39 / 67
リードルの好み
しおりを挟む
「ごめんね、リードル。疲れたわよね」
「疲れ……あ、お義母様2曲続けて踊って疲れてますよね?もっと踊りたいけれど……」
リードルが私をエスコートしてダンスホールから出る。
私が疲れてる?
そういえば……。2曲も続けて踊れば、疲れていましたね。30歳を境目に、どんっと体力の衰えを感じて……。
……んん?
あれ?疲れていない。20歳若返ったおかげか……なんだか体が軽い。まだ、なんか全然いけそう。
「リードル、もっと踊りたいなら、ほら、次はエリエッタでも別の女性でもいいから踊っていらっしゃいな」
リードルの背中をぽんっと叩く。
「え?お義母様は?」
「えーっと、ちょっと休憩?」
リードルが頷くのを確認してから、パーティー会場となっている広間を出る。
広間を出て、走ってみる。
全力疾走!
「ひゃー。体が軽い。早い。すごい。うわー、あの頃の体力が戻ってる。何て素敵なのかしらっ!」
それにしても……この体の軽さ、動き。
鍛錬をやめる前の、私が一番動けた時の状態よね?
すごい、すごい、すごい、すごい!再び鍛錬を始めたら、騎士になれるんじゃないかしら?
……1年生の間は、普通科のみ。
2年生から、広く色々学ぶ普通科と、普通科に比べて剣術や馬術や護衛術などの授業が多い騎士科と、逆に剣術などの授業がいっさいなくなる領主科に別れるんでしたわね。たしかリードルから貰った手紙に書いてありました。領主になる予定だけれど、剣術などの授業も受け続けたいから普通科を選ぼうと思うって。
ちなみに、女性は家を継いで領主にはなれないんですが、優秀な妻を迎えて領地運営を支えてもらおうという人もいるため、領主科に女性もいますし、王女様や女王様などの女性の警護には女騎士が必要ですから騎士科に女性もいます。どちらも少数らしいですが。
騎士科に進学すれば男子生徒も多いから、青薔薇会の情報もより多く集めることができるんじゃないかしら?エリエッタの婚約者探しがはかどりそうですよ。やっぱり、強い相手がエリエッタにはいいかしら。
いえいえ、賢い相手が好きかもしれません。
ああ、なんていうことでしょう!
私ったら、エリエッタやリードルの好みを確認もしていませんわ!
やっぱり、一番大切なのは、好みよね。
リードルはどちらが好みなのでしょう。大人しい女性か、活発な女性か。
=============
せっかく書いたから載せちゃうけど、いらない下りだなぁと思ってます。
実際青薔薇会も長編見据えたフラグなんですよね……。短編だってのに。騎士の話もフラグ。
実はこうでしたー。だから必要なシーンで無駄じゃないんですってやつなんですが
短編でしめるにはいらないぶぶぶん。
そして、さらにいらないぶぶんはさすがに削りました。
2000文字くらいかな。
「疲れ……あ、お義母様2曲続けて踊って疲れてますよね?もっと踊りたいけれど……」
リードルが私をエスコートしてダンスホールから出る。
私が疲れてる?
そういえば……。2曲も続けて踊れば、疲れていましたね。30歳を境目に、どんっと体力の衰えを感じて……。
……んん?
あれ?疲れていない。20歳若返ったおかげか……なんだか体が軽い。まだ、なんか全然いけそう。
「リードル、もっと踊りたいなら、ほら、次はエリエッタでも別の女性でもいいから踊っていらっしゃいな」
リードルの背中をぽんっと叩く。
「え?お義母様は?」
「えーっと、ちょっと休憩?」
リードルが頷くのを確認してから、パーティー会場となっている広間を出る。
広間を出て、走ってみる。
全力疾走!
「ひゃー。体が軽い。早い。すごい。うわー、あの頃の体力が戻ってる。何て素敵なのかしらっ!」
それにしても……この体の軽さ、動き。
鍛錬をやめる前の、私が一番動けた時の状態よね?
すごい、すごい、すごい、すごい!再び鍛錬を始めたら、騎士になれるんじゃないかしら?
……1年生の間は、普通科のみ。
2年生から、広く色々学ぶ普通科と、普通科に比べて剣術や馬術や護衛術などの授業が多い騎士科と、逆に剣術などの授業がいっさいなくなる領主科に別れるんでしたわね。たしかリードルから貰った手紙に書いてありました。領主になる予定だけれど、剣術などの授業も受け続けたいから普通科を選ぼうと思うって。
ちなみに、女性は家を継いで領主にはなれないんですが、優秀な妻を迎えて領地運営を支えてもらおうという人もいるため、領主科に女性もいますし、王女様や女王様などの女性の警護には女騎士が必要ですから騎士科に女性もいます。どちらも少数らしいですが。
騎士科に進学すれば男子生徒も多いから、青薔薇会の情報もより多く集めることができるんじゃないかしら?エリエッタの婚約者探しがはかどりそうですよ。やっぱり、強い相手がエリエッタにはいいかしら。
いえいえ、賢い相手が好きかもしれません。
ああ、なんていうことでしょう!
私ったら、エリエッタやリードルの好みを確認もしていませんわ!
