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煮え切らない男
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「遅刻したら面倒なんだよな…。」
亮は走りながら呟き、部室へと向かっていた。
部活開始時間を1分でも遅れたら、部長に何を言われるかわかったもんじゃない。
県大会を優勝して以来、色々な人からお褒めの言葉をかけられるようになり、知らない女の子がたくさんテニスコートの周りに集まってくるようになった。
それからというもの部長は、雑用を押し付けたり、陰口を叩き始めた。
亮自身、全く気にしていなかったのだが、後輩から「大丈夫ですか?」と声をかけられ、同級生からも「それ、イジメだろ。」と気にかけられる始末。
部室の雰囲気もピリピリし始め、自分だけの問題ではなくなりつつあった。
とはいっても、勝手に突っかかってくるのだから、どうしようもない。
今は、ともかく部長を刺激させないように気を遣うしか方法しか見つからなかった。
部室前に到着すると、年期の入った扉を勢いよく開けた。目の前に同級生の秋田が驚嘆の表情を浮かべていた。
「お、お前!もっと静かに入ってこいよ!!」
デカイ顔と図体に似合わず、お化け屋敷が苦手だという秋田は胸にてを当てていた。
「わりー!遅刻しそうだったからさ。」
「事情はわかるが、俺の心臓は繊細なんだ!気を付けろ!」
ガミガミいう秋田の口から唾が吹き飛ぶ。強いパーマがかかったもっさりした髪は、その度にわさわさと揺れた。
秋田は、女の子たちにキャーキャー言われたいが為に、ヘアスタイルを変えたらしい。
大人気の俳優の雑誌の切り抜きをもって美容室に行った結果が、この爆発マッシュルーム頭になったということだった。
ムードメーカーの宿命だ。
そんな話をつい最近していたことを亮はぼんやりと思い出す。
「部長は?」
「幸いまだ、お出ましになられてないぜ。ギリギリセーフってとこだな。」
適当に返事をして、亮は手早くジャージを出すと着替え始めた。
「お前も大変だねぇ。」
秋田は両手のひらを肩の位置まであげると、
「あんな陰険野郎に眼をつけられるなんてな。やっかみは、有名人の宿命ってやつか。
あの粘着質な男に姑のように張り付かれるくらいなら、つくづく俺は4位でよかったと思うぜ。
…でも。」
秋田は言葉を切って、部室の窓をちらりと見た。
そこからは、テニスコートが見える。
その奥ーテニスコートのフェンス越しに女の子たちの、群衆があった。
「あの小鳥ちゃんたちが全部俺のものになるんなら、やっぱり優勝したかった!!」
「ホントお前と変わりたいよ。」
本気で悔しがっている秋田を見て亮は半眼で見つめた。
「皮肉か?」
「本心だ。
正直、この状況は煩わしくて仕方ない。
抜け出せるもんなら抜け出したい。」
「けっ。嫌味にしか聞こえないね。
ま、お前には唯ちゃんという、恋人がいるもんな。」
「幼馴染みだ。」
「登下校もいつも一緒。
休みの日もいつも一緒。
健全な高校生がどこをどうしたら、幼馴染みのままでいられるのか、俺は不思議でならんね。」
亮は着替えを終えて、鞄をロッカーに突っ込むとラケットを手に持った。
「いつになったら、進展するんだよ。」
そういった秋田は、大きなため息をつくと、突然。
「俺は、お前が好きだ!!」
秋田が叫んだ。
亮はその声に驚いて秋田に振り向くと、秋田が正面から抱きついてき、その勢いのまま亮を押し倒された。
秋田は細身とはいえ全体重がのしかかり、無駄に荒い息遣いがもろに顔に吹きかかり亮の背筋がぞわりと震えた。
「やめろ!!気色悪い!!」
「唯!俺はお前を離したくない!!」
「気持ち悪いといってるだろーが!!」
亮は、自分を拘束している秋田の腕を振りほどくと、 腹部を力一杯蹴り飛ばした。
秋田の身体が背後の壁に衝突すると、部室の薄い壁がミシリと音を立てた。
壁に腰をぶつけた痛みで秋田は顔をしかめながら、ものすごい勢いで睨み付けてくる。
「いってー!お前、手加減くらいしろよ!!」
