【完"( 人 )⸝⸝ᐛ⸝⸝)イヤンケツ】俺ケツ!異世界に来た俺は魔法少女100人からケツを狙われている!!!!!!

お花畑ラブ子

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第一章 異世界に来た俺は魔法少女1人からケツを狙われている!

俺のケツは黒髪メガネ女区長とロリっ子お姉ちゃんに狙われる予感

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 街の地下、領主はほかの街の領主達をもてなしていた。
 中央に魔法陣を敷き、その周りを囲むような感じだ。テーブルの上には調度品が所狭しと並んでいる。
「領主の皆々様、本日はようこそおいでくださいました。今回の召喚の儀。必ずや成功に導いてご覧いたしましょう」
 ぱらぱらと拍手が起きる。

 今回この街にやってきた領主たちは、ほとんどが近隣の街の領主だ。異世界の人間をこちらに呼ぶと言う儀式は昔から存在している。だが、儀式をするのには多くの物資と金が必要になる。ホントは独占してしまいたいが、どれだけ税金を絞り取ろうと限界がある。ほとんどがわしを笑いものにするつもりなんだろうが。

「領主さま、今年はぶどうが豊作でして、ワインを仕入れる際はどうぞ私達に」
「領主さま、今度わが町で奴隷市が開かれますので、どうぞご贔屓に」
「領主さま、魔法の杖を仕入れまして。これはお近づきの印に」
 おのが利益のために揉み手し、擦り寄ってくる商人たちを適当にあしらい。本来自分が座るつもりだった上座に急いだ。

「いったいいつまで待たせるんや。ネズミの処理にどんだけ時間かけとんねん」
 魔道砲のせいで魔力が足りなくなるなんて、想定外だ。時間を稼がねば。ガンガンと足で机を蹴りながら、女が音を立てる。スーツに赤いネクタイをした長身の女。長い黒髪に、龍をも 射殺せそうな視線が丸いメガネの奥で光る。

「…区長どの。申し訳ございません。始末したとの連絡がありましたので、今しばらく。ささっ!今年のワインは上等なものが作れましたぞ!」

 さっき、ほかの領主からもらったワインだが、問題あるまい。

「はっ!辺境の地のワインなんぞ、中央では、家畜の餌やっ!いらへん、いらへん!」

 偉そうに。この女区長。突然現れたと思ったら、ヅカヅカと入ってきおって。召喚後の契約さえしてしまえば、こちらのものだ。こやつは失踪したことにして始末してやろう。いや、ここまでのスタイルのよい美女は中央でもなかなかお目にかかれない。ちっこいガキの魔道士とたった2人できた愚か者め、ふたり共々飼ってやる。

「そういやな。領主どの。今日ちょっくら覗かしていただいたんは、ここいらでみょーな噂を聞いたからなんや」

「噂…ですか?」

「せや。最近行商人の間で噂になってる妙な出で立ちの奇妙なガキの杖職人の話や。全身黒づくめで、ボタンは精巧な模様の金ボタン。強力な杖をや二束三文で売ってるっちゅう噂や。まぁ、商人共にだまされてるんやけどな。杖職人の癖に魔法の杖の相場を知らんねん。あほやろ」

「は、はぁ。」

 なんだ、その話。魔法の杖なんて1本で町一つ手に入れることだってできるんだぞ。馬鹿じゃないのか。わしには『千変』の娘の杖もあるが、その杖職人この付近にいるのなら、捕まえて幽閉してしまえばよい。

「…」
「どしたんや~ココネ?」
 区長の後ろに控えていた、ガキの魔道士が袖をひいて、なにやら耳打ちした。区長は先程までの高圧的な言い方から一変、甘ったるい声で魔道士に声をかける。
「…」
「そかそか…ココネ、おおきに。領主どの。我々はお暇させて頂きますわ」
「は?」
「…話をする時は相手を見て言うんやで~。視線がえっろいわ。うちは誰のもんにもならへんさかい。堪忍な~」

