異世界無料体験サービスから始まった異世界冒険だと思う。

ダイスケイマイチ

文字の大きさ
120 / 164
新たな異世界編

ワイバーン無双2

しおりを挟む
 国境を越えるとそこには湖や川や海などの風景が広がっていた。ダイスケはその美しさに魅入られていたが、アシュバーンがその雰囲気を壊した。

 『早速、魚魚ですね~主人~』
 少しは大人しくして欲しいダイスケだった。

 「うるさいよ。」 ゴン
 軽く右手から振り下ろされたゲンコツがアシュバーンにヒットする。

 『いたい~ごめんなさい。叩かないで』
 叩かれた事でふらふらするアシュバーン。大人しくさせるため海にいく。砂浜には人気はない事を確認して沖にでる。

 ここからアシュバーンに《水中移動》を付与して沖から砂浜まで魚を追い込んでいく。明らかに人員不足なのだが、異世界ファンタジー魔法とスキルでどうにかする。

 《水中移動》と《範囲指定》を使用して的確に魚を追い込む。砂浜にはアイテムボックスを展開しておき採れた魚は選別しながら保管していく。

  『主人凄いです。魚が沢山』 だらだら

 ヨダレを垂らしながら話すアシュバーン。

 「あと3回くるい追い込むぞ。」

 『はい、ラジャー。』

 やり過ぎるぐらいアシュバーンが魚を追い込んでいく。

 『いぐぞー。オラオラオラ~たまんね~。』

 通常ワイバーンは水の中では弱体化するのだが、ダイスケの付与魔法で無双モードにはいっている。たまに魚方のモンスターがやって来るがアシュバーンに一方的にやられて屍になっている。

 当然その屍はダイスケに回収される。また、中には食用不可の魚(毒)もいるので毒魚は別に纏めて保管している。

 3回の追加追い込みが終わると街に行くことになった。
 
 街の名前はリバーというらしい。

 砂浜で魚の整理しているとガラの悪い集団が殺気だちながらやってくる。

 「おまえ誰に断って漁をしている?捕った獲物を全てよこせ。」

 「「「よこせ!」」」

 「嫌ですよ。断ります。」

 「はぁ!この人数に勝てるのか?おい貴様」
 威嚇してくる海賊その1、そして海賊その2がナイフを取り出し近づいてくる。

 その瞬間 バサーン!

 『主人~、沢山とれたよ。』 
 アシュバーンが海から現れた。

 「「「ぎゃあ~ワイバーン!」」」

 「逃げろ~」
 海賊達は逃げだす。しかし、海賊達その2は腰を抜かして動けない。

 「わわぁわぁぁ~、だずげでぇぐださぁいぃ~。」
 しかも失禁している。

 「アシュバーン、逃げた奴らを捕まえろ。ただし殺すなよ。生きたまま連れてこい。」

 『はーい。主人!いってきます。』
 バサバサビュー

 逃げた海賊を捕まえにいくアシュバーン、10分もかからなく捕まえてきた。

 「くっくっくるなー。」 「くるなー。」

 「辞めてクレー食うな。」

 色々な悲鳴があがっているが気にしない。

 『全部捕まえたよ。えらいでしょ。』

 「偉い。よくやった。今晩はご馳走だ。」

 『やったー。じゅるり』
 大量のヨダレがたれる。垂れたヨダレは海賊達にかかる。

 「「「食わないで~。」」」

 「うるさい黙れ。」
 ダイスケは殺気を飛ばす。海賊達は意識をなくして倒れて行く。倒れた海賊達をロープで結んでひとまとめにする。それをアシュバーンに運ばせる。

 
 リバーの街普段は穏やかな街なのだが今は違う。滅多に見ないワイバーンが近く見えてきたからだ。


 
 
しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう

お餅ミトコンドリア
ファンタジー
 パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。  だが、全くの無名。  彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。  若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。  弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。  独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。  が、ある日。 「お久しぶりです、師匠!」  絶世の美少女が家を訪れた。  彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。 「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」  精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。 「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」  これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。 (※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。 もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです! 何卒宜しくお願いいたします!)

