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ACT3 ローマは一日にして成らず、そう言った先人まじすげー5
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そんな俺のぼんやりした考えを知るはずもなく、きなこは無邪気に言うのだった。
「最近のてっちゃんは、なんか、人生真面目に生きてるね?」
「ああ・・・そうかもなぁ、ほら、今、未知の世界に足突っ込んでるし
あの世界を見ると、絶対に、努力しないとダメだなって思っちゃうんだよ、不思議と・・・
あおいも・・・きっとすげープレッシャー感じてるだろうけど、頑張ってるしな
俺がガチで関心してリスペクトするほど」
「あおちぃはめっちゃ努力してるよ!
でもたまに、折れそうになってうちに逃げてくるw
だから、いつも、いいこいいこってしてあげて一緒に寝るの!」
「なるほどw」
なんとなく、その光景が目に浮かんで、俺は思わず笑った。
あおいは努力家だ。
天性の才能というなら、きっとマーボさんがそれなんだろうけど・・・
あおいは運を必死で自分でつかんで、掴んだものを逃さないように、努力して努力して、今のポジションにまで駆け上がってきたんだろうな。
そう思うと、どこかで息抜きして、自分を立て直したいこともあるだろうな・・・とかぼんやり考える。
「きなこだって・・・」
「うん?」
「きなこだって、看護師がんばってんだもんな・・・?
あんな良い部屋住めるってことは、めちゃくちゃしっかり仕事して稼いでんだろうなって・・・
何気にそう思ってた」
何気なく、俺がそう言うと、きなこは一瞬きょとんとした。
そして、何を思ったか、ぎゅーっと俺の腕にしがみついてきて、猫みたいにほっぺたをすりすりと腕におしつけてきたんだ。
「猫かよwwなんだよwww」
「だって!!てっちゃんがそういう風に思ってくれてたとか!
あたし全然しらなかったから、なんか!
めっちゃうれしい!!!」
「あ・・・そうw」
そう答えたけど、内心、俺は悪い気はしなかった。
人生を真剣に生きてこなかった俺。
でも、結局、ある意味でこいつが、人生を真剣に考える材料を投げてくれたのかもしれない。
天然すぎて意味不明だし、行動だって突拍子もないし、こいつは色々面倒くさいんだけど・・・
多分きっと、俺はこいつが嫌いじゃないんだと思う。
どっちかっていうと、好きなのかもしれない。
でも、なんていうか・・・
恋愛感情云々っていうのとも、ちょっと違う気がする。
まぁ、この時点では、だけどさ。
でもこいつは何故か、大きくて丸くて真っすぐな目で俺を見つめてくるんだ。
嬉しそうに、きなこは俺を見つめてる。
黙ってれば、顔だって可愛いきなこ。
冷たい風に、きなこが、寒そうにまた首をすくめた。
「うぅ~寒い~」
「はよ帰るか~俺も明日は東京だしな」
寒そうにするきなこを、なんとなく抱き寄せながら駅までの道を歩く。
地方都市なんて、この時間にはもうほとんど人通りもない。
気づいたら、街灯の下には、俺ときなこの影しか映ってなかった。
「あたしね、てっちゃん」
「うん?」
「人生真面目に生きてる人がいいんだぁ」
「は???」
唐突にまた訳のわからんことを言い出したんで、俺はきょとんとしてしまう。
きなこは、ふと足を止めて、じーっと俺を見上げてにっこり笑った。
「やる気ないクズゴミなてっちゃん
最近、なんか、一所懸命音楽やってて、ほんとクズゴミ卒業できた気がする」
「・・・・あの、すいません・・・それ、褒められてない気がしますが???」
「褒めてるよぉ、やだなぁw」
「あ・・・そう」
「にゅふふ」
きなこは一度俺の腕から離れると、何故か両手を広げてぎゅーっと俺の胸に抱きついてくる。
「なんなんだよwおまえはほんとw」
寒いし、きなこだし・・・仕方ないんで、俺は、ぎゅっときなこの体を抱きしめ返した。
ふと見上げた冬の空には、なんだかやけにキラキラした、満天の星空が広がっていた。
「最近のてっちゃんは、なんか、人生真面目に生きてるね?」
「ああ・・・そうかもなぁ、ほら、今、未知の世界に足突っ込んでるし
あの世界を見ると、絶対に、努力しないとダメだなって思っちゃうんだよ、不思議と・・・
あおいも・・・きっとすげープレッシャー感じてるだろうけど、頑張ってるしな
俺がガチで関心してリスペクトするほど」
「あおちぃはめっちゃ努力してるよ!