やっぱり、一番大切なのは、好みよね。
リードルはどちらが好みなのでしょう。大人しい女性か、活発な女性か。
=============
せっかく書いたから載せちゃうけど、いらない下りだなぁと思ってます。
実際青薔薇会も長編見据えたフラグなんですよね……。短編だってのに。騎士の話もフラグ。
実はこうでしたー。だから必要なシーンで無駄じゃないんですってやつなんですが
短編でしめるにはいらないぶぶぶん。
そして、さらにいらないぶぶんはさすがに削りました。
2000文字くらいかな。
46
あなたにおすすめの小説
実家を追い出され、薬草売りをして糊口をしのいでいた私は、薬草摘みが趣味の公爵様に見初められ、毎日二人でハーブティーを楽しんでいます
さら
恋愛
実家を追い出され、わずかな薬草を売って糊口をしのいでいた私。
生きるだけで精一杯だったはずが――ある日、薬草摘みが趣味という変わり者の公爵様に出会ってしまいました。
「君の草は、人を救う力を持っている」
そう言って見初められた私は、公爵様の屋敷で毎日一緒に薬草を摘み、ハーブティーを淹れる日々を送ることに。
不思議と気持ちが通じ合い、いつしか心も温められていく……。
華やかな社交界も、危険な戦いもないけれど、
薬草の香りに包まれて、ゆるやかに育まれるふたりの時間。
町の人々や子どもたちとの出会いを重ね、気づけば「薬草師リオナ」の名は、遠い土地へと広がっていき――。
義妹の嫌がらせで、子持ち男性と結婚する羽目になりました。義理の娘に嫌われることも覚悟していましたが、本当の家族を手に入れることができました。
石河 翠
ファンタジー
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。
実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。
そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。
血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。
この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。
扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。
王宮に薬を届けに行ったなら
佐倉ミズキ
恋愛
王宮で薬師をしているラナは、上司の言いつけに従い王子殿下のカザヤに薬を届けに行った。
カザヤは生まれつき体が弱く、臥せっていることが多い。
この日もいつも通り、カザヤに薬を届けに行ったラナだが仕事終わりに届け忘れがあったことに気が付いた。
慌ててカザヤの部屋へ行くと、そこで目にしたものは……。
弱々しく臥せっているカザヤがベッドから起き上がり、元気に動き回っていたのだ。
「俺の秘密を知ったのだから部屋から出すわけにはいかない」
驚くラナに、カザヤは不敵な笑みを浮かべた。
「今日、国王が崩御する。だからお前を部屋から出すわけにはいかない」
※ベリーズカフェにも掲載中です。そちらではラナの設定が変わっています。(貴族→庶民)それにより、内容も少し変更しておりますのであわせてお楽しみください。
公爵様のバッドエンドを回避したいだけだったのに、なぜか溺愛されています
六花心碧
恋愛
お気に入り小説の世界で名前すら出てこないモブキャラに転生してしまった!
『推しのバッドエンドを阻止したい』
そう思っただけなのに、悪女からは脅されるし、小説の展開はどんどん変わっていっちゃうし……。
推しキャラである公爵様の反逆を防いで、見事バッドエンドを回避できるのか……?!
ゆるくて、甘くて、ふわっとした溺愛ストーリーです➴⡱
◇2025.3 日間・週間1位いただきました!HOTランキングは最高3位いただきました!
皆様のおかげです、本当にありがとうございました(ˊᗜˋ*)
(外部URLで登録していたものを改めて登録しました! ◇他サイト様でも公開中です)
前世で追放された王女は、腹黒幼馴染王子から逃げられない
ria_alphapolis
恋愛
前世、王宮を追放された王女エリシアは、
幼馴染である王太子ルシアンに見捨てられた――
そう思ったまま、静かに命を落とした。
そして目を覚ますと、なぜか追放される前の日。
人生、まさかの二周目である。
「今度こそ関わらない。目立たず、静かに生きる」
そう決意したはずなのに、前世では冷酷無比だった幼馴染王子の様子がおかしい。
距離、近い。
護衛、多い。
視線、重い。
挙げ句の果てに告げられたのは、彼との政略結婚。
しかもそれが――彼自身の手で仕組まれたものだと知ってしまう。
どうやらこの幼馴染王子、
前世で何かを盛大に後悔したらしく、
二度目の人生では王女を逃がす気が一切ない。
「愛されていなかった」と思い込む王女と、
「二度と手放さない」と決めた腹黒王子の、
少し物騒で、わりと甘い執着政略結婚ラブストーリー。
《完》義弟と継母をいじめ倒したら溺愛ルートに入りました。何故に?
桐生桜月姫
恋愛
公爵令嬢たるクラウディア・ローズバードは自分の前に現れた天敵たる天才な義弟と継母を追い出すために、たくさんのクラウディアの思う最高のいじめを仕掛ける。
だが、義弟は地味にずれているクラウディアの意地悪を糧にしてどんどん賢くなり、継母は陰ながら?クラウディアをものすっごく微笑ましく眺めて溺愛してしまう。
「もう!どうしてなのよ!!」
クラウディアが気がつく頃には外堀が全て埋め尽くされ、大変なことに!?
天然混じりの大人びている?少女と、冷たい天才義弟、そして変わり者な継母の家族の行方はいかに!?
授かったスキルが【草】だったので家を勘当されたから悲しくてスキルに不満をぶつけたら国に恐怖が訪れて草
ラララキヲ
ファンタジー
(※[両性向け]と言いたい...)
10歳のグランは家族の見守る中でスキル鑑定を行った。グランのスキルは【草】。草一本だけを生やすスキルに親は失望しグランの為だと言ってグランを捨てた。
親を恨んだグランはどこにもぶつける事の出来ない気持ちを全て自分のスキルにぶつけた。
同時刻、グランを捨てた家族の居る王都では『謎の笑い声』が響き渡った。その笑い声に人々は恐怖し、グランを捨てた家族は……──
※確認していないので二番煎じだったらごめんなさい。急に思いついたので書きました!
※「妻」に対する暴言があります。嫌な方は御注意下さい※
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇なろうにも上げています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる