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2-後日談 ラブラブ・スイート・ハッピッピ(イアンside)
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◆後日談 ラブラブ・スイート・ハッピッピ
結婚披露パーティーを終え。肩肘の張る盛装を、自室で脱いだ。
ラヴェルに、身の回りを整えてもらい、寝室に入ると。
ベッドの上で、寝間着のクロウが。すでに寝息を立てていた。
今日は、結婚式で。分刻みのスケジュールだったから。
クロウもさすがに疲れてしまったのだな?
我は、クロウの寝顔を見ながら。今日のことを考える。
ミルク色の、光沢のある寝間着に身を包むクロウも、もちろん可愛いが。
今日の婚礼衣装は、格別であった。
我とおそろいの衣装は。クロウが華奢だから。対であっても、同じものには見えない。
我が着ると、武骨な軍人みたいだが。
クロウは、本当に真白き精霊のごとく。
聖人? 天使? もう、とにかくピュアで清楚で気高い雰囲気が、際立っていた。
シロツメ草をかたどる、銀の髪飾りが。黒髪に優しく寄り添って。
白皙のかんばせを、頬と唇の桃色が彩り。あぁ、もう、可愛い。
クロウはよく、ぼくには黒しか似合わない。いや、無難なのです。なんて、言うけれど。
白は、クロウの清廉な印象に合っているし。紫もボルドー色も、深い青みも、どの色の衣装も、いつも似合っていると思うのだがな?
まぁ、クロウは。自分の容姿を、過小評価するところがあるから。
衣装選びは、クロウ大好きなラヴェルに任せておけば。大丈夫だろう。
今日の寝間着も、ナイスチョイスである。
そんなことを考えていたら。クロウが、うう、と唸った。
なにやら、夢を見て、うなされているみたいだ。
こういうときは、どうしたらいいのか。と、悩んでいると。
クロウの目尻から、涙が伝った。
我は、胸が苦しくなって。すぐにもクロウの肩に手をかけた。
名を、小さく呼びかけるが。それでも、なかなか起きなくて。
とうとう、クロウは。大粒の涙を、ボロボロと流し始めたのだ。そして、イアン様…と、悲しげにつぶやく。
こ、これは。由々しき事態である。
そもそも、クロウは。あまり泣かない。
この頃は、涙を浮かべても、うれし泣きとか。致したときの、感極まったやつとか。そういうものが多かったけれど。
このような、悲しげな涙は。あれだ。
クロウが、自分の仕立てた衣装が、死に装束だと。バミネにバラされたとき。
おそらくクロウの心をざっくりとえぐった、あの件以来、だと思う。
今、クロウは、そのような悲しい夢を見ているのだろうか?
そう思うと。
ひとりで悲しむ彼を見ていると。我も悲しくなってくる。
我は、この夢からクロウを救出するべく。彼を大きく揺さぶって、強制的に起こした。
もう、一刻も早く。夢から覚まさせたい。
それで、ようやく目を開けたクロウは。
まるで。何年も出会えなかった恋人に再会したような、夢か幻を見るかのような、そんなびっくり顔で、我をみつめた。
どうして、そのような顔をするのだ? 我は、ずっとおまえのそばにいたというのに。
「クロウ、大丈夫か? すごくうなされていたぞ?」
信じられない、という顔で。クロウは、我の手を握り。その感触を、我の存在を、しっかり確かめてから。思い切り抱きついてきた。
「イアン様っ」
ギュウギュウと、しがみつくクロウは。細かく震えていて。
そんな彼が、我は、儚げに思えた。
今にも消えてなくなりそうな、クロウを。我につなぎとめるかのように。
我も、強く、きつく、クロウを抱き締める。
「夢? 夢だったの? 夢なの? 夢じゃないの?」
混乱しているのか、クロウはうわごとのようにつぶやく。
「よくわからぬが。我とクロウが結婚したのは、夢ではないぞ?」
ここが現実だと、知らしめるように。彼の背中を撫でると。
クロウはホッと息をついた。
もしかしたら、王妃という器を重くとらえ、不安になってしまったのかもしれないな?
