スペーシアフォース

山ピー

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救世主伝説

第15話「ギャラクシアンを求めて」

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ルティアが暗黒帝国に拐われた。
このショッキングなニュースにアレン達は驚愕した。
しかし、怪我を負ったラネール国王を放っておく訳には行かない。
アレン達は国王を病院へ連れて行き、目覚めるのを待った。
ラネール国王を病院に運んでからおよそ5時間…。
手当ては終わったがまだ国王が目覚める様子はない。

しかし、ラネール国王から詳しい話を聞きたいアレン達は待つしかなかった。
「クソッ!暗黒帝国め…許せねぇ!」
ベアードが拳を叩き怒りを露にする。
「ベアード、気持ちは分かるが落ち着け。あと、壁殴るなよ?お前じゃ壊しかねないから…」
ドルフィーがなだめる。
「分かってるよ!クソッ…」
それからしばらくしてラネール国王は目を覚ました。
「ん…?ここは?」
「あっ、気が付きましたか?」
「君達…何故ここに?」
「ここは病院です。王様は酷い怪我をされてたので…」
「そうか…」
「一体何があったんですか?」
アレンが尋ねるとラネール国王はこれまでの出来事を話始めた。
エドリアが暗黒帝国のベクトと入れ替わって殺害されていた事、ルティアを拐う為にアレン達と引き離した事、そしてその為に自分も利用されていた事…。
それを聞いたアレンは直ぐに暗黒帝国に向かおうとした。
「待てアレン、何処に行くんだ?」
「決まってるだろ!ルティアを助けに行く」
「暗黒帝国の本拠地も分かってないんだぞ!」
「それは…」
「怪しい所を片っ端から探す訳にも行かないだろ…冷静になれよ」
「そうだな…ごめん…じゃあどうすれば?」

「それなら…ギャラクシアンを探せ…」
ラネール国王がそう言った。
アレンは再びラネール国王に近付く。
「ギャラクシアン?それって宇宙の救世主伝説の?」
アレンはラネール国王に尋ねた。
「ああそうだ」
「でも、ギャラクシアンは何処に居るか分からないんじゃ?」
「確かにギャラクシアンの居場所は分からん…だが、太古の昔ギャラクシアンと親交のあったテリオン星の民なら…手掛かりを知ってるかも知れん」
「テリオン星?そこに行けば良いんですね!」
「ああ…すまん今の私に出来るのはこの程度の事だけだ」
「いえ、ありがとうございます!」

アレン達は早速アドベンチャー号に戻る。
「そうと決まれば急いで修理しないとな!」
「ああ」
アレン達はアドベンチャー号の修理に急いで取りかかった。

その頃、暗黒帝国では…。

ベクトがルティアを連れて戻って来ていた。
「シュドラ様、只今戻りました」
「おお、ベクトか…ルティア王女を連れて来たか…良くやった」
シュドラはルティアと同じ背丈の姿で現れた。
「離して!」
「おっと…威勢の良いお姫様だ…油断すると噛み付かれそうだな…まずは皇帝の所へ」
「はっ!」
シュドラとベクトがルティアを暗黒帝国皇帝ギルファーの元へ連れて行く。

「ギルファー皇帝、シャニー星の王女ルティアを連れて参りました」

そこに居たのは巨大な姿で玉座に居座る暗黒帝国皇帝のギルファーだった。
「ほぉ…シャニー星の王女か…これは使えそうだな…」
ギルファーはそう言ってルティアを睨み付ける。
その威圧感にルティアは声が出せなかった。
(これが…暗黒帝国の…皇帝…)
「来るべき時まで牢に閉じ込めておけ」
「ははっ!」
ギルファーの命令でルティアは牢屋に連行される。
「ところでシュドラよ…ギルティの様子がおかしいが何かあったのか?」
「ギルティの?いえ、私は何も存じませんが?」
「そうか…イザレスが戻ったら聞いてみるか…」


その頃、ギルティは…。
鏡の前で破損した仮面から覗く素顔に困惑していた。
「私は…誰なんだ…?」

そして、イザレスはコスモとの戦いで受けたダメージが残りながらも新たに暗黒兵団の部隊編成をしていた。
「おのれ…コスモ…次こそ貴様を…殺す…」
イザレスはコスモへの復讐心で燃えていた。

