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ACT2 石の上にも三年とか言うけど、石の上なんて痛くて三年も座ってられるか!4
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なんやかんやと東京からアパートに帰ってきたのは、23時を少し回った頃だった。
11月。
さすがに昼も夜も冷え込んできて、そろそろ厚着しないと凍死しそうになるレベル。
吐く息は白とまではいかないが、朝方にはもっと気温が下がりそう。
「あー・・・寒っみぃ」
ジャンパーの襟もとに顎をうずめるようにして、アパートの階段を登る。
東京と違って、地元はあほみたいに静かで・・・
もっと言うと、俺のアパートはだいぶ古いアパートで、1F二部屋、2F二部屋あるんだが、入居してるのは二部屋だけw
二階に俺、一階の大学生。
めちゃくちゃ静かだからww
むしろ何か出そうでこえーからww
静まり返ったアパート。
自分の部屋の鍵を開けようと、玄関ドアに鍵を差すも・・・
なんだか鍵が開いてたwww
あれ?俺、今朝、寝坊しそうになって慌てて出てったから鍵かけ忘れたかな?ww
まぁ、いいや・・・・w
どうせ、ゴミしかねーしww
PCだって型落ちだしww
盗られるようなもんねーしww
そう思ってドアを開け、スニーカーを抜いで部屋の中に入る。
電気を点けようとした瞬間・・・・!
ぴたっ。。。と、冷たい指先みたいなものが、俺の手に触れた。
「っ!!??」
「てっちゃぁぁぁぁ・・・・ん・・・・おかえりぃ」
不意に耳元から、囁くようなか細い声が聞こえてくる・・・・
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~~!!!」
俺は思い切り叫んで尻餅をつく!
待て!!
出た!
なんかでた!!!
なんかでたぞぉぉぉ!!
冬だっていうのになんかでたぞぉぉぉぉ!!!
軽くパニクッテたら、何故かパッと部屋の電気が点いた。
「てっちゃん・・・・!どうしたの??そんなでっかい声で??」
聞き覚えのある声と共に、そこに立っていたのは白装束の幽霊じゃなく、なんと、きょとんと眼を丸くしたきなこだった。
「き、き、き、きなこぉぉぉぉぉ!?」
「はいはーい、きなこさんでーす!」
のほほんとそう言って、きなこは尻餅をついたままの俺の前にしゃがみ込むと、にっこり笑ったんだ。
俺は、またしても脳内が軽くパニクッた!!
何故、俺の部屋にきなこがいるのか!!!
しかも上がり込んでるし!!!
俺はやっとの思いで立ち上がって、にこにこしながら俺の顔を見上げてるきなこに言った。
「ちょwwwおまwwwww
なんでひとん家に勝手に上がり込んでんだよwwwww
しかもwww電気つけないでいるとか、おかしいだろwwww」
「えー?勝手じゃないよぉ・・・LINEしたのにぃ!
お財布ごと部屋の鍵なくしちゃって・・・
うちのアパート、めっちゃセキュリティ厳しいから、自分の部屋に入れなくなっちゃって!
実家も遠いしぃ、病院から近いのてっちゃん宅だし・・・泊めてってLINEしたよぉ?」
「は???」
俺はそう言われて、慌てて自分のスマホを見た。
歌のレッスンだのなんだのしてたんで、音消しといてすっかり忘れてた・・・
LINEをあけると・・・・
たしかに、20時47分に
『鍵なくしちゃったぁぁ!おうちに入れないよぉ!てっちゃん、泊めてぇ!お財布もないのぉぉ!』
って入ってる・・・
「・・・・・・・」
俺は、リュックを床におろしながら、ため息をついてきなこの顔を見る。
「あの、もしもし?
ここは、まかりなりにも男の部屋だが???
友達とか同僚のとことか、行く気なかったのかよ?ww」
「えー?ぱっと思い浮かんだのが、てっちゃんしかいなかったんだもん」
きなこはそう答えると、しょぼーんとした顔をしながら、何の悪気もなさそうにそう答えた。
思わず、大きくため息をついた俺・・・
でもまぁ・・・
いいか・・・
ん?
いいのか?!
いいのかほんとに!?
「ってかきなこ・・・ベッド一つしかないぞ!?
一応セミダブルだけど、布団だって一組しかないぞ!?
おまえ、それって一緒に寝るしかないってことだが?!」
ハッとしてそう聞いた俺。
するときなこは、きょとんとしてから、何故か無邪気に笑った。
「えー?大丈夫だよ!だって、てっちゃん・・・・インポでしょ???」
「出wwwwてwwwwけwwww」
東京帰りの疲れは、色んな意味で今夜中には抜けそうにない・・・・!
