33 / 52
第4章 最後の魔法少女
あと20時間
しおりを挟む「ストロベリーシュート!!」
「バナナブーメラン!」
「グレープマシンガン!」
カラフルな魔法攻撃が飛び交う。木の合間をくぐり抜け魔法騎士団たちへ届く。
「くそっなんだこの魔法は!聞いたことない」
「王国式魔法剣術!5の型フレイムランス」
「ちぃっフレイムランス!何故だ!何故奴は、王国一の使い手の俺以上の魔法剣術を!」
「団長こそ魔法剣術の生みの親だってのに何を言ってんだか。っぶな!アクアハンマー!!」
「オラオラオラ!あたしのバイクのサビにしてやるぜ」
「なんだ!あの!奇っ怪な乗り物は!」
「誰だ!姐さんのバイク暴風猛牛号をバカにした奴は!!」
森の木の上から下を眺める影が3つ。
「あやつらは誰だ」
「蝶野一に喰われていた魔法少女たちですね。魔法少女フルーツパフェ。10年前に世界を救いました。魔法少女騎士ロイヤルナイツ。25年前に魔法騎士団の先駆けになった魔法少女です。魔法少女!夜露死苦。30年前のヤンキー集団の魔法少女です。」
「器たりえるの?」
「皆逸材ではあるけど、女王様の器にはねぇ」
「なら、いらぬの」
「では、悪魔法『悪魔の取引』」
「もったいないなぁ古代魔法(エンシャントマジック)強制意思支配(デモンズオーダー)」
「なんの魔法?」
「寿命と引き換えに超パワーを与えました。強制的に契約を結ばせて」
「そう、終われば呼びなさい。私は異空間で寝てるわ」
「はいはーい。ふふふ歴戦の魔法少女達。私たちとどぉっちが強いかなぁ?」
漆黒の杖が月夜に照らされ怪しく煌めいた。
「「「ぐがあああああああ!!!!」」」
突然雄叫びを上げながら迫りくる集団がいた。
目は虚ろで、どこを見ているのかわからないような感じであったが、魔力量がハンパなく大きい。
「狂化?」
「いや、もっと大きな力だ。相手方に悪魔がいるな」
「ひでぇな魂が消滅しかかってる。」
「相手の心配よりも自分の心配をしなさい。あれは一人一人が一騎当千の力を持つ化け物だ。下手すれば我々は雑兵一人に全滅させられるぞ」
王国側の兵士もその凶悪な力を持った兵士に気圧されている。
「魔力は節約しておいた方がいいが、そうも言ってられないね。みんなフルーツパフェ特盛形態(モード)に。先輩方あいつらは魔法少女フルーツパフェが引き受けた。」
魔力を高めさらに変身を重ねる。
「みんな五分で片付けよう」
「「了解っ!」」
「やるねやるね!楽しくなってきた!ゴート!もっと増やそう!もっともっと!」
「零華様、楽しそうですね」
おもちゃに夢中になると壊してしまうクセが出てきてますね。案外早く終わるかもしれない。魔法少女達は今でこそギリギリ耐えている状態ですが。
あと20時間
森の中で術式を組む。
「擬装(カモフラージュ)、痕跡消去(イレイザー)、気休め位になるだろう、少し休憩しよう創造(クリエイト)」
ティーポットを取り出した。
「敵に居場所を教えるわけにはいかないから焚き火は少しできないなぁ。ちょっとかして、保温(ウォーム)」
紅茶の香りが漂う。
「ほへ~」
「どうしたのほのかちゃん。アホみたいな顔して。あ、もともとアホか」
「いや、ほんとに二人は魔法国の人だなって。ってだれがアホみたいな顔だよ!」
「まぁ私たちにとってはほのかたちの世界の機械の方が魔法みたいだったけどな。五歯からもらった魔法ってどんな魔法なんだ」
「魂と魂を分ける魔法なんだ。もともと王家の魔法だったんだけど、ツクヨミさん、五歯さんが名前を奪われる前の名前なんだけど、が人の身にあまる魔法だって盗んだんだって。んで見つかって、ゴミ街に封じられてたのをたまたま魔神少女の魔法に巻き込まれたみたい。この魔法は王家の人間でも使い手が少ないみたいで、私もお兄ちゃんを助けたい一心で使えるようになったわけ。」
「五歯め、それならそうと言ってくれたら。」
「今までのカレンなら、間違いなくこの魔法は女王にわたる。そうなったらまずいもの」
「女王様ってそんなにヤバイ人なの?みんな大丈夫かな」
「信じよう。今から交代で見張りをしつつ、仮眠をとろう。夜が明けたら、森の中を通りつつ、魔都を目指す。」
「ソフィアちゃんと五葉ちゃんは寝なさいな。お姉ちゃんたちに任せなさい」
「え、でも、」
「いいからいいから」
「カレン、五葉ちゃんいいこだね」
「私の自慢の妹さ。ソフィアもだけど、なぁほのか、もしこの戦いが終わったら、五葉をほのかたちの世界に連れて行ってくれないか、私は監獄に入るわけだし。後見人みたいな制度はない。この魔法の世界はなんやかんや言っても魔法が全てだ。彼女のような力があるものは孤立していく」
「んー」
「頼むほのか」
「はぁ、わかったよ」
「ありがとう。頼んだよ・・・それでごめんな」
視界がゆがむ。あれ?
