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拠点編

精霊召喚やってみた。

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神を召喚してしまった俺だが今度は精霊と契約して拠点の管理をして貰おうかと思っている。いつもいるわけではないので手入れが行き届かないのだ。なので家の管理が出来る精霊を召喚する事にする。ギルドから帰ってきたエクスに相談したら、《精霊召喚》を作ってから使うときにどの精霊を呼ぶか念じて行えば上手くいきますとのことだった。強引に魔力押しでやるとヤバイ精霊がやって来ると言われた。ちなみに、家の管理をやってくれる精霊はシルキーという精霊だ身長は60センチくらいしかない小柄な体系だが家事をまかければ右に出る精霊はいないとの事だった。大きさ的に2人いれば足りるとのことだったのでせっかくなので双子のシルキーのイメージで召喚して見ることにする。





 『我の魔力を糧に、精霊よ我が僕となれ精霊召喚。』



 出来上がった魔法陣の中に小柄な女性らしき姿が2人いた。召喚は成功のようだ。容姿は二人ともにているが一人は髪が銀色、もう一人は金色だった。二人とも可愛い、見とれていると二人が近づいて来た。



 『『初めてましてご主人様。シルキーですよろしくお願いします。』』



 「よろしく、俺はダイスケだ。二人とも名前はないのか?」



 『『ありません。』』



 「わかった、ではなづけよう。シルとルドにしよう。」



 見た目通りに銀髪のシルキーにシル、金髪のシルキーにはルドと名付けた二人はとても喜んだ。



 『『ありがとうございます。しっかり働きます。』』



 はしゃぐ二人は拠点内を見回りしながら掃除するそうだ、エクスにシルキーの御飯は何を食べるか聞くと契約者の魔力を貰うから必要ないみたいだ。これで拠点の家事・護衛は見つかったので次の街にいく事にした。拠点には《転移》で帰ってこれるので大丈夫だ。街を移動しようとしているとエクスがついてきた。



 「拠点の警護はやっていないのか?」



 「いや、我が配下にまかせてきたよ。神より強い君に興味があったんで付いていくよ。もちろん護衛はするよ。」



 「わかった。護衛がいるなら安心だ。次はダンジョンのある街に行く予定だ。」



 「ダンジョンか君らしいね。移動はどうするの?」



 「とりあえず歩いていくよ。運動がてらに」



 「いやいや、最低でも1週間かかるよ。ダンジョンのある街まで、」



 「エクスの戦い方も見たいしね。やっぱり剣がメイン武器なのか?」



 「そうだね。いろいろ使えるけどやっぱり剣が落ちつくね。今度、模擬戦でもしないかい。」



 「最初と違ってかなりフレンドリーだな。いいけど俺は我流だからそのところよろしく。」



 そんな話をしながら道を歩いていると遠くにモンスターに襲われている集団がいた。助けると面倒なのでゆっくり歩いていく事にした。暫く歩いていると、戦闘していた集団の数名が俺達に気づいたのか、俺達の方に逃げてくるようだ。いやいや、それはダメでしょう。普通助けを求めるのでは戦っていた集団は俺達にモンスターを押しつけるようにやって来た。



 「俺らじゃ無理だ逃げる時間を稼げ愚民共。」



 そう暴言を吐いて逃げようとしていたので、スキル《重力》で逃げてきた集団と襲っていたモンスターオークの群れの動きを止めた。やれやれこいつらはどうするかな?仮にも俺を陥れるやり方をしたのだ普通は助けを求めるのに、何が愚民だ。懲らしめてやろうか。



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