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それぞれの夜 2
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ー “よーすけ”の夜 ー
「さてと、シャワーも浴びたしヤるか!」
と、さっきまで思っていたのだが、疲れで、そんな気も失せていた。
「1人って、こんなに退屈だったっけ...」
大体いつも独りでいたし、特にそれに不満を感じたりした事も無かった。
(漠然と、彼女が欲しいとは思っていたが)
思えば今まで、学校に行けば友達はいたし、仲間外れにされたりした事だって無い。
仲間外れ?仲間って何だ?今まで仲間って呼べるヤツいたか?
多分、”あずき”が初めてだ...
オレは自分の中で、どれだけ”あずき”の存在が大きなものになっていたのかに気づいた...
「ヒマだな」
~ 屋台にでも行くか... ~
オレは、いつもの屋台に行って飲み直す事にした。”あずき”も今日は疲れただろうから、誘う事はしなかった。
「ビールと大根ください。あと、コンニャク」
「はいよ。兄さん今日は1人かい?」
「はい」
~ ん?NPCが世間話? ~
「オジサン?店長?大将?」
「オジサンは酷えなぁ。せめてオヤッサンくらいにしてくれよ。」
「あれ?だって、NPC...」
「おー!ゴメン、ゴメン!」
そう言ってオヤッサンはその場にしゃがみ込んだ。
「あーーーっ!」
驚いた。今まで屋台の屋根に隠れていて見えなかったが、頭の上にプレイヤーネームが表示されている。”やすお”さんか。
~ ん?称号は付いて無いな ~
「オレな、このゲーム始めたばっかりだったんだよ。だから狩りに行く事も出来ないし、路頭に迷っていたらアッチで焼き鳥の屋台やってる人が教えてくれたんだよ。屋台なら材料買って来ればプレイヤーも商売出来るって。」
~ 焼き鳥の屋台もあるのか。ココからは見えないな... ~
「でも屋台買うお金とか...」
「装備とか整える為に最初に20万持ってるだろ?ホントに始めたばっかりだったから手付かずで持ってたのよ。」
~ そんな事も出来るんだ ~
「それにしても、NPCだと思われちゃうんなら、少しフレンドリーにした方がイイかなぁ?」
「その方がイイと思いますよ。」
「おっ!いらっしゃい!兄さん、1人かい?」
オレの他に、もう1人お客さんが来た。
オヤッサン、早速フレンドリーになってる。笑
「はい。焼酎のウーロン割りと、つくね下さい。この街にも屋台あるんですね。」
~ 他の街から来たのか... ~
「どこから来たんだい?」
「昭和からです。さっき着いたところなんです。昼から食べて無いから、お腹空いちゃって。」
「そうかい、沢山食べてってくれよ!そう言やぁ、いつも公園のベンチで寝てた若いカップル、昭和の街に行くって言ってたなぁ。昨日だったか..」
~ あの2人の事だ。昭和に行ったのか... ~
「こんばんは」
オレに話し掛けてきた。えっと名前は..”H・しういち”
~ “しういち”?!変な名前だなぁ ~
「こんばんは、えっと、”H”って..?」
「あぁ多分ボク、ヒーラーです。」
~ なるほど! ~
「仲間の人は宿ですか?」
「ボク、ソロなんです。」
「え!?ソロで昭和から来たんですか?よく無事でしたね?!」
「昭和とココ(令和)の間って、脇に逸れなければ、追い剥ぎ紛いの”落武者”しか居ないんですよ。」
~ そうか! ~
落武者はアンデッド系モンスターなのでレベルの低い回復魔法でも面白い様に倒せるらしい。攻略サイトで見た事がある。
~ と、かなり夜も更けてきたし、結構酔ったなぁ。”しういち”さんともう少し話したい気もするけど、そろそろ宿に戻るか。 ~
「”しういち”さん、オヤッサン、いろいろ為になる話ありがとうございました。そろそろ戻って寝ます。”しういち”さん、また一緒に飲みましょうね。」
「うん。宜しくね。」
「ありがとなぁ。また来てくれよー」
「はい。それじゃあ」
宿屋までの帰り道、確かに公園にあの2人の姿は無かった...
