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第20話
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私はどれくらいの時間、意識を失っていたのだろう。
一瞬にも感じるし、長い時間にも感じる…。
「おーい!お嬢ちゃん!」
何か聞き覚えのあるような若い男の人の声が聞こえる。
「おーい!大丈夫!?」
「…う、うん…。」
私はゆっくりと目を開ける。
「良かった!目を覚ました!
お嬢ちゃん、大丈夫?」
私は仰向けで寝ていたみたいだ。
見ると高校生くらいの若い男の人が心配そうに私の顔をのぞきこんでいる。
水色のTシャツの上に同じような色の半袖のジャケットを着ている。
「あの…。今日は何年の何月何日ですか?」
タイムスリップが成功したのかが気になって、思わず私はその男の人に聞いた。
「えっ!?今日は1999年8月3日の火曜日だよ。」
男の人は驚いたように答えた。
すごい!本当に18年前に来ている!
でも、タイム装置はやっぱり現代に置いてきたままだから、このままでは元の時代に帰れないんだな…。
でも、今は総治さん達を信じて、今はパパを助けることに集中しよう!
「もしかして、記憶喪失…?倒れた時のショックで…?」
男の人は、私を記憶喪失だと思ってる…。
そりゃあ、いきなり今日が何年の何月何日ですか?って聞かれたら、おかしいと思うよね…。
「いえいえ、記憶はありますよ!」
思わず私は答えた。
「それなら、良かった…。
えっと、暑いから熱中症で倒れてたのかな?」
お兄さんは心配そうに言った。
本当はタイムスリップの時に意識がなくなったのだけど、熱中症っていうことにしてた方がややこしくないので、そういうことにしよう。
「暑くて頭がくらくらしてきて、気が付いたら倒れてたので熱中症だと思います…。」
「じゃあ、ここは暑いからとりあえず、あっちにある休憩所に行こうか?
あそこなら、屋根で日陰になってるし、ベンチで休めるから。」
お兄さんが指差した方にはよく公園なんかにある、屋根付きの休憩所があった。
「はい!そうします。」
確かにここにずっと居るのは暑い。
砂浜からも熱気を感じる。
「歩けるかな?無理ならおんぶしようか?」
「いえ、あそこまでなら自分で歩けるので大丈夫です。」
「じゃあ、そのリュックサックは少し重そうだから、僕が運ぶよ。」
そう言ってお兄さんは私のリュックサックを持ってくれた。
お兄さんと並んで、50mくらい先の休憩所まで、歩いて私はベンチに座った。
リュックサックは私の横に置いてくれた。
休憩所は屋根で日陰になっているので、さっきまでよりもかなり涼しく感じた。
屋根があるだけでも、かなり違うものだな。
よく見るとこの時代でも、此処から少し離れた海の方にはたくさんの海水浴に来ている人が見える。
お兄さんは
「すぐ戻るから、そこで待っててね!」
そう言って、近くの自販機の方に走って行った。
3分くらいで戻って来て、
「水分を取った方がいいよ。」
と言って、スポーツドリンクの入ったペットボトルを渡してくれた。
これを買いに行ってくれてたのか。
やっぱり親切なお兄さんだな。
「ありがとうございます。」
私はペットボトルの4分の1くらいの量をゆっくりと飲んだ。
暑くて喉が渇いたので、美味しい!
「大丈夫かな?」
「うん。大丈夫です!ありがとうございます。」
「ところで、お嬢ちゃん、お父さんやお母さんは?」
「えっと、1人で大阪からここまで来ました…。」
「えっ!大阪から!?
