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子犬一 はぁて

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6日目 由羽のターン「ご注文は由羽ですか?」 R18

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「おかえりなさいませ。ご主人様」

「……はあ?」

 希逢の帰宅早々、ぱたぱたとスリッパを鳴らして由羽が玄関先で出迎える。学校帰りの希逢が肩に掛けていたスクールバッグをぼすっと床に落とした。

「……なんつうカッコしてんの……」

「コスプレにはコスプレ返しだよ」

 由羽が頬を紅潮させながら返すと「ふうん」と希逢の加虐心が疼き始める。由羽は太腿の丈の水色のメイド服を着ている。胸元がハートの形でくり抜かれていて白い肌がチラ見えする。

(あー。あと5センチ横にハートが大きかったら乳首見えんのに)

 内心雄思考の希逢だったが決して顔には出さないように耐える。由羽は白と水色のフリルのついたガーターを右足の太腿に付けていてそれがさらにまた希逢の心をかき乱す。

(即抱き確定)

 制服のネクタイを緩めて臨戦態勢になろうとしたが何故か由羽はそっぽを向いて希逢のことを見ない。

(なんだよ焦らしてんのかこいつ)

 希逢はにっこりと笑みを浮かべて不審者さながらに由羽に擦り寄る。

「由羽ー? 怖くない怖くない」

「あの、えっとその……」

「?」

 途端にもじもじと膝を擦り合わせる由羽を見て「これは何かあるな」と気づく。じーっとタコさんみたいに真っ赤な顔してる由羽を見て、さてどうやって遊ぼうかと考えているとついに決心したのか由羽がいじらしい目でこちらを見つめてきた。

「ご主人様。本日のご注文は由羽ですか?」

「あ?」

 つい笑顔のまんま威嚇してしまった。由羽はぷるぷると震えて玄関の隅にちまっと体育座りをして座り込む。顔を膝の上にのっけて俯いている。だいぶダメージを与えてしまったらしい。

(つか太腿えろ。由羽の絶対領域は俺が守ろ)

 体育座りをしたのでスカートの丈がずり上がり白くてしなやかな太腿が露になる。

「もー。今日こそは俺が希逢くんのことえっちな気分にさせたくて準備したのにい」

 由羽は己への不甲斐なさや情けなさをむっつりとした顔に浮かべている。なにやら準備をしてくれているらしい。由羽なりの準備とやらが気になる希逢は励ますように肩を軽くたたく。

「悪いな。いーよ。今日は俺自分からは何もしないから由羽のペースでやってみせて?」

「……うん」

 由羽が甘えた目に変わった。

(こいつちょろすぎ)

 希逢は由羽のこの茶番に付き合うことにした。
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