-ラネール星-
アレン達はアドベンチャー号の修理を終わらせたがすっかり夜になってしまった為、出発を明日にしてラネール星で一晩過ごす事にした。

アドベンチャー号の中でドルフィーが食事の用意をする。
「皆、お待たせ出来たぞ」
ドルフィーが料理を持って来るが皆落ち込んでいた。
「皆元気出せ、ルティアはきっと無事さ」
「ああ…」
「はぁ…腹が減っては戦はできんって言うだろ?それに明日には出発するんだ休める時に休んでおかないと…」

「ドルフィーの言う通りかもな…俺は食うぜ」
フーガがそう言って焼き魚を取って食べ始める。
「うん!美味い!ドルフィーは魚の焼き加減が上手いな!」
「だろ?俺の星は海が多くて魚が豊富に取れる星だったからな良く魚を食べる星だったから」

「確かに落ち込んでてもルティアを助けられる訳じゃらない俺達がする事は今はギャラクシアンの手掛かりを見付ける事だ」
ビートは肉を食べ始める。
「ほら、アレンも食おうぜ」
「ああ…そうだな…」
ベアードとアレンも食べ始める。

こうして彼らは一晩を過ごしていった。

翌日、朝日が昇るとアレン達は早速アドベンチャー号を発進させた。

アレン達はアドベンチャー号でテリオン星を目指す。

その様子をシュドラが監視していた。
「ほぉ…テリオン星か…面白い事になりそうだ…」
そして、ギルティもそれを見ていた。
「テリオン星…?」

出発から5日、遂にアドベンチャー号はテリオン星に到着した。
「ここが…テリオン星?」

アレン達がテリオン星に降り立った。
テリオン星はアレン達が想像してたよりずっと廃れていた。
街は荒廃し住民達も活気が無かった。

とりあえずアレンは近くに居た住民にギャラクシアンについて尋ねてみた。
すると、その住民はギャラクシアンの事は長老に聞くと良いと言い、長老の家を教えてくれた。

アレン達は言われた通り長老の家に向かった。

長老の家に着くと中から長老が出てきた。
「ん?なんじゃお前達は?」
「突然すみません…俺達はギャラクシアンについて聞きたくて」
「ギャラクシアン?まぁ…いいじゃろ…入りなさい」
長老はそう言って家の中に入れてくれた。

「それで?ギャラクシアンの何を聞きたいんじゃ?」
「この星の人々はかつてギャラクシアンと親交があったと聞きました。それなら知ってるんじゃないですか?ギャラクシアンの居場所を」
アレンはそう切り出した。
長老は少し口を濁しながら話始めた。

かつてこの星の人々はギャラクシアンの戦士と共に戦ったと言う。
しかし、宇宙を救った後ギャラクシアンは聖剣『ギャラクシアンブレード』を残してどこかへ姿を消してしまったと言う。
その後も一人のギャラクシアンがこの星を訪れたがそのギャラクシアンは敵に敗北し洗脳され敵の配下になりこの星の街を破壊し尽くして行ってしまったと言う。

「じゃあ…この街はそのギャラクシアンの戦士が?」
「そうじゃ…そのショックでこの星の人間は皆気力を失ってしまった…」
「そうだったのか…」
アレン達が話を聞いていると、そこにギルティが現れた。

「アレは!?ギルティ…」

だが、ギルティは襲ってくる様子も街を破壊する様子も無くただ、立ち尽くしていた。
「ここは…?何故私はここに…?」

そして更にシュドラが暗黒魔獣を送り込む。
暗黒魔獣デルサドルが出現。
「ん?暗黒魔獣?シュドラの奴か…」

デルサドルは翼を持つ飛行タイプの暗黒魔獣だった。
デルサドルはその翼で突風を巻き起こす。
「うわぁっ!?ヤバいぞ…この風…」
(アレン、とにかく止めるぞ!)
「うん!」
アレンは『コスモスパーク』で変身。
コスモが登場。

コスモがデルサドルに向かって走り出す。
この戦いは彼らの運命を大きく変える引き金となる!!

続く…。
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