「お前が訳わかんねーことするからだろ!」
秋田の生ぬるい体温の名残を早く消そうと亮は、素早く立ち上がり身体を叩いた。
秋田は壁に背をつけ座ったまま、真面目な顔をして亮に顔を向けた。
「まったく…。
お前はテニスは攻撃的なプレーするくせに、そういうところはウジウジしてるんだからよ。
こっちまで、イライラすんだよ。
決断力に欠けるというか、行動力に欠けるというか…。
そんなんじゃ、唯ちゃん、あいつにかっさわられちまうぜ。」
秋田はぶつけた背中に手を当てて立ち上がると窓の外のテニスコート内にいる長身の男。長野副部長を指差した。
律儀にテニスコートのネットの調整をしているようだ。
「副部長殿は、紳士で、爽やかで、優しい。
まるで、聖人のようなお方だ。
副部長殿に執心している女子達も多い。
そんな完璧な聖人様は、なんと唯ちゃんにお熱だそうだ。」
「はぁ?唯?んな、バカな。」
いつもならば、この手の話に無関心でスルーする亮がわかりやすく驚嘆した。
それを見て、秋田はニヤニヤ笑う。
「普段は色恋沙汰には、表情ひとつ変えないくせに、さすがに唯ちゃんが絡んでくると話が違うってわけか?」
亮は、ギロリと秋田を睨んだ。
秋田はこの手の話に敏感なことは知っている。
よく、この狭い部室に4、5人集まってで誰と誰が付き合っているとか、別れたとか、アイツはかわいいだとか、そんな話をしょっちゅうしているのを目にしてきた。
だが、その情報にはガセも多いことも周知の事実。
つまり、この副部長の話もウソである可能性もあるわけだ。
だが、そんな亮の考えはお見通しだと云わんばかりに得意気な顔をしていた。
「どーせデタラメだとか、思ってんだろ?
残念ながら出所は、本人から直接俺が聞いたんだからこれ以上確かな情報はない。
俺が信用できないっていうなら、山形に聞いてみろよ。その話したとき隣にいたからな。」
そう言い切る秋田の顔は、いつにも増して自信に満ちた声が響いた。
「副部長殿は、唯ちゃんが入学してきてすぐあの可憐な笑顔を見て一目惚れしたらしいぜ。この前…」
「悪趣味な奴もいたもんだな。あんな奴がいいとはね。じゃ、俺先行くわ。」
亮は片手を上げて、秋田の話を遮ると部室から出ていこうと歩み始めた。
明らかに動揺している亮の背中を秋田はしかめっ面をして睨む。
「おい!人の話を最後まで聞けよ!」
亮の歩みはまったく変わらず、部室のドアへと向かう。
全く、こいつは!
自分のこと、他人のことには、冷静に対処できるのに、唯ちゃんに関しては熱くなりすぎて耳を塞ぐか?
どうしようもないヘタレだな。
その不甲斐ない亮の後ろ姿に秋田は怒りを込めて叫んだ。
「亮!もう、俺達ガキじゃなんだ。
子供の頃から知ってるからとか、幼馴染みだからとか、そんなことで尻込みしていられる時期はもう過ぎたんだよ。
キレイごとばっか言って、大事にしすぎると痛い目見るぞ!」
秋田の言葉は、容赦なく亮の背中に突き刺さった。
逃げ出そうとしていた歩みも鎖でつながれたように動かなくなる。
亮は、言うことを聞かない足の代わりにぐっと拳を握った。
俺だってわかっているさ。
幼馴染だからと理由をつけて、正面切ってぶつかれない自分はただの腰抜けだといわれても仕方ないと思う。
幼馴染という居心地のいい関係の中で、築き上げた特別な絆が確かにある。
それは、とても強固なもので他人がとやかく言っても簡単に崩れるものではないと確信している。
でも、それは今の幼馴染という、ある意味特殊な環境下に置かれているからこそだとも思う。
なのに、それを壊してしまってもいいのだろうか。
周りの者たちは、壊してしまえという。
でも、長い時間をかけて作り上げたものが、これまでずっと大事にしてきたものが、足元から崩れていきそうな気がするのは、俺がただの臆病者だからだろうか。
秋田の言葉に反論する言葉も肯定する言葉も見つからないまま、鉛のように重くなった足を何とか動かし、亮は部室の扉を開けると
「バカヤロウ…。」
聞こえるか聞こえないかわならないくらい、小さな声を無視して亮は、部室を出扉を閉めた。
汗臭く狭い部室に一人取り残された秋田は、拳で床を叩いた。
