JACK━セカンド━【約5人用声劇台本】

7話 エピローグ

JACKセカンド7話　エピローグ
ダン：（M）3ヶ月後

アナウンサー：緊急警報です。日本政府及びJACK財団より。対象地域は日本全土です。繰り返します。対象地域は日本全土です。最寄りのシェルターに非難してください。海からは離れてください。自衛隊、JACKによる……（ブツン）。

ダン：「行くぞ」

コロロ：「……うん」

武装、出動しながらコロロとダンは走る。

ダン：（通信）「もしもし？マイか？JACKアメリカ支部の空母くうぼで向かってる？」

コロロ：（ダンから端末を奪い取る）「てい！」

コロロ：「マイちゃん！！元気？私は元気！！！横須賀よこすか基地を中心に海軍が頑張っているけど、私の知っているイクチオステガとは比べ物にならないくらいの大きさで大ピンチだよ！」

ダン：「ムゲン体による暴動も各地で起こっている！JACK全部隊が出動しているが、かなり難しい状況にある！」

ダン：「俺たちは暴動の沈静化ちんせいかのために行ってくる！マイも気をつけろよ！！」

ダン：（M）3ヶ月経過しても、ダーウィンは目を覚まさない。

コロロ：（M）それでも時間は過ぎていく。

コロロ：（M）ムゲン体は活発になり、日本を取り囲むように超巨大のムゲン体が。

ダン：（M）その存在を全人類に知らしめるように、顕現けんげんした。

ダン：（M）一部が蚕食さんしょくを始め、JACKの基地を襲い始めた。

コロロ：「ダン！マイちゃんと染毬そまり博士が到着するまで、頑張らないと！」

ダン：「悉ことごとく、ムゲン体を……俺は…………」

ダン：（M）人の数だけ、それぞれに正義があるのかもしれない。

ダン：（M）ムゲン体になってしまうことで、その想いが歪曲わいきょくするのであれば、ムゲンを決して俺は赦ゆるすことは無い。


（間）


JACK日本支部　集中治療室


ダーウィン：（M）僕は…………。

ダーウィン：（M）ダン……コロロちゃん……マイちゃん………僕は……JACKの隊員……だ。


ダン：（N）JACK第11部隊の少年が1人。━━━━動くことのなかった指先が数ミリだけ動いた。


END