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10 空を飛ぶモンスター
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「実は、あまり気にしてないのが本当のところでな」
次の日、町から少し離れた森に向かう途中でウルフンさんが言う。
「襲われたときに、女の笑い声が聞こえたという証言もあってな、ハーピーの類ではないかと思っている」
「ハーピー?スライムレベルでも2じゃないか。上位種のキラーハーピーでもレベル3の魔物だろ?討伐隊が必要なレベルじゃないと思うが」
「決まったわけじゃないからな。数も不明だ。ま、実際わしも一人で討伐に出ようと考えていたんだが、職員に止められてな。で、お主らがもうすぐ町に来るという情報があったので、利用してもらったというわけだ。ハーピーなら、この弓で十分だろ」
「俺たちは言い訳かよ」
左肩の小さな弓を叩いて笑うウルフンさんに、アルスが突っ込む。
「スライムレベル?」
「本に書いてなかったか?スライムは強さが色によって違っていて、分かりやすいから同程度の魔物のレベル分けに使うんだよ」
色々なスライムがいるのは読んだ記憶があるけど、レベル分けに使うって話はなかった…と思う。
「弱い方から、グリーン、ブラック、レッド、ブルー、イエロー、シルバー、ゴールド、だったかしら」
「そうそう。グリーンスライムは魔物の中でも一番弱い。で、強さがグリーンスライム以上ならスライムレベル1、ブラック以上ならレベル2、…というわけだ。レベル1なら一般人でも勝てる。冒険者なら、初級ならレベル2、中級ならレベル3、上級ならレベル4ぐらいまでなら1対1で勝てる、ってとこかな」
なるほど。
「どう考えても、上級以上の実力があるウルフンさんなら、レベル2や3の魔物が5匹や10匹いても遅れは取らないよ」
「と言いましても、ウルフンさんは弓が専門ではないのでしょう?どう見ても背中の斧が使い込まれているようですし。それに、アルスさんもイルダさんも剣が専門。私の神聖魔法は攻撃は苦手ですし」
アルスのお気楽な言葉に、フレアが突っ込む。
「確かに、俺も急遽弓を借りてきたぐらいだしな。まあ俺のは機械式のクロスボウだし、ちょっと使ったこともあるから、ハーピーぐらいならいけると思うけど。それより、イルダなんかいつも通り大剣だけじゃないか」
「弓なんか持っても、どのみち使えないし、魔物が襲ってくるときは降りてくるわけだから、そのときにぶった切ればいいからな。それに、いざとなったらユーカの『ファイアー』で…」
「ユウカさんが威力を抑えるのに失敗したら、大規模な山火事になりますよ」
「あー…、でもいざとなっても逃げればいいんじゃね?そもそもそんな話だったし」
お気楽パーティー。
「…そろそろ魔物が現れた場所だ。大丈夫だと思うが、一応注意してくれ」
ウルフンさんの言葉に、みんな立ち止まって周りを伺う。
「…気配はしないな」
「ああ、しかし魔物が潜んでいるのは確かのようだ」
「…理由は?」
「気配が『まったくしない』からな。鳥や動物の気配さえも」
アルスとイルダの会話を聞いて、私も周囲をうかがってみるが、何も分からない。そういえば、私に気配を感じる能力なんかなかった。…いや、なんかピリピリする感じがする?
「ハーピーならそれほど高くは飛ばないし、そこいらの木の上に…」
「真上!」
ウルフンさんを遮って叫ぶ。次の瞬間、飛び退いた私たちが直前までいた所に、魔物が勢いよく降り立った。みんなより後方の高い岩の上に着地した私は、地響きによろめいた。ウルフンさんが私を驚いたような目で見る。魔物に慣れてなくてびっくりしたんだから、みんなより後ろに下がっても責めた目で見ないで欲しい。
しかし、この魔物は人間の数倍の体躯、足の生えた大蛇にトカゲの顔と蝙蝠の羽を付けたような…。
「ワ、ワイバーン?」
イルダが声を上げる。スライムレベル6。一匹でも上級レベルの冒険者が10人か20人がかりでやっと戦えるような強力な魔物だ。
「お、おい、あんなのが商隊を襲ったっていうのか?話が違うだろ」
「いや、あんなのに襲われたら全滅だ。別口がいたってことだな」
「多数周りを飛び回っているのはワイバーンの子供か?」
「いや、あれはグイベルだな。足がない」
アルスの問いに、ウルフンさんが答える。飛び回っているのは、蛇に蝙蝠のような羽が付いている、蛇が嫌いな私にはこの上なく気持ちの悪い魔物だ。普通の蛇で十分気持ち悪いのに、飛んでくるって何て趣味の悪い。蛇いや。
私達は既に一目散といった感じで逃げ出していて、会話も走りながらだ。
「どうする?逃げるのは良いが、追ってくるぞ。町までワイバーンを引き連れていくわけにも行くまい?」
きゃー、前からもグイベルがぁ、蛇嫌い。
「来る途中で、少し開けたところがあったろ?あそこで体制を整えて迎え撃つしかないだろ」
いやぁ、蛇嫌い。
「この人数でか?お主らが強いのは分かっているが」
いやだぁ、来ないで、蛇嫌い。
「覚悟を決めて何とかするしかありませんね」
走っているうちにちょっと開けた、草むらのようなところに出た。
「よし、ここで、…おいユーカちょっと落ち着け!」
蛇嫌蛇嫌へびいやへびいや!
