19 / 115
19 街中の魔物
しおりを挟む
「実はまともな騎士や騎士隊という制度は存在しないも同然でな」
「はい?」
チェスターがチェスターなので、私が騎士や貴族について聞いてみたら、辺境伯はそんなことを言う。今は、皆でテーブルを囲んでお茶を飲んでいるところ。カールは大分恐縮している感じだったけど、大分落ち着いてきたようだ。
「魔物が町中を攻めてくるわけでも、他の国や領地との争いがあるわけでもない。必要ないであろう?」
「…いえ、例えば町の中の犯罪や、町への不審な人物の侵入とかに対応するのは…」
「それは、衛兵によって組織された警備隊などの仕事だな。衛兵は平民だ」
大まかに言うと、こうだ。辺境伯は、この街を含めた辺境地域を領地として持っているが、町に住む他の貴族は領地を持たない、いわば客爵。領地を持たない貴族は、今の時代威張るばかりで何もすることがない。平民は、貴族が守ってくれるわけでもないので、自ら志願して兵士となったり、名誉や金のために魔物と戦う冒険者となったりする、と。
「確かに、町の犯罪の処理なんぞ、今の騎士サマはやらないだろうよ」
「過去に、領土争いや魔物の侵攻など、外部と大きな争いがあったときには、騎士として貴族が大活躍したのだがな。というより、そのとき活躍した者が、爵位を受けたという例も多い。今いる客爵連中は、その連中の子孫ということになるが、まあ200年以上もそのような有事がないとな」
イルダの言葉に辺境伯が返答する。平和ボケか。
「じゃあ、チェスターは…」
「形式的には騎士の制度はある。いや、中央では形式的ではなくちゃんと制度があるのだが、ここの話だな。実際は貴族が『騎士』を勝手に名乗って威張るだけのようなものだ」
「うわ、最低」
思わず声に出てしまった。
「チェスターは、先代に早く死なれ、若くして家督を継いでな。俺の護衛をする、とか魔物狩りに付いていきたい、とか言いおって、騎士としては他の連中よりはましかと思っていたのだが…」
「実際はおじさんに取り入って、オルサも狙っていたと」
好意的に解釈すれば、家のために焦っていたのかもしれないわね。
「それで、この後チェスターはどのように?」
「うむ、形式的ではあるが騎士の資格を取り上げて、しばらく謹慎だな。騎士の資格がない間はこの屋敷には自由に入ることを許さん。その間に衛兵たちに魔物との関係を調査させる。魔物との関係がはっきりしなければ…、まあそれだけか」
「甘いなあ」
思わず言ってしまう。
「そうだよ。他の騎士・貴族もろくなもんじゃないんだろ?あたしだったらこの機会に貴族全員を締め上げて…」
「そうもいかぬさ。何か大きな問題を起こさないとな。貴族は国王の保護を受けている身分であるし、俺の独断で処分は出来ん」
イルダの言葉に辺境伯が苦笑する。苦労している中間管理職のようだと、ふと思った。
「ところで、お主らはこの後…」
「た、大変です!」
辺境伯が話題を変えようとしたそのとき、部屋の扉が勢い良く開かれ、兵士が駆け込んで来た。見覚えがある。最初にこの町に来たとき、この屋敷まで連れてきてくれた警備隊の人だ。
「…なんだ、騒がしい。客人の前だぞ」
「き、貴族街に魔物が現れました!」
「何だと?」
皆で顔を見合わせる。
**********
レイミアは、ヒドラがその首の一つでチェスターをバリバリと噛み砕いて飲み込むところを冷たい目で見ていた。最後までチェスターがヒドラに向かって掲げていた首飾りが床に落ちる。馬鹿な奴。その首飾りに耐魔の効果などない。森で襲われなかったのは、魔物にそう命じていたからだ。
都に匹敵する古い結界が張られながら、警備が甘く都からの目も届かないこの辺境の町は、結界を破る研究をするのに都合が良かった。女神の塔にも近く、女神の情報を得ることも出来る。馬鹿だが金のある若い貴族に体を餌に取り入り、魔術師を名乗って自由に研究させてもらった。
