【完"( 人 )⸝⸝ᐛ⸝⸝)イヤンケツ】俺ケツ!異世界に来た俺は魔法少女100人からケツを狙われている!!!!!!

お花畑ラブ子

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第一章 異世界に来た俺は魔法少女1人からケツを狙われている!

おれのケツの輝きで通信を試みる

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 いよいよだ。今度はわしが世界を動かす。半年前にも隣国で召喚の儀式があった。その時は白髪の化け物が現れ、失敗に終わったと聞いている。だから、わしは入念に準備した。今、わしにはこの2本の杖がある。唯一の課題だった魔力不足も、魔法少女とこの杖を使えば、楽に補えるだろう。
 世界は変わる。わしの手で。水を差すやつは許さぬ。魔道砲はいつでも発射できる。万が一召喚の儀式中に邪魔が入ったとしても、排除できる。

「これから、異世界人召喚の儀を執り行う。」

「魔力供給開始」
 杖を振るって、魔力のある人間を閉じ込めた檻と魔法陣の魔力結合を行う。
「ぐあああああ」「ぎゃあああああ」
「きゃああああ」「ぐああああああ」
「…っす!」
「ち、へ、屁でもねぇよ…ぐ」
 悲鳴さえも喝采に聞こえる。
 魔法陣が薄くぼんやりと輝く。
「よし、きちんと魔法陣が反応してるな」
 あとは

「またれーい!この街の領主よ」

「…誰だ」

「我はルーナア領の領主!ルーナア・シュヴァリエ・ケツアーナ・ピッカリー卿である」
 出入口にふんぞり返る壮年の男。ルーナア領?聞いたことない。長い口ひげを蓄え、ゆっくりとこちらに近づいている。

「いま、取り込み中だ。出ていけ」

「その魔法陣が失敗するとしてもか?」

「なんだと、適当なことをぬかすな」

「ならばよく見て見よ。魔法陣の輝きを」

 たしかに輝きがやけにうっすらとしているような。魔力は足りているはず。

「…よろしい。ピッカリー殿。改善点を聞こうか」
「ならば1度魔力の供給を止めて貰えますかな。悲鳴がうるさくて話にならない。この街は厳戒態勢。邪魔者もいますまい。ほんの5分ほどの話だ」
「…3分だ」
「わかった」
 魔力の供給を止める。牢の中の魔法少女たちはぐったりと地面に倒れた。静寂が広間を包む。
 彼は魔法陣の周りをゆっくりと歩き出した。

「異世界召喚の儀式には条件がある。正しい魔法陣、十分な魔力、未練のある異世界人の魂。この3つがあることが大事だ。魂は神の間と呼ばれる特別な空間に保管される。未練ある異世界人がその神の間にたどり着くという。いつもそこに魂があるとは限らない。その世界とこの世界をつないでおくには膨大な魔力が必要になる。だから、接続時間が短く多くの場合失敗することが多いのだ。」

 この領主は何をいまさらいっている。そんなもの常識ではないか。魔法陣のまわりをなおも歩きながら、彼は続ける。

「逆に言えば魔力さえあれば、門を開け続けることも可能だ。3年前立て続けに5人の異世界人がこの世界に来た。その時地形も国も大きく様変わりした。1人の異世界人が恐怖を呼び、対抗するために様々な国が召喚をした。結果、救われた国、滅びた国、多くの人々の運命が変わることになった」

「貴殿には十分な魔力がある。たいして今の魔法少女のすし詰め状態では、魔力にムラが出る。魔力は一人一人違うのだから当然。1人が魔力供給する方が安定するのだ」

 なるほど一理あるな。

「…貴様がそれを教えるメリットはなんだ」
「メリット?」
「ああそうだ」
「わたしは異世界転生の魔法を完成させたいだけだ。わたしの魔法陣は愚かな魔法少女たちのせいで失敗したのだからな」
「じゃあ貴殿は半年前の、」
「そうだ、わたしはあの町の領主だ。わたしはあの時魔力のムラに気づかず、街を崩壊させてしまった。運良く瓦礫同士の隙間に入ったのだが、気づいた時には無一文だった。同じ同志として、失敗がわかっている実験は見ていられなかったのだ」