「悪い夢を見たのか? 名実ともに王妃となって、不安な気持ちがあふれたのかもしれないな? 今日はいろいろあって、忙しかったし。でも、案ずることはない。我がおまえのそばにいて、しっかりと支えてやるからな? だから、おまえも。我をちょっとだけ支えてくれ」
よしよしと、安心させるように、そう感じられるように。クロウの背中をテンテンする。
あぁ、背筋も、まだ震えているな? 可哀想に。
「はい。支えます。いつも、いつまでも…陛下の。イアン様の、そばに、いるっ。もう、絶対に、離れないぃ」
クロウは。もう、と言った。
夢の中で、我とはぐれて、迷子になってしまったのだろうか?
「イアン様、大好き。ぼくを、しっかりと抱いて。離さないで。イアン様だけのものにしてっ」
いつも。クロウは、おとなしやかで。どちらかと言えば、冷静で、あまり感情的にはならないタイプなのだが。
このように、熱くかき口説かれてしまうと。我の心にも、火が灯る。
燃え盛って、マグマが沸き立ってくる。
「クロウ、愛している。誰にもやるものかっ」
自然な流れで。我はクロウとくちづけた。
すがるように、舌を絡めてくるクロウが。積極的で新鮮だ。
いつも、すぐに恥ずかしがるからな。
でも、きっと。悪夢が。クロウの不安をかき立てているのだろう。
まだ、クロウは。現実と夢の狭間で怖がっているのだ。
可哀想になるくらいに、クロウはギャン泣きだったからな。
ぎゃん…。なんとなく、そのフレーズが浮かんだ。
それはともかく。このように泣かせる前に、悪夢から解き放ってやりたかった。
いいや、その前に。
夢の中でも、おまえとともにいられたら。悪夢など、我がぶった切ってやるというのに。
「夢の中でも、おまえと手をつないでいてやろう。クロウが憂うすべてのものから。我がおまえを守ってやる」
キスの合間に、つぶやくと。
クロウは、少し身を離し。我の顔を、間近からみつめた。
びっくりして、涙が止まったみたいな顔だ。
「どうかしたか?」
「いえ。ぼくも。夢の中でも手をつないで、離さないでいてって。思っていたから。心を読まれたのかと思って、驚きました」
「そうか。以心伝心だな?」
そうして、また深く、くちづける。
夢の不安がなくなるように、このまま溺れさせてやりたい。
しかし。今日はとにかく、大忙しだったからな。クロウが疲れたり、無理したりしないか、心配だ。
キスをほどいた我は、クロウにたずねる。
「クロウ、疲れているのではないのか? このまま続けて、良いのか?」
すると、クロウは。いつものほのぼの笑顔ではなく。心もとないような、寂しげな笑みを浮かべた。
「抱いてください。イアン様にもたらされる、甘い痛みが。それが、ぼくの真実だと教えてくれるから。そうしたら、悪い夢なんか、もう見ない」
クロウがそう言うから。我は彼に深くくちづけ。そのまま寝台に押し倒した。
もしも。クロウが夢の世界に連れ去られてしまったら。
そんな危惧が。我の中に生まれて。
そんなのは許せない。クロウは誰にも渡せない、と。そんな怒りが湧いた。
クロウを、しっかりと、現実に縫い留めてしまおう。
我と抱き合うことで、それが叶うなら。
甘い痛みも、鮮烈な快楽も、惑乱するほどの悦楽も。すべてクロウに刻み込んでやる。
ふたりとも、すべてを脱ぎ捨てて、せつなく裸の身を寄せ合っていた。
クロウは我と比べると、どこもかしこも小さいから。愛撫の手も、加減している。
それでも、早急に体をつなげたくて。香油を寝台にこぼすのも構わずに、たっぷりと手に出して、クロウの臀部に塗りつけた。
我の太い指が、蕾を押し開き、香油を塗り込めるようにして、隘路を濡らすと。
クロウは、やはり。つらそうな息を吐くのだ。
だけど、我の首に腕を回して、すがりつき。
早く、ください。なんて、耳に囁かれたら。理性が千切れるではないかっ。
すぼまりをほぐすのも、そこそこに、我は正面から、クロウの中へ己を挿入した。
