幻想黒龍伝（再）

第九話 普通の魔法使い

？？）いやァァァァァァァァァァ~？！

蓮）ぎゃぁァァァァァァァァァー？！

（赤い服の少女が叫んだのに釣られて蓮も叫び始め）

？？）早苗が男を連れ込んでるぅー！！

早苗）霊夢さん落ち着いてください！これはただ介抱してるだけですよ！

霊夢）そ、そうなの？決して変な関係じゃないのよね？

早苗）違いますから...この蓮さんは昨日拾ったのですよ

蓮）拾ったって...なんか言い方悪くない...？

霊夢）ちょっと待って....蓮...？あー！あんた紫に連れてきてって頼まれてたやつじゃないの！やっと見つけたわ..さ、大人しく私に連行されなさい！

（そういうと大幣とお札を取り出し構え）

蓮）紫が俺に...？なんか嫌な予感がするんだが...こんな時こそ...にーげるんだよぉ～！

（そういうと脱兎の如くとてつもないスピードで走り出し）

霊夢）あっ！待ちなさーい！！

（蓮が走り出したのをみてから空を飛び追いかけ始め）

早苗）何がどうなってるのか分からなくて頭痛くなってきました...でも、私も追いかけないとダメそうです！

（霊夢が飛び去って少ししたら早苗も空を飛び2人を追いかけ）

蓮）ウワァァァァァァァァァァ！！！どいてどいてどいてー！（猛スピードで走っているため止まることができず目の前にある天狗の関所をことごとく体当たりで破壊しながら一気に山を駆け降りていき）

？？）はぁーあ...今日も幻想郷は平和ですねぇ...ネタが見つからないですぅ...

（黒髪の羽根を生やした天狗の少女がカメラを持ちながら空を飛び日々変わらない幻想郷を眺めていて）

？？）文さん、そんなこと言ってないで私たちの仕事の手伝いでもしてくださいよぉ

（そうカメラを持つ少女に話かけるのは白髪の犬耳と尻尾が生えている少女で暇そうに刀や盾をクルクル回していて）

文）そんなこと言われても私の仕事は新聞を書くことですしぃー...警備は椛たちの仕事ですから...何か本当に面白そうなことでも...

（そんなことをぼやいていると山の上の方からドカーンという音が響きながらだんだん音が近くなってきて）

椛）な...何事ですか！？

（2人とも起きていることにようやく気付き、さっと振り返ると蓮が全力ダッシュで逃げている後ろから霊夢がものすごい剣幕で

追いかけながら弾幕を打っている後ろから早苗が疲れたような顔をしながら必死で追いかけていて）

椛）こらー！そこの2人止まりなさーい！止まらないとこの刀で斬りますよ！（そう叫びながら椛が刀を持ち走りながら距離を詰

めていき）

蓮）そうは言っても止まれないんだよー！これはもう飛ぶしかないのでは！？感覚を思い出して....ぐぬぬぬぬぬ...！

（少しずつ空を飛ぶ感覚を掴み始め椛の刀が間近に近寄ってきた瞬間にドンッと空を飛び始め椛の刀が空を斬って勢い余ってそのまま前のめりに転んで）

文）これは...面白いネタの到来ですー！（目を輝かせながら空を飛んだ蓮を追いかけ隣について）お兄さんお話いいですかー！

蓮）話してる場合じゃなーい！

（叫びながら後ろから飛んでくる大量の弾幕を交わし続け）

？？）おーい！霊夢何してるんだー！そんなに弾幕打ったら危ないだろー！（そう言いながら黒服に黄色い髪に三つ編みがついて魔女帽子を被っている少女が前から迫ってきて）

『to be continued...』