「よかろう」
「あとは、魔力供給が本格化し光り輝いている間は魔力を出し続けなければならない」
「…ふん、なるほどな」


「よし、上手くいっているな」
 カリンが変身して領主と話している間に早くやってしまわねば。うまく領主が背を向けているように移動してくれた。
 さちよたちが捉えられている牢屋には、鍵がかけてあった。魔瓶の魔法を鍵穴に流し込み氷の魔法で鍵を作り出した。
「早く逃げて」
「すまない」
「ありがとうよ」
「お礼はいいから、早く。お姉さんも」
「…えぇ」
 魔力が絞られてる。体力がかなり消耗しているようだ。魔法少女たちは互いに体を支えながら牢を出て行った。
「あとは」
 あのおっさんの持ってる杖のうち、1本は俺のケツから出た杖だ。それがこんなことになるなんて。
 路銀を稼ぐためとはいえ、安易な行動をしてしまったことが悔やまれる。あとの杖は大丈夫だろうか。
「とはいえ、このままという訳にはいかないよな」
 ズボンを上げて、下ろして、上げて、下ろしてを繰り返し、カリンに合図をおくる。
 懐中電灯が、あればな、少し惨めな気持ちになった。

「…ふんなるほどな。一理ある。」
 領主の後方で光が点滅するのが見えた。よし、これで姉様たちは大丈夫だ。次の作戦は。
「しかして、領主どの、なぜそんな珍妙な格好を?馬鹿みたいですぞ?」
「ピッカリー殿…いま。なんと?」
「バカみたいだなぁ、と、我々を楽しませるために道化役になってくださったのですかな?」
「このクソジジイ!!!!…魔道砲!!!!!!!」
 杖を振るって、魔道砲をピッカリーに撃ち込む。杖と魔道砲はリンクしている。狙った場所に撃ち込むことが可能だ。
「愚か者」
 消し飛ばしたはずの老人が少し離れたところで、領主を嘲る。
「バカ」
 杖を振るう。するとまた少し離れたところに忽然と現れる
「アホ」
 撃っても撃っても、現れるのだ。
「ハゲ」「役立たず」「デブ」「バカ」「アホ」「ハゲ」「役立たず」「デブ」「バカ」「アホ」「ハゲ」「役立たず」「デブ」「バカ」「アホ」「ハゲ」「役立たず」「デブ」「バカ」「アホ」「ハゲ」「役立たず」「デブ」「バカ」「アホ」「ハゲ」「役立たず」「デブ」バカ」「アホ」「ハゲ」「役立たず」「デブ」「バカ」「アホ」「ハゲ」「役立たず」「デブ」「バカ」「アホ」「ハゲ」「役立たず」「デブ」「バカ」「アホ」「ハゲ」「役立たず」「デブ」「バカ」「アホ」「ハゲ」「役立たず」「デブ」「バカ」「アホ」「ハゲ」「役立たず」「デブ」
「…わしをバカにするなあああああああっ!!ピッカリー!!!!!」
 怒りが止まらず、魔道砲の威力と量が増えている。巻き上がる粉塵のせいで、周囲が見えない。声が響く。
「ハゲ」「役立たず」「デブ」「バカ」「アホ」「ハゲ」「役立たず」「デブ」「バカ」「アホ」「ハゲ」「役立たず」「デブ」「バカ」「アホ」「ハゲ」「役立たず」「デブ」「バカ」「アホ」「ハゲ」「役立たず」「デブ」「バカ」「アホ」「ハゲ」「役立たず」「デブ」バカ」「アホ」「ハゲ」「役立たず」「デブ」「バカ」「アホ」「ハゲ」「役立たず」「デブ」「バカ」「アホ」「ハゲ」「役立たず」「デブ」「バカ」「アホ」「ハゲ」「役立たず」「デブ」「バカ」「アホ」「ハゲ」「役立たず」「デブ」「バカ」「アホ」「ハゲ」「役立たず」「デブ」「ハゲ」「役立たず」「デブ」「バカ」「アホ」「ハゲ」「役立たず」「デブ」

 見下すな、わしを、見下すな、

「バカ」「アホ」「ハゲ」「役立たず」「デブ」「バカ」「アホ」「ハゲ」「役立たず」「デブ」「バカ」「アホ」「ハゲ」「役立たず」「デブ」「バカ」「アホ」「ハゲ」「役立たず」「デブ」バカ」「アホ」「ハゲ」「役立たず」「デブ」「バカ」「アホ」「ハゲ」「役立たず」「デブ」「バカ」「アホ」「ハゲ」「役立たず」「デブ」「バカ」「アホ」「ハゲ」「役立たず」「デブ」「バカ」「アホ」「ハゲ」「役立たず」「デブ」「バカ」「アホ」「ハゲ」「役立たず」「デブ」

「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!」
 領主は半狂乱になりながら、魔道砲を撃ちまくっていた。
 煙の中をかき分けて、カリンの元に俺は向かった。
「カリン無事か?」
「大丈夫…かな」
 彼女の手には盾がにぎられていた。衛兵が使っていま魔石が埋められていて魔法が軽減される盾だ。カリンもあちらこちらに擦り傷などはあったが、軽傷のようだ。
「一泡吹かせてやったぜ」
 カリンは拳を突き出す
「ああ見事だ!」
 俺も拳を合わせた。

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