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ダンジョン編2

執事喫茶店の経営を教える。

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 マスターが悶絶の世界にいって10分ようやく戻ってきた。



 「おかえり、さっさと着替えろよ。気持ちわりぃー」



 「ははい。」



 そういって着替えてきたマスター。名前はシゲル・コガといい先祖は異世界から来たそうだ。着替えてからイメージがかわり凛々しくなった。また、他の男性従業員もそれなりになった。これで、第1段階は完了だ。メイド服は洗って店で保管して貰う。何かイベントで使えるかもしれないのだ。あとは入り口の看板変更とメニューだ。看板変更は業者に依頼して貰いメニューにとりかかる。



 「女性客層を取り込む為にはデザートが必要だ。呼び方はスイーツだ。マスター、プリンはつくれるのか?」



 「プリンですか?はい、先祖のレシピにありますので作ったことがありますので」



 「さっそくだが作ってくれ。」



 「はい、わかりました。」



 マスターはプリンを作っていく、それとは別に他の男性従業員にガトーショコラもどきの試作を行う。もどきなので代わりの食材でつくっている。元々はネットのメニューだが俺が家にある食材で代用したのが始まりだった。試行錯誤でなんとか形になった一品だ。焼きたてはかなり上手いのでオススメだ。だいたい焼くのに10分かかる。たまには食べたい一品だ。

 マスターのプリンも完成したので試食してみる。



 「ん~カラメルソースはないのかな?コンプセクトになるのだが、味はふつうだな。」



 「カラメルソースとはなんですか?」



 「砂糖と水でつくる苦甘いソースだよ。それは教えてもらってないのかい?」



 「ししりません。教えて下さい。」



 仕方ないので作ってみる。完成したカラメルソースをかけてプリンを食べる。



 「う、うまい。味に深みが~うれますよ。簡単に作れていいです。ありがとうごさいます。」



 「まてまて、まだある。プリンと一緒の器にフルーツを乗せてプリンアラモードとしてうるんだよ。トッピングで生クリームのホイップをつけると更にうまい。」



 看板メニューができたので商業ギルドに登録して貰う。これでレピシでの収入も望める。マスターも今までより格段にせいかつがよくなるだろう。また、メニューにメイド服の貸し付けを入れてレンタル代で稼げるようにする。中々厳しいかもしれないがこれで少しはマシになるだろう。ちなみに俺の報酬は利用無料になるだけだった。店が潰れない限り食に困る事はなくなった。リューニューアールは明後日なので軽い軽食などもメニューに取り入れた。明日からはプレオープンをしてオペレーションを訓練する事にした。さあ、訓練の時間だよ。
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