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2日目其の3 ホンモノだ!
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ー 昼食中の談話 ー
「”しういち”さん?さっき使った”ロー・ヒール”って”ロー(低い)”って事は上が有るんですよね?」
「もちろん有るよ。”ロー”の上が”ミドル・ヒール”その上が”ハイ・ヒール”だね。」
「ハイヒールって、なんか先っぽ尖ってそうですね。」
「あははは、そうだね。考えた事無かったけど。」
「ハイヒールか..履いてみたいなぁ..」
「ん?あずき?」
「んーん、なんでも無い。」
~ 履いた事無いのか..今時の女の子って、みんなそうなのかな?..~
「ところで皆さん、ボクの”しういち”って名前、呼びにくくない?」
「はい。実は。」
「だと思った。これからは”修一”(しゅういち)って呼んでよ。」
~ そうか、平仮名で4文字だから..それなら”しゅう”の方が良かった様な気がするなぁ。言い易いし。 ~
「分かりました、修一さん。あ、なんか楽になりました(笑)。」
「ところで、修一さん?」
「なんだい?」
「どうして”ヒーラー”になったんですか?」
「おかしいかな?」
「いえ、そんな事無いんですけど、回復職やるなら、普通は攻撃職とパーティー組むと思うんですけど、修一さんソロじゃないですか。」
「あー、ボクもパーティーは組みたいんだけどね。それよりもね、実はボク、現実世界では医者なんだ。だからコッチでも回復系やりたくてね。」
~ ホンモノだったのか! ~
~ ホンモノだったのね.. ~
「そうだったんですか。何か、納得しました。」
「子供の頃から、友達とお医者さんゴッコとか、良くやったなぁ。」
~ やっぱり、エッチなのか? ~
~ ほらぁー、エッチじゃない! ~
「あ、誤解しないで欲しいんだけど、友達はみんな男の子だからね。ボクは、お注射するのが上手なんだ。もちろん、されるのもキライじゃないよ。」
~ ホ○だ! ~
~ ○モだわっ! ~
「安心した?」
「いや、あのっ、それって..」
「あのぅ、修一さんって、ガチホ○△X□...」
とっさにオレは”あずき”の口を塞いだ。
「待てっ!”あずき”今、ガチホ○って..」
「だって、確認しなきゃ!お注射なのよ?!するのが上手で、されるのもスキなのよ?!男同士なのよぉ?!コワイよぉー!」
「だからって、”ガチ”は付けなくてイイだろっ!」
「”あずき”ちゃん、修一の顔、見てみな(笑)。)
“やすお”さんに言われて、修一さんを見た...笑ってる..?
「あははは、冗談だよ(笑)君達の反応が面白くてさ。」
「もう、人が悪いですよ、修一さん!」
「ゴメン、ゴメン、ボクね、結婚を約束した恋人がいるんだ。多分、結婚式は遠い所で挙げるから呼んでは、あげられないと思うけど...」
「そうなんですか、折角、仲良くなれたのに残念です。」
「ありがとう。気持ちだけ受け取っておくね。」
~ アッチ(現実)に帰れるかどうかも分からないけど..でも修一さんの彼女って、ドコに居るんだろう?ソロでいるって事はアッチに居るのかな..きっと、心配してるだろうな。 ~
と、そんな小芝居の後、からかわれた事でプンスカした”あずき”は鬼神の如き、刀捌きでモンスター達を薙ぎ払い、気付けば、辺りは暗くなり始めていた。
オレ達は、その場で2日目の夜を過ごす事にした。
「”しういち”さん?さっき使った”ロー・ヒール”って”ロー(低い)”って事は上が有るんですよね?」
「もちろん有るよ。”ロー”の上が”ミドル・ヒール”その上が”ハイ・ヒール”だね。」
「ハイヒールって、なんか先っぽ尖ってそうですね。」
「あははは、そうだね。考えた事無かったけど。」
「ハイヒールか..履いてみたいなぁ..」
「ん?あずき?」
「んーん、なんでも無い。」
~ 履いた事無いのか..今時の女の子って、みんなそうなのかな?..~
「ところで皆さん、ボクの”しういち”って名前、呼びにくくない?」
「はい。実は。」
「だと思った。これからは”修一”(しゅういち)って呼んでよ。」
~ そうか、平仮名で4文字だから..それなら”しゅう”の方が良かった様な気がするなぁ。言い易いし。 ~
「分かりました、修一さん。あ、なんか楽になりました(笑)。」
「ところで、修一さん?」
「なんだい?」
「どうして”ヒーラー”になったんですか?」
「おかしいかな?」
「いえ、そんな事無いんですけど、回復職やるなら、普通は攻撃職とパーティー組むと思うんですけど、修一さんソロじゃないですか。」
「あー、ボクもパーティーは組みたいんだけどね。それよりもね、実はボク、現実世界では医者なんだ。だからコッチでも回復系やりたくてね。」
~ ホンモノだったのか! ~
~ ホンモノだったのね.. ~
「そうだったんですか。何か、納得しました。」
「子供の頃から、友達とお医者さんゴッコとか、良くやったなぁ。」
~ やっぱり、エッチなのか? ~
~ ほらぁー、エッチじゃない! ~
「あ、誤解しないで欲しいんだけど、友達はみんな男の子だからね。ボクは、お注射するのが上手なんだ。もちろん、されるのもキライじゃないよ。」
~ ホ○だ! ~
~ ○モだわっ! ~
「安心した?」
「いや、あのっ、それって..」
「あのぅ、修一さんって、ガチホ○△X□...」
とっさにオレは”あずき”の口を塞いだ。
「待てっ!”あずき”今、ガチホ○って..」
「だって、確認しなきゃ!お注射なのよ?!するのが上手で、されるのもスキなのよ?!男同士なのよぉ?!コワイよぉー!」
「だからって、”ガチ”は付けなくてイイだろっ!」
「”あずき”ちゃん、修一の顔、見てみな(笑)。)
“やすお”さんに言われて、修一さんを見た...笑ってる..?
「あははは、冗談だよ(笑)君達の反応が面白くてさ。」
「もう、人が悪いですよ、修一さん!」
「ゴメン、ゴメン、ボクね、結婚を約束した恋人がいるんだ。多分、結婚式は遠い所で挙げるから呼んでは、あげられないと思うけど...」
「そうなんですか、折角、仲良くなれたのに残念です。」
「ありがとう。気持ちだけ受け取っておくね。」
~ アッチ(現実)に帰れるかどうかも分からないけど..でも修一さんの彼女って、ドコに居るんだろう?ソロでいるって事はアッチに居るのかな..きっと、心配してるだろうな。 ~
と、そんな小芝居の後、からかわれた事でプンスカした”あずき”は鬼神の如き、刀捌きでモンスター達を薙ぎ払い、気付けば、辺りは暗くなり始めていた。
オレ達は、その場で2日目の夜を過ごす事にした。
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