父を助けに18年

クルミ

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第18話

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明日の事を考えると緊張してきて、なかなか眠れなかった。

18年前の佃町はどんな感じなんだろう。

いくつかのお店が少し変わったくらいで、それほどは変わっていないと、みんなは言っているけど、実際はどうなんだろう?

そもそも本当に過去になんか行けるのだろうか?

18年前に行けても、私はパパを助けられるのだろうか?
いや、助けないといけない!

そんなことを考えていた。

でも、昨日と今日で色々なこともあって疲れていたので、いつの間にか眠っていた。

明くる日はいつもより早く自然に目が覚めた。

一応、目覚ましをセットしていたけどあまり意味がなかった。

やっぱり緊張してるからか。

朝ごはんは昨日の夕飯に続いて、私が1番好きなハムサンドをママが作ってくれた。

とても美味しかった。

出発はお昼だから、持って行く荷物のチェックと、今回の作戦について覚えないといけないことを何度も見直した。
なんせ、自分で書いたメモも向こうの時代には持っていけないので、自分の頭で覚えるしかない。

そんなことをやっていたら、すぐにお昼前になった。

12時半には総治さん達と集合するので、お昼ご飯はいつもより早めの時間に食べた。
お昼ごはんも私の好物のミートソーススパゲッティだった。

昨日の夜から私の好きな食事ばかりをママが作ってくれた。
数日間はママが作ったごはんを食べられないかも知れない。
そう考えると寂しくなってきた。

家を出発する時に隣の曾おばあちゃんにあいさつをした。

曾おばあちゃんは、

「海外と違って日本語も通じるから、大丈夫じゃよ!
何かあったら向こうの私に頼るんだよ!
雪愛、気を付けてな!」

曾おばあちゃんは相変わらず、軽い感じで言ってくれた。

確かに日本語が通じるのは本当に助かる!
これで、言葉も通じないのなら、どうしようもない…。

「うん。暑いからおばあちゃんも体に気を付けてね!
行ってきます!」

そう言って、ママの車に乗せてもらって家を出発した。

************

私達が集合場所の佃海岸に着くと、すでに総治さん、将也さん、そして総治さんの娘の鈴夏(すずか)ちゃんも居た。

鈴夏ちゃんは、私と同級生でパパ同士が仲が良いこともあって、私達も仲が良い。

「あっ!鈴夏ちゃん!」

私は鈴夏ちゃんの名前を呼んだ。

「雪愛ちゃん!」

鈴夏ちゃんも私の名前を呼んだ。

学校がある時は毎日会っていたのに、夏休みに入ってからは1度も会っていなかったので、私達にとっては久しぶりだ。

とても嬉しかった!

少し、緊張がなくなった。

「鈴夏ちゃんには事情を話してるから、大丈夫だよ。」

総治さんが言ってくれた。

少しの時間だけど、私と鈴夏ちゃんはたわいもないおしゃべりをした。
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