男性アレルギー令嬢とオネエ皇太子の偽装結婚 ~なぜか溺愛されています~

富士とまと

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ドレスのデザイン

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「というわけで、オレンジ色のドレスが必要なのです。目立たないためには、皆と同じようなドレスにした方がいいのです」
「なるほど。分かった。皇太子目的じゃないことも分かった。だが、心配だな。皆と同じようなドレスを着てしまえば、リリーの美しさが際立ってしまうのではないか?それはそれで目立って美しさのとりこになったハイエナどもが……」
 ……お父様の声は聞こえないことにして、ちょっと身の置き所を無くしている仕立屋さんに話かける。
「オレンジ色で、薄いフワフワした天蓋に用いるような布はありませんか?」
 仕立屋さんはデザイナー兼責任者の一人と、おつきのお針子さんが3名で来ている。もちろん全員女性だ。
 おつきの人が、大きな革製の鞄を開いて、オレンジ色の別の布見本の束を出した。
 オレンジ色の布だけでどれだけ種類があるのか……。流行だからなの?そんなにみんな皇太子に見初められたいの?
 出してもらった布を見ながら、大まかなデザインの打ち合わせをデザイナーと進めて行く。
 上半身はシンプルに。ひざ下あたりからは、フワフワフリフリと可愛らしく。
「胸元はどれくらい開け……」
 デザイナーの言葉が途中で止まる。
 あ、背中から冷気。お父様のNGが出たようですね。
「そうですね、鎖骨が出る程度で」
 胸は出さない。
 デザイナーがイラストを描いてみせてくれた。
「あ……」
 フリルを採ってしまい、胸の開きも少ないデザインだと、流石にこう、シンプル過ぎるというか、寂しすぎるというか、この上にエプロンつけたら使用人みたいに見えないこともないという野暮ったさが……。
 思わず苦笑いしてしまう。
「刺繍をいたしましょうか?それともレースで飾りましょうか?」
 飾る?
「リボンだ、リボンが似合うと思う!」
 お父様は黙っていて。
 でも、リボン……それなら取り外してエミリーにプレゼントできるかも。
 デザイナーさんはリボンの提案にはちょっと苦笑いをしているけれど。……たしかに、フリルを取り外して子供っぽさを脱却したとうのに、リボンをつけて子供っぽくなってしまったら意味はない。
 でも、刺繍やレースは取り外せないし。リボンなら、髪や手袋にも付けたいから同じものを用意してと言いやすいし。
「布で作った花はどうでしょうか」
 デザイナーさんがリボンをと頼もうとしたところ、別の提案をしてきた。
「布で作った花?」
 刺繍でもレースでもなく、布で花を?
 振り返ると、おつきのお針子さんが鞄の中から見本よりも少し大きなハンカチくらいの大きさの布を持って来た。
 それをテーブルの上に置き、中心をちょんっとつまんでくるくると回す。


==============
いつもありがとうございます。
この説明で分かりましたでしょうか?
ティッシュとかでも作ったりして遊んだことがある人が多いんじゃないかなぁ?
想像以上に薔薇で、綺麗ですよね。


と、ところでですね……そろそろえーっと、5万文字じゃ終わらないかもなぁって気がしてきました。
はい、気がしてきました。
えーっと……
ですね……
短編で、サクッと終わりますとスタートしておりまして……

A→短編だと思って読み始めたんだから、あんまり長くせずに終わって
B→短編のつもりで長編になっちゃったはよくあることだから気にしないで
C→それ以外

……えーっと、ご意見をお聞かせ願えればと……(´・ω・`)
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