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一章
プロローグ
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朝いつもの様に一回目の目覚ましで起きその足で洗面所に行き顔を洗い、鏡を見ると完全に目を覚ましていない私の半開きの目が写る。
隣には私より30分早く起き薄化粧をしている双子の姉栞がいる。ああ、そのメイクで少しは大きく見せている瞳と私の寝起きの半開きの目を交換してくれないだろうか。
そんな事を思い学校は化粧をしていく所じゃない、と自分に言い聞かせながら洗面所を出ようとする
「ちょっと、香。今日の寝ぐせ一段とひどいよ、直してあげる!」
慣れた手つきで私の長く何の手入れもしてないボサボサの黒髪を、流行りの歌を口ずさみながらといていく。
栞の髪は、少し茶色の入ったショート。顔は、学校にばれない程度の薄化粧をし高い鼻があり肌は瑞々しい。
妹の私は、目元を大きく隠すように長く伸び切った黒髪。自分の顔はよく見たことがないのでよく知らない。
端からみたら全然双子には見えないだろう。
対象的な姉と妹。
そのギャップに悶々としていると
「はい、終わったよ!香も少しは髪の手入れをすればいいのに。」
と明るい声で話かけてくる
「いつもありがとう、お姉ちゃん」
明るい声とは逆の弱弱しく自信のない私の声。ああ、どこで生き方を間違えたのだろう。
その温度差を感じながら私の朝は始まる。
飛び出すように洗面所を出て朝ごはんを食べ、ちゃっちゃと制服に着替えて姉より30分も早く家を出て学校に向かう。
姉は、もうちょっとゆっくりしてから学校に行こうよ時間も余裕なんだし。と言ってくれるがどうしても一緒に行きたくない。毎回、朝は人がいないしゆっくり学校で勉強ができるんだ。と嘘をつく。
実際、学校に着いて勉強なんかしない。スマホを取り出し、アニメを見る。今までは好きじゃなかったが、暇つぶしにと見始めたら止まらなくなった。そのおかげでオタク友達もできた。
アニメも見終わり、クラスにも人が集まって来た頃
「香氏、今日は何のアニメを見ていたでござるか!」
後ろから話しかけてきたのはオタク友達の一人でもある、大崎 亞里亞
たいそう可愛らしい名前だが、出っ歯で黒ぶち眼鏡をしており身長は175センチと高く腕や足は転だらすぐ折れそうなくらい細い。こんな細さは羨ましいと思ったことはないが。
「コンクリート・オンだよ。戦闘シーンの作画が神がかってさー」
「主人公とライバルの所だよね!?」
そう割って入ってきたのはもう一人の友達、太田部 咲良。
おかっぱ頭で顔は丸く、153センチを小柄な体の肉着きはふっくらしている。
そんなデカいのと小さいのに挟れた私は160センチ普通体型。
まるでここ以外に居場所がないかのように自然と集まり、友達になった。
そんな私達三軍は、教室で隅アニメの話をしながら一日を終わらせていく。
栞達一軍は教室の窓際でドラマや化粧、放課後何をするか話の華をさかせながら一日を青春を謳歌していく。
私達にはこの三年間縁のない事だ。
各自自分の居場所ができ、それぞれの高校生活を全うしていく高校二年の春。
そう思っていた。
今日も一日が終わり、そろそろ寝ようとすると
「ねぇ、私と入れ替わってくれない?」
なんの不便も、充実した毎日を送っていた、送るであろう姉からの衝撃の一言だった。
これをきっかけに私、深野香の波風たたない冴えない高校生活は終わりの合図をしようとしていた。
隣には私より30分早く起き薄化粧をしている双子の姉栞がいる。ああ、そのメイクで少しは大きく見せている瞳と私の寝起きの半開きの目を交換してくれないだろうか。
そんな事を思い学校は化粧をしていく所じゃない、と自分に言い聞かせながら洗面所を出ようとする
「ちょっと、香。今日の寝ぐせ一段とひどいよ、直してあげる!」
慣れた手つきで私の長く何の手入れもしてないボサボサの黒髪を、流行りの歌を口ずさみながらといていく。
栞の髪は、少し茶色の入ったショート。顔は、学校にばれない程度の薄化粧をし高い鼻があり肌は瑞々しい。
妹の私は、目元を大きく隠すように長く伸び切った黒髪。自分の顔はよく見たことがないのでよく知らない。
端からみたら全然双子には見えないだろう。
対象的な姉と妹。
そのギャップに悶々としていると
「はい、終わったよ!香も少しは髪の手入れをすればいいのに。」
と明るい声で話かけてくる
「いつもありがとう、お姉ちゃん」
明るい声とは逆の弱弱しく自信のない私の声。ああ、どこで生き方を間違えたのだろう。
その温度差を感じながら私の朝は始まる。
飛び出すように洗面所を出て朝ごはんを食べ、ちゃっちゃと制服に着替えて姉より30分も早く家を出て学校に向かう。
姉は、もうちょっとゆっくりしてから学校に行こうよ時間も余裕なんだし。と言ってくれるがどうしても一緒に行きたくない。毎回、朝は人がいないしゆっくり学校で勉強ができるんだ。と嘘をつく。
実際、学校に着いて勉強なんかしない。スマホを取り出し、アニメを見る。今までは好きじゃなかったが、暇つぶしにと見始めたら止まらなくなった。そのおかげでオタク友達もできた。
アニメも見終わり、クラスにも人が集まって来た頃
「香氏、今日は何のアニメを見ていたでござるか!」
後ろから話しかけてきたのはオタク友達の一人でもある、大崎 亞里亞
たいそう可愛らしい名前だが、出っ歯で黒ぶち眼鏡をしており身長は175センチと高く腕や足は転だらすぐ折れそうなくらい細い。こんな細さは羨ましいと思ったことはないが。
「コンクリート・オンだよ。戦闘シーンの作画が神がかってさー」
「主人公とライバルの所だよね!?」
そう割って入ってきたのはもう一人の友達、太田部 咲良。
おかっぱ頭で顔は丸く、153センチを小柄な体の肉着きはふっくらしている。
そんなデカいのと小さいのに挟れた私は160センチ普通体型。
まるでここ以外に居場所がないかのように自然と集まり、友達になった。
そんな私達三軍は、教室で隅アニメの話をしながら一日を終わらせていく。
栞達一軍は教室の窓際でドラマや化粧、放課後何をするか話の華をさかせながら一日を青春を謳歌していく。
私達にはこの三年間縁のない事だ。
各自自分の居場所ができ、それぞれの高校生活を全うしていく高校二年の春。
そう思っていた。
今日も一日が終わり、そろそろ寝ようとすると
「ねぇ、私と入れ替わってくれない?」
なんの不便も、充実した毎日を送っていた、送るであろう姉からの衝撃の一言だった。
これをきっかけに私、深野香の波風たたない冴えない高校生活は終わりの合図をしようとしていた。
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