リュックサックの荷物が多いから、もしかしたら遠くから来たのかな?とは思ったけど…。」
お兄さんは私が1人で大阪から来たと聞いて驚いている。
「お嬢ちゃん、お名前は何ていうのかな?」
「風林 雪愛です。」
「ええっー!!?風林!?」
お兄さんは私の名前を聞いてさっきよりも驚いた。
一瞬にも感じるし、長い時間にも感じる…。
「おーい!お嬢ちゃん!」
何か聞き覚えのあるような若い男の人の声が聞こえる。
「おーい!大丈夫!?」
「…う、うん…。」
私はゆっくりと目を開ける。
「良かった!目を覚ました!
お嬢ちゃん、大丈夫?」
私は仰向けで寝ていたみたいだ。
見ると高校生くらいの若い男の人が心配そうに私の顔をのぞきこんでいる。
水色のTシャツの上に同じような色の半袖のジャケットを着ている。
「あの…。今日は何年の何月何日ですか?」
タイムスリップが成功したのかが気になって、思わず私はその男の人に聞いた。
「えっ!?今日は1999年8月3日の火曜日だよ。」
男の人は驚いたように答えた。
すごい!本当に18年前に来ている!
でも、タイム装置はやっぱり現代に置いてきたままだから、このままでは元の時代に帰れないんだな…。
でも、今は総治さん達を信じて、今はパパを助けることに集中しよう!
「もしかして、記憶喪失…?倒れた時のショックで…?」
男の人は、私を記憶喪失だと思ってる…。
そりゃあ、いきなり今日が何年の何月何日ですか?って聞かれたら、おかしいと思うよね…。
「いえいえ、記憶はありますよ!」
思わず私は答えた。
「それなら、良かった…。
えっと、暑いから熱中症で倒れてたのかな?」
お兄さんは心配そうに言った。
本当はタイムスリップの時に意識がなくなったのだけど、熱中症っていうことにしてた方がややこしくないので、そういうことにしよう。
「暑くて頭がくらくらしてきて、気が付いたら倒れてたので熱中症だと思います…。」
「じゃあ、ここは暑いからとりあえず、あっちにある休憩所に行こうか?
あそこなら、屋根で日陰になってるし、ベンチで休めるから。」
お兄さんが指差した方にはよく公園なんかにある、屋根付きの休憩所があった。
「はい!そうします。」
確かにここにずっと居るのは暑い。
砂浜からも熱気を感じる。
「歩けるかな?無理ならおんぶしようか?」
「いえ、あそこまでなら自分で歩けるので大丈夫です。」
「じゃあ、そのリュックサックは少し重そうだから、僕が運ぶよ。」
そう言ってお兄さんは私のリュックサックを持ってくれた。
お兄さんと並んで、50mくらい先の休憩所まで、歩いて私はベンチに座った。
リュックサックは私の横に置いてくれた。
休憩所は屋根で日陰になっているので、さっきまでよりもかなり涼しく感じた。
屋根があるだけでも、かなり違うものだな。
よく見るとこの時代でも、此処から少し離れた海の方にはたくさんの海水浴に来ている人が見える。
お兄さんは
「すぐ戻るから、そこで待っててね!」
そう言って、近くの自販機の方に走って行った。
3分くらいで戻って来て、
「水分を取った方がいいよ。」
と言って、スポーツドリンクの入ったペットボトルを渡してくれた。
これを買いに行ってくれてたのか。
やっぱり親切なお兄さんだな。
「ありがとうございます。」
私はペットボトルの4分の1くらいの量をゆっくりと飲んだ。
暑くて喉が渇いたので、美味しい!
「大丈夫かな?」
「うん。大丈夫です!ありがとうございます。」
「ところで、お嬢ちゃん、お父さんやお母さんは?」
「えっと、1人で大阪からここまで来ました…。」
「えっ!大阪から!?
リュックサックの荷物が多いから、もしかしたら遠くから来たのかな?とは思ったけど…。」
お兄さんは私が1人で大阪から来たと聞いて驚いている。
「お嬢ちゃん、お名前は何ていうのかな?」
「風林 雪愛です。」
「ええっー!!?風林!?」
お兄さんは私の名前を聞いてさっきよりも驚いた。
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