 フリフリと手を振りながら、その場を立ち去ろうとする。

「せやせや、魔法少女の番号もちは、懸賞金こそかかっているけど、大事な研究対象やさかい、見つけたら直ぐに中央に知らさなあかんで」

「な、なんのことですかな?我が街は辺境の街、あちらで魔法陣の準備をしている娘たちが全てでございます」

 区長は眼下で魔法陣を書く少女たちを見やる。どの娘もボロ布をつけ、手や足には錠がしてあった。魔道士は区長のそでを引っ張る。

「…」
「大丈夫やで、うちは、ココネをあんな風には絶対にせんよ」

 そういうと、魔道士を撫でて手をひいて、城をあとにした。
 街を出る橋の上、魔法による戦闘跡を見つけ、魔力をなぞる。

「ふ~ん。この魔力の感じ。『赤鷲』と『氷豹』か?あと、こいつは魔弾?にしてはデカすぎやな。魔道兵器を隠してたんかいなあのおっさん。帰ったら、チクったろ」

「『氷豹』?…違うよ。多分、手足の、ほう。魔力の質が…違う」

「ココネ。あんたのほうが年上なんやさかい、もっとドウドウとしぃーや!情けない」

「…だって、怖い、もん。あの人の心、汚い」

「はぁ、ココネはかわいいなぁ、もう!妹のうちがしっかり守ってあげるさかい!ま、どっちみち、あの程度の魔術師しかおらんのんやったら、失敗するわ。魔力も足りんさかい。はよ帰って一緒に寝よな!おねーちゃん!」

「…わかった…甘えんぼさんだね」

 2人は転移の魔法を使い、その場を去った。彼女らが、ケツの少年たちと出会うのはまだ先の話である。1桁(シングルズ)の魔法少女は、転移の最中、森の魔力に気づく。いまは、泳がせておこう。彼女らの心は綺麗だから。次会う時にどうなってるか。汚れてしまったら、掃除すればいい。



 森の中。木漏れ日が心地よい。ことり達のさえずりが耳をくすぐる。
 腫れ上がるおしりを擦りながら、ゆっくりと起き上がる。

「酷い目にあった」

「どうやら、お出ましの様だぜ」

 銃を担いだ兵士たちが、森の中を探索している。
 俺たちは、丘の上から彼らを眺めていた。

「何やってんだ?」
「たぶん、領主に死んだ証拠持って来いって言われたっすね。死体持ってくか杖持って来させるかしないと、大変なことになるっす」
 そうだな。アイツらに化けて、領主の城に行くか。

「死んだように報告させる」
「どうやって?」
「なーに簡単だ。そこら辺の木を人間大に切って、嬢ちゃんの魔法で、あたしたちの姿に変えればいい」
「なるほどっす!」
「『ポラリス』の魔法が役にたつなら」
「なにせ、あの魔道兵器のこともあるからな。少々荒くても問題ないだろ。そうと決まれば、早速取り掛かるぞ」


「あぁ、なんでもものすごい美人らしいぞ。スタイル抜群で、大人の魅力があるらしい。『赤鷲』って女は」
「いやいや『氷牙』さんもクールで綺麗ですよ」
 会話が止まった。2人の表情が固まり、若干頬が緩んでいる。
「さ、作戦会議を続けるぞ!ウキウキ」
「アイツらどこの隊っすか!魔道士をそんな目で見てから!けしからんっす!今度ビール奢るっす!キャッキャ!」

 おーい、お嬢さん方、感情が口を出てるよ。にへらにへらと笑う2人は先程まで殺し合いを繰り広げていたとは思えないほどの緊張感のなさだった。

「さっきのでかい魔道士もよく見たらかわいかったな」
「へ、へん。褒められても何もでないよぅ」
 カリンも身体をくねくねと動かす。何故だ。いま、イラッとしたぞ。なんかあの衛兵を殴りたい。

「でもな~、乳がデカいと垂れるんだよな。うちのかーちゃんなんかだるんだるんだ。赤鷲も数年たてばだるんだるんだ」
「なっ!!」
「せ、師匠、!い、いわてるっす!!笑笑」
「う~ん。そんなこと言われたら、うちの隊長はいったいいつになったら、スタイル良くなるんかな。ありゃ。ボンキュッボンならぬ、スットーンボディだからな」
「っす?!」
「くっくっく!お前の隊から言われてるじゃねーかっ」
 ひとしきり笑った後、2人の魔法少女静かには立ち上がる。
「さて作戦開始だな」
「そっすね」
「…」
「…」
 俺は、いま、まともにふたりの顔を見れない!!!
「嬢ちゃんのちからはきっとあとで必要になるから、休んどきな」
「今かけてる魔法、あとからかけ直してくれるっすか?ちょっと今から激しく動く用事ができたっす」
 おれは妹と肩を抱き合っていた。橋の上にいた時よりもさらにおっかない。おしっこちびれた。
 さちよさんからは怒気が立ち上り、ガブコからは冷気がしたたる。2人は丘からジャンプして、下に舞い降りる。兵士たちの悲鳴があがる。

「切り刻むっす!!!!!貴様ら、訓練のあっしが仏におもえるほどの冷気を叩き込んでやらあ!!!」
「ガッハッハッ!ガッハッハッ!!!ガッハッハッハッハッ…塵一つなくすり潰してやらあ!!」
 かりんと2人で下の惨劇に祈りを捧げる。
 名も知らぬ兵士よ
 日本のことわざを送ろう
 壁に耳あり障子に目あり
 合掌。
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