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42 本当にほろほろだぁ
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◆本当にほろほろだぁ
今日の晩餐はエルアンリ王子のお引っ越し祝い、なんて特別な料理を俺は作れないので。
いつもの感じのお夕食ですが。
ちょっとだけ豪勢に…いや、材料が豪勢なのですけど。
丸鶏が手に入ったので。昼から煮ております。
大きなお鍋に、水と塩、長ネギの葉っぱやニンジンとショウガの皮などを入れて。長時間煮込みます。煮込めば煮込むほど柔らかくなるよ。
俺とグレイさんは、昼間はお引越しの手伝いをしていたので。騎士様ひとりお借りして、火の番をしていただきました。いつもすみませぇん。
材料の調達は、主にグレイさんがしている。信用できる業者さんに卸してもらっているようです。
野菜、肉、卵、牛乳、チーズ、調味料などだね。
そうは言っても、油断は大敵なので。小枝のクリーンは欠かせません。小枝のクリーンが反応しないうちは、業者もクリーンってことだね? へへ。
ちなみに、丸鶏は内臓を処理されている。そういうのもしてくれるから、ありがたい。肉はブロックの状態が多いけど、ひき肉は挽かれた状態で来るから楽ですよ。
でも冷蔵庫がないから、ほぼ毎日仕入れている感じだ。一日で食べきる量だけ仕入れる。
前日に注文していたものが次の日に届くシステム。買い置きできないのは大変だね?
今日エルアンリ王子の引っ越しが決まったでしょう? だから、なにか御馳走的な食材はありませんかと、今日の仕入れ分を届けに来た業者さんに相談したら、急遽丸鶏を届けてくれたんだ。
イレギュラーにも対応してくれるなんて、とても素敵な業者さんです。
パンは、騎士団の食堂で作られているものを分けてもらっている。
時間が出来たら、作り方を教えてもらおうかな? 俺がパンを作れたら、もっと毒対策が出来るもんな。
あと、イーストの作り方も知りたいね。
あの酵母、ねっちょりしてるから、ヨーグルトオンリーじゃなさそうなんだ。
それに、今回手に入れたイーストでホットケーキやドーナツも柔らかふっくらで作ってあげられるけど。一週間しか持たないようだからなぁ。
それはともかく。
まず、適当に切ったキュウリを塩揉みして、放置。
そして、昼から夜にかけてコトコト煮た丸鶏を大皿に取り出して。
ゆで汁をこして鍋に入れ、白菜やニンジンやジャガイモ玉ねぎを細かく切って、煮ておく。ゆで汁にはすでに味が入っているから、野菜が柔らかくなったら。
バターで小麦粉を炒め、牛乳で伸ばして。それとチーズを鍋に入れ、ひと煮立ち。ゆるくとろみがついたら。
丸鶏のホロホロ煮クリーム仕立てスープの完成です。
それから、キャベツを千切りにして大皿に盛り。
豚ロースのかたまり肉を食べやすい大きさにひたすらカットしまくり。塩コショウで焼いていく。
えぇ、ただの豚のソテーですが。
アツアツの肉をキャベツの上に乗っけると。その塩味と熱でキャベツがしなしなってなる。
そこが美味しいんだよね。
それで、食堂の机の上に食事を並べていくと。
すでに席についていたエルアンリ王子とジュリアが目を丸くした。
「え、みんなで食べるのですか? そして、ビュッフェスタイルなのですか?」
この家のいわゆる使用人は、俺らとレギとグレイだが。そのみんなが食堂のテーブルについたから。
働き手と食事をしたことがなかったらしいエルアンリ王子は驚いたようだった。
「はい、殿下がお許しくださって。毒見もこの方が楽ですしね。それに料理人が同じご飯を食べたら、食事に毒なんか混ぜられないじゃないですかぁ? 自分も死んじゃうし」
王子の質問に、給仕する俺はハハハッと笑いながら答え。
レギはその間一生懸命パンの毒見をしていた。
王子とジュリアは、呆れたような苦笑のような微妙な顔つきだけど。
「こちらは丸鶏のホロホロ煮クリーム仕立てスープです。王子は胃腸が弱っていますから、柔らかい鶏肉と野菜スープで胃に負担をかけないメニューにしました」
スープの鍋を近くに持ってきていて。ホロホロ鶏の身を皿に置き、その上からスープをかける。
鶏はとても柔らかいので、ナイフでカットなどしなくても菜箸で崩せばほろりと身が分かれるんだ。
