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「えっとその…、数日前ふとしたことで知り合って以来、毎日のように通って下さって…」
次の日、『たまたま見かけたんだけど…』と、例の騎士のことをナナセさんに聞いてみると、そんなことを言う。
「それだけではなく、何て言うか、想いを打ち明けられたというか、言い寄られたというか…」
「はあ」
情けない声が出てしまったのはしょうがない。ナナセさんの顔が真っ赤だからだ。これは、ナナセさんの方もまんざらではないのだろう。
「恰好から見ると騎士…様よね。わ、悪くない話だと思うけど」
「そ、そうだよな」
私とアルスは何とかそう言ったものの、裏があるとしたらとんでもない話だ。今晩は、城の方へ行っていたイルダとフレアが数日ぶりに帰ってくるので、それまでに情報を纏めておいた方が良いかも。まずはアレン王子かしら。
「…というわけで、また私とアルスだけで悪いわね」
「いや、構わないよ。誕生日は最終日だけど、もう祭り自体は始まっていて、いろいろな行事があるんでしょ?君たちは出ないんだっけ?」
「舞踏会とかごめんだわ…」
フォークダンスなら自信があるんだけど。
「…それはさておき、本題に入ろうか。まず怪しい貴族だけど、この筆頭はモルゲン男爵だろうね」
「モルゲン男爵!」
「おや、知っているかい?まあ、その爵位からそれほど力があるわけじゃないけど、うまく立ち回って上位爵の貴族にもそこそこ味方がいる。最近も国に内緒で、お金を集めているらしい。後ろ盾になっている上位爵は、ルシャール侯爵だね。後は小物ばかりさ」
「…」
「で、前王の子供の調査の方だけど、こっちが問題だね」
「というと?」
「実際、調査は形だけで殆ど行われていないらしい」
「大きな問題でしょうにどうして?」
「そもそも、父上とアイリーン妃を取り合っている状況で、子供がいたら前王が表に出さないのは不自然でしょ?」
そうか、自分の子供がいれば、大きなアドバンテージよね。
「それで、前王でも父上でもない、別の相手の子供だという噂もあった」
うわあ。
「その、アイリーン妃は、そういう…?」
「いやいや、貞淑を絵に描いたような方だったようだよ。そんなわけで、王位継承にかかわる重要な話ではあるけど、ありえないこと、として形だけの調査に終わったわけだね」
「…この件に関しては収穫なしってわけだ」
「そうね」
アルスと私は溜息を吐いた。
「あ、そうそう、王様のお付きの騎士が二人いるでしょ?」
「うん?ああ、王宮騎士からそれなりの者が選ばれているんだけど、それが何か?」
「あの、えーっと、背の高い方」
「…アルフレッドかな?融通が利かないけど、そこそこ優秀な奴だよ…そういえば、モルゲン男爵と同郷じゃなかったかな?」
これは怪しい。
「ふーっ、剣を振り回さないで、猫を被って畏まってばかりだと、本当に肩がこるぜ」
「イルダのは虎ぐらいの大きさの猫だろ」
イルダとフレアが帰ってきて、久しぶりに一緒に夕食だ。まあ、またすぐに出かけなければいけないみたいだけど。
「例の件だけど、もう調査はいらないかもしれないぜ」
イルダがそんなことを言う。
「やっと他人を交えずに王様と話をする機会があったんだけど、あたしたちが知ったのと同じくらいの時に王様も情報を掴んでいて、もう調査してるんだとさ」
「本当に?チャールズ王子から話が行ったんじゃなくて?」
「チャールズ王子も知らなかったらしくて、『また父上が自分だけで問題を解決しようとして』なんて怒ってたよ。まあ、今回は王子も王様に秘密にしようとしてたからあんまり強くは言えなかったみたいだけど」
「調査って、何をしてるのかしら」
「さあ?彼女が出てきた村に人をやったり、なんかの書類を調べたりじゃないか?本人には気付かれないように人をつけたとかいう話だね」
