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新たな異世界編

王族と貴族

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 首都の防壁前に居る兵士たら王城にこいと言われた。行きたくないので先延ばしにする。

 「申し訳ないですが、王城にいく服装ではないので身なりを整えさせて下さい。」

 「身なりかわかった。お薦めの仕立屋を紹介する。ついてこい!」

 首都の中に入れたが流石にワイバーンは入れなかったので首都外に待ってもらっている。
 兵士の後を歩くのだが途中で《隠密》を発動して姿を消す。ついでに《幻術》で自分の姿を変えてバレない対策も忘れない。

 自由になったので首都を散策する。首都というだけあって色々な店があったが欲しい物は無かった。
 食料を買い込んだくらいだった。冒険者ギルドに行って素材買取を行って貰ったらランクがSになってしまった。

 余り目立ちたくないダイスケだった。

 ギルドを出て宿を取る。暫く野営だったのでベッドでゆっくりしたいところである。

 風呂ななかったがお湯につけたタオルで汚れを落とす。《浄化》でもいいのだが綺麗になった実感があまりないので今回はタオルで拭いた。

 寝ようとしていると宿が騒がしくなった。兵士達がダイスケを探してまわっているのだった。他の人には迷惑をかけているがダイスケも迷惑をかけられているのだ。

 変装しているのでバレないのだった。暫く五月蠅かったが落ちついたので寝たダイスケだった。

 翌朝、首都の中を大勢の兵士がうろついていた。通行人を手当たり次第捕まえて確認している。

 迷惑だと思ったダイスケは国境の防壁の魔法解除した。それから素早い動きで検問をスルーしていった。

 そして手紙を王城に送っておく。


 ダイスケより悪意を


 国王様、貴族さまへ

 これ以上私を探すと迷惑なので辞めて下さい。取りあえず入国審査官を罰して速く国境の防壁を直して下さい。これが受け入れられないと私は貴方の国に攻撃しますよ。物理的に何処かの国みたいに逆さまになりますよ。


 これを見た国王はダイスケを探すのを辞めた。他の貴族が引き続き探そうとしていたらしいが不慮の事故で家が逆さまになったそうな。
 また、一部の貴族の屋敷には大きな氷の塊が降ってきて屋敷が大破したとの報告も上がってきていた。
 さらに、防壁が無くなった国境より多くのモンスターが襲来して多くの兵士や建物を失い国力を落としてしまった雪原デルゴル国だった。

 その頃ダイスケはワイバーンのアシュバーンに乗って次の目的地に向かっていた。

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