【完"( 人 )⸝⸝ᐛ⸝⸝)イヤンケツ】俺ケツ!異世界に来た俺は魔法少女100人からケツを狙われている!!!!!!

お花畑ラブ子

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第三章 異世界に来た俺は50人の魔法少女からケツを狙われている

No.更新試験3

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 ハナさんが手続きをしてくれていたようで、会場が20区であることが伝えられた。カリンたちは21区が会場になるようだった。
「わたしの時は、簡単な呪文をみせて、その後講習とかだったよ。受験したのも数人だったし」
「ふーん。そうなのか。カリンは導きの杖(ポラリス)はいいのか?」
「今回はわたしの実力で受けたいの、姉様に色々教えて貰ったし。あんたとの旅で成長した。目指せ50位!姉様に追いつくわよ!あんたも頑張んなさいよ!」
「がんばるよ」
 そこまで高い位でなくていいからなんとか、100位には入りたいな。いつまでも甘えてる訳にはいかないし。

「更新の方はこちら、新規の方はあちらになります」
 王都20区に広がるだだっ広い空間に魔道士達が時が来るのを待っていた。
 あるものは祈り、あるものはてのひらに人を描き、あるものは虚ろな目でここはゼミで出てきたところだ!とぶつくさ言っていた。衣装も様々で、獣耳のワイルドな見た目のおねーさんたちや、白い仮面をつけた異様な集団、1人で参加してるものは少ないようだった。
 渡されたプレートには109番と書かれていた。
「カリンの話とだいぶ違うよな」
 人数もそうだが、何やら視線をやたら感じる。
「……ふっ、おれが」
 しなやかなポーズを決める。
「美少女だからか!」
「アホじゃの!」
 なん、、、、だと。
「げっ!神様?!なんで」
 俺をこの世界に呼んだ神様。金髪幼女の神様が黒いフードを身に包み、自分のかたわらに寄り添うように立っていた。
「あんま、騒ぐんじゃない。ほかのものからはわしは見えんからな。正確にはわしの杖を持つ者以外じゃが。少し時間を貰うぞ」
 彼女の手には白い杖。ちいさく細い杖だったが、目が離せなかった。
「目を閉じとくんじゃぞ。……『          』」
 判別できない声がして、無理やり手のひらで視界を防がれた。
「よし、もうよいじゃろ」
 手が離された後、世界の異変に気づいた。
「誰も、動いて、ない」
「ま、わし、恥ずかしいし」
「その白ワンピースもうちょい生地を厚くできないのか」
「これは、あたしのアイデンティティだっ!てか、時間が無いんじゃった」
 うっすらと彼女の頭に汗が滲む。手元の杖を見る。杖が小刻みに震えている。
「所詮レプリカ。上手くはいかぬか。」
 苦々しく言った。
「いいか!この白い杖を持った奴がお前の杖を、中でも天上の杖を狙っておる。早く所有者を見つけるんじゃ」
「あ、あいつか。」
「ヤツめ。黒い杖共々奪われてしまった。安全な場所に隠すつもりが、裏目に出てしまった。」
「あ、それなら。ここに」
 黒い杖を、抜く。とたんに杖が重くなる。
「うぉ?!」
「なんで、おぬしが、それを」
「ってぶはははははは」
「あ?」
 自分の声の違和感に、いや、違和感のなさに驚く。あ、そうか。黒い杖で魔法が吸われたのか。
「あ、力抜けてもうた。魔法が解けてしまう。いいか!奴らに杖を奪われるな。全てが揃うと封印が」
 ぷつんと言う音とともに時間が動きだす。
 そして、あがる悲鳴
「あっ」
 パッツンパッツンになった魔法服をきる男子学生の図がそこにあった。
「きゃあああ!!!」
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