夢の様なお話し

ニャンコ従業員

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第一章

真実は誰が手にするのだろう。

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 夢の中では、なんでもできる。でも現実は違う。特にお金や、人様と共通して価値を持つものなどである。
 今日も、朝から売れない漫画に思いを寄せて一生懸命だ。夢屋に頼んで、漫画を売れるようにしてもらうしかない。
 そう思い、漫画の売れ行きを上げるために、夢屋に行く。
 ここは、金さえ払えばなんでも叶う。
 なぜ漫画を、売るのかは商品として抱えたからだ。売れない漫画を引き取って、安くで売る。八割引きだ、利益なんか出ない。
 元がとれるだけだ。でも大量に回って来たのだ。
 仕方ない、ほとんど廃棄寸前のものばかりだ。まとめて、百万冊で八百万円だ。
 値段はそれなりだが、利益はないだろうし、費用もかかる。せいぜいガンバって二十万がいいところだろう。
 でも、もし夢屋に頼めば、もしかしたらとも思う。
 そして依頼した。
 3日後に、三十冊売れた、そして続いて売れていった。気がついたら二十七万冊売れた。
 利益は三百万円が出た。
 利益なので良しとしておいた。
 とにかく、俺にとって儲けが上がれば上がるほど、問題が起こるのだ。
 昨日も、問題が発生した。生ゴミの山が店の前に置いてあったのだ。
 それも散乱している。
 誰かの嫌がらせだろうが。
 人間とはかくもこうなるのかと思うと情けない。
 そんなに儲けたければ開業すれば良いのだ。
 例えつまらないものでも、誰か、購入者はいるもんだ。
 世の中は、おかしなものだから。
 今までの経験からいけば、変わり者ほど馬鹿高いものを好むように思えるのだ。
 俺の爺さんは、働くのが嫌な人でお婆ちゃんの稼ぎでご飯を食べようとする人だった。
 親父は、クソ真面目で、働くしか知らない人だった。
 俺は両方だ。だから必要な分しか働かない。でも血は争えない。母方の方は、濡れ手に泡が大好きだ。
 全部自分に出てるのだ。
 困ったものだ。
 どうすれば、自分の人生は良くなるのか。毎日悩み続けている。
 働けば働くほど、健康は阻害されてゆく。しかし働かなければお金は手に入らない。
 だから働くのだ。しかし働き過ぎは体を壊す原因である。
 どうすれば良いのだろうか。
 そして辿り着いたのが、必要な分だけで良いのだと。
 働き過ぎは毒だが、最低限は必要だろう。
 仕事にかまけて家庭を見ないも問題だ。
 俺の親父は仕事にかまけて、家庭のことには、余裕がなかった。
 だから俺も同じにはなりたくはない。でも、血は争えないのだろう。
 だからこそ努力が必要だ。
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