「さてと、シャワーも浴びたしヤるか!」
と、さっきまで思っていたのだが、疲れで、そんな気も失せていた。
「1人って、こんなに退屈だったっけ...」
大体いつも独りでいたし、特にそれに不満を感じたりした事も無かった。
(漠然と、彼女が欲しいとは思っていたが)
思えば今まで、学校に行けば友達はいたし、仲間外れにされたりした事だって無い。
仲間外れ?仲間って何だ?今まで仲間って呼べるヤツいたか?
多分、”あずき”が初めてだ...
オレは自分の中で、どれだけ”あずき”の存在が大きなものになっていたのかに気づいた...
「ヒマだな」
~ 屋台にでも行くか... ~
オレは、いつもの屋台に行って飲み直す事にした。”あずき”も今日は疲れただろうから、誘う事はしなかった。
「ビールと大根ください。あと、コンニャク」
「はいよ。兄さん今日は1人かい?」
「はい」
~ ん?NPCが世間話? ~
「オジサン?店長?大将?」
「オジサンは酷えなぁ。せめてオヤッサンくらいにしてくれよ。」
「あれ?だって、NPC...」
「おー!ゴメン、ゴメン!」
そう言ってオヤッサンはその場にしゃがみ込んだ。
「あーーーっ!」
驚いた。今まで屋台の屋根に隠れていて見えなかったが、頭の上にプレイヤーネームが表示されている。”やすお”さんか。
~ ん?称号は付いて無いな ~
「オレな、このゲーム始めたばっかりだったんだよ。だから狩りに行く事も出来ないし、路頭に迷っていたらアッチで焼き鳥の屋台やってる人が教えてくれたんだよ。屋台なら材料買って来ればプレイヤーも商売出来るって。」
~ 焼き鳥の屋台もあるのか。ココからは見えないな... ~
「でも屋台買うお金とか...」
「装備とか整える為に最初に20万持ってるだろ?ホントに始めたばっかりだったから手付かずで持ってたのよ。」
~ そんな事も出来るんだ ~
「それにしても、NPCだと思われちゃうんなら、少しフレンドリーにした方がイイかなぁ?」
「その方がイイと思いますよ。」
「おっ!いらっしゃい!兄さん、1人かい?」
オレの他に、もう1人お客さんが来た。
オヤッサン、早速フレンドリーになってる。笑
「はい。焼酎のウーロン割りと、つくね下さい。この街にも屋台あるんですね。」
~ 他の街から来たのか... ~
「どこから来たんだい?」
「昭和からです。さっき着いたところなんです。昼から食べて無いから、お腹空いちゃって。」
「そうかい、沢山食べてってくれよ!そう言やぁ、いつも公園のベンチで寝てた若いカップル、昭和の街に行くって言ってたなぁ。昨日だったか..」
~ あの2人の事だ。昭和に行ったのか... ~
「こんばんは」
オレに話し掛けてきた。えっと名前は..”H・しういち”
~ “しういち”?!変な名前だなぁ ~
「こんばんは、えっと、”H”って..?」
「あぁ多分ボク、ヒーラーです。」
~ なるほど! ~
「仲間の人は宿ですか?」
「ボク、ソロなんです。」
「え!?ソロで昭和から来たんですか?よく無事でしたね?!」
「昭和とココ(令和)の間って、脇に逸れなければ、追い剥ぎ紛いの”落武者”しか居ないんですよ。」
~ そうか! ~
落武者はアンデッド系モンスターなのでレベルの低い回復魔法でも面白い様に倒せるらしい。攻略サイトで見た事がある。
~ と、かなり夜も更けてきたし、結構酔ったなぁ。”しういち”さんともう少し話したい気もするけど、そろそろ宿に戻るか。 ~
「”しういち”さん、オヤッサン、いろいろ為になる話ありがとうございました。そろそろ戻って寝ます。”しういち”さん、また一緒に飲みましょうね。」
「うん。宜しくね。」
「ありがとなぁ。また来てくれよー」
「はい。それじゃあ」
宿屋までの帰り道、確かに公園にあの2人の姿は無かった...
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