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52 スキュラとカリュブディスの間
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ギルドの依頼でスキュラらしき魔物を見てきた、冒険者のおじさんが船を動かしてくれるという。ベルホルトさんといって、冒険者登録をしてはいるが、本業は漁師だそうだ。
ベルホルトさんがウェントゥスを唱えると、後方から風が起こり、船はゆっくりと動き出した。ああ、私のウインド?と同じで、手から風が出るわけじゃないのか…って、手から風を出したんじゃ船が動かないか。
「わざわざ船を動かしに来てくれなくても、俺達だけで大丈夫だったのに」
「いえ、その魔物のいる左側の岬の手前は岩場で、岩礁も多いっすからね。漁師じゃなけりゃ危ないんですわ」
ベルホルトさんが人懐っこい笑みを浮かべてアルスに言う。両手をたまに動かして風を調整しているようだ。
「話の通じる相手だと良いですね」
アマティアさんが船と並んで泳ぎながら、水面から顔を出して言う。
「ああ、自分から町に来るようでもないし、そう願いたいな」
しばらくして、左側の岬が近づいて来た。ベルホルトさんは船を細かくジグザグに動かして、ゆっくりと岬に近づけていく。かなり制御が難しいようだ。岩礁が多いのだろう。岬の先端には洞窟のようなものが見える。あそこにスキュラかもしれない魔物がいるのだろうか。
「陸を左側からずっと歩いて来ても、あの洞窟に上側から入れるんですがね。以前はそこから魔物を見たんでさあ。あっしはとにかく恐ろしくて…」
「あたしらが先に行くから、ベルホルトさんは適当な所まで案内してくれれば良いよ。むしろ、もしものときのために船をいつでも動かせるように、船に戻ってくれていた方がありがたいさ」
イルダの言葉に、ベルホルトさんは明らかにホッとしているようだった、見るもおぞましい醜悪な恐ろしい魔物、ね。フレアの話からはそんなに怖い感じはしなかったけど。まあ、蛇は嫌だけど。
洞窟といっても、思ったより広く天井が開けている所も多く、日が差し込んで中々良い感じだ。所々海の水が溜まっており、ヒトデやイソギンチャク、貝等もいるようだ。魔物が潜んでいるような場所には見えない。アルス、イルダ、私、フレアの順に進み、その後をベルホルトさんが続く。アマティアさんも人化の術を使い、最後尾で後方を警戒しながら歩いている。スピカは姿を消したまま、大きめのイソギンチャクを見つめているようだ。気に入ったのかもしれない。
「ここは良いんですが、その先、そこをちょっと入った所に…」
ベルホルトさんが、いかにも怖そうに言う。確かにちょっと狭くなって暗い通路のような所がある。
「うん、確かに何かいるな」
そちらに歩を進めたイルダが、気配に気付いたようだ。近づくと、呻き声の他、何かを引き摺るような音がする。
ちょっと入り口から入って、さてどうするかと考えていると、皆が私を見る。…え、私?しょうがないなあ、じゃあ私が。
「えっと、もしもーし」
後ろで皆がガクッとなるのが分かったけど、他になんて声を掛けたら良いというの。
「…う、う、誰だ、漁師か、オマエたちに手を出すつもりはない。来ないでおくれ、醜い私を見ないでおくれ…」
何か泣いているみたいだけど。
「(手を出さないって)」
「(いや、それで済む話じゃないだろ)」
私が小声で言うとアルスが突っ込む。見るなと言われているが、顔を見ないと話が出来ない。アルス、イルダ、私、フレアは、もう少し中に移動した。真っ暗だが、広い空間があるようだ。足元をずるずると何かが這っていった。ベルホルトさんは入ってこないようだ。
「見ないで、醜い私を見ないで…」
いや、暗くて見えないけど。
「あのー、ちょっと話を…」
「…!オ、オマエは女神!もう来たのか!」
え。
「…ああ、女神が憎い、私をこんな姿にした人間が憎い、殺す殺すコロス…」
どういうこと。
「待ってください、わくしたちはあなたと争うつもりは…」
「ウルサイ!魔将になった私にはオマエラを殺すしか、いや、人間全てを殺せばイイ、そうだ、みんなコロシテヤル、みんな死ねばイイ…」
フレアを遮って叫ぶ。駄目だ、話が通じない。足元を何かか這いずり回る音が大きくなっている。そのとき例のごとく何かピリピリするような感じがした。
「…!皆、気を付けて!」
「うわっ、何か飛んできた!」
「まずい、外に出るぞ!」
イルダが咄嗟に剣で何かを弾いた。アルスが声を掛け、私たちは通路を走って戻った。
「ベルホルトさん、急いで船を!」
「あ、ああ…」