クロウの屹立は、己のモノで、撫でこすることで、充分に快楽を受けていたが。
やはり、剛直が入り込むときは、気がそがれてしまうのか。少し元気がなくなってしまう。
それでも、クロウは。もっと、と我を誘うのだ。
まるで、体をつなげていないと、どこかへ飛んで行ってしまう。そんなことを思っているかのように。
我は、剛直を挿入すると、体を入れ替えて、クロウを我の上に乗せる体勢にした。
寝台に寝そべる我を、クロウは見下ろす。
我を跨ぐ、細い太ももを、手で撫で上げ。我を食いこませる双丘を揉んだ。
「クロウ、我は、心配なのだ。クロウは華奢だから。我が乱暴に扱ったら、壊れてしまいそうだ」
言うと、クロウは。切れ長の、ちょっと吊って見える目元を、やんわりと細め。我をうっとりとみつめる。
「イアン様は、お優しいから。ぼくを気遣ってくれるのですね。でも、ぼくは、男なのです。人並みに。エッチな気持ちにもなりますし。イアン様を欲しい気持ちは、人一倍あります」
そして、白くなまめかしい体を、我の上で弾ませた。
剛直が、クロウの中で摩擦され。引き絞られて、たまらない官能が生まれる。
「ほ、欲しいの、イアン様。ぼくを、熱く抱き締めてくださいませ」
その妖艶な誘いに、たまらず。我はクロウの腰を鷲掴んで、腰を揺らした。
下から突き上げるようにすると、クロウは。
ちょっと微笑む顔で。我を見下ろす。
「あ、いい。あ、あ、イアン様、激し…ん、あぁ」
ズクズクと、クロウを本能のままに穿つ。ぐちゅぐちゅと音が鳴るほどに激しい出し入れに、クロウは、それを欲するかのように、腰を揺らめかせた。
「激しくて、熱いの、好きッ。イアン様、を、感じる」
そして、ぱったりと。クロウは上半身を、我の上に落し。その、いきなりの動きに、我も動きを止めた。
クロウは、我の胸に頬を当て。細く長い指で、我の乳首に触れた。
「イアン様、ここに触れても大丈夫ですか? 不快では?」
「大丈夫だ。おまえが触れてはならない場所などない」
答えを聞いたクロウは。そこをぺろりと舐めた。
ゾロリとした感触が、乳首の上を通り過ぎると。ちょっと、鳥肌が立つ感じがする。
「ぼくは、ここを、陛下に舐められると。じんじんして。気持ち良くて。熱くなって。もっと、もっとって、なるのです。イアン様は?」
「…すまぬ。我は。されるより、する方が好きなようだ」
ピンクの舌が、我の乳首から、唾液を滴らせて。上目づかいで、クロウがこちらを見るから。
その、エロいビジュアルに、我はギュンと胸が高鳴った。
「んぁ、おっきくなった。か、硬くてぇ、やぁ、中が、いっぱいぃ」
「こら。煽るな」
もう、なんか。バキバキになってしまって。
我はクロウを抱くと。また体を入れ替えて、クロウを下にした。
寝台に、身を預けるクロウ。その足を、我は手で持って。すぼまりに、剛直を深く挿入する。
足を開かせて、我はクロウの乳首を唇で攻めた。
我が、乳首を舌でゾロリと舐め濡らし、唇でついばんで、白い肌にあとを残すと。
クロウは身悶えるように、我の首にすがりついた。
「んぁ、そこ、いい。でも、中も…あぁ、いいの。イアン様、あ、んぁ」
腰は、激しく動かしていないが。乳首を攻める些細な動きが、クロウの体内で、焦らすような、もどかしい愉悦を生んでいるようだ。
気持ち良さそうなので。
しばらく、乳首の愛撫を続行。
白い肌の上に、主張するような、桜色。
花を咲かせるように。蜜を吸うように。上唇と下唇でやんわり挟んで吸いつく。
乳輪がぷっくりしてきたら、舌先でなぞったり、つついたりする。
チュプチュプと音を立てて、じっくりと攻めていくと。クロウは、艶やかにあえいだ。
「んぁ、や、あ…いい、ん、あん、やぁ、んぁあ」
クロウが身悶えて、体をもじもじさせれば。
体内を穿つ剛直が、クロウの内側も愛撫することになる。
そうして、悦楽の極みに向かえば。嫌なことなど霧散するはず。
我は、クロウに気持ち良さだけを与え続けた。