どの町や村にも張られている古くからの結界は、過去に女神どもが張ったのだろうが、その強さはまちまちだ。基本的にレベルの低い魔物を締め出すものだが、強力なものほどレベルの高い魔物も進入できない。この町の結界は強力で、自分でさえ門が開いているときに、そこを通らなければならない。結界は空にも及んで完全に町を囲っているため、空を飛んでも駄目だ。さらに、結界内部では能力が落ちるのを感じる。
色々研究した結果、眷属で低レベルの魔物なら結界内で召還が可能となった。強力な魔石を使用して、短時間であれば結界に穴を開ける方法も目処がついた。後は結界を完全に無効化させる方法だが…。
レイミアはため息を吐いた。ある程度の結果で満足するべきかも知れない。チェスターが馬鹿をやったせいで、奴が魔物と通じていると疑われたら、自分にも累が及ぶ。その前に、町を出たほうが良いだろう。
「お待ちください、勝手に入られては…」
「だから、チェスター殿に魔物と通じている嫌疑が掛かっているのだ!あと、レイミアという魔術師の女もいるだろう?」
玄関の方から年老いたメイドと兵士らしい声が聞こえてきた。これほど早く手が廻るとは、予想外だった。これでは町を出るのに門からこっそりというわけには行かないだろう。顔も知られているのだし。
研究成果だけでもそこそこの手柄になるだろうが、ついでにもう少し手柄を増やしていくか。平和に慣れきった今の人間相手では、簡単な話だ。
**********
「町の中に魔物が出ただと?」
「は、はい。ご命令により、チェスター様と女魔術師について調査しろとのことでしたので、屋敷に向かいメイドに取次ぎを願っていたところ、突然中から魔物の群れが」
「そ、それでどんな魔物が?」
「翼のある蛇の群れです。それと…大きな多頭の蛇が」
辺境伯に報告する兵士に、アルスが横から質問すると、そのような返事が返ってきた。これは、当たりか。それにしても多頭の蛇?
「被害は?」
「今のところ軽微です。すでに衛兵と警備隊が手分けして、市民の避難を誘導しています。一部の兵は魔物と交戦中。さらに冒険者ギルドに魔物討伐の緊急依頼を出しました」
「上出来だ。では俺も行くか」
「ちょっと、おじさん…」
「まあしょうがないだろ。あたしらも行こうぜ」
ま、しょうがないわね。
**********
「指示に従って逃げろ!」
「こっちだ、速く!」
グイベルやポイズンスネークの群れを従えて、ゆっくりとヒドラと並んで歩く。殆どの人間は、逃げるばかりで向かってこない。何人かチェスターと同じような派手な鎧を着けた連中が向かってきたが、相手にとって不足だらけだった。殆どの兵士は市民の避難を第一にしているようで、向かってくる者も避難する市民を守るための牽制程度だ。
「つまらんな」
以前戦ったときは、もっと手ごたえがあったはずだが、人間とは短い時間でこんなにも弱くなるものか。さて、刃向かう人間がいないのなら、このまま門から無理やり出て行くか、それとも多少暴れていくか。暴れても手柄になりそうではないが。
町の中央広場の噴水前まで来たとき、前方を遮るように兵士の集団が並んでいた。気が付くと、横や後ろにもいる。兵士と異なる格好をしている人間もちらほらいるようだが、冒険者だろう。なるほど、少しは楽しめそうだ。
「魔術師レイミア!」
「ああ、これはこれは、辺境伯ではありませんか。どうでしょうか、このまま道を開けて門を通して頂ければ、無駄な血を流さなくても済むのですが」
「…チェスターと組んで何をたくらんでいる?目的は何だ?」
「組んでいる?は、利用しただけですよ。目的は、ご覧の通り。古い結界内でも魔物が活動出来るように研究していたというわけです。もう少しで結界自体を破壊する方法も発見できたと思うのですが、残念です」
