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アリシュア姫の思い
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アリシュア姫はベッドの中で涙していた。アリシュア姫は心と身体をなぐさめてくれた第2王子ジョシアとの赤ん坊をうしなったのだ。流産したのだ。愛するジョシア王子との不倫がばれて、ジョシア王子は幽閉されていた。悲しみの底にいるアリシュア姫を見舞うことも許されなかった。
本来ならば夫である第3王子レイドと幸せになる予定だった。アリシュア姫もレイド王子様と幸せになろうと思いながら、嫁いできた。
アリシュア姫はレイド王子様の燃える様な真っ赤な髪、エメラルド色の瞳、たくましい身体をみて幸せを感じていた。このレイド王子様と夫婦になれると思うと、胸がおどった。
初夜の時もドキドキしながら、レイド王子様を待っていた。ベッドの上には薔薇の花びらをちりばめて、よい香りにしていた。
しかし、いくら待ってもレイド王子様は来なかった。お世話係にたずねると、言いにくそうにしながら、レイド王子様には側室がいるときいた。アリシュア姫に何の相談もなく、結婚初日から側室がいるなんてありえないとアリシュア姫は泣いた。
何日待ってもレイド王子様は来てくれなかった。アリシュア姫は外の空気にふれたくなり、中庭へと歩いて行った。中庭の薔薇は美しかった。アリシュア姫は幸せになりたかった。ただ城にいるだけの名前だけの夫婦と薔薇に語りかけたら、涙があふれだしてきた。
そんなアリシュア姫に声をかけて、なぐさめてくれたのが第2王子ジョシア様だった。アリシュア姫は、だんだん優しいジョシア王子様にひかれていった。ジョシア王子も愛らしいアリシュア姫にひかれ、やがてアリシュア姫の部屋へ通うほどに、なっていた。お互い愛しあっていた。
アリシュア姫に幸せな日々が続いていた。アリシュア姫にとって、ジョシア王子との時間は宝物だった。やがてアリシュア姫は妊娠した。嬉しかった。愛するジョシア王子との赤ん坊だ。アリシュア姫は幸せでお腹をなでていた。
しかし、不倫の子供だとすぐに噂になり、ジョシア王子は幽閉された。アリシュア姫は無理やり薬を飲まされて、お腹の痛みで気をうしなった。目覚めたときには流産していた。愛する赤ん坊をまもれなかったとアリシュア姫は、空っぽのお腹をさすりながらベッドの上で過ごしていた。
アリシュア姫はジョシア王子からの贈り物のダイヤのペンダントを握りしめていた。もう二度とジョシア王子とあうことは、できないと思うと涙があふれた。
アリシュア姫が国に帰れば、ジョシア王子の幽閉もとかれるだろう。そう思い国に帰りたいとアリシュア姫は王様に申し出た。すぐに許可がおりた。
ダイヤのペンダントを握りしめアリシュア姫は国へ帰って行った。
本来ならば夫である第3王子レイドと幸せになる予定だった。アリシュア姫もレイド王子様と幸せになろうと思いながら、嫁いできた。
アリシュア姫はレイド王子様の燃える様な真っ赤な髪、エメラルド色の瞳、たくましい身体をみて幸せを感じていた。このレイド王子様と夫婦になれると思うと、胸がおどった。
初夜の時もドキドキしながら、レイド王子様を待っていた。ベッドの上には薔薇の花びらをちりばめて、よい香りにしていた。
しかし、いくら待ってもレイド王子様は来なかった。お世話係にたずねると、言いにくそうにしながら、レイド王子様には側室がいるときいた。アリシュア姫に何の相談もなく、結婚初日から側室がいるなんてありえないとアリシュア姫は泣いた。
何日待ってもレイド王子様は来てくれなかった。アリシュア姫は外の空気にふれたくなり、中庭へと歩いて行った。中庭の薔薇は美しかった。アリシュア姫は幸せになりたかった。ただ城にいるだけの名前だけの夫婦と薔薇に語りかけたら、涙があふれだしてきた。
そんなアリシュア姫に声をかけて、なぐさめてくれたのが第2王子ジョシア様だった。アリシュア姫は、だんだん優しいジョシア王子様にひかれていった。ジョシア王子も愛らしいアリシュア姫にひかれ、やがてアリシュア姫の部屋へ通うほどに、なっていた。お互い愛しあっていた。
アリシュア姫に幸せな日々が続いていた。アリシュア姫にとって、ジョシア王子との時間は宝物だった。やがてアリシュア姫は妊娠した。嬉しかった。愛するジョシア王子との赤ん坊だ。アリシュア姫は幸せでお腹をなでていた。
しかし、不倫の子供だとすぐに噂になり、ジョシア王子は幽閉された。アリシュア姫は無理やり薬を飲まされて、お腹の痛みで気をうしなった。目覚めたときには流産していた。愛する赤ん坊をまもれなかったとアリシュア姫は、空っぽのお腹をさすりながらベッドの上で過ごしていた。
アリシュア姫はジョシア王子からの贈り物のダイヤのペンダントを握りしめていた。もう二度とジョシア王子とあうことは、できないと思うと涙があふれた。
アリシュア姫が国に帰れば、ジョシア王子の幽閉もとかれるだろう。そう思い国に帰りたいとアリシュア姫は王様に申し出た。すぐに許可がおりた。
ダイヤのペンダントを握りしめアリシュア姫は国へ帰って行った。
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