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第16話
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「雪愛、これを持って行きなさい。」
何だろう?
ママから小さな手帳のような物を渡された。
「これは…?」
「ママが高校生の時の生徒手帳よ。」
見てみると『森野 美奈子』と書いてある。
『森野』というのはママがパパと結婚する前の名字だ。
「パパを助けることは確かに大事だけど、あなたが無事に帰って来ることもそれ以上に大事なのよ!あなたはママとパパにとっては1番の宝物だから。
本当はあなたのことを危ない目に合わせたくない!」
ママは涙ぐんでいる。
「もし、向こうの時代でパパを助けることができなくても、必ずあなたは帰って来なさい。
危なくなったら迷わずに帰って来なさい!」
「うん…。分かった。」
私は答えた。
「総治君もタイムスリップは前代未聞のことで前例も無いって言ってたよね?」
「うん。言ってたね。」
「万が一、向こうの時代からあなたが帰って来られなくなることもあるかも知れない…。
ルール違反かも知れないけど、そうなった時は18年前のパパに全ての事情を話して助けてもらいなさい!
パパは当時でもきっと優しいから助けてくれると思うから…。
でも、もしパパに助けてもらうことが出来なかったら、当時の私の所へ行って全ての事情を話して助けてもらいなさい。
今、渡した生徒手帳に当時の私の住所や連絡先も書いてあるから。その手帳は18年前の物だから持って行けるはずだから。
最初は信じてもらえないだろうし、怪しまれるかも知れないけど、諦めずに話しなさい!
当時の私なら必ず助けてくれるから。時代は違っても自分のことだから分かるのよ。」
「ママって18年前はまだ大阪に住んでいたんだよね?」
「そうよ。大阪へ行けるくらいのお金は入れてあるから、その時は大阪まで私を訪ねて行きなさい。
生徒手帳に住所を書いてあるから、そこまでの行き方は向こうの時代の大人の人に聞きなさい。
もちろん、そんなことをする必要が無いのが1番良いのだけど…。」
「18年前にママはパパとはまだ知り合ってもないんだよね…。」
私は聞いた。
「うん。ママがパパと知り合ったのは大学生の時だったから、18年前はまだ知り合ってないね…。」
パパと知り合う前のママの所へ行って、まだママは結婚もしていない女子高生なのに、私が娘だと言っても信じて助けてくれるのだろうか?
普通は信じないだろう…。
小学4年生の私でもそう思う。
でも、違う時代で全然知らない関係のない人に話すよりは、助けてくれるのだろうか?
総治さんの話では、そもそもママやパパであっても18年前の人に、自分がタイムスリップして来たことや今の時代のことを話すことじたいが禁止されている。
だから、ママが言っているのは本当のどうにもならなかった時の最終手段なんだろう…。
もしも私が18年前に行ってその時代に居続けたら、どうなるんだろう?
2008年に予定通りもう1人の私が赤ちゃんとして生まれてくるのだろうか?
そうなると、総治さんが言っていたタイムパラドックスが起きてどちらかの私が消滅するのだろうか?
それとも私が18年前に居続けることによって歴史が変わって、もともと私は産まれないことになって私は消滅するのだろうか?
どちらにしても考えただけで恐ろしい…。
何だろう?
ママから小さな手帳のような物を渡された。
「これは…?」
「ママが高校生の時の生徒手帳よ。」
見てみると『森野 美奈子』と書いてある。
『森野』というのはママがパパと結婚する前の名字だ。
「パパを助けることは確かに大事だけど、あなたが無事に帰って来ることもそれ以上に大事なのよ!あなたはママとパパにとっては1番の宝物だから。
本当はあなたのことを危ない目に合わせたくない!」
ママは涙ぐんでいる。
「もし、向こうの時代でパパを助けることができなくても、必ずあなたは帰って来なさい。
危なくなったら迷わずに帰って来なさい!」
「うん…。分かった。」
私は答えた。
「総治君もタイムスリップは前代未聞のことで前例も無いって言ってたよね?」
「うん。言ってたね。」
「万が一、向こうの時代からあなたが帰って来られなくなることもあるかも知れない…。
ルール違反かも知れないけど、そうなった時は18年前のパパに全ての事情を話して助けてもらいなさい!
パパは当時でもきっと優しいから助けてくれると思うから…。
でも、もしパパに助けてもらうことが出来なかったら、当時の私の所へ行って全ての事情を話して助けてもらいなさい。
今、渡した生徒手帳に当時の私の住所や連絡先も書いてあるから。その手帳は18年前の物だから持って行けるはずだから。
最初は信じてもらえないだろうし、怪しまれるかも知れないけど、諦めずに話しなさい!
当時の私なら必ず助けてくれるから。時代は違っても自分のことだから分かるのよ。」
「ママって18年前はまだ大阪に住んでいたんだよね?」
「そうよ。大阪へ行けるくらいのお金は入れてあるから、その時は大阪まで私を訪ねて行きなさい。
生徒手帳に住所を書いてあるから、そこまでの行き方は向こうの時代の大人の人に聞きなさい。
もちろん、そんなことをする必要が無いのが1番良いのだけど…。」
「18年前にママはパパとはまだ知り合ってもないんだよね…。」
私は聞いた。
「うん。ママがパパと知り合ったのは大学生の時だったから、18年前はまだ知り合ってないね…。」
パパと知り合う前のママの所へ行って、まだママは結婚もしていない女子高生なのに、私が娘だと言っても信じて助けてくれるのだろうか?
普通は信じないだろう…。
小学4年生の私でもそう思う。
でも、違う時代で全然知らない関係のない人に話すよりは、助けてくれるのだろうか?
総治さんの話では、そもそもママやパパであっても18年前の人に、自分がタイムスリップして来たことや今の時代のことを話すことじたいが禁止されている。
だから、ママが言っているのは本当のどうにもならなかった時の最終手段なんだろう…。
もしも私が18年前に行ってその時代に居続けたら、どうなるんだろう?
2008年に予定通りもう1人の私が赤ちゃんとして生まれてくるのだろうか?
そうなると、総治さんが言っていたタイムパラドックスが起きてどちらかの私が消滅するのだろうか?
それとも私が18年前に居続けることによって歴史が変わって、もともと私は産まれないことになって私は消滅するのだろうか?
どちらにしても考えただけで恐ろしい…。
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