「魔物を呼び込んでどうする気だ」
「もちろんそれは、我々が中央の都に自由に入れるようにするためです」
「我々?お主とチェスターか?」
「…ああ、この姿では理解できませんか。…こういうことですよ」
人間への変身を解いてみせる。兵士たちがざわめく。
「…ラミア」
**********
魔物を従えるように歩いてきた女性が魔術師のレイミアなのだろうが、結構な美人だ。辺境伯を先頭に立ちふさがる私達は結構な人数なのだが、まったく動じた様子がない。
辺境伯の問いに答えて正体を現したレイミアを見て、理由が分かった。まさか魔物だったとは。ラミアは上半身が人間で下半身が蛇の魔物だ。レイミアがラミアだということに驚いたが、色々と納得した。最近出遭った蛇系の魔物は、全てこのレイミアのせいだったのだと。蛇の嫌いな私に、蛇の魔物ばかりを寄こしてくれた、この恨み忘れない。
レイミアの背中に羽根が現れ、浮いてみせる。こちらを見てニヤッと笑った。
「…ラミアに翼が?」
誰かが呟く。そう、普通のラミアには翼などないはずだ。レベルもそれほど高くない…普通のラミアならば。
「…あなたは、十六将『十五位』のレイミアね」
「魔界十六将!?」
私の言葉に、周囲の兵士や冒険者が驚きの声を上げる。
「ほう、知っておったか」
「ええ、本で読んだわ。自分の手を汚さず、眷属を使ってヴルドに勝って十五位に上がったとか」
「何だと…」
いけない、また煽ってしまった。それにしても、ラミアのレイミアって安易な。アメリカかぶれか。
「女神を騙るだけあって口だけは達者だな」
「女神様?」
周りの兵士と冒険者がざわめく。また余計な事を…。
「お前ら、暴れていいぞ」
レイミアがヒドラとグイベルらに命令を下す。戦闘が始まった。
「はい?」
チェスターがチェスターなので、私が騎士や貴族について聞いてみたら、辺境伯はそんなことを言う。今は、皆でテーブルを囲んでお茶を飲んでいるところ。カールは大分恐縮している感じだったけど、大分落ち着いてきたようだ。
「魔物が町中を攻めてくるわけでも、他の国や領地との争いがあるわけでもない。必要ないであろう?」
「…いえ、例えば町の中の犯罪や、町への不審な人物の侵入とかに対応するのは…」
「それは、衛兵によって組織された警備隊などの仕事だな。衛兵は平民だ」
大まかに言うと、こうだ。辺境伯は、この街を含めた辺境地域を領地として持っているが、町に住む他の貴族は領地を持たない、いわば客爵。領地を持たない貴族は、今の時代威張るばかりで何もすることがない。平民は、貴族が守ってくれるわけでもないので、自ら志願して兵士となったり、名誉や金のために魔物と戦う冒険者となったりする、と。
「確かに、町の犯罪の処理なんぞ、今の騎士サマはやらないだろうよ」
「過去に、領土争いや魔物の侵攻など、外部と大きな争いがあったときには、騎士として貴族が大活躍したのだがな。というより、そのとき活躍した者が、爵位を受けたという例も多い。今いる客爵連中は、その連中の子孫ということになるが、まあ200年以上もそのような有事がないとな」
イルダの言葉に辺境伯が返答する。平和ボケか。
「じゃあ、チェスターは…」
「形式的には騎士の制度はある。いや、中央では形式的ではなくちゃんと制度があるのだが、ここの話だな。実際は貴族が『騎士』を勝手に名乗って威張るだけのようなものだ」
「うわ、最低」
思わず声に出てしまった。
「チェスターは、先代に早く死なれ、若くして家督を継いでな。俺の護衛をする、とか魔物狩りに付いていきたい、とか言いおって、騎士としては他の連中よりはましかと思っていたのだが…」
「実際はおじさんに取り入って、オルサも狙っていたと」