恐怖のせいか足元のおぼつかないベルホルトさんを、アルスとイルダが両側から抱えるようにして船に向かい、私とフレアがそれに続く。アマティアさんは私たちの横を走っていたが、洞窟から出た途端、大きく飛び上がって空中で人化の術を解くと、そのまま海に飛び込んだ。
「ベルホルトさん、早く!」
「あ、ああ…」
船に乗り込むと、後ろから岩が崩れるような大きな音がした。岩壁を壊して追いかけて来たのか。見ないでくれと言っていたのだから、出てこなくて良いのに。
「あれは…」
後ろを見た私は言葉を失った。フレアから聞いたスキュラの話から、私は上半身が人間で下半身が蛸の足になっているような、人型の魔物を想像していた。しかし、今見ている魔物はそんなものではない。確かに人間の上半身が見える、銀色の長い髪をした女性のようだ。しかし、その下半身は十メートルはあろうかという大きさの蛸のものであり、その上部には黒光りをする蛇が六つ、胴を取り巻くように付いている。蛇は以前戦ったヒドラよりもずっと大きい。バランスが滅茶苦茶だ。正しく形容するなら『蛸と蛇が合体した巨大な魔物の上に人間の上半身がちょこっと付いている』と言うべきだろう。醜悪なだけでなく恐ろしいとしか言いようがない。
「スキュラに間違いありませんね」
フレアは落ち着いて言うが、他の皆は私と同じように言葉を失っている。
「…と、とにかく今は逃げて態勢を整えよう」
「ニクイニクイ、逃がすものか、カリュブディス!そいつらを飲み込んでシマエ!」
スキュラの叫び声と共に、前方の海面がさざめくと、ゆっくりと渦が現れた。グオオ…というような音がした。船がどんどん引き寄せられていく。まずい、スキュラとカリュブディスの間に入ってしまった。
「横だ、横に逃げろ、ベルホルトさん!」
「あ、ああ…」
ベルホルトさんが船の向きを変えようとするが、うまくいかない。そもそも、帆の構造からいっても大回りしか出来ない理屈だ。
「ユウカさん!」
フレアの声に、私はトレンタ湖でやったように、水魔法で水を動かして船の向きを無理やり回転させ、同時に風魔法で加速させた。
「え、えーと…」
「無理に魔法名を言わなくても良いよ。なるほど、詠唱も魔法名も省略できれば、同時に複数の魔法が使えるわけだ」
いつも突っ込むアルスが、今度ばかりは感心したように言った。魔法は自分の中の魔力と属性の音を共鳴させる必要があるが、水はE、風はGでよく協和するから、同時に共鳴させるのは簡単だ。
「それよりどうする?逃げ続けるわけには行かないぜ」
イルダが言う。スキュラは岬を伝って追って来る。見かけと違い、海よりも陸の方が移動しやすいようだ。
「どこか足場の良いところで船から降りて戦おう」
アルスが言う。前方に小さな砂浜が見える。あそこが良さそうだ。
ベルホルトさんがウェントゥスを唱えると、後方から風が起こり、船はゆっくりと動き出した。ああ、私のウインド?と同じで、手から風が出るわけじゃないのか…って、手から風を出したんじゃ船が動かないか。
「わざわざ船を動かしに来てくれなくても、俺達だけで大丈夫だったのに」
「いえ、その魔物のいる左側の岬の手前は岩場で、岩礁も多いっすからね。漁師じゃなけりゃ危ないんですわ」
ベルホルトさんが人懐っこい笑みを浮かべてアルスに言う。両手をたまに動かして風を調整しているようだ。
「話の通じる相手だと良いですね」
アマティアさんが船と並んで泳ぎながら、水面から顔を出して言う。
「ああ、自分から町に来るようでもないし、そう願いたいな」
しばらくして、左側の岬が近づいて来た。ベルホルトさんは船を細かくジグザグに動かして、ゆっくりと岬に近づけていく。かなり制御が難しいようだ。岩礁が多いのだろう。岬の先端には洞窟のようなものが見える。あそこにスキュラかもしれない魔物がいるのだろうか。
「陸を左側からずっと歩いて来ても、あの洞窟に上側から入れるんですがね。以前はそこから魔物を見たんでさあ。あっしはとにかく恐ろしくて…」
「あたしらが先に行くから、ベルホルトさんは適当な所まで案内してくれれば良いよ。むしろ、もしものときのために船をいつでも動かせるように、船に戻ってくれていた方がありがたいさ」
イルダの言葉に、ベルホルトさんは明らかにホッとしているようだった、見るもおぞましい醜悪な恐ろしい魔物、ね。フレアの話からはそんなに怖い感じはしなかったけど。まあ、蛇は嫌だけど。
洞窟といっても、思ったより広く天井が開けている所も多く、日が差し込んで中々良い感じだ。所々海の水が溜まっており、ヒトデやイソギンチャク、貝等もいるようだ。魔物が潜んでいるような場所には見えない。アルス、イルダ、私、フレアの順に進み、その後をベルホルトさんが続く。アマティアさんも人化の術を使い、最後尾で後方を警戒しながら歩いている。スピカは姿を消したまま、大きめのイソギンチャクを見つめているようだ。気に入ったのかもしれない。