盛りつけの最中で、もう。うわぁ、柔らかいぃ。美味そうだなぁ。早く食べたいぃってなる。
「豚のソテーは食べ盛りの方たち向けのがっつりメニューです。エルアンリ様は食べられるようでしたらお試しください」
小枝や殿下たち男性陣には、鶏だけでは物足りないかと思いました。
「そしてキューリの浅漬けは、口直しの付け合わせですが。たとえば、汗をよくかく騎士様たちがミネラルと水分補給をするのに最適なのです。引っ越しで疲れた体を回復してくれますよ。ちなみにキューリは体を冷やし、塩分と水分も取れるので、熱中症予防にも効果的です」
などなど説明しまして。毒見も済んだようなので。いただきます。
「パパぁ、トリが本当にほろほろですよぉ」
「なに? コエダ、ソテーも美味いぞ」
「ぼくはパパと話しているのですぅ。殿下は豚を食べていればいいのですぅ」
小枝と殿下のやりとりに、ほのぼのです。
もう、家族のような気安い会話で。小枝はすっかり殿下に打ち解けましたね。良かった良かった。
「小枝、パンにスープをつけて食べると柔らかいからな?」
「はぁい、パパ」
小枝はまだナイフが使えないから、横合いから豚のソテーを小枝の口サイズのひと口大に切っていく。
「いつも食事の席はこのようににぎやかなのですか?」
エルアンリ王子が殿下にたずね。ディオンはほんのり笑みで答える。
「あぁ、タイジュたちが来てからは、そのようだな」
「毒を気にせずに食べられる食事は、なんてありがたいことでしょう。そして家族の団欒などおとぎ話の中のことだと思い、ついぞ経験したことはなかったですが。とても暖かくて、素敵なものなのですね? 私もジュリアと、このような食卓を囲んでみたいものだ」
エルアンリ王子の言葉に、ジュリアはおののきながらも告げる。
「家臣である私が、エルアンリ様の隣で食事をするなど、恐れ多いと思っていますのに」
「フフ、ジュリアはいまだ騎士の意識が根強くあるが。君は私の婚約者なのだから、かしこまらなくても良いんだよ? それに私がそれを望んでいるのだ。命を脅かされることなく、ジュリアとその子供たちとにぎやかに食事が出来たら。とても幸せだろう」
そうして鶏肉を口に入れると。王子は微笑んだ。
「本当にほろほろだぁ。スイトンのときも思いましたが、タイジュ先生の料理はとても優しい味がします」
「お口に合って、良かったです」
彼の言葉に、俺は素直に喜んだ。
普通なら王族の方に庶民料理なんか出してはいけないのだろうけど。
毒にさらされた方たちは、俺の料理でも喜んでくれて。ありがたいことだ。
そして。
お体が健康になったら、王子の言うような家族の肖像は、きっと夢ではなくなります。
エルアンリ王子が愛する子供たちに囲まれて笑い合う姿が、俺には目に見えるようですからね。
そのお手伝いを出来たらいいなと、俺は思った。
「コエダ、二日後にジョシュア王子との顔合わせになります。よろしくお願いしますね?」
食事の席でレギに言われた小枝は。目を丸くしたあとで。しおしおうなずいた。
「はいぃぃ」
「お仕事ですよ。ピンとして。しゃんとしてっ」
「はいいぃっ」
小枝はレギの言うように背筋をビシリと伸ばすのだった。
そうは言っても、処刑なんて究極に怖い目に合ったのだ。小枝の気持ちが萎え萎えな気分はわかる。
「レギ様、俺も同席していいですか? 見守るだけにしますので」
少しでも小枝の支えになれるよう、俺はレギに聞いてみた。
「大丈夫ですよ。というか、コエダがこの前のようにグズッたら困りますから、そばにいてください」
「良かったな、小枝。パパがそばにいるから、大丈夫だからなっ」
「はいぃぃ、がんばりまぁす」
とっても気乗りしない様子で。小枝はうなずいた。
「コエダ、俺も一緒にいてやるぞ。タイジュは俺の従者だから、コエダも俺の従者みたいなもの。なにがあっても、俺が責任を取ってやるから安心しろ」
殿下もそう言ってくださったのですが。小枝は眉毛をしょんぼり下げるのだった。
「ええぇぇ? 殿下はパパと一緒にいたいだけでしょ? そういうの、ぼくわかりますからぁぁ。でも、味方は多い方がいいですから、殿下も一緒に来ていいですよぉ?」
あぁ、小枝が上から目線で不遜で不敬でツンデレです。
殿下にこのような態度を取る小枝が、果たしてジョシュア王子と仲良くできるのでしょうか?
前途多難です。
エルアンリ王子の治療をすすめつつ、こちらも穏便におさめたいところだ。
ちなみにジュリアはキューリの浅漬けを気に入って、ひたすらぼぉりぼぉり食べていた。
急なお引越しでしたからね。体がミネラルを要求しているのでしょう。お疲れ様です。
今日の晩餐はエルアンリ王子のお引っ越し祝い、なんて特別な料理を俺は作れないので。
いつもの感じのお夕食ですが。
ちょっとだけ豪勢に…いや、材料が豪勢なのですけど。
丸鶏が手に入ったので。昼から煮ております。
大きなお鍋に、水と塩、長ネギの葉っぱやニンジンとショウガの皮などを入れて。長時間煮込みます。煮込めば煮込むほど柔らかくなるよ。
俺とグレイさんは、昼間はお引越しの手伝いをしていたので。騎士様ひとりお借りして、火の番をしていただきました。いつもすみませぇん。
材料の調達は、主にグレイさんがしている。信用できる業者さんに卸してもらっているようです。
野菜、肉、卵、牛乳、チーズ、調味料などだね。
そうは言っても、油断は大敵なので。小枝のクリーンは欠かせません。小枝のクリーンが反応しないうちは、業者もクリーンってことだね? へへ。
ちなみに、丸鶏は内臓を処理されている。そういうのもしてくれるから、ありがたい。肉はブロックの状態が多いけど、ひき肉は挽かれた状態で来るから楽ですよ。
でも冷蔵庫がないから、ほぼ毎日仕入れている感じだ。一日で食べきる量だけ仕入れる。
前日に注文していたものが次の日に届くシステム。買い置きできないのは大変だね?
今日エルアンリ王子の引っ越しが決まったでしょう? だから、なにか御馳走的な食材はありませんかと、今日の仕入れ分を届けに来た業者さんに相談したら、急遽丸鶏を届けてくれたんだ。
イレギュラーにも対応してくれるなんて、とても素敵な業者さんです。
パンは、騎士団の食堂で作られているものを分けてもらっている。
時間が出来たら、作り方を教えてもらおうかな? 俺がパンを作れたら、もっと毒対策が出来るもんな。
あと、イーストの作り方も知りたいね。
あの酵母、ねっちょりしてるから、ヨーグルトオンリーじゃなさそうなんだ。
それに、今回手に入れたイーストでホットケーキやドーナツも柔らかふっくらで作ってあげられるけど。一週間しか持たないようだからなぁ。
それはともかく。
まず、適当に切ったキュウリを塩揉みして、放置。
そして、昼から夜にかけてコトコト煮た丸鶏を大皿に取り出して。
ゆで汁をこして鍋に入れ、白菜やニンジンやジャガイモ玉ねぎを細かく切って、煮ておく。ゆで汁にはすでに味が入っているから、野菜が柔らかくなったら。
バターで小麦粉を炒め、牛乳で伸ばして。それとチーズを鍋に入れ、ひと煮立ち。ゆるくとろみがついたら。
丸鶏のホロホロ煮クリーム仕立てスープの完成です。
それから、キャベツを千切りにして大皿に盛り。
豚ロースのかたまり肉を食べやすい大きさにひたすらカットしまくり。塩コショウで焼いていく。
えぇ、ただの豚のソテーですが。
アツアツの肉をキャベツの上に乗っけると。その塩味と熱でキャベツがしなしなってなる。
そこが美味しいんだよね。
それで、食堂の机の上に食事を並べていくと。
すでに席についていたエルアンリ王子とジュリアが目を丸くした。
「え、みんなで食べるのですか? そして、ビュッフェスタイルなのですか?」
この家のいわゆる使用人は、俺らとレギとグレイだが。そのみんなが食堂のテーブルについたから。
働き手と食事をしたことがなかったらしいエルアンリ王子は驚いたようだった。
「はい、殿下がお許しくださって。毒見もこの方が楽ですしね。それに料理人が同じご飯を食べたら、食事に毒なんか混ぜられないじゃないですかぁ? 自分も死んじゃうし」
王子の質問に、給仕する俺はハハハッと笑いながら答え。
レギはその間一生懸命パンの毒見をしていた。
王子とジュリアは、呆れたような苦笑のような微妙な顔つきだけど。
「こちらは丸鶏のホロホロ煮クリーム仕立てスープです。王子は胃腸が弱っていますから、柔らかい鶏肉と野菜スープで胃に負担をかけないメニューにしました」
スープの鍋を近くに持ってきていて。ホロホロ鶏の身を皿に置き、その上からスープをかける。
鶏はとても柔らかいので、ナイフでカットなどしなくても菜箸で崩せばほろりと身が分かれるんだ。
盛りつけの最中で、もう。うわぁ、柔らかいぃ。美味そうだなぁ。早く食べたいぃってなる。
「豚のソテーは食べ盛りの方たち向けのがっつりメニューです。エルアンリ様は食べられるようでしたらお試しください」