好意的に解釈すれば、家のために焦っていたのかもしれないわね。
「それで、この後チェスターはどのように?」
「うむ、形式的ではあるが騎士の資格を取り上げて、しばらく謹慎だな。騎士の資格がない間はこの屋敷には自由に入ることを許さん。その間に衛兵たちに魔物との関係を調査させる。魔物との関係がはっきりしなければ…、まあそれだけか」
「甘いなあ」
思わず言ってしまう。
「そうだよ。他の騎士・貴族もろくなもんじゃないんだろ?あたしだったらこの機会に貴族全員を締め上げて…」
「そうもいかぬさ。何か大きな問題を起こさないとな。貴族は国王の保護を受けている身分であるし、俺の独断で処分は出来ん」
イルダの言葉に辺境伯が苦笑する。苦労している中間管理職のようだと、ふと思った。
「ところで、お主らはこの後…」
「た、大変です!」
辺境伯が話題を変えようとしたそのとき、部屋の扉が勢い良く開かれ、兵士が駆け込んで来た。見覚えがある。最初にこの町に来たとき、この屋敷まで連れてきてくれた警備隊の人だ。
「…なんだ、騒がしい。客人の前だぞ」
「き、貴族街に魔物が現れました!」
「何だと?」
皆で顔を見合わせる。
**********
レイミアは、ヒドラがその首の一つでチェスターをバリバリと噛み砕いて飲み込むところを冷たい目で見ていた。最後までチェスターがヒドラに向かって掲げていた首飾りが床に落ちる。馬鹿な奴。その首飾りに耐魔の効果などない。森で襲われなかったのは、魔物にそう命じていたからだ。
都に匹敵する古い結界が張られながら、警備が甘く都からの目も届かないこの辺境の町は、結界を破る研究をするのに都合が良かった。女神の塔にも近く、女神の情報を得ることも出来る。馬鹿だが金のある若い貴族に体を餌に取り入り、魔術師を名乗って自由に研究させてもらった。
どの町や村にも張られている古くからの結界は、過去に女神どもが張ったのだろうが、その強さはまちまちだ。基本的にレベルの低い魔物を締め出すものだが、強力なものほどレベルの高い魔物も進入できない。この町の結界は強力で、自分でさえ門が開いているときに、そこを通らなければならない。結界は空にも及んで完全に町を囲っているため、空を飛んでも駄目だ。さらに、結界内部では能力が落ちるのを感じる。
色々研究した結果、眷属で低レベルの魔物なら結界内で召還が可能となった。強力な魔石を使用して、短時間であれば結界に穴を開ける方法も目処がついた。後は結界を完全に無効化させる方法だが…。
レイミアはため息を吐いた。ある程度の結果で満足するべきかも知れない。チェスターが馬鹿をやったせいで、奴が魔物と通じていると疑われたら、自分にも累が及ぶ。その前に、町を出たほうが良いだろう。
「お待ちください、勝手に入られては…」
「だから、チェスター殿に魔物と通じている嫌疑が掛かっているのだ!あと、レイミアという魔術師の女もいるだろう?」
玄関の方から年老いたメイドと兵士らしい声が聞こえてきた。これほど早く手が廻るとは、予想外だった。これでは町を出るのに門からこっそりというわけには行かないだろう。顔も知られているのだし。
研究成果だけでもそこそこの手柄になるだろうが、ついでにもう少し手柄を増やしていくか。平和に慣れきった今の人間相手では、簡単な話だ。
**********
「町の中に魔物が出ただと?」
「は、はい。ご命令により、チェスター様と女魔術師について調査しろとのことでしたので、屋敷に向かいメイドに取次ぎを願っていたところ、突然中から魔物の群れが」
「そ、それでどんな魔物が?」
「翼のある蛇の群れです。それと…大きな多頭の蛇が」
辺境伯に報告する兵士に、アルスが横から質問すると、そのような返事が返ってきた。これは、当たりか。それにしても多頭の蛇?
