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6、追い詰められるとこうなります
「え、や、ちょ、殿下、顔怖!あっ、そ、そうだ、お客様を放ったら駄目なんじゃ…」
ちらりと近くに居た隣国の第二王子とその従者らしき人を見ると、二人共青ざめた顔でこちらを見送っている。
あぁ、助けてはくれないんですね…
俺はがっくりとうなだれ殿下に首根っこを掴まれながら、ズルズルと殿下の私室まで引きずられた。
「それで、何か言い訳があるなら訊こうか。」
言いながら自身の着ていた上着を脱ぎ捨てブラウスの首もとを緩める殿下に、俺は慌てて反論する。
「殿下!俺ばっかり責めるなんてズルいです!殿下だって浮気してたんでしょう!?」
思わずそう吠えると、殿下はポカンとした顔で動きを止めた。
「…私が浮気?誰と?」
「知りませんよ!レメンズから聞いたんです、殿下が、その、そいつと何度もしたくなるって言ってたって…。俺だって怒ってますからね!そいつを見つけたら殿下諸共問い詰めて……ん?」
言い終わる前にふと殿下を見ると、クツクツと肩を震わせ腹を抱えている。
何事かと混乱していると、そのうちバッと顔を上げ大声で笑い出した。
「あはははは…レダ…なんて可愛いの?もう、本当に、私は君の虜だよ…!」
「は?」
殿下は俺を抱き寄せるとスリスリと頬に頬擦りし、そのまま頬や額にキスする。
唖然としていると、先程とは違う蕩けるような笑みで俺の顔を覗き込んだ。
「レメンズとやらが聞いたのは、自慰の話だよ。あの艶本のおかげで妄想が冴え渡ってしまってね…毎晩出しても出してもレダのあられもない姿が頭に浮かんで陰茎を擦る手が止まらないんだ。」
殿下はそう言うとますます俺を抱き締め、「はぁ…勘違いの内容まで可愛いんだから…」と俺の髪を撫でまくる。
それに引き換え勘違いだと指摘された俺の顔は真っ赤になった。
「わ、わわ…殿下…すみませんでした。恥ずかしいんで、離して下さい…!」
わたわたと腕の中で暴れていると、殿下はふうっと俺の耳に息を吹きかける。
「離さないよ?だってレダってば、私に浮気されたってあんなに怒って…いつの間に恋人にしてくれてたの?もっと早く教えてくれなきゃダメじゃないか、そしたら一人で自慰なんてしないでその分レダを抱けたのに…無駄玉いっぱい打っちゃったよ。」
ゾクゾクゾクゥッと背筋に鳥肌が立ったと思えば、ぱくりと唇を食べられ食まれる。
身体は硬直しながら内心パニックになっていると、殿下はにんまり笑って俺のお尻をブニブニと揉んだ。
「本当はレダの可愛いお尻で私を食べて欲しいんだけど…初めてだから、今日は優しく行こうか。ただただ気持ち良くして、レダに私とするのがどれだけ悦いか教えてあげる。」
そう言って殿下はしゃがみながら俺の下半身を露わにすると、へにゃりと元気の無い陰茎にちゅうっとキスする。
「見てて。」
それを大きく開けた口でパクリと根元までくわえ、じゅぽじゅぽ音を立てながらしゃぶりだした。
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