でもたまに、折れそうになってうちに逃げてくるw
だから、いつも、いいこいいこってしてあげて一緒に寝るの!」
「なるほどw」
なんとなく、その光景が目に浮かんで、俺は思わず笑った。
あおいは努力家だ。
天性の才能というなら、きっとマーボさんがそれなんだろうけど・・・
あおいは運を必死で自分でつかんで、掴んだものを逃さないように、努力して努力して、今のポジションにまで駆け上がってきたんだろうな。
そう思うと、どこかで息抜きして、自分を立て直したいこともあるだろうな・・・とかぼんやり考える。
「きなこだって・・・」
「うん?」
「きなこだって、看護師がんばってんだもんな・・・?
あんな良い部屋住めるってことは、めちゃくちゃしっかり仕事して稼いでんだろうなって・・・
何気にそう思ってた」
何気なく、俺がそう言うと、きなこは一瞬きょとんとした。
そして、何を思ったか、ぎゅーっと俺の腕にしがみついてきて、猫みたいにほっぺたをすりすりと腕におしつけてきたんだ。
「猫かよwwなんだよwww」
「だって!!てっちゃんがそういう風に思ってくれてたとか!
あたし全然しらなかったから、なんか!
めっちゃうれしい!!!」
「あ・・・そうw」
そう答えたけど、内心、俺は悪い気はしなかった。
人生を真剣に生きてこなかった俺。
でも、結局、ある意味でこいつが、人生を真剣に考える材料を投げてくれたのかもしれない。
天然すぎて意味不明だし、行動だって突拍子もないし、こいつは色々面倒くさいんだけど・・・
多分きっと、俺はこいつが嫌いじゃないんだと思う。
どっちかっていうと、好きなのかもしれない。
でも、なんていうか・・・
恋愛感情云々っていうのとも、ちょっと違う気がする。
まぁ、この時点では、だけどさ。
でもこいつは何故か、大きくて丸くて真っすぐな目で俺を見つめてくるんだ。
嬉しそうに、きなこは俺を見つめてる。
黙ってれば、顔だって可愛いきなこ。
冷たい風に、きなこが、寒そうにまた首をすくめた。
「うぅ~寒い~」
「はよ帰るか~俺も明日は東京だしな」
寒そうにするきなこを、なんとなく抱き寄せながら駅までの道を歩く。
地方都市なんて、この時間にはもうほとんど人通りもない。
気づいたら、街灯の下には、俺ときなこの影しか映ってなかった。
「あたしね、てっちゃん」
「うん?」
「人生真面目に生きてる人がいいんだぁ」
「は???」
唐突にまた訳のわからんことを言い出したんで、俺はきょとんとしてしまう。
きなこは、ふと足を止めて、じーっと俺を見上げてにっこり笑った。
「やる気ないクズゴミなてっちゃん
最近、なんか、一所懸命音楽やってて、ほんとクズゴミ卒業できた気がする」
「・・・・あの、すいません・・・それ、褒められてない気がしますが???」
「褒めてるよぉ、やだなぁw」
「あ・・・そう」
「にゅふふ」
きなこは一度俺の腕から離れると、何故か両手を広げてぎゅーっと俺の胸に抱きついてくる。
「なんなんだよwおまえはほんとw」
寒いし、きなこだし・・・仕方ないんで、俺は、ぎゅっときなこの体を抱きしめ返した。
ふと見上げた冬の空には、なんだかやけにキラキラした、満天の星空が広がっていた。
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