小枝や殿下たち男性陣には、鶏だけでは物足りないかと思いました。
「そしてキューリの浅漬けは、口直しの付け合わせですが。たとえば、汗をよくかく騎士様たちがミネラルと水分補給をするのに最適なのです。引っ越しで疲れた体を回復してくれますよ。ちなみにキューリは体を冷やし、塩分と水分も取れるので、熱中症予防にも効果的です」
などなど説明しまして。毒見も済んだようなので。いただきます。
「パパぁ、トリが本当にほろほろですよぉ」
「なに? コエダ、ソテーも美味いぞ」
「ぼくはパパと話しているのですぅ。殿下は豚を食べていればいいのですぅ」
小枝と殿下のやりとりに、ほのぼのです。
もう、家族のような気安い会話で。小枝はすっかり殿下に打ち解けましたね。良かった良かった。
「小枝、パンにスープをつけて食べると柔らかいからな?」
「はぁい、パパ」
小枝はまだナイフが使えないから、横合いから豚のソテーを小枝の口サイズのひと口大に切っていく。
「いつも食事の席はこのようににぎやかなのですか?」
エルアンリ王子が殿下にたずね。ディオンはほんのり笑みで答える。
「あぁ、タイジュたちが来てからは、そのようだな」
「毒を気にせずに食べられる食事は、なんてありがたいことでしょう。そして家族の団欒などおとぎ話の中のことだと思い、ついぞ経験したことはなかったですが。とても暖かくて、素敵なものなのですね? 私もジュリアと、このような食卓を囲んでみたいものだ」
エルアンリ王子の言葉に、ジュリアはおののきながらも告げる。
「家臣である私が、エルアンリ様の隣で食事をするなど、恐れ多いと思っていますのに」
「フフ、ジュリアはいまだ騎士の意識が根強くあるが。君は私の婚約者なのだから、かしこまらなくても良いんだよ? それに私がそれを望んでいるのだ。命を脅かされることなく、ジュリアとその子供たちとにぎやかに食事が出来たら。とても幸せだろう」
そうして鶏肉を口に入れると。王子は微笑んだ。
「本当にほろほろだぁ。スイトンのときも思いましたが、タイジュ先生の料理はとても優しい味がします」
「お口に合って、良かったです」
彼の言葉に、俺は素直に喜んだ。
普通なら王族の方に庶民料理なんか出してはいけないのだろうけど。
毒にさらされた方たちは、俺の料理でも喜んでくれて。ありがたいことだ。
そして。
お体が健康になったら、王子の言うような家族の肖像は、きっと夢ではなくなります。
エルアンリ王子が愛する子供たちに囲まれて笑い合う姿が、俺には目に見えるようですからね。
そのお手伝いを出来たらいいなと、俺は思った。
「コエダ、二日後にジョシュア王子との顔合わせになります。よろしくお願いしますね?」
食事の席でレギに言われた小枝は。目を丸くしたあとで。しおしおうなずいた。
「はいぃぃ」
「お仕事ですよ。ピンとして。しゃんとしてっ」
「はいいぃっ」
小枝はレギの言うように背筋をビシリと伸ばすのだった。
そうは言っても、処刑なんて究極に怖い目に合ったのだ。小枝の気持ちが萎え萎えな気分はわかる。
「レギ様、俺も同席していいですか? 見守るだけにしますので」
少しでも小枝の支えになれるよう、俺はレギに聞いてみた。
「大丈夫ですよ。というか、コエダがこの前のようにグズッたら困りますから、そばにいてください」
「良かったな、小枝。パパがそばにいるから、大丈夫だからなっ」
「はいぃぃ、がんばりまぁす」
とっても気乗りしない様子で。小枝はうなずいた。
「コエダ、俺も一緒にいてやるぞ。タイジュは俺の従者だから、コエダも俺の従者みたいなもの。なにがあっても、俺が責任を取ってやるから安心しろ」
殿下もそう言ってくださったのですが。小枝は眉毛をしょんぼり下げるのだった。
「ええぇぇ? 殿下はパパと一緒にいたいだけでしょ? そういうの、ぼくわかりますからぁぁ。でも、味方は多い方がいいですから、殿下も一緒に来ていいですよぉ?」
あぁ、小枝が上から目線で不遜で不敬でツンデレです。
殿下にこのような態度を取る小枝が、果たしてジョシュア王子と仲良くできるのでしょうか?
前途多難です。
エルアンリ王子の治療をすすめつつ、こちらも穏便におさめたいところだ。
ちなみにジュリアはキューリの浅漬けを気に入って、ひたすらぼぉりぼぉり食べていた。
急なお引越しでしたからね。体がミネラルを要求しているのでしょう。お疲れ様です。
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