「あぁ、い、イっちゃうぅ、イアン様。ダメ、だめ。も、イ…あぁ、んぁあっ」
我が動いて追い込む前に、クロウは頂点を極めて、白濁を飛ばしてしまった。
ギュンギュンと、中が収縮して、剛直を引き絞るが。
我は、なんとかこらえて。クロウの胸から顔を上げた。
「乳首だけで、イっちゃったな? 敏感で、エッチな体だ」
「イ、イアンさまぁ…」
まだ、絶頂の余韻にヒクヒクしている、クロウのすぼまりから。剛直を引き抜き。クロウをうつぶせにした。
腰を高く持ち上げ、再び己を挿入する。
後ろからだと、すぼまりが、我を美味そうに、のみ込んでいくサマを。つぶさに見られて、興奮する。
ゆっくりと。堪能するように。
剛直の表面に、クロウの粘膜がまといつく感触を楽しみながら。挿し入れた。
そして、激しく前後させる。
今度は、なにも考えられなくなるような。ドロドロにとろける、熱烈な、情交だ。
「あっ、あっ、あっ、イアン、あぁ、イアン、さまぁ…好き。好き好き。イアンさまぁ」
クロウの尻タブが、ぶるぶると震えるほどに。パンパンと音をさせて、クロウを突き上げる。
彼がこちらを振り向く、その顔は。
物欲しげで。情欲に溺れる黒真珠。濡れた桃色の唇。艶やかで色っぽい赤い舌。
いつもは、どこか、気高く静謐な印象のあるクロウだが。
ここにいるのは、我を欲する、扇情的なクロウだった。
その、彼の赤い舌が、美味しそうで。
我は腰の動きをそのままに、上体を倒して、クロウにくちづけた。
きつく、きつく、舌を絡めて。クロウが息継ぎで、キスをほどくまで貪った。
くちづけを解いたら、今度はその白い首筋を甘噛みした。
肩も、背筋にも、噛みついて。肩甲骨のそばにあるほくろを、ぞろりと舐め上げる。
クロウの柔肌に、歯を立てると、なんとなく落ち着く気がするのだ。
我のもの。クロウは我のものなのだ、と。そう、腑に落ちる気になるから。
それで、つい。あちこちに歯型をつけてしまう。
クロウがそれを許してくれるから。その気持ちに甘えて。
そして。局部が溶け落ちるような、荒々しい律動に。自分自身酔いしれて。
いつの間にか、頂点にいたのに。
それを知らずに駆け上って。階段を踏み外して、ポーンと体が投げ出されるような。そんな体感を受けたあと。
我は、クロウの中に精を注ぎ込んだ。
「…あぁっ」
その白濁の熱さに、押し流されるように。クロウも、顔を上げて叫び。手で刺激していない屹立を、ぶるりと震わせて、再び極めた。
突端から精をほとばしらせ、精液で敷布を大胆に濡らす。
ビクンビクンと蠕動する、クロウの中に。間断なくあふれる精を、出し切って。我もブルリと震えた。
あぁ、最高の悦楽。
だが…。ちょっと、乱暴だったかも。
いつも、終わったあとに。頭が冷えたあとに、反省してしまう。
我は、慎重に、クロウのすぼまりから剛直を引き抜き。寝台に突っ伏してしまったクロウを、やんわりと抱き締めた。
「クロウ、大丈夫か?」
ハフハフと息を継いでいるクロウに、聞くと。
彼は、ぼんやりとした眼差しで、我を見た。
「ラブラブ・スイート・ハッピッピ…って気分ですぅ」
いつもの眠たげで、重たげな目蓋で、目をとろんとさせて。クロウは、フヘッと笑った。
妖艶だったクロウが、いつものクロウに戻った。
なんか安心してしまって。我も、フッと笑った。
「なんだ、ハッピッピって…」
フフッと。笑いが誘発して。そうしたら、クロウもクスクス笑った。
我は、やはり。
いつもの、のほほんクロウが好きだな。と思って。
愛しくて。愛しくて。なんか、泣きそうになるくらい、クロウが愛しくて。
我は、彼の頬にチュッとした。
それ以後。クロウが悪夢にうなされる日は、二度となかった。
結婚披露パーティーを終え。肩肘の張る盛装を、自室で脱いだ。
ラヴェルに、身の回りを整えてもらい、寝室に入ると。
ベッドの上で、寝間着のクロウが。すでに寝息を立てていた。
今日は、結婚式で。分刻みのスケジュールだったから。
クロウもさすがに疲れてしまったのだな?
