義母ですが、若返って15歳から人生やり直したらなぜか溺愛されてます

富士とまと

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リードルの好み

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「ごめんね、リードル。疲れたわよね」
「疲れ……あ、お義母様2曲続けて踊って疲れてますよね?もっと踊りたいけれど……」
 リードルが私をエスコートしてダンスホールから出る。
 私が疲れてる?
 そういえば……。2曲も続けて踊れば、疲れていましたね。30歳を境目に、どんっと体力の衰えを感じて……。
 ……んん?
 あれ?疲れていない。20歳若返ったおかげか……なんだか体が軽い。まだ、なんか全然いけそう。
「リードル、もっと踊りたいなら、ほら、次はエリエッタでも別の女性でもいいから踊っていらっしゃいな」
 リードルの背中をぽんっと叩く。
「え?お義母様は?」
「えーっと、ちょっと休憩?」
 リードルが頷くのを確認してから、パーティー会場となっている広間を出る。
 広間を出て、走ってみる。
 全力疾走!
「ひゃー。体が軽い。早い。すごい。うわー、あの頃の体力が戻ってる。何て素敵なのかしらっ!」
 それにしても……この体の軽さ、動き。
 鍛錬をやめる前の、私が一番動けた時の状態よね?
 すごい、すごい、すごい、すごい!再び鍛錬を始めたら、騎士になれるんじゃないかしら?
 ……1年生の間は、普通科のみ。
 2年生から、広く色々学ぶ普通科と、普通科に比べて剣術や馬術や護衛術などの授業が多い騎士科と、逆に剣術などの授業がいっさいなくなる領主科に別れるんでしたわね。たしかリードルから貰った手紙に書いてありました。領主になる予定だけれど、剣術などの授業も受け続けたいから普通科を選ぼうと思うって。
 ちなみに、女性は家を継いで領主にはなれないんですが、優秀な妻を迎えて領地運営を支えてもらおうという人もいるため、領主科に女性もいますし、王女様や女王様などの女性の警護には女騎士が必要ですから騎士科に女性もいます。どちらも少数らしいですが。
 騎士科に進学すれば男子生徒も多いから、青薔薇会の情報もより多く集めることができるんじゃないかしら?エリエッタの婚約者探しがはかどりそうですよ。やっぱり、強い相手がエリエッタにはいいかしら。
 いえいえ、賢い相手が好きかもしれません。
 ああ、なんていうことでしょう!
 私ったら、エリエッタやリードルの好みを確認もしていませんわ!
 やっぱり、一番大切なのは、好みよね。
 リードルはどちらが好みなのでしょう。大人しい女性か、活発な女性か。


=============
せっかく書いたから載せちゃうけど、いらない下りだなぁと思ってます。
実際青薔薇会も長編見据えたフラグなんですよね……。短編だってのに。騎士の話もフラグ。
実はこうでしたー。だから必要なシーンで無駄じゃないんですってやつなんですが
短編でしめるにはいらないぶぶぶん。
そして、さらにいらないぶぶんはさすがに削りました。
2000文字くらいかな。
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