55 / 110
つぶ
しおりを挟む
注*食事内容がゲテです。
「ネウスは、私のものじゃなくて、私の弟。ね?大切な弟になるの」
ネウス君がぱっと顔を上げる。
「大切?」
「そう。だから、ネウス君も私のこと大切に思ってくれると嬉しいな?」
と、ちょっと強引にみんなの輪に入ろうと話を進める。さすがに……昨日今日あった人間を姉認定なんて無理かな。もうちょっと時間をかけるべきか。
「も、もちろん、ユキは大切だ。俺は、ユキのこと、大切にするっ!」
よかった
「あ、ユキお姉ちゃん、ネウスお兄ちゃん、ここにいたの?あ、精霊様もご飯どうぞ……えーっと」
「お供えいたしますだったよな」
ミーニャちゃんの後ろからドンタ君が顔を出した。
こくんと頷いて見せると、ミーニャちゃんたちは剣の前に朝食を置いた。
子供の量の、しかもとても豊かとはいえな食事とはいえ、6人前……は、さすがに。
と思ったけれど、ディラは果敢に完食に向けてチャレンジを始めた。
「うぐぐー、この水まずい~。木の皮を煮たのも苦い~固い~蟻が酸っぱい~」
う。まずいのは仕方がない。木の皮が堅くて苦いのも、我慢できると思う……。
えーっと、あ、蟻?
なんか汁にはいった、ゴマみたいな黒いつぶt……。
うひー、無理、無理、いや、でも、文句ひとつ言わずに子供たちが食べてる。
この小さい子たちが生きていくために、必死に蟻を捕まえてるんだよね。ぐすん。
ダメだ。
嫌だ。
無理だ……なんて、私が言う権利ある?何も食べる物準備してないんだよ?
準備してもらって、これは嫌いだから食べないとか、こんなもの食べられないとか言う権利ある?
有るわけ、ない。
「では、お下がりをいただきます」
と言うとディラに手を合わせてから食事を始める。
……パンを食べさせてあげたいというおばばの言葉を急に思い出した。
おばばは食べたことがあるのだろう。そうして、食べたことのない子供たちに……パンを一度でも食べさせてあげたいと……。
眼鏡をはずして、ご飯を食べる。見なきゃいい。黒い粒粒が見えるからダメなんだ。
木の皮は、そう、ゴボウみたいだ。日本人にはなれた触感。大丈夫。苦みもゴーヤだと思えばなんてことない。
粒粒の酸っぱさは……ぐっ。こ、これはイチゴの粒。イチゴの酸味……。
一気に流し込む。それからすぐに木の樹液をごくごくと飲んで口の中から粒を追い出す。
「ご、ごちそうさま……」
やり切った。頑張った。引きつる笑顔で何とか笑う。
「そんなに勢いよく食べて、お腹すいてるのか?もっと食うか?」
ネウス君が心配そうに自分の器を差し出してきた。
==================
どうも、苦手な人はごめんなさいですた。
とはいえ、実際、世界のどこかでこういう食事している方もいますので。
日本人の感覚として受け付けるのがちょっと……というだけで、その国の文化風習を否定するものではありません。
そもそも、日本の食事だって、別の国から見ればあれですしね……。
生で食べるの?!から始まり……(´・ω・`)
あ、私は納豆が苦手です。
「ネウスは、私のものじゃなくて、私の弟。ね?大切な弟になるの」
ネウス君がぱっと顔を上げる。
「大切?」
「そう。だから、ネウス君も私のこと大切に思ってくれると嬉しいな?」
と、ちょっと強引にみんなの輪に入ろうと話を進める。さすがに……昨日今日あった人間を姉認定なんて無理かな。もうちょっと時間をかけるべきか。
「も、もちろん、ユキは大切だ。俺は、ユキのこと、大切にするっ!」
よかった
「あ、ユキお姉ちゃん、ネウスお兄ちゃん、ここにいたの?あ、精霊様もご飯どうぞ……えーっと」
「お供えいたしますだったよな」
ミーニャちゃんの後ろからドンタ君が顔を出した。
こくんと頷いて見せると、ミーニャちゃんたちは剣の前に朝食を置いた。
子供の量の、しかもとても豊かとはいえな食事とはいえ、6人前……は、さすがに。
と思ったけれど、ディラは果敢に完食に向けてチャレンジを始めた。
「うぐぐー、この水まずい~。木の皮を煮たのも苦い~固い~蟻が酸っぱい~」
う。まずいのは仕方がない。木の皮が堅くて苦いのも、我慢できると思う……。
えーっと、あ、蟻?
なんか汁にはいった、ゴマみたいな黒いつぶt……。
うひー、無理、無理、いや、でも、文句ひとつ言わずに子供たちが食べてる。
この小さい子たちが生きていくために、必死に蟻を捕まえてるんだよね。ぐすん。
ダメだ。
嫌だ。
無理だ……なんて、私が言う権利ある?何も食べる物準備してないんだよ?
準備してもらって、これは嫌いだから食べないとか、こんなもの食べられないとか言う権利ある?
有るわけ、ない。
「では、お下がりをいただきます」
と言うとディラに手を合わせてから食事を始める。
……パンを食べさせてあげたいというおばばの言葉を急に思い出した。
おばばは食べたことがあるのだろう。そうして、食べたことのない子供たちに……パンを一度でも食べさせてあげたいと……。
眼鏡をはずして、ご飯を食べる。見なきゃいい。黒い粒粒が見えるからダメなんだ。
木の皮は、そう、ゴボウみたいだ。日本人にはなれた触感。大丈夫。苦みもゴーヤだと思えばなんてことない。
粒粒の酸っぱさは……ぐっ。こ、これはイチゴの粒。イチゴの酸味……。
一気に流し込む。それからすぐに木の樹液をごくごくと飲んで口の中から粒を追い出す。
「ご、ごちそうさま……」
やり切った。頑張った。引きつる笑顔で何とか笑う。
「そんなに勢いよく食べて、お腹すいてるのか?もっと食うか?」
ネウス君が心配そうに自分の器を差し出してきた。
==================
どうも、苦手な人はごめんなさいですた。
とはいえ、実際、世界のどこかでこういう食事している方もいますので。
日本人の感覚として受け付けるのがちょっと……というだけで、その国の文化風習を否定するものではありません。
そもそも、日本の食事だって、別の国から見ればあれですしね……。
生で食べるの?!から始まり……(´・ω・`)
あ、私は納豆が苦手です。
69
あなたにおすすめの小説
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。
克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位
11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位
11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位
11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位
聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい
金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。
私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。
勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。
なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。
※小説家になろうさんにも投稿しています。
「魔道具の燃料でしかない」と言われた聖女が追い出されたので、結界は消えます
七辻ゆゆ
ファンタジー
聖女ミュゼの仕事は魔道具に力を注ぐだけだ。そうして国を覆う大結界が発動している。
「ルーチェは魔道具に力を注げる上、癒やしの力まで持っている、まさに聖女だ。燃料でしかない平民のおまえとは比べようもない」
そう言われて、ミュゼは城を追い出された。
しかし城から出たことのなかったミュゼが外の世界に恐怖した結果、自力で結界を張れるようになっていた。
そしてミュゼが力を注がなくなった大結界は力を失い……
お花畑な母親が正当な跡取りである兄を差し置いて俺を跡取りにしようとしている。誰か助けて……
karon
ファンタジー
我が家にはおまけがいる。それは俺の兄、しかし兄はすべてに置いて俺に勝っており、俺は凡人以下。兄を差し置いて俺が跡取りになったら俺は詰む。何とかこの状況から逃げ出したい。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる