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番外 アンドリュー 奇跡の目覚め ②
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私に優しく声をかけてくれた者が誰かと。その青年に目を向ける。
衛生兵? はじめて見る顔だ。
いや、医療班の者の顔など、痛みに苦しんでいた際には見ることもできなかったが。
自分のことに。焼けるような痛みに。息が詰まる苦しみに。精一杯で。
「…あなたは?」
「ここの医者のタイジュです」
「タイジュ、先生? 奴隷?」
彼の黒髪も印象的だったが。
首にかかる赤い革の首輪が、まるで彼に似合っていなくて。違和感があった。
しかし首輪というのは。この国では奴隷の証だ。
この、柔らかく心地よい声音の人が。
この、慈しみ深い優しい眼差しの人が。
奴隷?
にわかに信じられず。聞くと。
彼は一瞬、驚いた顔を見せ。首輪に手をやって、苦笑した。
「あぁ、まぁ、そうです。奴隷医師なんですけど、ちゃんと医者ですからご心配なく」
奴隷の悲哀を感じさせない顔で、青年、タイジュ先生はヘラリと笑った。
というか、私は今、彼の顔が見えている。無事な右目だけではなく、両眼で?
「顔が、痛くない。目が見える。なんで? 失明だと言われたのに」
「見えますか? 良かった。傷は眼球に達していなかったので、失明は免れましたよ。顔に傷は残ってしまいますが、せっかくのイケメンだから、なるべく目立たないように綺麗に縫っておきましたから」
失明を免れたとか、傷を縫ったとか、すごく大事なことを言われたのだが。
それよりも私は、聞いたことのない言葉に引っかかってしまった。
「イケメン?」
どこかの国の方言かな? マスイも意味がわからない。
「えぇと、良い顔? かっこいい? 美形?」
タイジュ先生は首を傾げて、なにやら疑問形で言う。
なんか、褒められている感じではないのに。
彼に言われて、私はなんだか照れてしまった。
顔を褒められることは、日常茶飯事で。むしろ辟易としている。
それしか私を褒める場所はないのか、なんて。皮肉げに捕らえてしまって。
それに女性に言われると、婚約を匂わされているような、打算的で媚びた感じが鼻を突くし。
表面的な容姿や家柄や、そういうことばかりで。私自身のことに目を向けられていないような気になってしまうのだ。
けれどタイジュ先生は、子供のような無邪気さで。他意なく、純粋に褒めてくれたから。
ストレートに胸に突き刺さるというか。嬉しかった。
「ちょっと…もう、いいです。わかりました」
イケメンの意味はわかりました。顔がいい、ですね。
その手放しの賛辞がこそばゆくて。私はにこやかな彼の顔を、目を閉じてさえぎった。
恥ずかしくて、直視できない。なんで?
しかし私は、それが恋だと。すぐに気づいたのだ。
緑の瞳が綺麗だと言って、私をからかいクスクス笑う彼を。可愛いと思ってしまって。
病院で、親身になってくれたお医者さんに恋をしちゃうなんて。単純でチョロいって。自分でも思うけど。
貴族というしがらみがない中で、このように気安く接してくる人物は。はじめてだったのだ。
彼に具合を聞かれ、傷が引き攣れると言ったら。患部に手を当てた彼がなにかをして、感覚がなくなった。そのことにも驚かされる。
魔法持ち?
上位貴族が許された、女神の加護を持つ者が。なぜ奴隷なんかに?
「しぃ、この件は内緒ですよ」
悪戯っぽい顔つきでそう言って。私の頭に手を乗せる。
撫でてくれるのかと思い。胸が、心臓が、ドキリと跳ねた。
そうしたら、急に眠気に襲われて。寝てしまったけれど。
★★★★★
翌朝、私は朝日を見られたことに感動した。
もう本当に、昨日は夜を越せないと思っていたのだ。
もしかしたら、昨夜会った黒髪の人も、女神が遣わした死の案内人なんじゃないかって。ちょっと思ったけれど。
だから簡単に好意を覚えてしまったんじゃないかと思ったけど。
痛みもなく、目も見えている、意識がしっかりあるこの状況は、夢ではなく現実だ。
そしてタイジュ先生も。しっかり本物だった。
「おはようございます、アンドリューさん。どこか痛いところはありませんか?」
少し長めの前髪を、額を開いて分けている。つややかな黒髪。優しい微笑み、穏やかな声。
まさしく昨夜出会った人。
実は、自分から恋愛的な意味合いで好きになった人ははじめてなので。
初恋の人、になるけど。
そのタイジュ先生が、腹の前で大きな白い布に包んで、なにかを抱いている。
薄茶色のふわふわ髪、白い肌は陶器のよう。布の中には可愛らしい男の子が入っていた。
私がジッと、その子を見やると。
向こうもジッと、私を見やる。ジーーーーッとね。
「あぁ、この子は俺の息子のコエダです。コエダ、ちょっと横にいてくれ」
タイジュ先生はコエダを床に降ろすと、私の診察を始めた。
恋する人に裸を見られるのが、なにやら気恥ずかしい…と思っていたら。コエダが私を見てくるので。
少々後ろめたいです。
っていうか、子供がいたんですね、タイジュ先生。
いいえ、そのくらいでは。初めての恋をあきらめきれないけど。
タイジュ先生が奴隷なので、当たり前なのかもしれないけど。
コエダの首にも首輪がついている。
子供を抱えて医者の業務をするのは大変そうだな?
しかし戦場には多くの男性がいて、決してみんな聖人君子ではないから。目を離せないんですね?
だが。子供がいるということは、高確率で奥さんがいるということだよな?
「顔の傷は順調に治っていますよ。でも脇腹は筋肉の損傷が大きかったので、挫滅症候群の恐れがあります。この時点で兆候はなさそうなので、急変はないと思いますが。一応、御小水が出たら知らせてください」
「は?」
「おしっこが出れば、腎機能が正常ということです」
診察したタイジュ先生がニッコリ笑顔で言ってきた。
だがしかし、初恋の人に小便が出たことを知らせなきゃならないなんて。恥ずかしすぎるんだが?
たぶん、顔が赤くなっていたのだろう。タイジュ先生は、また悪戯っぽい顔をした。
「大きな騎士さんなのに、恥ずかしがり屋なんですね? アンドリューさんは」
「また、からかう。あの、タイジュ先生。お聞きしたいことが」
私は思い切って、聞いてみた。
「その、タイジュ先生の奥さんは?」
「俺は未婚なのでいませんよ? というか。みんなコエダのママが気になるみたいで。本当にその質問多いんですよねぇ? やっぱ、気になりますぅ?」
私は苦笑をして誤魔化した。
たぶん、私以外にも。タイジュ先生に助けられ、惚れて、コエダを見てがっかりという連中がいるのだろう。
しかし、未婚か。なら、チャンスはありそうだ。
私はあきらめないぞ。はじめて、心が震える人に会えたのだ。
ライバルが増える前に、タイジュ先生に一歩踏み込んで、顔見知り以上の関係になりたい。
カルテを書き込んだタイジュ先生は。再びコエダを抱っこして、向かいのベッドの診察に移動していった。
「タイジュ先生は昨日赴任してきたんですよ。ツヴァイク団長」
そう話しかけてきたのは、隣のベッドの患者だった。
それは、よく見たら。新米近衛騎士のレイチェル、私の部下だった。
「私も痛みがひどくて、動けませんでしたが。団長はもっと重傷で。団長がいなくなったらと思ったら、私はとても怖かったんですけど。タイジュ先生が治してくれた。一日、彼の赴任が遅かったら、たぶん私も助からなかった。ここで命を長らえたのは、女神フォスティーヌの思し召しです」
レイチェルは胸の前で手を組んで、真摯に祈りを捧げていた。
「タイジュ先生が触れたら、痛みがスッとなくなったのです。あれこそまさに、神の手だ。タイジュ先生とコエダちゃんは、女神が我がスタインベルンに遣わした使者ですよ、きっと」
「神の手…」
レイチェルだけでなく、このテントでタイジュ先生の治療を受けた者は。みんなタイジュ先生を神の手だと思って感謝することだろう。
私だって、もう死ぬと思っていたところ、命を救われたのだ。
そう、タイジュ先生の手で掬いあげられた。あの、神の手で。
感謝や尊敬や崇めたいほどの気持ちが、私の胸にもあるけれど。
同時に、焦る。
タイジュ先生に、みんなが惚れてしまうのではないかと。
彼は奴隷だから。誰かが身請けをしたら、私の手には届かなくなる。
初恋だから、甘酸っぱく、心の距離を縮めて恋を重ねていきたい。
そんな気持ちもあった。
けれど。奴隷だから、という意識もあって。
私は、彼を手中におさめたい欲望をおさえられなかった。
タイジュ先生を私だけのものにしたい。身請けをしたら、それができる。
いつでも好きなときに彼を抱き。彼に癒される。愛される。
なんて魅力的な、悪魔のごとき誘惑だろう。
ディオン殿下にならい、私は常に身を律し、正しいことを追い求めてきた。
奴隷は人の自由を縛り、人の尊厳を踏みにじるもの。人間の価値を金に換える行いを、私は軽蔑してきたのだ。
しかし。タイジュ先生を所有することを夢想すると。
身が猛る。欲しくて、仕方がなくなる。
あの、優しい眼差しを。
あの、穏やかな声音を。
あの、心地よい手の感触を。
彼を手にしたいのだ。
そこで私は、自分が思うほど聖人ではないのだと知る。
己の信念を曲げても、タイジュ先生を欲しいと思い。
その誘惑にあらがえない。
ディオン殿下に冷たい目で見下げられても。誰になにを言われても。
私はタイジュ先生を身請けする。そう決めた。
衛生兵? はじめて見る顔だ。
いや、医療班の者の顔など、痛みに苦しんでいた際には見ることもできなかったが。
自分のことに。焼けるような痛みに。息が詰まる苦しみに。精一杯で。
「…あなたは?」
「ここの医者のタイジュです」
「タイジュ、先生? 奴隷?」
彼の黒髪も印象的だったが。
首にかかる赤い革の首輪が、まるで彼に似合っていなくて。違和感があった。
しかし首輪というのは。この国では奴隷の証だ。
この、柔らかく心地よい声音の人が。
この、慈しみ深い優しい眼差しの人が。
奴隷?
にわかに信じられず。聞くと。
彼は一瞬、驚いた顔を見せ。首輪に手をやって、苦笑した。
「あぁ、まぁ、そうです。奴隷医師なんですけど、ちゃんと医者ですからご心配なく」
奴隷の悲哀を感じさせない顔で、青年、タイジュ先生はヘラリと笑った。
というか、私は今、彼の顔が見えている。無事な右目だけではなく、両眼で?
「顔が、痛くない。目が見える。なんで? 失明だと言われたのに」
「見えますか? 良かった。傷は眼球に達していなかったので、失明は免れましたよ。顔に傷は残ってしまいますが、せっかくのイケメンだから、なるべく目立たないように綺麗に縫っておきましたから」
失明を免れたとか、傷を縫ったとか、すごく大事なことを言われたのだが。
それよりも私は、聞いたことのない言葉に引っかかってしまった。
「イケメン?」
どこかの国の方言かな? マスイも意味がわからない。
「えぇと、良い顔? かっこいい? 美形?」
タイジュ先生は首を傾げて、なにやら疑問形で言う。
なんか、褒められている感じではないのに。
彼に言われて、私はなんだか照れてしまった。
顔を褒められることは、日常茶飯事で。むしろ辟易としている。
それしか私を褒める場所はないのか、なんて。皮肉げに捕らえてしまって。
それに女性に言われると、婚約を匂わされているような、打算的で媚びた感じが鼻を突くし。
表面的な容姿や家柄や、そういうことばかりで。私自身のことに目を向けられていないような気になってしまうのだ。
けれどタイジュ先生は、子供のような無邪気さで。他意なく、純粋に褒めてくれたから。
ストレートに胸に突き刺さるというか。嬉しかった。
「ちょっと…もう、いいです。わかりました」
イケメンの意味はわかりました。顔がいい、ですね。
その手放しの賛辞がこそばゆくて。私はにこやかな彼の顔を、目を閉じてさえぎった。
恥ずかしくて、直視できない。なんで?
しかし私は、それが恋だと。すぐに気づいたのだ。
緑の瞳が綺麗だと言って、私をからかいクスクス笑う彼を。可愛いと思ってしまって。
病院で、親身になってくれたお医者さんに恋をしちゃうなんて。単純でチョロいって。自分でも思うけど。
貴族というしがらみがない中で、このように気安く接してくる人物は。はじめてだったのだ。
彼に具合を聞かれ、傷が引き攣れると言ったら。患部に手を当てた彼がなにかをして、感覚がなくなった。そのことにも驚かされる。
魔法持ち?
上位貴族が許された、女神の加護を持つ者が。なぜ奴隷なんかに?
「しぃ、この件は内緒ですよ」
悪戯っぽい顔つきでそう言って。私の頭に手を乗せる。
撫でてくれるのかと思い。胸が、心臓が、ドキリと跳ねた。
そうしたら、急に眠気に襲われて。寝てしまったけれど。
★★★★★
翌朝、私は朝日を見られたことに感動した。
もう本当に、昨日は夜を越せないと思っていたのだ。
もしかしたら、昨夜会った黒髪の人も、女神が遣わした死の案内人なんじゃないかって。ちょっと思ったけれど。
だから簡単に好意を覚えてしまったんじゃないかと思ったけど。
痛みもなく、目も見えている、意識がしっかりあるこの状況は、夢ではなく現実だ。
そしてタイジュ先生も。しっかり本物だった。
「おはようございます、アンドリューさん。どこか痛いところはありませんか?」
少し長めの前髪を、額を開いて分けている。つややかな黒髪。優しい微笑み、穏やかな声。
まさしく昨夜出会った人。
実は、自分から恋愛的な意味合いで好きになった人ははじめてなので。
初恋の人、になるけど。
そのタイジュ先生が、腹の前で大きな白い布に包んで、なにかを抱いている。
薄茶色のふわふわ髪、白い肌は陶器のよう。布の中には可愛らしい男の子が入っていた。
私がジッと、その子を見やると。
向こうもジッと、私を見やる。ジーーーーッとね。
「あぁ、この子は俺の息子のコエダです。コエダ、ちょっと横にいてくれ」
タイジュ先生はコエダを床に降ろすと、私の診察を始めた。
恋する人に裸を見られるのが、なにやら気恥ずかしい…と思っていたら。コエダが私を見てくるので。
少々後ろめたいです。
っていうか、子供がいたんですね、タイジュ先生。
いいえ、そのくらいでは。初めての恋をあきらめきれないけど。
タイジュ先生が奴隷なので、当たり前なのかもしれないけど。
コエダの首にも首輪がついている。
子供を抱えて医者の業務をするのは大変そうだな?
しかし戦場には多くの男性がいて、決してみんな聖人君子ではないから。目を離せないんですね?
だが。子供がいるということは、高確率で奥さんがいるということだよな?