我は、クロウの寝顔を見ながら。今日のことを考える。
ミルク色の、光沢のある寝間着に身を包むクロウも、もちろん可愛いが。
今日の婚礼衣装は、格別であった。
我とおそろいの衣装は。クロウが華奢だから。対であっても、同じものには見えない。
我が着ると、武骨な軍人みたいだが。
クロウは、本当に真白き精霊のごとく。
聖人? 天使? もう、とにかくピュアで清楚で気高い雰囲気が、際立っていた。
シロツメ草をかたどる、銀の髪飾りが。黒髪に優しく寄り添って。
白皙のかんばせを、頬と唇の桃色が彩り。あぁ、もう、可愛い。
クロウはよく、ぼくには黒しか似合わない。いや、無難なのです。なんて、言うけれど。
白は、クロウの清廉な印象に合っているし。紫もボルドー色も、深い青みも、どの色の衣装も、いつも似合っていると思うのだがな?
まぁ、クロウは。自分の容姿を、過小評価するところがあるから。
衣装選びは、クロウ大好きなラヴェルに任せておけば。大丈夫だろう。
今日の寝間着も、ナイスチョイスである。
そんなことを考えていたら。クロウが、うう、と唸った。
なにやら、夢を見て、うなされているみたいだ。
こういうときは、どうしたらいいのか。と、悩んでいると。
クロウの目尻から、涙が伝った。
我は、胸が苦しくなって。すぐにもクロウの肩に手をかけた。
名を、小さく呼びかけるが。それでも、なかなか起きなくて。
とうとう、クロウは。大粒の涙を、ボロボロと流し始めたのだ。そして、イアン様…と、悲しげにつぶやく。
こ、これは。由々しき事態である。
そもそも、クロウは。あまり泣かない。
この頃は、涙を浮かべても、うれし泣きとか。致したときの、感極まったやつとか。そういうものが多かったけれど。
このような、悲しげな涙は。あれだ。
クロウが、自分の仕立てた衣装が、死に装束だと。バミネにバラされたとき。
おそらくクロウの心をざっくりとえぐった、あの件以来、だと思う。
今、クロウは、そのような悲しい夢を見ているのだろうか?
そう思うと。
ひとりで悲しむ彼を見ていると。我も悲しくなってくる。
我は、この夢からクロウを救出するべく。彼を大きく揺さぶって、強制的に起こした。
もう、一刻も早く。夢から覚まさせたい。
それで、ようやく目を開けたクロウは。
まるで。何年も出会えなかった恋人に再会したような、夢か幻を見るかのような、そんなびっくり顔で、我をみつめた。
どうして、そのような顔をするのだ? 我は、ずっとおまえのそばにいたというのに。
「クロウ、大丈夫か? すごくうなされていたぞ?」
信じられない、という顔で。クロウは、我の手を握り。その感触を、我の存在を、しっかり確かめてから。思い切り抱きついてきた。
「イアン様っ」
ギュウギュウと、しがみつくクロウは。細かく震えていて。
そんな彼が、我は、儚げに思えた。
今にも消えてなくなりそうな、クロウを。我につなぎとめるかのように。
我も、強く、きつく、クロウを抱き締める。
「夢? 夢だったの? 夢なの? 夢じゃないの?」
混乱しているのか、クロウはうわごとのようにつぶやく。
「よくわからぬが。我とクロウが結婚したのは、夢ではないぞ?」
ここが現実だと、知らしめるように。彼の背中を撫でると。
クロウはホッと息をついた。
もしかしたら、王妃という器を重くとらえ、不安になってしまったのかもしれないな?
