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37 光の矢
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「本当は、一人か二人入り口に残しておきたいところなんだがな」
「何で?」
「そりゃあ、転送先に敵が待ち構えていて、出たとたんにグサリ、なんて可能性もあるからな。あと、魔法陣を壊されて、転送出来なくなるとか」
「本当は、見張りをしていた二人にそのまま見張っていてもらうつもりだったんだが、な。何かお宝を見つけても、誰もいないところに送るってのも…」
階段を降りながらアルスと私が話していると、サイラスさんが渋い顔で言ってきた。
「もし2人が迷宮に入ったとして、様子を見るためだけに入ったのなら、それほど深い階層までは行ってないだろう。転送石は保険ということにして、今回は歩いて戻ることを考えた方が良いのではないか?」
イルダの意見に皆がしぶしぶといった感じで頷く。
「さて、穴の底…ここが、天井はないけど地下一階ってことだね」
「ああ、本当の地下一階はそこの横穴の先ってことだな」
「…普通の迷宮だな。魔物は見えない。灯りは不要」
覗きこんだサイラスさんが短く言う。
「灯りは不要?」
「真っ暗だと魔物も困るでしょ?特に浅い階層は外から光が入ったり、壁が光っていたりしてることが多いのよ。力のない冒険者や動物を引き込まないといけないしね。深い階層だと暗いところもあるけど」
ザクルさんが言う。なんだかなー。
迷宮といいながら広い下り坂の一本道だったので、ぞろぞろと歩いていくと、行き止まりで左右に狭い通路が伸びている。丁字路だ。…正面に扉があるけど。
「…おいおい。こんな浅い階層に扉はないだろうに」
「珍しいの?」
「もっと深い層の強力な魔物のいる部屋なんかは扉があったり、その扉に罠が仕掛けてあったりするけどね…。普通はないよ」
ザクルさんがちょっと渋い顔で言う。あまり良くない感じってことか。
「まず、左右の道を調べよう。二手に分かれるか?」
「左右に分かれるのは拙いだろ。分かれるのは良いとして、半分はここに残って待っていた方が良いんじゃないか」
「よし、じゃあ俺とシオンでまず左側に行ってみる。分かれ道や怪しいものがあったらすぐ戻ってくる」
サイラスさんが先に行き、シオンさんが付いて行く。右手を壁に付けながら歩いていくのは迷わないためか。分かれ道があったら戻ってくるって言ってたけど。
「二人だけで大丈夫かしら」
「あの二人ならよっぽどのことがない限り大丈夫でしょ。しかもこの細い通路じゃ、サイラスの得物が有利だし」
「そうなの?」
「槍は地味に見えるけど、武器としては中々だよ。長いってだけで有利だし、特にこういう狭い通路では剣は使いにくいでしょ?突き主体の槍なら狭さは関係ないし、万が一強力な敵に出会っても、突きを繰り出しながら後退すれば、大抵逃げられる」
「なるほどー」
ザクルさんの解説に感心していると、右の通路から何者かの足音がした。
「っ、魔物?」
身構えて待っていると、足音がゆっくり近づいて来て…、やってきたのはサイラスさん達だった。
「あ、あれ?」
「やっぱり…」
驚いているサイラスさんに対して、シオンさんは予想通りという雰囲気だ。
「大きく回っている感じがしたのよ。途中に分かれ道もないし、怪しいものもなかったし、魔物もいなかった。その扉の向こうに何があるのか分からないけど、そこを囲むように、ぐるっと一本の道があるだけ」
「…扉に入ってみるしかないって訳か」