「顔の傷は順調に治っていますよ。でも脇腹は筋肉の損傷が大きかったので、挫滅症候群の恐れがあります。この時点で兆候はなさそうなので、急変はないと思いますが。一応、御小水が出たら知らせてください」
「は?」
「おしっこが出れば、腎機能が正常ということです」
診察したタイジュ先生がニッコリ笑顔で言ってきた。
だがしかし、初恋の人に小便が出たことを知らせなきゃならないなんて。恥ずかしすぎるんだが?
たぶん、顔が赤くなっていたのだろう。タイジュ先生は、また悪戯っぽい顔をした。
「大きな騎士さんなのに、恥ずかしがり屋なんですね? アンドリューさんは」
「また、からかう。あの、タイジュ先生。お聞きしたいことが」
私は思い切って、聞いてみた。
「その、タイジュ先生の奥さんは?」
「俺は未婚なのでいませんよ? というか。みんなコエダのママが気になるみたいで。本当にその質問多いんですよねぇ? やっぱ、気になりますぅ?」
私は苦笑をして誤魔化した。
たぶん、私以外にも。タイジュ先生に助けられ、惚れて、コエダを見てがっかりという連中がいるのだろう。
しかし、未婚か。なら、チャンスはありそうだ。
私はあきらめないぞ。はじめて、心が震える人に会えたのだ。
ライバルが増える前に、タイジュ先生に一歩踏み込んで、顔見知り以上の関係になりたい。
カルテを書き込んだタイジュ先生は。再びコエダを抱っこして、向かいのベッドの診察に移動していった。
「タイジュ先生は昨日赴任してきたんですよ。ツヴァイク団長」
そう話しかけてきたのは、隣のベッドの患者だった。
それは、よく見たら。新米近衛騎士のレイチェル、私の部下だった。
「私も痛みがひどくて、動けませんでしたが。団長はもっと重傷で。団長がいなくなったらと思ったら、私はとても怖かったんですけど。タイジュ先生が治してくれた。一日、彼の赴任が遅かったら、たぶん私も助からなかった。ここで命を長らえたのは、女神フォスティーヌの思し召しです」
レイチェルは胸の前で手を組んで、真摯に祈りを捧げていた。
「タイジュ先生が触れたら、痛みがスッとなくなったのです。あれこそまさに、神の手だ。タイジュ先生とコエダちゃんは、女神が我がスタインベルンに遣わした使者ですよ、きっと」
「神の手…」
レイチェルだけでなく、このテントでタイジュ先生の治療を受けた者は。みんなタイジュ先生を神の手だと思って感謝することだろう。
私だって、もう死ぬと思っていたところ、命を救われたのだ。
そう、タイジュ先生の手で掬いあげられた。あの、神の手で。
感謝や尊敬や崇めたいほどの気持ちが、私の胸にもあるけれど。
同時に、焦る。
タイジュ先生に、みんなが惚れてしまうのではないかと。
彼は奴隷だから。誰かが身請けをしたら、私の手には届かなくなる。
初恋だから、甘酸っぱく、心の距離を縮めて恋を重ねていきたい。
そんな気持ちもあった。
けれど。奴隷だから、という意識もあって。
私は、彼を手中におさめたい欲望をおさえられなかった。
タイジュ先生を私だけのものにしたい。身請けをしたら、それができる。
いつでも好きなときに彼を抱き。彼に癒される。愛される。
なんて魅力的な、悪魔のごとき誘惑だろう。
ディオン殿下にならい、私は常に身を律し、正しいことを追い求めてきた。
奴隷は人の自由を縛り、人の尊厳を踏みにじるもの。人間の価値を金に換える行いを、私は軽蔑してきたのだ。
しかし。タイジュ先生を所有することを夢想すると。
身が猛る。欲しくて、仕方がなくなる。
あの、優しい眼差しを。
あの、穏やかな声音を。
あの、心地よい手の感触を。
彼を手にしたいのだ。
そこで私は、自分が思うほど聖人ではないのだと知る。
己の信念を曲げても、タイジュ先生を欲しいと思い。
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ディオン殿下に冷たい目で見下げられても。誰になにを言われても。
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