「悪い夢を見たのか? 名実ともに王妃となって、不安な気持ちがあふれたのかもしれないな? 今日はいろいろあって、忙しかったし。でも、案ずることはない。我がおまえのそばにいて、しっかりと支えてやるからな? だから、おまえも。我をちょっとだけ支えてくれ」
よしよしと、安心させるように、そう感じられるように。クロウの背中をテンテンする。
あぁ、背筋も、まだ震えているな? 可哀想に。
「はい。支えます。いつも、いつまでも…陛下の。イアン様の、そばに、いるっ。もう、絶対に、離れないぃ」
クロウは。もう、と言った。
夢の中で、我とはぐれて、迷子になってしまったのだろうか?
「イアン様、大好き。ぼくを、しっかりと抱いて。離さないで。イアン様だけのものにしてっ」
いつも。クロウは、おとなしやかで。どちらかと言えば、冷静で、あまり感情的にはならないタイプなのだが。
このように、熱くかき口説かれてしまうと。我の心にも、火が灯る。
燃え盛って、マグマが沸き立ってくる。
「クロウ、愛している。誰にもやるものかっ」
自然な流れで。我はクロウとくちづけた。
すがるように、舌を絡めてくるクロウが。積極的で新鮮だ。
いつも、すぐに恥ずかしがるからな。
でも、きっと。悪夢が。クロウの不安をかき立てているのだろう。
まだ、クロウは。現実と夢の狭間で怖がっているのだ。
可哀想になるくらいに、クロウはギャン泣きだったからな。
ぎゃん…。なんとなく、そのフレーズが浮かんだ。
それはともかく。このように泣かせる前に、悪夢から解き放ってやりたかった。
いいや、その前に。
夢の中でも、おまえとともにいられたら。悪夢など、我がぶった切ってやるというのに。
「夢の中でも、おまえと手をつないでいてやろう。クロウが憂うすべてのものから。我がおまえを守ってやる」
キスの合間に、つぶやくと。
クロウは、少し身を離し。我の顔を、間近からみつめた。
びっくりして、涙が止まったみたいな顔だ。
「どうかしたか?」
「いえ。ぼくも。夢の中でも手をつないで、離さないでいてって。思っていたから。心を読まれたのかと思って、驚きました」
「そうか。以心伝心だな?」
そうして、また深く、くちづける。
夢の不安がなくなるように、このまま溺れさせてやりたい。
しかし。今日はとにかく、大忙しだったからな。クロウが疲れたり、無理したりしないか、心配だ。
キスをほどいた我は、クロウにたずねる。
「クロウ、疲れているのではないのか? このまま続けて、良いのか?」
すると、クロウは。いつものほのぼの笑顔ではなく。心もとないような、寂しげな笑みを浮かべた。
「抱いてください。イアン様にもたらされる、甘い痛みが。それが、ぼくの真実だと教えてくれるから。そうしたら、悪い夢なんか、もう見ない」
クロウがそう言うから。我は彼に深くくちづけ。そのまま寝台に押し倒した。
もしも。クロウが夢の世界に連れ去られてしまったら。
そんな危惧が。我の中に生まれて。
そんなのは許せない。クロウは誰にも渡せない、と。そんな怒りが湧いた。
クロウを、しっかりと、現実に縫い留めてしまおう。
我と抱き合うことで、それが叶うなら。
甘い痛みも、鮮烈な快楽も、惑乱するほどの悦楽も。すべてクロウに刻み込んでやる。
ふたりとも、すべてを脱ぎ捨てて、せつなく裸の身を寄せ合っていた。
クロウは我と比べると、どこもかしこも小さいから。愛撫の手も、加減している。
それでも、早急に体をつなげたくて。香油を寝台にこぼすのも構わずに、たっぷりと手に出して、クロウの臀部に塗りつけた。
我の太い指が、蕾を押し開き、香油を塗り込めるようにして、隘路を濡らすと。
クロウは、やはり。つらそうな息を吐くのだ。
だけど、我の首に腕を回して、すがりつき。
早く、ください。なんて、耳に囁かれたら。理性が千切れるではないかっ。
すぼまりをほぐすのも、そこそこに、我は正面から、クロウの中へ己を挿入した。
クロウの屹立は、己のモノで、撫でこすることで、充分に快楽を受けていたが。
やはり、剛直が入り込むときは、気がそがれてしまうのか。少し元気がなくなってしまう。
それでも、クロウは。もっと、と我を誘うのだ。
まるで、体をつなげていないと、どこかへ飛んで行ってしまう。そんなことを思っているかのように。
我は、剛直を挿入すると、体を入れ替えて、クロウを我の上に乗せる体勢にした。
寝台に寝そべる我を、クロウは見下ろす。
我を跨ぐ、細い太ももを、手で撫で上げ。我を食いこませる双丘を揉んだ。
「クロウ、我は、心配なのだ。クロウは華奢だから。我が乱暴に扱ったら、壊れてしまいそうだ」
言うと、クロウは。切れ長の、ちょっと吊って見える目元を、やんわりと細め。我をうっとりとみつめる。
「イアン様は、お優しいから。ぼくを気遣ってくれるのですね。でも、ぼくは、男なのです。人並みに。エッチな気持ちにもなりますし。イアン様を欲しい気持ちは、人一倍あります」
そして、白くなまめかしい体を、我の上で弾ませた。
剛直が、クロウの中で摩擦され。引き絞られて、たまらない官能が生まれる。
「ほ、欲しいの、イアン様。ぼくを、熱く抱き締めてくださいませ」
その妖艶な誘いに、たまらず。我はクロウの腰を鷲掴んで、腰を揺らした。
下から突き上げるようにすると、クロウは。
ちょっと微笑む顔で。我を見下ろす。
「あ、いい。あ、あ、イアン様、激し…ん、あぁ」
ズクズクと、クロウを本能のままに穿つ。ぐちゅぐちゅと音が鳴るほどに激しい出し入れに、クロウは、それを欲するかのように、腰を揺らめかせた。
「激しくて、熱いの、好きッ。イアン様、を、感じる」
そして、ぱったりと。クロウは上半身を、我の上に落し。その、いきなりの動きに、我も動きを止めた。
クロウは、我の胸に頬を当て。細く長い指で、我の乳首に触れた。
「イアン様、ここに触れても大丈夫ですか? 不快では?」
「大丈夫だ。おまえが触れてはならない場所などない」
答えを聞いたクロウは。そこをぺろりと舐めた。
ゾロリとした感触が、乳首の上を通り過ぎると。ちょっと、鳥肌が立つ感じがする。
「ぼくは、ここを、陛下に舐められると。じんじんして。気持ち良くて。熱くなって。もっと、もっとって、なるのです。イアン様は?」
「…すまぬ。我は。されるより、する方が好きなようだ」
ピンクの舌が、我の乳首から、唾液を滴らせて。上目づかいで、クロウがこちらを見るから。
その、エロいビジュアルに、我はギュンと胸が高鳴った。
「んぁ、おっきくなった。か、硬くてぇ、やぁ、中が、いっぱいぃ」
「こら。煽るな」
もう、なんか。バキバキになってしまって。
我はクロウを抱くと。また体を入れ替えて、クロウを下にした。
寝台に、身を預けるクロウ。その足を、我は手で持って。すぼまりに、剛直を深く挿入する。
足を開かせて、我はクロウの乳首を唇で攻めた。
我が、乳首を舌でゾロリと舐め濡らし、唇でついばんで、白い肌にあとを残すと。
クロウは身悶えるように、我の首にすがりついた。
「んぁ、そこ、いい。でも、中も…あぁ、いいの。イアン様、あ、んぁ」
腰は、激しく動かしていないが。乳首を攻める些細な動きが、クロウの体内で、焦らすような、もどかしい愉悦を生んでいるようだ。
気持ち良さそうなので。
しばらく、乳首の愛撫を続行。
白い肌の上に、主張するような、桜色。
花を咲かせるように。蜜を吸うように。上唇と下唇でやんわり挟んで吸いつく。
乳輪がぷっくりしてきたら、舌先でなぞったり、つついたりする。
チュプチュプと音を立てて、じっくりと攻めていくと。クロウは、艶やかにあえいだ。
「んぁ、や、あ…いい、ん、あん、やぁ、んぁあ」
クロウが身悶えて、体をもじもじさせれば。
体内を穿つ剛直が、クロウの内側も愛撫することになる。