「被害は?」
「今のところ軽微です。すでに衛兵と警備隊が手分けして、市民の避難を誘導しています。一部の兵は魔物と交戦中。さらに冒険者ギルドに魔物討伐の緊急依頼を出しました」
「上出来だ。では俺も行くか」
「ちょっと、おじさん…」
「まあしょうがないだろ。あたしらも行こうぜ」
ま、しょうがないわね。
**********
「指示に従って逃げろ!」
「こっちだ、速く!」
グイベルやポイズンスネークの群れを従えて、ゆっくりとヒドラと並んで歩く。殆どの人間は、逃げるばかりで向かってこない。何人かチェスターと同じような派手な鎧を着けた連中が向かってきたが、相手にとって不足だらけだった。殆どの兵士は市民の避難を第一にしているようで、向かってくる者も避難する市民を守るための牽制程度だ。
「つまらんな」
以前戦ったときは、もっと手ごたえがあったはずだが、人間とは短い時間でこんなにも弱くなるものか。さて、刃向かう人間がいないのなら、このまま門から無理やり出て行くか、それとも多少暴れていくか。暴れても手柄になりそうではないが。
町の中央広場の噴水前まで来たとき、前方を遮るように兵士の集団が並んでいた。気が付くと、横や後ろにもいる。兵士と異なる格好をしている人間もちらほらいるようだが、冒険者だろう。なるほど、少しは楽しめそうだ。
「魔術師レイミア!」
「ああ、これはこれは、辺境伯ではありませんか。どうでしょうか、このまま道を開けて門を通して頂ければ、無駄な血を流さなくても済むのですが」
「…チェスターと組んで何をたくらんでいる?目的は何だ?」
「組んでいる?は、利用しただけですよ。目的は、ご覧の通り。古い結界内でも魔物が活動出来るように研究していたというわけです。もう少しで結界自体を破壊する方法も発見できたと思うのですが、残念です」
「魔物を呼び込んでどうする気だ」
「もちろんそれは、我々が中央の都に自由に入れるようにするためです」
「我々?お主とチェスターか?」
「…ああ、この姿では理解できませんか。…こういうことですよ」
人間への変身を解いてみせる。兵士たちがざわめく。
「…ラミア」
**********
魔物を従えるように歩いてきた女性が魔術師のレイミアなのだろうが、結構な美人だ。辺境伯を先頭に立ちふさがる私達は結構な人数なのだが、まったく動じた様子がない。
辺境伯の問いに答えて正体を現したレイミアを見て、理由が分かった。まさか魔物だったとは。ラミアは上半身が人間で下半身が蛇の魔物だ。レイミアがラミアだということに驚いたが、色々と納得した。最近出遭った蛇系の魔物は、全てこのレイミアのせいだったのだと。蛇の嫌いな私に、蛇の魔物ばかりを寄こしてくれた、この恨み忘れない。
レイミアの背中に羽根が現れ、浮いてみせる。こちらを見てニヤッと笑った。
「…ラミアに翼が?」
誰かが呟く。そう、普通のラミアには翼などないはずだ。レベルもそれほど高くない…普通のラミアならば。
「…あなたは、十六将『十五位』のレイミアね」
「魔界十六将!?」
私の言葉に、周囲の兵士や冒険者が驚きの声を上げる。
「ほう、知っておったか」
「ええ、本で読んだわ。自分の手を汚さず、眷属を使ってヴルドに勝って十五位に上がったとか」
「何だと…」
いけない、また煽ってしまった。それにしても、ラミアのレイミアって安易な。アメリカかぶれか。
「女神を騙るだけあって口だけは達者だな」
「女神様?」
周りの兵士と冒険者がざわめく。また余計な事を…。
「お前ら、暴れていいぞ」
レイミアがヒドラとグイベルらに命令を下す。戦闘が始まった。
0
あなたにおすすめの小説
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!
クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。
ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。
しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。
ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。
そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。
国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。
樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。
莫大な遺産を相続したら異世界でスローライフを楽しむ
翔千
ファンタジー
小鳥遊 紅音は働く28歳OL
十八歳の時に両親を事故で亡くし、引き取り手がなく天涯孤独に。
高校卒業後就職し、仕事に明け暮れる日々。
そんなある日、1人の弁護士が紅音の元を訪ねて来た。
要件は、紅音の母方の曾祖叔父が亡くなったと言うものだった。
曾祖叔父は若い頃に単身外国で会社を立ち上げ生涯独身を貫いき、血縁者が紅音だけだと知り、曾祖叔父の遺産を一部を紅音に譲ると遺言を遺した。
その額なんと、50億円。
あまりの巨額に驚くがなんとか手続きを終える事が出来たが、巨額な遺産の事を何処からか聞きつけ、金の無心に来る輩が次々に紅音の元を訪れ、疲弊した紅音は、誰も知らない土地で一人暮らしをすると決意。
だが、引っ越しを決めた直後、突然、異世界に召喚されてしまった。
だが、持っていた遺産はそのまま異世界でも使えたので、遺産を使って、スローライフを楽しむことにしました。
その狂犬戦士はお義兄様ですが、何か?
行枝ローザ
ファンタジー
美しき侯爵令嬢の側には、強面・高背・剛腕と揃った『狂犬戦士』と恐れられる偉丈夫がいる。
貧乏男爵家の五人兄弟末子が養子に入った魔力を誇る伯爵家で彼を待ち受けていたのは、五歳下の義妹と二歳上の義兄、そして王都随一の魔術後方支援警護兵たち。
元・家族の誰からも愛されなかった少年は、新しい家族から愛されることと癒されることを知って強くなる。
これは不遇な微魔力持ち魔剣士が凄惨な乳幼児期から幸福な少年期を経て、成長していく物語。
※見切り発車で書いていきます(通常運転。笑)
※エブリスタでも同時連載。2021/6/5よりカクヨムでも後追い連載しています。
※2021/9/15けっこう前に追いついて、カクヨムでも現在は同時掲載です。
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
最強令嬢とは、1%のひらめきと99%の努力である
megane-san
ファンタジー
私クロエは、生まれてすぐに傷を負った母に抱かれてブラウン辺境伯城に転移しましたが、母はそのまま亡くなり、辺境伯夫妻の養子として育てていただきました。3歳になる頃には闇と光魔法を発現し、さらに暗黒魔法と膨大な魔力まで持っている事が分かりました。そしてなんと私、前世の記憶まで思い出し、前世の知識で辺境伯領はかなり大儲けしてしまいました。私の力は陰謀を企てる者達に狙われましたが、必〇仕事人バリの方々のおかげで悪者は一層され、無事に修行を共にした兄弟子と婚姻することが出来ました。……が、なんと私、魔王に任命されてしまい……。そんな波乱万丈に日々を送る私のお話です。
悪役令嬢の騎士
コムラサキ
ファンタジー
帝都の貧しい家庭に育った少年は、ある日を境に前世の記憶を取り戻す。
異世界に転生したが、戦争に巻き込まれて悲惨な最期を迎えてしまうようだ。
少年は前世の知識と、あたえられた特殊能力を使って生き延びようとする。
そのためには、まず〈悪役令嬢〉を救う必要がある。
少年は彼女の騎士になるため、この世界で生きていくことを決意する。
金の羊亭へようこそ! 〝元〟聖女様の宿屋経営物語
紗々置 遼嘉
ファンタジー
アルシャインは真面目な聖女だった。
しかし、神聖力が枯渇して〝偽聖女〟と罵られて国を追い出された。
郊外に館を貰ったアルシャインは、護衛騎士を付けられた。
そして、そこが酒場兼宿屋だと分かると、復活させようと決意した。
そこには戦争孤児もいて、アルシャインはその子達を養うと決める。
アルシャインの食事処兼、宿屋経営の夢がどんどん形になっていく。
そして、孤児達の成長と日常、たまに恋愛がある物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる