男性アレルギー令嬢とオネエ皇太子の偽装結婚 ~なぜか溺愛されています~

富士とまと

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能力

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「どうしたって、女性は剣を持っても男にはかないません。だけど、自分は弱い、戦えないなんて落ち込無必要なんてないでしょう?守ってもらえばいいんです。代わりに心を、生活を支えるのという大切な役割が姫にはありますからね」
 ローレル様の言葉を頭の中で反芻する。
 姫の役割。
 守られていたって、大切な役割がある。
 私は?
 私にも、役割はあるの?
 心臓がギリギリと痛む。
「だから、守られる姫にみえるというのは、馬鹿にした意味は全くないんです。リリー様が思わず守りたくなるほど可愛らしいと、褒めてるんですよ?」
 ローレル様の言葉に、笑顔を返す。
 どうやらローレル様は、私が馬鹿にされたような気持ちになって落ち込んでしまったと勘違いしたようだ。
「ありがとうございます。ローレル様に可愛いと言ってもらえてうれしいです」
 ひきつらないように、自然に、笑顔を作ることができた。
 これは小さいころから貴族令嬢として教育を受けていた成果の一つだ。
 上に立つ者が不安な顔をしては、下の者に不安が広がる。
 不快だと受け取られる表情を見せたことで、力関係が動くこともある。
 個人的な好き嫌いを見せてはいけない。などなど。
 いや、今考えると貴族令嬢の中でも上位貴族への教育なのだろう。上に立つ者とか力関係とか、男爵令嬢に関係があるとは思えないもの。
「私も、誰かの支えに慣れるから?」
 ハンナ様の言葉。
「何が私にはできるのでしょう……。おいしいお菓子のことならたくさん知っていますが」
 アンナ様がうーんと首をかしげる。
「うふふ、確かにアンナはお菓子のことならとても詳しいわよね。食べた物の改良点もすぐに見つけてしまうもの。ああ、ほら、前にいらっしゃったときに出したお菓子、もう少し砂糖を減らして、減らした甘さを蜂蜜で補うと寄り甘みが柔らかくなって美味しくなりそうですって言っていたでしょう?それを料理長に伝えて作っていただいたら、何倍も美味しくなりましたわ」
 ローレル様が思い出してほほ笑んだ。
「そうなの!アンナはいつも、こうして食べたらもっとおいしくなるとか、どんな飲み物と合うとかすぐに思いついちゃってすごいんです!それに比べて私には特別な能力が何もない……私には何も……」
 ローレル様がハンナ様の頭を撫でた。
「私にも、特別な能力なんて何もないわ。だけど、何もできないとは思っていないの。何かしようと、何かできるはずだと、考えることが大切だと思っているわ。今回の戦争も、私たちは戦うことはできないけれど、私たちが何かできることがあるかもしれないと思っているの」
 ボロボロと、我慢していたけれど、涙が落ちた。
 ああ、かなわない。ローレル様には……。


=======================
どうもどうも。
成長中のリリーさんです。


いつもご覧いただきありがとうございます。
前回の「釈迦の言葉」ですが、お釈迦様です。敬称略になってたのはTwitter引用的なあれだったんで。

お釈迦様と言えば、甘茶を子供のころに飲んだのですが、それいらい甘茶に出会えてません。
あれは、一般的にはいつ、どこで飲めるものなのでしょう?ご存知の方いますか?
まぁ、通販とかで売ってそうではあるけれど……。

さて、ご飯をビニール袋と電子レンジで炊くことができるというのを見ました。
……けど、無理してビニール袋で炊くことはないのではないかと思い直した。
だって、べつに、お皿とラップとかでもいいんだよね?
まぁビニール袋でも炊けるくらいだから、その辺の器とラップでも十分電子レンジでご飯は炊けそうですよ。
専用の容器とか買わなくても。
気になる人はたぶんすぐに検索するとレシピ出てくる……。

それでは!
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