったノアにとって生きる希望となり、その日からノアは密かに闇の魔術研究に没頭することになっていった。
ノアが悪魔に騙されていたことを悟るのは、何年も経ってから。ノアが成人してからのことになる。
***
シモンと別れ、学園を抜け出したノアは、言い付けどおり彼から無理やり渡された認識阻害機能が施された外套を纏い、王都の街中を歩いていた。
明日と明後日、学園は休みだ。シモンが父に余計なことを早々にチクらなければ、三日は時間が稼げる。しかしあまり期待しないほうが良いだろう。捜索願いが出される前に目的地へ何とか到着したいが、そもそもたどり着けるのかもあやしい状況だ。
王都の街は活気に満ちている。行き交う人々の服装もカラフルだ。建物は石造りが多く表通りは荘厳な建築様式で統一されている。地方出身者に違和感なく王都に溶け込むことができるような配慮か、様々な種類の店が軒を連ねている。特に貴族御用達の商店街には高級食材を扱う店や宝石商、洋服店などが点在し、洗練された街並みとなっている。
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不意に、路地の片隅から聞こえてきた掠れた悲鳴に足を止めた。それは幼い子どもの声だった。耳を澄ますと啜り泣くような嗚咽まで聞こえる。薄暗い路地裏の一角にしゃがみ込んで誰かが泣いていた。路地は袋小路になっていて逃げ場は無い。ノアは外套を目深に被り直すと慎重に近寄る。
「助けて……だれか、……お母さん、ごめんなさい……」
幼い少年が、蹲り震えている。彼の目の前に座り込んでいるのは、背が高くて清潔感がある身なりの良い男だが、その眼差しはギラギラと興奮状態にあり、明らかに異様な雰囲気を纏っている。正常な判断ができていないようにも見える。そして男の周りには黒く禍々しい『影』が蠢いていた。
「……可哀想に。お母さんがいなくなっちゃったのかな?良かったら私と一緒に行こう。君もお母さんに会いたいだろう?」
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男の足元に這いずり回る黒い影は明らかに通常の魔術とは異なる性質のものだ。暗闇で蠢く闇の眷属が人間を誘惑し、襲いかかろうとしている場面に遭遇してしまったようだ。彼らの攻撃手段は大抵物理的な暴力ではない。対象の心理に働きかける精神攻撃を得意とする。人間の欲を煽って堕落させ落とすのだ。
人語を話せるほどの知能を持った闇の眷属は人型の形態を保つことができ、高位に位置する。油断はできない。
「で、でも……」
少年が怯えた声を上げる。目の前の男を恐れているのか、体が震えているのが見て取れた。その弱々しい姿に、男は更に愉悦を感じているようだ。歪んだ笑みを浮かべている。
「可哀想に。こんなに震えて……おいで、怖くないよ」
男がゆっくりと立ち上がり少年に向かって両腕を広げた。怪しさ全開だ。しかし少年は躊躇しながらも何かに操られたかのように、男に向かって手を伸ばす。男は勝利を確信したような笑みを浮かべた。そして少年の手を握ろうとした瞬間――。
「おい、道を尋ねたいのだが」
突然割り込んだノアの声に、二人はビクリと身を震わせて振り返った。『認識阻害』魔術は、こちらから近づけば自然に解除されるため、声を発すると同時に効果は消えてなくなる。
先に行動を起こしたのは闇の眷属だ。ノアの姿を視認すると同時にすぐさま魔術を行使してきた。瞬時にノアの視界いっぱいに影が広がる。濃厚で重たい闇色だ。精神に干渉する攻撃だが予測済みなので、ノアは魔力遮断の結界を張り弾く。さらに複数の漆黒の刃が生成されノアに向かって飛来してきた。これも幻影魔法の一種だ。空間が捻じ曲がり、視覚と聴覚を惑わせ、平衡感覚を狂わせるものだ。しかしノアの足元はふらつくことはない。
ノアは相手の攻撃を無視して、魔法陣を展開させると闇の眷属に向けて雷の魔法を放った。閃光が迸り路地全体を照らし出す。
「ぎゃー!!!」
凄まじい轟音と共に爆風が吹き荒れる。物理的に壁に叩きつけられた闇の眷属は悲鳴を上げながらのたうち回っている。ノアは一気に距離を詰めると、無防備になった闇の眷属に素早く拘束魔法をかけた。四肢を縛られ身動きが取れなくなった闇の眷属は、呻きながらノアを睨みつける。
「クソッ!もう少しだったのに!!お前魔術師かよ!邪魔すんな!!」
先ほどまでの弱々しい態度はどこへやら。涙を浮かべて怯える幼い少年に擬態していた闇の眷属は、激昂しノアに向かって唾を吐き捨てた。傍らには精神干渉術が解けたのか、我に返ったらしい男が呆然と佇んでいる。
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