そうして、悦楽の極みに向かえば。嫌なことなど霧散するはず。
我は、クロウに気持ち良さだけを与え続けた。
「あぁ、い、イっちゃうぅ、イアン様。ダメ、だめ。も、イ…あぁ、んぁあっ」
我が動いて追い込む前に、クロウは頂点を極めて、白濁を飛ばしてしまった。
ギュンギュンと、中が収縮して、剛直を引き絞るが。
我は、なんとかこらえて。クロウの胸から顔を上げた。
「乳首だけで、イっちゃったな? 敏感で、エッチな体だ」
「イ、イアンさまぁ…」
まだ、絶頂の余韻にヒクヒクしている、クロウのすぼまりから。剛直を引き抜き。クロウをうつぶせにした。
腰を高く持ち上げ、再び己を挿入する。
後ろからだと、すぼまりが、我を美味そうに、のみ込んでいくサマを。つぶさに見られて、興奮する。
ゆっくりと。堪能するように。
剛直の表面に、クロウの粘膜がまといつく感触を楽しみながら。挿し入れた。
そして、激しく前後させる。
今度は、なにも考えられなくなるような。ドロドロにとろける、熱烈な、情交だ。
「あっ、あっ、あっ、イアン、あぁ、イアン、さまぁ…好き。好き好き。イアンさまぁ」
クロウの尻タブが、ぶるぶると震えるほどに。パンパンと音をさせて、クロウを突き上げる。
彼がこちらを振り向く、その顔は。
物欲しげで。情欲に溺れる黒真珠。濡れた桃色の唇。艶やかで色っぽい赤い舌。
いつもは、どこか、気高く静謐な印象のあるクロウだが。
ここにいるのは、我を欲する、扇情的なクロウだった。
その、彼の赤い舌が、美味しそうで。
我は腰の動きをそのままに、上体を倒して、クロウにくちづけた。
きつく、きつく、舌を絡めて。クロウが息継ぎで、キスをほどくまで貪った。
くちづけを解いたら、今度はその白い首筋を甘噛みした。
肩も、背筋にも、噛みついて。肩甲骨のそばにあるほくろを、ぞろりと舐め上げる。
クロウの柔肌に、歯を立てると、なんとなく落ち着く気がするのだ。
我のもの。クロウは我のものなのだ、と。そう、腑に落ちる気になるから。
それで、つい。あちこちに歯型をつけてしまう。
クロウがそれを許してくれるから。その気持ちに甘えて。
そして。局部が溶け落ちるような、荒々しい律動に。自分自身酔いしれて。
いつの間にか、頂点にいたのに。
それを知らずに駆け上って。階段を踏み外して、ポーンと体が投げ出されるような。そんな体感を受けたあと。
我は、クロウの中に精を注ぎ込んだ。
「…あぁっ」
その白濁の熱さに、押し流されるように。クロウも、顔を上げて叫び。手で刺激していない屹立を、ぶるりと震わせて、再び極めた。
突端から精をほとばしらせ、精液で敷布を大胆に濡らす。
ビクンビクンと蠕動する、クロウの中に。間断なくあふれる精を、出し切って。我もブルリと震えた。
あぁ、最高の悦楽。
だが…。ちょっと、乱暴だったかも。
いつも、終わったあとに。頭が冷えたあとに、反省してしまう。
我は、慎重に、クロウのすぼまりから剛直を引き抜き。寝台に突っ伏してしまったクロウを、やんわりと抱き締めた。
「クロウ、大丈夫か?」
ハフハフと息を継いでいるクロウに、聞くと。
彼は、ぼんやりとした眼差しで、我を見た。
「ラブラブ・スイート・ハッピッピ…って気分ですぅ」
いつもの眠たげで、重たげな目蓋で、目をとろんとさせて。クロウは、フヘッと笑った。
妖艶だったクロウが、いつものクロウに戻った。
なんか安心してしまって。我も、フッと笑った。
「なんだ、ハッピッピって…」
フフッと。笑いが誘発して。そうしたら、クロウもクスクス笑った。
我は、やはり。
いつもの、のほほんクロウが好きだな。と思って。
愛しくて。愛しくて。なんか、泣きそうになるくらい、クロウが愛しくて。
我は、彼の頬にチュッとした。
それ以後。クロウが悪夢にうなされる日は、二度となかった。
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