「ああ、彼ね!」
思いついた。
「何か心当たりが?ユウカさん」
「王様のお付きの騎士が、彼女を口説いているらしいのよ。彼女もまんざらじゃなさそうで」
「なるほど、そうやって調べている訳か」
アルスも頷く。
「んー、でもおかしくないか?王様は『本人に気付かれないように影ながら』って言ってたぜ?万が一前王の血を引いている可能性もある訳だから、口説くのはまずいだろ」
「ユウカさん、影から彼女を見張っているような気配はありませんでしたか?」
「私は気付かなかったわね…アルスは?」
「俺もそんな気配は感じなかったな」
「とすると、私やアルスに気付かれないほどの腕なのか、それとも…まさか排除された?」
「いや、ユーカそれは考えすぎだと俺は思うぜ」
「…考えすぎじゃないかもしれない。まずいな」
「え?どういうこと?」
イルダが急に怖い顔をして言うので、私は思わず聞き返した。
「王様が言ってたんだよ。『しかし、その者からの連絡がここ二、三日途絶えてる』ってな。まああまり報告することがないんじゃないかなんて言ってたけど。王様も忙しいしな」
「それは…」
「その王様のお付きの騎士ってのは…」
「イルダも知っていると思うけど、いつもいる二人の背の高い方ね。アルフレッドといったかしら…私とアルスが調べた限りでは、怪しい感じなのよね…」
彼は立場上、当然トトス王女を知っている訳だから、偶然王女とそっくりなナナセさんに近づいたというには無理がある。
「なるほどな、モルゲン男爵と同郷か。それは怪しいな」
「ですね」
イルダだけでなく、フレアも頷いた。少々苦笑している。
「二人はモルゲン男爵を知っているの?」
「ああ、パーティーで会ったからね。他の貴族はあたしらの立場を知っているから、あまり近寄ってこなかったんだけど、堂々と馴れ馴れしくな」
「『今の王様に媚びるより私と親しくしておいた方が宜しいかもしれませんぞ』などと言っていましたね。いきなり手を取ってきたのです。まったくモグラみたいな気持ち悪い顔をして」
フレアが、滅多に見せないような表情で手を振った。モグラみたいな顔って想像が付かないけど。ナナセさんは「立派な方」とか言ってたけど、そうでもないようだ。
「これは、ちょっと無理を言ってでも、王様に時間を取ってもらった方が良いようですね。それでその…ナナセさんに危険はないのでしょうか」
「その騎士も彼女を害するようじゃないし、俺らの他にシオンさん達にもそれとなく見張ってもらっている。それに、スピカがずっと姿を消して付いてるからな」
「スピカさんが?」
「ああ、何かやたらナナセさんのことを気にしているようだったな。何か感じるところがあったのか…」
「ふーん、あ、そうだ、そのナナセさん経由で、アルスとユーカのことが騎士にばれる心配はないのかい?あいつはあたし達のことを知っている訳だし」
「大丈夫よ。『特に騎士様ともなると、冒険者に偏見を持っている方も多いので、私たちのことは黙っていた方が良いですよ』と言ってあるの。ナナセさんはアルフレッドに本気みたいだから黙っているでしょ」
「しかし、もし騙されているのだとしたら、ナナセさんはお気の毒ですね」
全くだわ。情報を得るためとかで、恋人や友達と偽るなんて、それだけで最低でしょ。
次の日、かなり無理矢理予定を空けてもらい、私たちは王城の迎賓館で王様とチャールズ王子とともに夕食を取っていた。私的なものということで、お付きの騎士もいない。料理を運んできた女官達も下がらせると、さっそく今回の件について、話をする。
「なるほど、アルフレッドがな、うーむ。…どうやら、儂が秘密に動いてしまったせいで、情報が錯綜して話がややこしくなってしまっているようだな」
「全くですよ、父上。アレンの時にも自分だけで解決しようとなさって…」
「まあまあ、アレン王子は今回結構役立つ情報をくれましたよ」
「…お主らは、騎士団と魔術師団の演武会には全員出席してくれるのだろう?そこで全ての決着を付けてしまおうではないか」
次の日、『たまたま見かけたんだけど…』と、例の騎士のことをナナセさんに聞いてみると、そんなことを言う。
「それだけではなく、何て言うか、想いを打ち明けられたというか、言い寄られたというか…」
「はあ」
情けない声が出てしまったのはしょうがない。ナナセさんの顔が真っ赤だからだ。これは、ナナセさんの方もまんざらではないのだろう。
「恰好から見ると騎士…様よね。わ、悪くない話だと思うけど」
「そ、そうだよな」
私とアルスは何とかそう言ったものの、裏があるとしたらとんでもない話だ。今晩は、城の方へ行っていたイルダとフレアが数日ぶりに帰ってくるので、それまでに情報を纏めておいた方が良いかも。まずはアレン王子かしら。
「…というわけで、また私とアルスだけで悪いわね」
「いや、構わないよ。誕生日は最終日だけど、もう祭り自体は始まっていて、いろいろな行事があるんでしょ?君たちは出ないんだっけ?」
「舞踏会とかごめんだわ…」
フォークダンスなら自信があるんだけど。
「…それはさておき、本題に入ろうか。まず怪しい貴族だけど、この筆頭はモルゲン男爵だろうね」
「モルゲン男爵!」
「おや、知っているかい?まあ、その爵位からそれほど力があるわけじゃないけど、うまく立ち回って上位爵の貴族にもそこそこ味方がいる。最近も国に内緒で、お金を集めているらしい。後ろ盾になっている上位爵は、ルシャール侯爵だね。後は小物ばかりさ」
「…」
「で、前王の子供の調査の方だけど、こっちが問題だね」
「というと?」
「実際、調査は形だけで殆ど行われていないらしい」
「大きな問題でしょうにどうして?」
「そもそも、父上とアイリーン妃を取り合っている状況で、子供がいたら前王が表に出さないのは不自然でしょ?」
そうか、自分の子供がいれば、大きなアドバンテージよね。
「それで、前王でも父上でもない、別の相手の子供だという噂もあった」
うわあ。
「その、アイリーン妃は、そういう…?」
「いやいや、貞淑を絵に描いたような方だったようだよ。そんなわけで、王位継承にかかわる重要な話ではあるけど、ありえないこと、として形だけの調査に終わったわけだね」
「…この件に関しては収穫なしってわけだ」
「そうね」
アルスと私は溜息を吐いた。
「あ、そうそう、王様のお付きの騎士が二人いるでしょ?」
「うん?ああ、王宮騎士からそれなりの者が選ばれているんだけど、それが何か?」
「あの、えーっと、背の高い方」
「…アルフレッドかな?融通が利かないけど、そこそこ優秀な奴だよ…そういえば、モルゲン男爵と同郷じゃなかったかな?」
これは怪しい。
「ふーっ、剣を振り回さないで、猫を被って畏まってばかりだと、本当に肩がこるぜ」
「イルダのは虎ぐらいの大きさの猫だろ」
イルダとフレアが帰ってきて、久しぶりに一緒に夕食だ。まあ、またすぐに出かけなければいけないみたいだけど。
「例の件だけど、もう調査はいらないかもしれないぜ」
イルダがそんなことを言う。
「やっと他人を交えずに王様と話をする機会があったんだけど、あたしたちが知ったのと同じくらいの時に王様も情報を掴んでいて、もう調査してるんだとさ」
「本当に?チャールズ王子から話が行ったんじゃなくて?」
「チャールズ王子も知らなかったらしくて、『また父上が自分だけで問題を解決しようとして』なんて怒ってたよ。まあ、今回は王子も王様に秘密にしようとしてたからあんまり強くは言えなかったみたいだけど」
「調査って、何をしてるのかしら」
「さあ?彼女が出てきた村に人をやったり、なんかの書類を調べたりじゃないか?本人には気付かれないように人をつけたとかいう話だね」
「ああ、彼ね!」
思いついた。
「何か心当たりが?ユウカさん」
「王様のお付きの騎士が、彼女を口説いているらしいのよ。彼女もまんざらじゃなさそうで」
「なるほど、そうやって調べている訳か」
アルスも頷く。
「んー、でもおかしくないか?王様は『本人に気付かれないように影ながら』って言ってたぜ?万が一前王の血を引いている可能性もある訳だから、口説くのはまずいだろ」
「ユウカさん、影から彼女を見張っているような気配はありませんでしたか?」
「私は気付かなかったわね…アルスは?」
「俺もそんな気配は感じなかったな」
「とすると、私やアルスに気付かれないほどの腕なのか、それとも…まさか排除された?」
「いや、ユーカそれは考えすぎだと俺は思うぜ」
「…考えすぎじゃないかもしれない。まずいな」
「え?どういうこと?」
イルダが急に怖い顔をして言うので、私は思わず聞き返した。
「王様が言ってたんだよ。『しかし、その者からの連絡がここ二、三日途絶えてる』ってな。まああまり報告することがないんじゃないかなんて言ってたけど。王様も忙しいしな」
「それは…」
「その王様のお付きの騎士ってのは…」
「イルダも知っていると思うけど、いつもいる二人の背の高い方ね。アルフレッドといったかしら…私とアルスが調べた限りでは、怪しい感じなのよね…」
彼は立場上、当然トトス王女を知っている訳だから、偶然王女とそっくりなナナセさんに近づいたというには無理がある。
「なるほどな、モルゲン男爵と同郷か。それは怪しいな」
「ですね」
イルダだけでなく、フレアも頷いた。少々苦笑している。
「二人はモルゲン男爵を知っているの?」
「ああ、パーティーで会ったからね。他の貴族はあたしらの立場を知っているから、あまり近寄ってこなかったんだけど、堂々と馴れ馴れしくな」
「『今の王様に媚びるより私と親しくしておいた方が宜しいかもしれませんぞ』などと言っていましたね。いきなり手を取ってきたのです。まったくモグラみたいな気持ち悪い顔をして」
フレアが、滅多に見せないような表情で手を振った。モグラみたいな顔って想像が付かないけど。ナナセさんは「立派な方」とか言ってたけど、そうでもないようだ。
「これは、ちょっと無理を言ってでも、王様に時間を取ってもらった方が良いようですね。それでその…ナナセさんに危険はないのでしょうか」
「その騎士も彼女を害するようじゃないし、俺らの他にシオンさん達にもそれとなく見張ってもらっている。それに、スピカがずっと姿を消して付いてるからな」
「スピカさんが?」
「ああ、何かやたらナナセさんのことを気にしているようだったな。何か感じるところがあったのか…」
「ふーん、あ、そうだ、そのナナセさん経由で、アルスとユーカのことが騎士にばれる心配はないのかい?あいつはあたし達のことを知っている訳だし」
「大丈夫よ。『特に騎士様ともなると、冒険者に偏見を持っている方も多いので、私たちのことは黙っていた方が良いですよ』と言ってあるの。ナナセさんはアルフレッドに本気みたいだから黙っているでしょ」
「しかし、もし騙されているのだとしたら、ナナセさんはお気の毒ですね」
全くだわ。情報を得るためとかで、恋人や友達と偽るなんて、それだけで最低でしょ。
次の日、かなり無理矢理予定を空けてもらい、私たちは王城の迎賓館で王様とチャールズ王子とともに夕食を取っていた。私的なものということで、お付きの騎士もいない。料理を運んできた女官達も下がらせると、さっそく今回の件について、話をする。
「なるほど、アルフレッドがな、うーむ。…どうやら、儂が秘密に動いてしまったせいで、情報が錯綜して話がややこしくなってしまっているようだな」
「全くですよ、父上。アレンの時にも自分だけで解決しようとなさって…」
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