「俺も何熱くなってんだかな…。」
一人ごちると、秋田はロッカーからラケットを取り出して亮の後を追った。
亮は走りながら呟き、部室へと向かっていた。
部活開始時間を1分でも遅れたら、部長に何を言われるかわかったもんじゃない。
県大会を優勝して以来、色々な人からお褒めの言葉をかけられるようになり、知らない女の子がたくさんテニスコートの周りに集まってくるようになった。
それからというもの部長は、雑用を押し付けたり、陰口を叩き始めた。
亮自身、全く気にしていなかったのだが、後輩から「大丈夫ですか?」と声をかけられ、同級生からも「それ、イジメだろ。」と気にかけられる始末。
部室の雰囲気もピリピリし始め、自分だけの問題ではなくなりつつあった。
とはいっても、勝手に突っかかってくるのだから、どうしようもない。
今は、ともかく部長を刺激させないように気を遣うしか方法しか見つからなかった。
部室前に到着すると、年期の入った扉を勢いよく開けた。目の前に同級生の秋田が驚嘆の表情を浮かべていた。
「お、お前!もっと静かに入ってこいよ!!」
デカイ顔と図体に似合わず、お化け屋敷が苦手だという秋田は胸にてを当てていた。
「わりー!遅刻しそうだったからさ。」
「事情はわかるが、俺の心臓は繊細なんだ!気を付けろ!」
ガミガミいう秋田の口から唾が吹き飛ぶ。強いパーマがかかったもっさりした髪は、その度にわさわさと揺れた。
秋田は、女の子たちにキャーキャー言われたいが為に、ヘアスタイルを変えたらしい。
大人気の俳優の雑誌の切り抜きをもって美容室に行った結果が、この爆発マッシュルーム頭になったということだった。
ムードメーカーの宿命だ。
そんな話をつい最近していたことを亮はぼんやりと思い出す。
「部長は?」
「幸いまだ、お出ましになられてないぜ。ギリギリセーフってとこだな。」
適当に返事をして、亮は手早くジャージを出すと着替え始めた。
「お前も大変だねぇ。」
秋田は両手のひらを肩の位置まであげると、
「あんな陰険野郎に眼をつけられるなんてな。やっかみは、有名人の宿命ってやつか。
あの粘着質な男に姑のように張り付かれるくらいなら、つくづく俺は4位でよかったと思うぜ。
…でも。」
秋田は言葉を切って、部室の窓をちらりと見た。
そこからは、テニスコートが見える。
その奥ーテニスコートのフェンス越しに女の子たちの、群衆があった。
「あの小鳥ちゃんたちが全部俺のものになるんなら、やっぱり優勝したかった!!」
「ホントお前と変わりたいよ。」
本気で悔しがっている秋田を見て亮は半眼で見つめた。
「皮肉か?」
「本心だ。
正直、この状況は煩わしくて仕方ない。
抜け出せるもんなら抜け出したい。」
「けっ。嫌味にしか聞こえないね。
ま、お前には唯ちゃんという、恋人がいるもんな。」
「幼馴染みだ。」
「登下校もいつも一緒。
休みの日もいつも一緒。
健全な高校生がどこをどうしたら、幼馴染みのままでいられるのか、俺は不思議でならんね。」
亮は着替えを終えて、鞄をロッカーに突っ込むとラケットを手に持った。
「いつになったら、進展するんだよ。」
そういった秋田は、大きなため息をつくと、突然。
「俺は、お前が好きだ!!」
秋田が叫んだ。
亮はその声に驚いて秋田に振り向くと、秋田が正面から抱きついてき、その勢いのまま亮を押し倒された。
秋田は細身とはいえ全体重がのしかかり、無駄に荒い息遣いがもろに顔に吹きかかり亮の背筋がぞわりと震えた。
「やめろ!!気色悪い!!」
「唯!俺はお前を離したくない!!」
「気持ち悪いといってるだろーが!!」
亮は、自分を拘束している秋田の腕を振りほどくと、 腹部を力一杯蹴り飛ばした。
秋田の身体が背後の壁に衝突すると、部室の薄い壁がミシリと音を立てた。
壁に腰をぶつけた痛みで秋田は顔をしかめながら、ものすごい勢いで睨み付けてくる。
「いってー!お前、手加減くらいしろよ!!」
「お前が訳わかんねーことするからだろ!」
秋田の生ぬるい体温の名残を早く消そうと亮は、素早く立ち上がり身体を叩いた。
秋田は壁に背をつけ座ったまま、真面目な顔をして亮に顔を向けた。
「まったく…。
お前はテニスは攻撃的なプレーするくせに、そういうところはウジウジしてるんだからよ。
こっちまで、イライラすんだよ。
決断力に欠けるというか、行動力に欠けるというか…。
そんなんじゃ、唯ちゃん、あいつにかっさわられちまうぜ。」
秋田はぶつけた背中に手を当てて立ち上がると窓の外のテニスコート内にいる長身の男。長野副部長を指差した。
律儀にテニスコートのネットの調整をしているようだ。
「副部長殿は、紳士で、爽やかで、優しい。
まるで、聖人のようなお方だ。
副部長殿に執心している女子達も多い。
そんな完璧な聖人様は、なんと唯ちゃんにお熱だそうだ。」
「はぁ?唯?んな、バカな。」
いつもならば、この手の話に無関心でスルーする亮がわかりやすく驚嘆した。
それを見て、秋田はニヤニヤ笑う。
「普段は色恋沙汰には、表情ひとつ変えないくせに、さすがに唯ちゃんが絡んでくると話が違うってわけか?」
亮は、ギロリと秋田を睨んだ。
秋田はこの手の話に敏感なことは知っている。
よく、この狭い部室に4、5人集まってで誰と誰が付き合っているとか、別れたとか、アイツはかわいいだとか、そんな話をしょっちゅうしているのを目にしてきた。
だが、その情報にはガセも多いことも周知の事実。
つまり、この副部長の話もウソである可能性もあるわけだ。
だが、そんな亮の考えはお見通しだと云わんばかりに得意気な顔をしていた。
「どーせデタラメだとか、思ってんだろ?
残念ながら出所は、本人から直接俺が聞いたんだからこれ以上確かな情報はない。
俺が信用できないっていうなら、山形に聞いてみろよ。その話したとき隣にいたからな。」
そう言い切る秋田の顔は、いつにも増して自信に満ちた声が響いた。
「副部長殿は、唯ちゃんが入学してきてすぐあの可憐な笑顔を見て一目惚れしたらしいぜ。この前…」
「悪趣味な奴もいたもんだな。あんな奴がいいとはね。じゃ、俺先行くわ。」
亮は片手を上げて、秋田の話を遮ると部室から出ていこうと歩み始めた。
明らかに動揺している亮の背中を秋田はしかめっ面をして睨む。
「おい!人の話を最後まで聞けよ!」
亮の歩みはまったく変わらず、部室のドアへと向かう。
全く、こいつは!
自分のこと、他人のことには、冷静に対処できるのに、唯ちゃんに関しては熱くなりすぎて耳を塞ぐか?
どうしようもないヘタレだな。
その不甲斐ない亮の後ろ姿に秋田は怒りを込めて叫んだ。
「亮!もう、俺達ガキじゃなんだ。
子供の頃から知ってるからとか、幼馴染みだからとか、そんなことで尻込みしていられる時期はもう過ぎたんだよ。
キレイごとばっか言って、大事にしすぎると痛い目見るぞ!」
秋田の言葉は、容赦なく亮の背中に突き刺さった。
逃げ出そうとしていた歩みも鎖でつながれたように動かなくなる。
亮は、言うことを聞かない足の代わりにぐっと拳を握った。
俺だってわかっているさ。
幼馴染だからと理由をつけて、正面切ってぶつかれない自分はただの腰抜けだといわれても仕方ないと思う。
幼馴染という居心地のいい関係の中で、築き上げた特別な絆が確かにある。
それは、とても強固なもので他人がとやかく言っても簡単に崩れるものではないと確信している。
でも、それは今の幼馴染という、ある意味特殊な環境下に置かれているからこそだとも思う。
なのに、それを壊してしまってもいいのだろうか。
周りの者たちは、壊してしまえという。
でも、長い時間をかけて作り上げたものが、これまでずっと大事にしてきたものが、足元から崩れていきそうな気がするのは、俺がただの臆病者だからだろうか。
秋田の言葉に反論する言葉も肯定する言葉も見つからないまま、鉛のように重くなった足を何とか動かし、亮は部室の扉を開けると
「バカヤロウ…。」
聞こえるか聞こえないかわならないくらい、小さな声を無視して亮は、部室を出扉を閉めた。
汗臭く狭い部室に一人取り残された秋田は、拳で床を叩いた。
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