「落ち着けって、もうグイベルはいないから」
「蛇へびへび…え?」
良かった、いつのまにかグイベルとかいう気持ちの悪い魔物は、いなくなったらしい。
「…俺たち三人がかりなら、剣でも倒せると思う。迎え撃つぞ」
アルスが言う。ああ、三人がかりってアルスとイルダとウルフンさんね。って、ウルフンさんは弓か斧でしょ。
「…あのなあ、あたしとアルスとユーカの三人に決まってるだろ」
え。
「無理無理無理。私、剣とかうまく使えないし」
「…やっぱり自覚がないのか。お前、すごく強いっていうか身体能力が普通の人間と違って半端じゃないんだぞ。あのヴァンパイアを倒した時だって、俺が目で追うのが難しいほどの動きだったし」
「それに、先ほどワイバーンが現れたときの身のこなし、その後のグイベルを切り捨てた剣さばき、わしなどの到底及ぶところではないな。謙遜もいい加減にしてもらいたいものだ」
アルスにウルフンさんが続ける。
「え?」
「何十匹かいたグイベルを目にも留まらぬ速さで切って捨てていましたが…本当に覚えてないのですか?」
フレアも呆れたように言うが、本当に覚えてないんだってば。
「え?え?」
そういえば、いつの間にか女神の剣を手にしている。ネックレスから剣に戻した記憶がまったくない。
次の日、町から少し離れた森に向かう途中でウルフンさんが言う。
「襲われたときに、女の笑い声が聞こえたという証言もあってな、ハーピーの類ではないかと思っている」
「ハーピー?スライムレベルでも2じゃないか。上位種のキラーハーピーでもレベル3の魔物だろ?討伐隊が必要なレベルじゃないと思うが」
「決まったわけじゃないからな。数も不明だ。ま、実際わしも一人で討伐に出ようと考えていたんだが、職員に止められてな。で、お主らがもうすぐ町に来るという情報があったので、利用してもらったというわけだ。ハーピーなら、この弓で十分だろ」
「俺たちは言い訳かよ」
左肩の小さな弓を叩いて笑うウルフンさんに、アルスが突っ込む。
「スライムレベル?」
「本に書いてなかったか?スライムは強さが色によって違っていて、分かりやすいから同程度の魔物のレベル分けに使うんだよ」
色々なスライムがいるのは読んだ記憶があるけど、レベル分けに使うって話はなかった…と思う。
「弱い方から、グリーン、ブラック、レッド、ブルー、イエロー、シルバー、ゴールド、だったかしら」
「そうそう。グリーンスライムは魔物の中でも一番弱い。で、強さがグリーンスライム以上ならスライムレベル1、ブラック以上ならレベル2、…というわけだ。レベル1なら一般人でも勝てる。冒険者なら、初級ならレベル2、中級ならレベル3、上級ならレベル4ぐらいまでなら1対1で勝てる、ってとこかな」
なるほど。
「どう考えても、上級以上の実力があるウルフンさんなら、レベル2や3の魔物が5匹や10匹いても遅れは取らないよ」
「と言いましても、ウルフンさんは弓が専門ではないのでしょう?どう見ても背中の斧が使い込まれているようですし。それに、アルスさんもイルダさんも剣が専門。私の神聖魔法は攻撃は苦手ですし」
アルスのお気楽な言葉に、フレアが突っ込む。
「確かに、俺も急遽弓を借りてきたぐらいだしな。まあ俺のは機械式のクロスボウだし、ちょっと使ったこともあるから、ハーピーぐらいならいけると思うけど。それより、イルダなんかいつも通り大剣だけじゃないか」
「弓なんか持っても、どのみち使えないし、魔物が襲ってくるときは降りてくるわけだから、そのときにぶった切ればいいからな。それに、いざとなったらユーカの『ファイアー』で…」
「ユウカさんが威力を抑えるのに失敗したら、大規模な山火事になりますよ」
「あー…、でもいざとなっても逃げればいいんじゃね?そもそもそんな話だったし」
お気楽パーティー。
「…そろそろ魔物が現れた場所だ。大丈夫だと思うが、一応注意してくれ」
ウルフンさんの言葉に、みんな立ち止まって周りを伺う。
「…気配はしないな」
「ああ、しかし魔物が潜んでいるのは確かのようだ」
「…理由は?」
「気配が『まったくしない』からな。鳥や動物の気配さえも」
アルスとイルダの会話を聞いて、私も周囲をうかがってみるが、何も分からない。そういえば、私に気配を感じる能力なんかなかった。…いや、なんかピリピリする感じがする?