なんやかんやと東京からアパートに帰ってきたのは、23時を少し回った頃だった。
11月。
さすがに昼も夜も冷え込んできて、そろそろ厚着しないと凍死しそうになるレベル。
吐く息は白とまではいかないが、朝方にはもっと気温が下がりそう。
「あー・・・寒っみぃ」
ジャンパーの襟もとに顎をうずめるようにして、アパートの階段を登る。
東京と違って、地元はあほみたいに静かで・・・
もっと言うと、俺のアパートはだいぶ古いアパートで、1F二部屋、2F二部屋あるんだが、入居してるのは二部屋だけw
二階に俺、一階の大学生。
めちゃくちゃ静かだからww
むしろ何か出そうでこえーからww
静まり返ったアパート。
自分の部屋の鍵を開けようと、玄関ドアに鍵を差すも・・・
なんだか鍵が開いてたwww
あれ?俺、今朝、寝坊しそうになって慌てて出てったから鍵かけ忘れたかな?ww
まぁ、いいや・・・・w
どうせ、ゴミしかねーしww
PCだって型落ちだしww
盗られるようなもんねーしww
そう思ってドアを開け、スニーカーを抜いで部屋の中に入る。
電気を点けようとした瞬間・・・・!
ぴたっ。。。と、冷たい指先みたいなものが、俺の手に触れた。
「っ!!??」
「てっちゃぁぁぁぁ・・・・ん・・・・おかえりぃ」
不意に耳元から、囁くようなか細い声が聞こえてくる・・・・
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~~!!!」
俺は思い切り叫んで尻餅をつく!
待て!!
出た!
なんかでた!!!
なんかでたぞぉぉぉ!!
冬だっていうのになんかでたぞぉぉぉぉ!!!
軽くパニクッテたら、何故かパッと部屋の電気が点いた。
「てっちゃん・・・・!どうしたの??そんなでっかい声で??」
聞き覚えのある声と共に、そこに立っていたのは白装束の幽霊じゃなく、なんと、きょとんと眼を丸くしたきなこだった。
「き、き、き、きなこぉぉぉぉぉ!?」
「はいはーい、きなこさんでーす!」
のほほんとそう言って、きなこは尻餅をついたままの俺の前にしゃがみ込むと、にっこり笑ったんだ。
俺は、またしても脳内が軽くパニクッた!!
何故、俺の部屋にきなこがいるのか!!!
しかも上がり込んでるし!!!
俺はやっとの思いで立ち上がって、にこにこしながら俺の顔を見上げてるきなこに言った。
「ちょwwwおまwwwww
なんでひとん家に勝手に上がり込んでんだよwwwww
しかもwww電気つけないでいるとか、おかしいだろwwww」
「えー?勝手じゃないよぉ・・・LINEしたのにぃ!
お財布ごと部屋の鍵なくしちゃって・・・
うちのアパート、めっちゃセキュリティ厳しいから、自分の部屋に入れなくなっちゃって!
実家も遠いしぃ、病院から近いのてっちゃん宅だし・・・泊めてってLINEしたよぉ?」
「は???」
俺はそう言われて、慌てて自分のスマホを見た。
歌のレッスンだのなんだのしてたんで、音消しといてすっかり忘れてた・・・
LINEをあけると・・・・
たしかに、20時47分に
『鍵なくしちゃったぁぁ!おうちに入れないよぉ!てっちゃん、泊めてぇ!お財布もないのぉぉ!』
って入ってる・・・
「・・・・・・・」
俺は、リュックを床におろしながら、ため息をついてきなこの顔を見る。
「あの、もしもし?
ここは、まかりなりにも男の部屋だが???
友達とか同僚のとことか、行く気なかったのかよ?ww」
「えー?ぱっと思い浮かんだのが、てっちゃんしかいなかったんだもん」
きなこはそう答えると、しょぼーんとした顔をしながら、何の悪気もなさそうにそう答えた。
思わず、大きくため息をついた俺・・・
でもまぁ・・・
いいか・・・
ん?
いいのか?!
いいのかほんとに!?
「ってかきなこ・・・ベッド一つしかないぞ!?
一応セミダブルだけど、布団だって一組しかないぞ!?
おまえ、それって一緒に寝るしかないってことだが?!」
ハッとしてそう聞いた俺。
するときなこは、きょとんとしてから、何故か無邪気に笑った。
「えー?大丈夫だよ!だって、てっちゃん・・・・インポでしょ???」
「出wwwwてwwwwけwwww」
東京帰りの疲れは、色んな意味で今夜中には抜けそうにない・・・・!
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