「必ず食い止めるから」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
崩壊寸前のどん底冒険者ギルドに加入したオレ、解散の危機だろうと仲間と共に友情努力勝利で成り上がり
イミヅカ
ファンタジー
ハートとお気に入り登録、ぜひぜひお願いいたします!
↓簡単なあらすじは''もっと見る''へ!↓
ここは、剣と魔法の異世界グリム。
……その大陸の真ん中らへんにある、荒野広がるだけの平和なスラガン地方。
近辺の大都市に新しい冒険者ギルド本部が出来たことで、辺境の町バッファロー冒険者ギルド支部は無名のままどんどん寂れていった。
そんな所に見習い冒険者のナガレという青年が足を踏み入れる。
無名なナガレと崖っぷちのギルド。おまけに巨悪の陰謀がスラガン地方を襲う。ナガレと仲間たちを待ち受けている物とは……?
チートスキルも最強ヒロインも女神の加護も何もナシ⁉︎ ハーレムなんて夢のまた夢、無双もできない弱小冒険者たちの成長ストーリー!
努力と友情で、逆境跳ね除け成り上がれ!
(この小説では数字が漢字表記になっています。縦読みで読んでいただけると幸いです!)
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
ガチャで領地改革! 没落辺境を職人召喚で立て直す若き領主
雪奈 水無月
ファンタジー
魔物大侵攻《モンスター・テンペスト》で父を失い、十五歳で領主となったロイド。
荒れ果てた辺境領を支えたのは、幼馴染のメイド・リーナと執事セバス、そして領民たちだった。
十八歳になったある日、女神アウレリアから“祝福”が降り、
ロイドの中で《スキル職人ガチャ》が覚醒する。
ガチャから現れるのは、防衛・経済・流通・娯楽など、
領地再建に不可欠な各分野のエキスパートたち。
魔物被害、経済不安、流通の断絶──
没落寸前の領地に、ようやく希望の光が差し込む。
新たな仲間と共に、若き領主ロイドの“辺境再生”が始まる。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
勇者パーティーを追放されたので、張り切ってスローライフをしたら魔王に世界が滅ぼされてました
まりあんぬさま
ファンタジー
かつて、世界を救う希望と称えられた“勇者パーティー”。
その中で地味に、黙々と補助・回復・結界を張り続けていたおっさん――バニッシュ=クラウゼン(38歳)は、ある日、突然追放を言い渡された。
理由は「お荷物」「地味すぎる」「若返くないから」。
……笑えない。
人付き合いに疲れ果てたバニッシュは、「もう人とは関わらん」と北西の“魔の森”に引きこもり、誰も入って来られない結界を張って一人スローライフを開始……したはずだった。
だがその結界、なぜか“迷える者”だけは入れてしまう仕様だった!?
気づけば――
記憶喪失の魔王の娘
迫害された獣人一家
古代魔法を使うエルフの美少女
天然ドジな女神
理想を追いすぎて仲間を失った情熱ドワーフ
などなど、“迷える者たち”がどんどん集まってくる異種族スローライフ村が爆誕!
ところが世界では、バニッシュの支援を失った勇者たちがボロボロに……
魔王軍の侵攻は止まらず、世界滅亡のカウントダウンが始まっていた。
「もう面倒ごとはごめんだ。でも、目の前の誰かを見捨てるのも――もっとごめんだ」
これは、追放された“地味なおっさん”が、
異種族たちとスローライフしながら、
世界を救ってしまう(予定)のお話である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる