わがままで口の悪い主人はいつまでも子供

千崎

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第一章

–15歳の誕生日−

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俺が15の誕生日、ソレイユ様は再婚相手を連れてきた。

「紹介しよう。今日から私の妻になるルナだ。そしてその隣にいるのが息子のシエルだ。ルクス、皆と仲良くするようにな。」

自分の誕生日だというのに、ソレイユ様の新しい家族の紹介をされ少し戸惑いつつも、頷く。

「承知いたしました。ルナ様、シエル様。今後ともよろしくお願いいたします。」

深く礼をした後、ニコリと笑う。

「あら、とても礼儀正しいのね。こちらそこよろしくね。」

ルナ様が言うと、隣にいるシエル様もよろしくと言ってきた。

一通りの挨拶を終えるとソレイユ様が俺の方を向き言った。

「お前は今日からシエルの従者だ。この家に仕える者としての振る舞いを頼むぞ」

その言葉に複雑な気持ちになったが、ソレイユ様が言うのだから従う。

「承知いたしました。シエル様の幸せな人生のため全力を尽くします。」

「なんだ?お前が俺の面倒を見てくれるのか?」

従者を受け入れた後、そんな声が聞こえる。
シエル様だ。
俺よりも歳下なのに偉そうな態度で俺を見つめる。

「なあ、聞いてるんだけど。そうなの?」

「はい。これからいつでもシエル様のお側におりますよ。」

「ふーん。面倒は見るのか?」

「はい…もちろんしっかり見させていただきます。」

なんだかイライラしてきたが、こういうのは慣れだ。
人に仕えるならソレイユ様が良かったが、そんなこと言ったら、それこそソレイユ様に失望されてしまう。

「では、これからこの屋敷の案内をしよう。」

「ソレイユ様自らですか?私がするべきではないでしょうか?」

ソレイユ様が屋敷の案内を自らする事には納得できず、俺は意見する。
一応、俺の外面の一人称は『私』だ。

「ああ、私がする。私の家族であるルナ達に私自ら案内する事はなんらおかしな事ではない。」

「そうですよね。失礼しました。」

俺の意見はあっさり断られてしまった。
それならば仕方ない。
俺は案内を始めたソレイユ様の後に続く2人の後ろを歩き始める。
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