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異世界召喚編

ダメ神の陰謀

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 獣王国の鉱山奴隷となったダメ神は取引を行っていた。どんな取引かというと異世界召喚の魔法陣と方法を教えるという事だ。

 タブーなのだが、ダイスケに仕返しをしたい為に犯してはいけないタブーを犯したのだ。これで死が確定した事をダメ神は知らない。

 異世界召喚の方法を知った獣王国は異世界召喚を行う準備を行っていた。現在獣王国は戦力外かなり低下しているのでダメ神が出した案は是非とも欲しいしろものだった。

 「わかった。お主の案を聞いておく、奴隷から解放だ。」


 「よかったわーん。いつまでも埃くさいのは肌にわるいからね。ありがとう~。」


 「召喚した物は言うことを聞くのか?聞かない場合はどうする?」


 「そんなの奴隷の首輪を付ければいいのよ。」


 「そうだな。では魔力を溜める為に魔石を集める事にしよう。」


 そんな悪巧みをしているが内容がバレているとは思っていない。ダイスケは念のためダメ神に奴隷解放されると状況がわかる魔法をかけていたのだった。

 その情報が入ってきたダイスケは教会に出向いて神界にいって創造主に相談にいった。

 相談といってもダメ神ことオネイ神を殺す事と獣王国を懲らしめる事の許可を貰いにいった。
 最初は穏便にといっていたが、渋々条件をのんで貰った。残念な事だが、異世界召喚は防げなかった。魔法陣を作成した段階で使用しないとこの世界が崩壊するとの事だった。
 仕方ないので少し干渉して異世界召喚でやって来る人物を選ぶ事にした。

 そうとも知らないダメ神は、強くて自分好みの男を召喚しようとしいてる。その思いが届く事は無いのだが、興奮状態でダメ神が準備を進めていた。

 獣王はこの機会に勢力を伸ばそうと考えているが上手くいくことはなかった。この失態を気に獣王の地位を追われる事になる。

 話はダイスケ達に戻る、異世界召喚は防げなかったが呼び出される人物を選ぶことができるので誰を呼び出そうと考えていた。

 「創造主さん誰がいいですか?若者よりも年寄りがいいですかね?」


 「そうじゃあな未来のある若者より後の短い年寄りがいいかな。加護は最低限付けるとする。」

 「では、地球でお世話になった元上司でもかまいませんか?家族はいますが嫌われているっていっていましたから存在がなくなっても地球にいる人は気づきませんから。」


 「よかろう、あとはダメ神の件はお願いする。神が神殺しをするわけにはいかんからな。」
 
 「神といっても気持ち悪いダメ神オネイですからね。会いたくはありませんが責任を持って処理しますよ。」
 

 
 獣王国では魔石を集めるのにかなり苦労したもののようやく異世界召喚できるくらいの魔力と魔石を確保した。

 「獣王様では始めましょう。ふふふこれでダイスケにひと泡吹かせれます。」


 「私も世話になってたからな、よし始めろ。」


 そういって禁断の異世界召喚が始まった。
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