姉から始まる魔法少女

大崎 狂花

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リハビリ兼第二話のプロローグ

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瑠璃は、人々が行き交う街中を国有セカンド社事務所のこの街支部へと歩いていた。このセカンド事務所支部というのは、異世界モノとかでいうところの、いわゆるギルドみたいなもので、魔物の情報とその懸賞金などを記した紙がボードに貼ってあったりする所だ。

瑠璃はそこへ歩いていた。

「ねえ君、大丈夫?もしかして、お母さんとかとはぐれちゃったりしたのかな?」

・・・・・・幼女の姿で。

事務所に出入りする時は、大人気アイドルセカンド『魔法少女ラピス』の正体が男だとバレないために、幼女の格好で行くことにしているのである。一応、変身前でも魔力をコントロールして、幼女状態になることはできるのだ。

なぜ魔力をコントロールすると女児になれるのか。それは各自で解釈してくれ。

とにかく、それで今は女児になっている。水色の髪をツインテールにして、妹のお下がり(?)の女児服を着ているのだ。

この状態だとしょっちゅう迷子に間違えられる。現に今も優しそうなお姉さんに声をかけられてた。

「だ、大丈夫だよ!私の家、この近くだから!」

とりあえず、このまま迷子として交番なんかに連れていかれても困るので、瑠璃は笑顔でそう言って、大丈夫だということを伝えた。

「そう?・・・・・・ならいいんだけど。何かあったら、周りにいる大人の人を頼るんだよ?」

「う、うん!」

「うんうん。・・・・・・そうだ!飴あげるよ!」

「わ、わーいありがとー!」

瑠璃は普通の幼女のように笑顔で礼を言った。お姉さんはその様子を見て、顔を綻ばせると瑠璃の頭に手をのせて撫で始めた。

「うふふ、かわいい。君、成長したらきっと美人になるよ」

美人になるって言われてもあんまり嬉しくないな・・・・・・その思いは言葉に出さずに、にこにこしながら撫でられるのであった。
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