「じゃあ、俺が先頭で突っ込む。後は任せた」
サイラスさんの言葉に皆で頷く。
一瞬後、扉を蹴破るようにしてサイラスさんが飛び込むと、アルスとイルダが並んで駆け込み、シオンさん、ザクルさん、私、フレアの順に続いた。サイラスさんは槍を構えて直進、アルスとイルダが左右に展開、残りのメンバーが後衛となり、中の魔物に対応する形だ。
「あれ?」
思わず間抜けな声を出してしまった。サイラスさんも、つまらなそうに構えを解き、槍で肩をトントンと叩く。
そこは単なる広い部屋で、魔物は見えない。変わっていることといえば、入り口と同じような綺麗な円形の縦穴があることだ。
「おい、見てみろよ」
サイラスさんに言われて穴を覗くと、入り口とまったく同じような形状だ。大きさも同じに見える。違いは階段がないことくらいか。
「下の方に階段みたいな所がありますね」
「ああ、出来かけか」
「どういうこと?」
「要するに、こういう形の迷宮ってことだ。下の階も同じ形なんだろう。それで、浅い階から順に階段が形成されて完成するってことだな」
見ていると、自然に壁が崩れ、階段が一段増えた。
「珍しいの?」
「階段が自然に出来るだけなら迷宮では普通だけど、速すぎるね。あと、この形は聞いたことがない。そもそもこの形じゃあ『迷宮』とは言い難いね」
ザクルさんが言う。
「それでどうする?ずいぶん魔物がいるみたいだけど」
縦穴の底を覗き込みながらアルスが言う。
「ゴブリン、ゾンビ、ブラックスライム、といったところか。スライムレベルで1か2ばかりだな」
「ここにこんなに魔物がいるってことは、サイラスさんたちの仲間の人はこっちに来なかったってこと?」
「ああ、来たらここで引き返してるだろう。安心したよ」
「で、どうする?あたしらも戻るかい?」
「いや、進もう。あいつらは大丈夫だと分かって安心したが、迷宮の構造はもう少し見ておきたい。もし、予想通り各階が同じ構造で、浅い階層から階段が出来るとすれば、下の方はまだ安全なはずだしな」
「まだ?」
「もし完成して階段が出来たら、例えばこの階なら、あの見えている魔物がここまで上がってくることになるでしょ?要するに、一つの階全体が多量の魔物のひしめく魔物部屋ってことになる。スライムレベルが1か2なら良いけど、レベルが高くなるとたまらないよ。あまり深くまで出来ていなかったら、僕なら迷宮核の破壊に賛成するね」
なるほど、時間が経つと「利用し辛い」迷宮になってしまうわけね。
「…それじゃあ、ユーカ、出番だ」
「はい?」
「面倒くさいから一掃して」
アルス、何言ってるの。
「ちょ、ちょっと待ってよ。あたいの魔法も見ておくれよ」
シオンさんが言う。
「あー、そうだな。想像力のないユーカの参考にもなるだろ、ありがたい」
アルス、何気に酷い。
「じゃあ行くよ。…『猛る炎よ、我が手に集い来たれ、敵を貫け』…」
おお、それっぽい。
「…『ほのおのやー!』」
ガクッ。『イグニスなんとか』じゃないの?
ちょっとコケたけど、参考になるかと思ってじっくりと見る。頭上に挙げた手の上に十数個の火球が現れると、それが矢の形になる。一瞬後、その矢は魔物の集団に向かって飛んでいった。当たった魔物が火に包まれて倒れる。
「おー」
あー、何か似たような魔法を本で見たことがある。あれは、光だっけ?試してみよう。えっと、光、光、…Cね。
私はCの音を共鳴させ、あまり大きくならないうちに頭上の手に集める。
「お、おい、ユーカ…」
「光の球?光を集めても攻撃には…」
イルダとシオンさんが何か言ってるけど、集中しないと。光を矢の形にして…飛ばす!
勢い良く飛んで行った光の矢が魔物に当たる。突き抜けた瞬間、魔物は倒れていた。
「…え、えっと、ライトアロー(lάɪt ærəʊ)?」
「…また疑問形か」
いつものようにアルスが突っ込む。
「嘘、光も攻撃に使えるの?」
「魔物は光に弱いからではないでしょうか。特にゾンビなどには浄化の効果もあるかも知れません」
シオンさんにフレアが答える。そうそう、何かそんなことを読んだような気がする。
「あたいもやってみていい?もらっていい?」
「え、ええ」
シオンさんが勢いよく食いついて来て、私はこくこくと頷く。そもそも色々とパクリでオリジナルでもない。
「えっと、えっと、イメージを固めて、呪文は流用で良いわね…『猛る光よ、我が手に集い来たれ、敵を貫け』…」
流用だ。
「…『ひかりのやー!』」
そう来るのね。
「何で?」
「そりゃあ、転送先に敵が待ち構えていて、出たとたんにグサリ、なんて可能性もあるからな。あと、魔法陣を壊されて、転送出来なくなるとか」
「本当は、見張りをしていた二人にそのまま見張っていてもらうつもりだったんだが、な。何かお宝を見つけても、誰もいないところに送るってのも…」
階段を降りながらアルスと私が話していると、サイラスさんが渋い顔で言ってきた。
「もし2人が迷宮に入ったとして、様子を見るためだけに入ったのなら、それほど深い階層までは行ってないだろう。転送石は保険ということにして、今回は歩いて戻ることを考えた方が良いのではないか?」
イルダの意見に皆がしぶしぶといった感じで頷く。
「さて、穴の底…ここが、天井はないけど地下一階ってことだね」
「ああ、本当の地下一階はそこの横穴の先ってことだな」
「…普通の迷宮だな。魔物は見えない。灯りは不要」
覗きこんだサイラスさんが短く言う。
「灯りは不要?」
「真っ暗だと魔物も困るでしょ?特に浅い階層は外から光が入ったり、壁が光っていたりしてることが多いのよ。力のない冒険者や動物を引き込まないといけないしね。深い階層だと暗いところもあるけど」
ザクルさんが言う。なんだかなー。
迷宮といいながら広い下り坂の一本道だったので、ぞろぞろと歩いていくと、行き止まりで左右に狭い通路が伸びている。丁字路だ。…正面に扉があるけど。
「…おいおい。こんな浅い階層に扉はないだろうに」
「珍しいの?」
「もっと深い層の強力な魔物のいる部屋なんかは扉があったり、その扉に罠が仕掛けてあったりするけどね…。普通はないよ」
ザクルさんがちょっと渋い顔で言う。あまり良くない感じってことか。
「まず、左右の道を調べよう。二手に分かれるか?」
「左右に分かれるのは拙いだろ。分かれるのは良いとして、半分はここに残って待っていた方が良いんじゃないか」
「よし、じゃあ俺とシオンでまず左側に行ってみる。分かれ道や怪しいものがあったらすぐ戻ってくる」
サイラスさんが先に行き、シオンさんが付いて行く。右手を壁に付けながら歩いていくのは迷わないためか。分かれ道があったら戻ってくるって言ってたけど。
「二人だけで大丈夫かしら」
「あの二人ならよっぽどのことがない限り大丈夫でしょ。しかもこの細い通路じゃ、サイラスの得物が有利だし」
「そうなの?」
「槍は地味に見えるけど、武器としては中々だよ。長いってだけで有利だし、特にこういう狭い通路では剣は使いにくいでしょ?突き主体の槍なら狭さは関係ないし、万が一強力な敵に出会っても、突きを繰り出しながら後退すれば、大抵逃げられる」
「なるほどー」
ザクルさんの解説に感心していると、右の通路から何者かの足音がした。
「っ、魔物?」
身構えて待っていると、足音がゆっくり近づいて来て…、やってきたのはサイラスさん達だった。
「あ、あれ?」
「やっぱり…」
驚いているサイラスさんに対して、シオンさんは予想通りという雰囲気だ。
「大きく回っている感じがしたのよ。途中に分かれ道もないし、怪しいものもなかったし、魔物もいなかった。その扉の向こうに何があるのか分からないけど、そこを囲むように、ぐるっと一本の道があるだけ」
「…扉に入ってみるしかないって訳か」
「じゃあ、俺が先頭で突っ込む。後は任せた」
サイラスさんの言葉に皆で頷く。
一瞬後、扉を蹴破るようにしてサイラスさんが飛び込むと、アルスとイルダが並んで駆け込み、シオンさん、ザクルさん、私、フレアの順に続いた。サイラスさんは槍を構えて直進、アルスとイルダが左右に展開、残りのメンバーが後衛となり、中の魔物に対応する形だ。
「あれ?」
思わず間抜けな声を出してしまった。サイラスさんも、つまらなそうに構えを解き、槍で肩をトントンと叩く。
そこは単なる広い部屋で、魔物は見えない。変わっていることといえば、入り口と同じような綺麗な円形の縦穴があることだ。
「おい、見てみろよ」
サイラスさんに言われて穴を覗くと、入り口とまったく同じような形状だ。大きさも同じに見える。違いは階段がないことくらいか。
「下の方に階段みたいな所がありますね」
「ああ、出来かけか」
「どういうこと?」
「要するに、こういう形の迷宮ってことだ。下の階も同じ形なんだろう。それで、浅い階から順に階段が形成されて完成するってことだな」
見ていると、自然に壁が崩れ、階段が一段増えた。
「珍しいの?」
「階段が自然に出来るだけなら迷宮では普通だけど、速すぎるね。あと、この形は聞いたことがない。そもそもこの形じゃあ『迷宮』とは言い難いね」
ザクルさんが言う。
「それでどうする?ずいぶん魔物がいるみたいだけど」
縦穴の底を覗き込みながらアルスが言う。
「ゴブリン、ゾンビ、ブラックスライム、といったところか。スライムレベルで1か2ばかりだな」
「ここにこんなに魔物がいるってことは、サイラスさんたちの仲間の人はこっちに来なかったってこと?」
「ああ、来たらここで引き返してるだろう。安心したよ」
「で、どうする?あたしらも戻るかい?」
「いや、進もう。あいつらは大丈夫だと分かって安心したが、迷宮の構造はもう少し見ておきたい。もし、予想通り各階が同じ構造で、浅い階層から階段が出来るとすれば、下の方はまだ安全なはずだしな」
「まだ?」
「もし完成して階段が出来たら、例えばこの階なら、あの見えている魔物がここまで上がってくることになるでしょ?要するに、一つの階全体が多量の魔物のひしめく魔物部屋ってことになる。スライムレベルが1か2なら良いけど、レベルが高くなるとたまらないよ。あまり深くまで出来ていなかったら、僕なら迷宮核の破壊に賛成するね」
なるほど、時間が経つと「利用し辛い」迷宮になってしまうわけね。
「…それじゃあ、ユーカ、出番だ」
「はい?」
「面倒くさいから一掃して」
アルス、何言ってるの。
「ちょ、ちょっと待ってよ。あたいの魔法も見ておくれよ」
シオンさんが言う。
「あー、そうだな。想像力のないユーカの参考にもなるだろ、ありがたい」
アルス、何気に酷い。
「じゃあ行くよ。…『猛る炎よ、我が手に集い来たれ、敵を貫け』…」
おお、それっぽい。
「…『ほのおのやー!』」
ガクッ。『イグニスなんとか』じゃないの?
ちょっとコケたけど、参考になるかと思ってじっくりと見る。頭上に挙げた手の上に十数個の火球が現れると、それが矢の形になる。一瞬後、その矢は魔物の集団に向かって飛んでいった。当たった魔物が火に包まれて倒れる。
「おー」
あー、何か似たような魔法を本で見たことがある。あれは、光だっけ?試してみよう。えっと、光、光、…Cね。
私はCの音を共鳴させ、あまり大きくならないうちに頭上の手に集める。
「お、おい、ユーカ…」
「光の球?光を集めても攻撃には…」
イルダとシオンさんが何か言ってるけど、集中しないと。光を矢の形にして…飛ばす!
勢い良く飛んで行った光の矢が魔物に当たる。突き抜けた瞬間、魔物は倒れていた。
「…え、えっと、ライトアロー(lάɪt ærəʊ)?」
「…また疑問形か」
いつものようにアルスが突っ込む。
「嘘、光も攻撃に使えるの?」
「魔物は光に弱いからではないでしょうか。特にゾンビなどには浄化の効果もあるかも知れません」
シオンさんにフレアが答える。そうそう、何かそんなことを読んだような気がする。
「あたいもやってみていい?もらっていい?」
「え、ええ」
シオンさんが勢いよく食いついて来て、私はこくこくと頷く。そもそも色々とパクリでオリジナルでもない。
「えっと、えっと、イメージを固めて、呪文は流用で良いわね…『猛る光よ、我が手に集い来たれ、敵を貫け』…」
流用だ。
「…『ひかりのやー!』」
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