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★Episode15・嫉妬
しおりを挟むご主人様に……
見られてしまった。
ご主人様以外の人に
いやらしい事をされてる所を……
フェルナンデス卿は、ボクの内腿を触っていた手をすぐに引っ込めた。
そして、誤魔化すかのように、ご主人様に話し掛ける。
「いやいや、流石は殿下がお目をかけられている男の娘。なんと美しい。私は、つい見とれてしまいまして……」
「………………」
ご主人様は、何も答えなかった。
「ゆうと、こちらに来なさい」
「は、はい、ご主人様。そ、それでは、フェルナンデス様、失礼致します」
ボクは、席を立ち上がりペコリと頭を下げたあと、ご主人様の近くに行った。
でもご主人様は、くるりとボクに背を向けると……
「ゆうと、私についてきなさい」
ツカッツカッツカッ…
ボクに背を向けたまま歩いて行ってしまった。
「お、お待ち下さい、ご主人様……」
ボクは、すぐに後を追ってついていったけど、ご主人様の歩くスピードは、とても早くて……
「ご、ご主人様ぁ」
ボクは、スカートの裾を少し持ち上げて、小走りでついていった。
◇
ご主人様は、会場を出た後も早足で先に行ってしまう。
「ご主人様ぁ、お、お待ち下さい」
ボクは、必死でご主人様についていった。
カッカッカッカッ……ピタッ
ガチャリ…
ご主人様は、ある扉の前に来るとそこで立ち止まり、扉を開ける。
そして、やっとボクの方を振り向いてくれた。
「ゆうと、入りなさい」
「は、はい、ご主人様……す、すぐに」
ボクは、急いで近づき部屋の中に入っていった。
◇
部屋は、真ん中にベッドがあるだけの普通の部屋だった。
何故ご主人様がここにボクを連れて来たのかは、わからないけど……
ボクは、お叱りを受けるんだろうか?
でも、仕方が無いよ……
ボクが悪いんだ。ちゃんとご主人様に謝ろう。
◇
部屋に入ってから、ご主人様は、ずっと黙っていた。
気まずい沈黙に耐えられず、ボクは、ご主人様に声をかけてみる。
「ご主人…様……?」
「………ゆうと」
「は、はい。ご主人様」
やっぱり怒っているみたい。
ちゃんと謝ろう。
「ゆうと、こっちに来なさい」
「はい、ご主人様……」
ボクがご主人様の近くに行くと
ご主人様は、両手をボクの肩の上に乗せました。
「ご主人…様…?」
「………………」
ググッ…
ご主人様がボクの服を掴んだ?
グッ…
「えっ?」
ビリッ、ビリビリッ…
「きゃっ、な、なにを!」
ビリビリッ…
「ご、ご主人様っ!」
ご主人様は、両手でボクの肩辺りの服を掴むと、突然それを引きちぎるように広げていった。
ビリッ、ビリビリッ…
「お、お止め下さいっ!ご主人様ぁぁ!」
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