「ハーピーならそれほど高くは飛ばないし、そこいらの木の上に…」
「真上!」
ウルフンさんを遮って叫ぶ。次の瞬間、飛び退いた私たちが直前までいた所に、魔物が勢いよく降り立った。みんなより後方の高い岩の上に着地した私は、地響きによろめいた。ウルフンさんが私を驚いたような目で見る。魔物に慣れてなくてびっくりしたんだから、みんなより後ろに下がっても責めた目で見ないで欲しい。
しかし、この魔物は人間の数倍の体躯、足の生えた大蛇にトカゲの顔と蝙蝠の羽を付けたような…。
「ワ、ワイバーン?」
イルダが声を上げる。スライムレベル6。一匹でも上級レベルの冒険者が10人か20人がかりでやっと戦えるような強力な魔物だ。
「お、おい、あんなのが商隊を襲ったっていうのか?話が違うだろ」
「いや、あんなのに襲われたら全滅だ。別口がいたってことだな」
「多数周りを飛び回っているのはワイバーンの子供か?」
「いや、あれはグイベルだな。足がない」
アルスの問いに、ウルフンさんが答える。飛び回っているのは、蛇に蝙蝠のような羽が付いている、蛇が嫌いな私にはこの上なく気持ちの悪い魔物だ。普通の蛇で十分気持ち悪いのに、飛んでくるって何て趣味の悪い。蛇いや。
私達は既に一目散といった感じで逃げ出していて、会話も走りながらだ。
「どうする?逃げるのは良いが、追ってくるぞ。町までワイバーンを引き連れていくわけにも行くまい?」
きゃー、前からもグイベルがぁ、蛇嫌い。
「来る途中で、少し開けたところがあったろ?あそこで体制を整えて迎え撃つしかないだろ」
いやぁ、蛇嫌い。
「この人数でか?お主らが強いのは分かっているが」
いやだぁ、来ないで、蛇嫌い。
「覚悟を決めて何とかするしかありませんね」
走っているうちにちょっと開けた、草むらのようなところに出た。
「よし、ここで、…おいユーカちょっと落ち着け!」
蛇嫌蛇嫌へびいやへびいや!
「落ち着けって、もうグイベルはいないから」
「蛇へびへび…え?」
良かった、いつのまにかグイベルとかいう気持ちの悪い魔物は、いなくなったらしい。
「…俺たち三人がかりなら、剣でも倒せると思う。迎え撃つぞ」
アルスが言う。ああ、三人がかりってアルスとイルダとウルフンさんね。って、ウルフンさんは弓か斧でしょ。
「…あのなあ、あたしとアルスとユーカの三人に決まってるだろ」
え。
「無理無理無理。私、剣とかうまく使えないし」
「…やっぱり自覚がないのか。お前、すごく強いっていうか身体能力が普通の人間と違って半端じゃないんだぞ。あのヴァンパイアを倒した時だって、俺が目で追うのが難しいほどの動きだったし」
「それに、先ほどワイバーンが現れたときの身のこなし、その後のグイベルを切り捨てた剣さばき、わしなどの到底及ぶところではないな。謙遜もいい加減にしてもらいたいものだ」
アルスにウルフンさんが続ける。
「え?」
「何十匹かいたグイベルを目にも留まらぬ速さで切って捨てていましたが…本当に覚えてないのですか?」
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