異世界に落ちたら若返りました。

アマネ
ファンタジー
榊原 チヨ、87歳。 夫との2人暮らし。 何の変化もないけど、ゆっくりとした心安らぐ時間。 そんな普通の幸せが側にあるような生活を送ってきたのにーーー 気がついたら知らない場所!? しかもなんかやたらと若返ってない!? なんで!? そんなおばあちゃんのお話です。 更新は出来れば毎日したいのですが、物語の時間は割とゆっくり進むかもしれません。

最強の異世界やりすぎ旅行記

萩場ぬし
ファンタジー
主人公こと小鳥遊 綾人(たかなし あやと)はある理由から毎日のように体を鍛えていた。 そんなある日、突然知らない真っ白な場所で目を覚ます。そこで綾人が目撃したものは幼い少年の容姿をした何か。そこで彼は告げられる。 「なんと! 君に異世界へ行く権利を与えようと思います!」 バトルあり!笑いあり!ハーレムもあり!? 最強が無双する異世界ファンタジー開幕!

『ミッドナイトマート 〜異世界コンビニ、ただいま営業中〜』

KAORUwithAI
ファンタジー
深夜0時——街角の小さなコンビニ「ミッドナイトマート」は、異世界と繋がる扉を開く。 日中は普通の客でにぎわう店も、深夜を回ると鎧を着た騎士、魔族の姫、ドラゴンの化身、空飛ぶ商人など、“この世界の住人ではない者たち”が静かにレジへと並び始める。 アルバイト店員・斉藤レンは、バイト先が異世界と繋がっていることに戸惑いながらも、今日もレジに立つ。 「袋いりますか?」「ポイントカードお持ちですか?」——そう、それは異世界相手でも変わらない日常業務。 貯まるのは「ミッドナイトポイントカード(通称ナイポ)」。 集まるのは、どこか訳ありで、ちょっと不器用な異世界の住人たち。 そして、商品一つひとつに込められる、ささやかで温かな物語。 これは、世界の境界を越えて心を繋ぐ、コンビニ接客ファンタジー。 今夜は、どんなお客様が来店されるのでしょう? ※異世界食堂や異世界居酒屋「のぶ」とは 似て非なる物として見て下さい

【完結】487222760年間女神様に仕えてきた俺は、そろそろ普通の異世界転生をしてもいいと思う

こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
 異世界転生の女神様に四億年近くも仕えてきた、名も無きオリ主。  億千の異世界転生を繰り返してきた彼は、女神様に"休暇"と称して『普通の異世界転生がしたい』とお願いする。  彼の願いを聞き入れた女神様は、彼を無難な異世界へと送り出す。  四億年の経験知識と共に異世界へ降り立ったオリ主――『アヤト』は、自由気ままな転生者生活を満喫しようとするのだが、そんなぶっ壊れチートを持ったなろう系オリ主が平穏無事な"普通の異世界転生"など出来るはずもなく……?  道行く美少女ヒロイン達をスパルタ特訓で徹底的に鍛え上げ、邪魔する奴はただのパンチで滅殺抹殺一撃必殺、それも全ては"普通の異世界転生"をするために!  気が付けばヒロインが増え、気が付けば厄介事に巻き込まれる、テメーの頭はハッピーセットな、なろう系最強チーレム無双オリ主の明日はどっちだ!?    ※小説家になろう、エブリスタ、ノベルアップ+にも掲載しております。

【完結】異世界に召喚されたので、好き勝手に無双しようと思います。〜人や精霊を救う?いいえ、ついでに女神様も助けちゃおうと思います!〜

月城 蓮桜音(旧・神木 空)
ファンタジー
仕事に日々全力を注ぎ、モフモフのぬいぐるみ達に癒されつつ、趣味の読書を生き甲斐にしていたハードワーカーの神木莉央は、過労死寸前に女神に頼まれて異世界へ。魔法のある世界に召喚された莉央は、魔力量の少なさから無能扱いされるが、持ち前のマイペースさと素直さで、王子と王子の幼馴染達に愛され無双して行く物語です。 ※この作品は、カクヨムでも掲載しています。

『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?

釈 余白(しやく)
ファンタジー
 毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。  その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。  最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。 連載時、HOT 1位ありがとうございました! その他、多数投稿しています。 こちらもよろしくお願いします! https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394

第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。

黒ハット
ファンタジー
 前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。  

処理中です...