「ここは良いんですが、その先、そこをちょっと入った所に…」
ベルホルトさんが、いかにも怖そうに言う。確かにちょっと狭くなって暗い通路のような所がある。
「うん、確かに何かいるな」
そちらに歩を進めたイルダが、気配に気付いたようだ。近づくと、呻き声の他、何かを引き摺るような音がする。
ちょっと入り口から入って、さてどうするかと考えていると、皆が私を見る。…え、私?しょうがないなあ、じゃあ私が。
「えっと、もしもーし」
後ろで皆がガクッとなるのが分かったけど、他になんて声を掛けたら良いというの。
「…う、う、誰だ、漁師か、オマエたちに手を出すつもりはない。来ないでおくれ、醜い私を見ないでおくれ…」
何か泣いているみたいだけど。
「(手を出さないって)」
「(いや、それで済む話じゃないだろ)」
私が小声で言うとアルスが突っ込む。見るなと言われているが、顔を見ないと話が出来ない。アルス、イルダ、私、フレアは、もう少し中に移動した。真っ暗だが、広い空間があるようだ。足元をずるずると何かが這っていった。ベルホルトさんは入ってこないようだ。
「見ないで、醜い私を見ないで…」
いや、暗くて見えないけど。
「あのー、ちょっと話を…」
「…!オ、オマエは女神!もう来たのか!」
え。
「…ああ、女神が憎い、私をこんな姿にした人間が憎い、殺す殺すコロス…」
どういうこと。
「待ってください、わくしたちはあなたと争うつもりは…」
「ウルサイ!魔将になった私にはオマエラを殺すしか、いや、人間全てを殺せばイイ、そうだ、みんなコロシテヤル、みんな死ねばイイ…」
フレアを遮って叫ぶ。駄目だ、話が通じない。足元を何かか這いずり回る音が大きくなっている。そのとき例のごとく何かピリピリするような感じがした。
「…!皆、気を付けて!」
「うわっ、何か飛んできた!」
「まずい、外に出るぞ!」
イルダが咄嗟に剣で何かを弾いた。アルスが声を掛け、私たちは通路を走って戻った。
「ベルホルトさん、急いで船を!」
「あ、ああ…」
恐怖のせいか足元のおぼつかないベルホルトさんを、アルスとイルダが両側から抱えるようにして船に向かい、私とフレアがそれに続く。アマティアさんは私たちの横を走っていたが、洞窟から出た途端、大きく飛び上がって空中で人化の術を解くと、そのまま海に飛び込んだ。
「ベルホルトさん、早く!」
「あ、ああ…」
船に乗り込むと、後ろから岩が崩れるような大きな音がした。岩壁を壊して追いかけて来たのか。見ないでくれと言っていたのだから、出てこなくて良いのに。
「あれは…」
後ろを見た私は言葉を失った。フレアから聞いたスキュラの話から、私は上半身が人間で下半身が蛸の足になっているような、人型の魔物を想像していた。しかし、今見ている魔物はそんなものではない。確かに人間の上半身が見える、銀色の長い髪をした女性のようだ。しかし、その下半身は十メートルはあろうかという大きさの蛸のものであり、その上部には黒光りをする蛇が六つ、胴を取り巻くように付いている。蛇は以前戦ったヒドラよりもずっと大きい。バランスが滅茶苦茶だ。正しく形容するなら『蛸と蛇が合体した巨大な魔物の上に人間の上半身がちょこっと付いている』と言うべきだろう。醜悪なだけでなく恐ろしいとしか言いようがない。
「スキュラに間違いありませんね」
フレアは落ち着いて言うが、他の皆は私と同じように言葉を失っている。
「…と、とにかく今は逃げて態勢を整えよう」
「ニクイニクイ、逃がすものか、カリュブディス!そいつらを飲み込んでシマエ!」
スキュラの叫び声と共に、前方の海面がさざめくと、ゆっくりと渦が現れた。グオオ…というような音がした。船がどんどん引き寄せられていく。まずい、スキュラとカリュブディスの間に入ってしまった。
「横だ、横に逃げろ、ベルホルトさん!」
「あ、ああ…」
ベルホルトさんが船の向きを変えようとするが、うまくいかない。そもそも、帆の構造からいっても大回りしか出来ない理屈だ。
「ユウカさん!」
フレアの声に、私はトレンタ湖でやったように、水魔法で水を動かして船の向きを無理やり回転させ、同時に風魔法で加速させた。
「え、えーと…」
「無理に魔法名を言わなくても良いよ。なるほど、詠唱も魔法名も省略できれば、同時に複数の魔法が使えるわけだ」
いつも突っ込むアルスが、今度ばかりは感心したように言った。魔法は自分の中の魔力と属性の音を共鳴させる必要があるが、水はE、風はGでよく協和するから、同時に共鳴させるのは簡単だ。
「それよりどうする?逃げ続けるわけには行かないぜ」
イルダが言う。スキュラは岬を伝って追って来る。見かけと違い、海よりも陸の方が移動しやすいようだ。
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