スペーシアフォース

山ピー

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宇宙の勇者

第9話「土の星の戦士」

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アドベンチャー号はビートを仲間に加えて宇宙を突き進む。

ビートとドルフィーが握手を交わす。
「俺はドルフィー。宜しく」
「俺はビートだ。こちらこそ宜しく」

「よし、じゃあ次の星を目指すか」
アレンはそう言って操縦桿を握る。

「この辺りだとグラン星と言う星の文明が栄えてると聞きます」
ルティアが次の目的地の案を出す。
「グラン星…よし、そこに行ってみるか!」
次の目的地をグラン星に定めアドベンチャー号は進む。

-グラン星-
アドベンチャー号はグラン星の近くまで到着。
目の前には既にグラン星が目視出来る。
「あれがグラン星です」
ルティアが指を指して教える。
「へぇ~でっかい星だなぁ…」
「グラン星は大気中に多くの土埃が舞っているので、ゴーグルが必須です」
「ゴーグルかぁ…確か備品庫にあったはずだ。探して来るからドルフィー操縦代わってよ」
「わかった」
ドルフィーが操縦を代わりアレンは備品庫に向かう。

そして、アドベンチャー号はグラン星の大気圏に突入。
グラン星はやはり土埃が舞っていて大気は茶色くなっていた。
「う~ん…下は砂だから不安定だな…どこか離着陸出来る所を探さないと…」
ドルフィーは着陸地点を探していた。
「街があればスペースポートがあるはずですが…」

そこへ、アレンがゴーグルを見付けて戻って来る。
「皆、あったぞ!」
だが、その時アドベンチャー号を震動が襲った。
「なっ…何だ!?」
ドルフィーが船外カメラで様子を探る…。
すると、暗黒兵団がアドベンチャー号の周りを取り囲んでいた。
「暗黒兵団だと!?いつの間に!?」
「ドルフィー、船を頼む。ここは俺が!」
アレンは『コスモスパーク』を取り出し『変身』
コスモが登場し、暗黒兵団と空中戦を繰り広げる。

ドルフィーは機体を安定させる為に必死に操縦桿を握る。
「おい、大丈夫なのか!?」
「任せろ…」

だが、アドベンチャー号は砂漠の真ん中に不時着。
「皆ー!!」
コスモが救出に向かおうとするが、暗黒兵団が邪魔をする。
「くっ…先にコイツらを片付けないとダメか…」
その時!地上から何者かが暗黒兵団を攻撃。
兵士の1体を撃墜した。
「何だ!?」

「撃てー!!」
一人の男に指示で他の戦士達が暗黒兵団に向かって一斉に砲撃。
次々に暗黒兵団を撃墜して行く。
「良くわからないが、助かった!」
コスモも反撃を開始。
『コスモバスター』
コスモも必殺技で暗黒兵団を全滅させた。

コスモは地上に降り変身を解除。
アレンが彼らの元へ向かう。
「ありがとう…君達は?」
コスモを助けたのは獣人タイプのこの星の住人。
リーダーのベアードは熊の様な見た目をした大柄の男だ。
「怪我はないか?」
「ああ、お陰で助かったよ」
「俺はベアード。このグラン星の誇り高き戦士だ!」
「あっ、ああ…」
ベアードは戦士と言うには体毛がモフモフしていた。
(癒し系なのかな?…)
「君達の仲間も今救出してる」
ベアードがそう言ってアドベンチャー号の方に目を向けると他の戦士達がルティア、ドルフィー、ビートを救出してくれていた。
「ありがとう」
「君達の船は我々の街のスペースポートに運ばせよう。君達は先に一緒に街まで来てくれ歓迎するぞ」
するとルティアがやって来た。
「ルティア…怪我ないか?」
「ええ、大丈夫です…他の皆も…熊さん達のお陰です」
「熊さんって言うな!!」
ベアードはその呼び方は好きじゃない様だ。

アレン達はベアード達の車に乗せて貰い街まで向かう。
この星の車は砂の中でも難なく進める様に皆キャタピラになっていた。
「凄い…この星の環境に対応する為にここまで文明を発展させたんだな」
「ああ、昔は住みにくい星だったそうだが…俺達が生まれた頃にはもうこうなってた。この星の科学者達のお陰でな」

しばらく進むと巨大な街が見えてきた。
「あれが俺達の星の最大の都市ベルティアシティだ」

-ベルティアシティ-
それは巨大な都市がドーム状のシールドで覆われたコロニーになっていた。
「これは…スペースコロニーか」
「そうだ俺達の街は土埃や砂嵐から逃れる為にこのシールド内に街を作りその中で生活しているだから街に来てしまえば快適なもんさ」
ベアードは得意気に語る。
ベルティアシティ内に入るとそのままベアード達の活動の拠点、グラン警備団基地ベルティア本部へ向かった。

「へぇ~凄いな…ちゃんとした組織なんだな」
「まぁな…この星を守る為に作られた巨大な組織だ。俺はここの隊長って訳さ」
またベアードは得意気に語る。
「凄いんですね熊さん!」
ルティアがまた褒めるが…。
「だから熊さんって言うな!!」

「この星ならアドベンチャー号の修理も出来るんじゃないか?」
「あっ、そうだな!ベアード頼めるか?」
「ああ、勿論だ。この星の技術でピッカピカにしてやるぜ!」
アドベンチャー号はこの星で修理をして貰える事になった。
その間、アレン達はこの星を散策する。

この星の人々はとても活気があり過酷な環境の星で生きてるとは到底思えない程に明るかった。
ベルティアシティにも市場の様な場所があった。
「ここは魚市場だ。この星にしか居ない魚も売ってるぞ」
「魚!?砂漠の星なのに魚が捕れるのか!?」
「ああ…海は無いが砂魚がな」
「砂魚って何!?」
砂魚…それはこの星の砂の中に生息するこの星特有の魚だった。
砂の中で暮らしてる為普通の魚とは進化の仕方が違うが、味は大差ないらしい。
「俺、ちょっと見てくる」
ドルフィーは興味を持ち魚市場の方へ行く。
「共食いじゃないのか?」
ビートが疑問に思いアレンに質問を投げ掛ける。
「あー…うん…細かい事はツッコまないであげて…」
アレンも前に疑問に思った為ビートの気持ちはわかる。
だが、共食いと言ってしまえばドルフィーが怒るのでは無いかと思っていた。

「おーい皆!こっちに旨そうな魚が居るぞ!」
ドルフィーが皆を手招きして呼ぶ。
「どれどれ?」
ドルフィーが指差していたのは砂マグロと言うこの星でも美味と人気のある魚だった。
「砂マグロか…それは旨いが、高いぞ?」
「いくらだ?」
「この星の通貨で3000グランだ」
「あっ…そもそもこの星の通貨に交換してないや…ドルフィー、諦めろ…」
「だったらここは私が…砂マグロ一匹下さいなご請求はシャイニー星王室まで…」
「いきなり王女様感出して来た…」
ルティアは何とシャイニー星の王室払いで砂マグロを丸々一匹買ってしまった。
「驚いた…シャイニー星の王女様だったとは…」
「フフッ…この星では何の意味もありませんが…」
(いやいやいや…即決で砂マグロ丸々一匹買っておいてそれはない…)
アレンは心の中でルティアにツッコミまくった。

アレン達はベルティアシティを満喫していた。

その頃、暗黒帝国では…。
「フッフッフッ…遂に完成した…私の最高傑作!!」
シュドラがずっと制作していた何かが遂に完成をしていた。
「さぁ、進撃開始だ!!」
シュドラがその何かを出動させた。
それは巨大な鉄の塊…。

グラン星の空が暗雲に覆われその中から巨大なロボットが現れた。

暗黒鉄人ヘルゴレムだ。
「行けヘルゴレム!!この星を破壊しつくせ!!」
シュドラの命令でヘルゴレムは進撃を開始。
ベルティアシティに向かう。
「なっ…何だあれは!?グラン警備団出動だ!!」
ベアードはグラン警備団を出動させた。
「ロボット…あんなの初めてだ…」
「とにかく俺達も戦おう」
「うん」
アレン、ドルフィー、ビートもヘルゴレムの方へ向かった。

ヘルゴレムはベルティアシティに近付くと両腕を前に突きだし、砲撃を開始。
ベルティアシティを覆うシールド発生装置を破壊した。
シールドが壊れベルティアシティの人々は土埃を浴びる。
「まずい!これ以上奴の好きにさせるな!!」
ベアード達がヘルゴレムに攻撃。
だが、ヘルゴレムはびくともしない。
ヘルゴレムの攻撃は続く。

続く…。
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