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269 未来へ
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「こらーっ。せつ、遅いってば!」
「ごめんってー。Dom様が朝からサカっちゃってさあ……ベッドから離してくれないのなんのって」
空港に見送りに来てくれた透夏くんとせつくんの掛け合いも、これが最後かななんて思ったりして胸が締め付けられた。相良さんは今、荷物を預けてくれている。
空港の待合室で椅子に座りながらお喋り。せつくんは日本の駄菓子のセットを渡してくれた。透夏くんは、日本製の大人のお助けアイテムをくれた。「やっぱ日本製だろー」とこっそりと。僕は恥ずかしくなって目が泳いでしまう。相良さんに見つからないようにしなくちゃ。
「シアトルのお土産も今度持ってこいよー! 約束!」
透夏くんの小指に、僕も自分の小指をからめる。
「えー。俺にも頂戴ね?」
せつくんも指を絡めてきた。3つの指がぐねぐね絡み合っている。
「李子。そろそろ」
背後から近づいてきた相良さんに気づけなかったくらい、僕ら3人は話に夢中になっていたらしい。
3人して立ち上がる。見送りの人は、ここまでしか来れない。
「李子。また、電話くれよ」
「りこちの自撮り待ってるからね。いっぱい送ってね」
「透夏くんもせつくんもありがとう。プレゼントまでくれて……シアトルに着いたら、すぐお土産送るからね」
「おう」
「うん。待ってる」
「じゃあ、またね」
2人は僕と相良さんが次のゲートに向かうのをずっと見送ってくれていた。そうしたら、なんか、泣けてきちゃって。僕はその場で顔をくしゃくしゃにしてしまう。それに気づいた相良さんが僕の肩を支えて、当乗客の団体から少し離れた場所に連れてきてくれた。
「ごめんってー。Dom様が朝からサカっちゃってさあ……ベッドから離してくれないのなんのって」
空港に見送りに来てくれた透夏くんとせつくんの掛け合いも、これが最後かななんて思ったりして胸が締め付けられた。相良さんは今、荷物を預けてくれている。
空港の待合室で椅子に座りながらお喋り。せつくんは日本の駄菓子のセットを渡してくれた。透夏くんは、日本製の大人のお助けアイテムをくれた。「やっぱ日本製だろー」とこっそりと。僕は恥ずかしくなって目が泳いでしまう。相良さんに見つからないようにしなくちゃ。
「シアトルのお土産も今度持ってこいよー! 約束!」
透夏くんの小指に、僕も自分の小指をからめる。
「えー。俺にも頂戴ね?」
せつくんも指を絡めてきた。3つの指がぐねぐね絡み合っている。
「李子。そろそろ」
背後から近づいてきた相良さんに気づけなかったくらい、僕ら3人は話に夢中になっていたらしい。
3人して立ち上がる。見送りの人は、ここまでしか来れない。
「李子。また、電話くれよ」
「りこちの自撮り待ってるからね。いっぱい送ってね」
「透夏くんもせつくんもありがとう。プレゼントまでくれて……シアトルに着いたら、すぐお土産送るからね」
「おう」
「うん。待ってる」
「じゃあ、またね」
2人は僕と相良さんが次のゲートに向かうのをずっと見送ってくれていた。そうしたら、なんか、泣けてきちゃって。僕はその場で顔をくしゃくしゃにしてしまう。それに気づいた相良さんが僕の肩を支えて、当乗客の団体から少し離れた場所に連れてきてくれた。
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