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骨董品店
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"古い物は何でもそろう ドースの骨董品店"
「この店の主人ドースは、俺の古い知り合いだ。
彼に俺の名前を伝えて、事情を話すんだ。絶対、力になってくれる」
「うん、でもどうして……」
「道中、この地図を頭に叩き込むんだ。何があっても、この店の場所を忘れないように。
ここからヨーシャーまでは距離があるが、辿りつくのはそう難しいことじゃない。
それにヨーシャーは日中であれば、いつでも門を解放している。
治安の悪いところではないんだ。
だが厄介なのは中に入ってからだ。
建物は入り組んでいる。この村とは比べ物にならないほどの人が歩いている。
村から出たことのないお前は、それだけで混乱するはずだ。
しかし何としてでも、この店にたどりつくんだ。
だからとにかく、この地図を頭に入れろ。
お前ならできるはずだ。
この店に着きさえすれば、お前はもう何も、心配することは……」
「ちょっと!」
とうとう耐えきれず、僕は兄さんの言葉を遮った。
兄さんははっと地図から顔を上げて、僕の方を見た。
「さっきから、全く話が見えないよ。
役人に会わず、この村を出ろって。
それってもしかして、僕に逃亡者になれってこと?」
「……」
「なんで僕がそんなことしないといけないわけ?
僕が一体、何をしたっていうんだ。
僕はただ、みんなと同じようにスキルを獲得しただけだ。
だからここで迎えの役人を待って、本国に連れて行ってもらって、そこで冒険者として働く。
そうでしょう?」
「……さっき言っただろ?」
「え……」
「俺のことを信頼してるって。
周りが白だと言っても、俺が黒だと言ったら黒だと信じられるって、俺の目を見て。
お前は言ったよな?」
「……」
「頼む、××。
とにかく時間がないんだ。
役人が来るまで二三日の猶予があるとは言え、今すぐここを離れた方がいい。
今は分からなくても向こうに行けば全部、俺の古い知り合いが、ここにいる骨董屋のドースが、お前の疑問に答えてくれるから。
だから頼む。
××。
俺の言うことを信じてくれ。
お願いだ……」
コンコン。
タスラ兄さんは目を見開いたまま、ぴたりと動きを止めた。
コン、コン。
誰かがこの家の入口扉をノックしている。
風で小石が転がってきた音などでは、明らかに無かった。
そして声が聞こえてくる……
「この店の主人ドースは、俺の古い知り合いだ。
彼に俺の名前を伝えて、事情を話すんだ。絶対、力になってくれる」
「うん、でもどうして……」
「道中、この地図を頭に叩き込むんだ。何があっても、この店の場所を忘れないように。
ここからヨーシャーまでは距離があるが、辿りつくのはそう難しいことじゃない。
それにヨーシャーは日中であれば、いつでも門を解放している。
治安の悪いところではないんだ。
だが厄介なのは中に入ってからだ。
建物は入り組んでいる。この村とは比べ物にならないほどの人が歩いている。
村から出たことのないお前は、それだけで混乱するはずだ。
しかし何としてでも、この店にたどりつくんだ。
だからとにかく、この地図を頭に入れろ。
お前ならできるはずだ。
この店に着きさえすれば、お前はもう何も、心配することは……」
「ちょっと!」
とうとう耐えきれず、僕は兄さんの言葉を遮った。
兄さんははっと地図から顔を上げて、僕の方を見た。
「さっきから、全く話が見えないよ。
役人に会わず、この村を出ろって。
それってもしかして、僕に逃亡者になれってこと?」
「……」
「なんで僕がそんなことしないといけないわけ?
僕が一体、何をしたっていうんだ。
僕はただ、みんなと同じようにスキルを獲得しただけだ。
だからここで迎えの役人を待って、本国に連れて行ってもらって、そこで冒険者として働く。
そうでしょう?」
「……さっき言っただろ?」
「え……」
「俺のことを信頼してるって。
周りが白だと言っても、俺が黒だと言ったら黒だと信じられるって、俺の目を見て。
お前は言ったよな?」
「……」
「頼む、××。
とにかく時間がないんだ。
役人が来るまで二三日の猶予があるとは言え、今すぐここを離れた方がいい。
今は分からなくても向こうに行けば全部、俺の古い知り合いが、ここにいる骨董屋のドースが、お前の疑問に答えてくれるから。
だから頼む。
××。
俺の言うことを信じてくれ。
お願いだ……」
コンコン。
タスラ兄さんは目を見開いたまま、ぴたりと動きを止めた。
コン、コン。
誰かがこの家の入口扉をノックしている。
風で小石が転がってきた音などでは、明らかに無かった。
そして声が聞こえてくる……
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