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25 ばんそうこうの約束※
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「敏感だね。昨日より、またちょっと感度上がってない?」
アランに言われると、そんな気がしてしまう。
「そうだ。ぼくがいないときはさ、ここにばんそうこう貼っとくといいよ」
優しい声で突拍子もないことを言いながら、アランは恭弥の胸をうしろからいじくり続ける。
「何か触って、うっかり感じちゃったら困るし。お客さんにばれたらいけないし。ね、そうしなよ」
「そん、なの……へんだ、ろ」
胸をびくびくと凹ませながら、恭弥はきれぎれに主張した。
平らな胸にばんそうこうを貼られた自分の姿を想像すると、恭弥はひどく恥ずかしくなる。変態じゃないか。
「でも恭弥くん、すぐ声出ちゃうじゃん。お外でそれ、ちゃんと我慢できるの?」
恭弥は喘ぎを飲み込み、必死に頷いた。
「うそだぁ」
アランは薄く笑って、恭弥の耳にふうっと息を吹き込んだ。
恭弥がびくりとしたその瞬間、アランの指がびん、と胸の先をはじく。
「ひあっ!!」
「ほら。我慢できないじゃないか。知らない人に、そんなエッチな声を聞かれちゃったらどうするのさ。ぼくは恭弥くんのためを思って言ってるんだぞ」
アランは恭弥の頬に優しくキスしてくる。かりかりと胸の先を爪で掻きながら。
「恭弥くん、すぐ勃起しちゃうし。そうやって濡らしちゃうし」
恭弥は涙で濡れた目を薄く開け、自分の身体を見下ろした。
「っ……」
パジャマのズボンがぐしょぐしょになっている。濡れた薄い布地は何も隠してはくれない。恭弥のものの卑猥なかたちが、くびれまでわかるほど、くっきりと浮き上がっている。
「必要だよ。ね、そうしなって」
はあ、はあ。恭弥は息を切らしながら、迷った。
たしかに外でこうなってしまったら、困るのは恭弥だ。
こんなに胸が気持ちいいのに、外で感じてしまうことは絶対ないと、ほんとうに自分は言い切れるんだろうか。
「ぁ、ぁあ、あぁ」
アランの指は愛撫をやめない。気持ちよくておかしくなりそうだった。
「ほら、こんなに胸で感じちゃう男の子なんて、いないだろう。君は特別なんだ。だから、ちゃんと隠さなきゃ。変な人に捕まっちゃう」
「ひ、ひうっ」
恭弥は泣き出した。
(俺の、からだが、へんだから、いけないんだ)
アランがいけないのではない。
(だから、へんなかっこ、しなくちゃいけないんだ)
「どうかな? わかってくれた?」
「わかっ……ちくび、貼る……」
恭弥はしゃくりあげた。
「おりこうさん」
甘い声が鼓膜を撫でる。恭弥はふるりと身体を震わせた。
アランに褒められると、どうしてこんなに満たされるんだろう。
「お布団用意するね」
身体を離されて、恭弥はへたんと座り込んだ。機嫌よく布団を押し入れから出すアランを、呆然と眺めている。
今、自分はとんでもないことを約束してしまった気がする。
(ここに、ばんそうこうを、貼る……)
恥ずかしさで、恭弥の身体がうずうずと疼く。
(人前じゃ、着替え、できなくなる、な)
そんな姿を誰かに見られたら、と思うと、恥ずかしさは増した。
胸で感じてしまって人前で勃ってしまうのと、どっちがましなんだろう。
(でも、ちゃんと貼ったら、ほめてもらえる、かも)
あの優しい声で褒められるのを想像して、恭弥はまたじわりとパジャマを濡らした。
アランに褒めてもらえるなら、乳首にばんそうこうを貼るぐらい、どうということはない気もしてくる。
「お待たせ」
差し伸べられたアランの手にすがって、恭弥は立ち上がった。
すぐにキスの嵐が降ってくる。
「んん……っ」
パジャマを剥がされながら、恭弥はうっとりと目を閉じる。恭弥がすっかり裸になると、美しい手が身体じゅうを触ってくる。背中、腰、尻。
「ん、む、うう」
腫れきった胸の先をふたたびねっとりと捏ねられ、恭弥の頭に霞がかかっていく。
(きもち、い……)
アランの大きなものが、服ごしに恭弥の腹を押している。
(誰かの代わりかもしんねぇ、けど……)
恭弥はおずおずと手を伸ばして、その上をそっと撫でた。
(今こいつを気持ちよくできんのは、俺、だけ)
「ほしくなっちゃったの? すりすりしてくるの、かわいいね」
誉め言葉が恭弥の背筋を震わせる。
今なら、なんでもできそうだった。
「舐めてみる?」
(なめ、る……これ、を)
恭弥の口の中に、じわりと唾液が溜まった。
(なめて、ほしいんだ、俺に)
気が付くと、恭弥はアランの前に膝をついていた。
布に覆われていてもわかる大きなものの影が、恭弥の目の前に迫っている。
恭弥はごくんと唾を飲んだ。
「嫌じゃない?」
恭弥はアランを見上げて、首を横に振った。
「いいこ。でも無理はしないで」
するりとアランが服を脱いでいく。
恭弥もぼうっとした頭で、アランの下着を引っ張った。
張り詰めたものが勢いよく弾んで、恭弥の顔に向いた。近くでみると、それはますます大きかった。甘い香水のにおいの向こうに、雄のにおいがかすかにした。
(この人も生身の男なんだ)
恭弥は自分でもわけがわからないほど興奮していた。
恭弥は茎にそっと手を添えた。昨夜、うしろで感じたのと同じ熱が、手のひらに伝わる。
(きのうの、夜……こいつは俺を……)
アランのもので串刺され、じっくりと腹の中をなぶられた記憶がよみがえる。けっして手の届くことのない奥がじくじくと痺れた。
アランに言われると、そんな気がしてしまう。
「そうだ。ぼくがいないときはさ、ここにばんそうこう貼っとくといいよ」
優しい声で突拍子もないことを言いながら、アランは恭弥の胸をうしろからいじくり続ける。
「何か触って、うっかり感じちゃったら困るし。お客さんにばれたらいけないし。ね、そうしなよ」
「そん、なの……へんだ、ろ」
胸をびくびくと凹ませながら、恭弥はきれぎれに主張した。
平らな胸にばんそうこうを貼られた自分の姿を想像すると、恭弥はひどく恥ずかしくなる。変態じゃないか。
「でも恭弥くん、すぐ声出ちゃうじゃん。お外でそれ、ちゃんと我慢できるの?」
恭弥は喘ぎを飲み込み、必死に頷いた。
「うそだぁ」
アランは薄く笑って、恭弥の耳にふうっと息を吹き込んだ。
恭弥がびくりとしたその瞬間、アランの指がびん、と胸の先をはじく。
「ひあっ!!」
「ほら。我慢できないじゃないか。知らない人に、そんなエッチな声を聞かれちゃったらどうするのさ。ぼくは恭弥くんのためを思って言ってるんだぞ」
アランは恭弥の頬に優しくキスしてくる。かりかりと胸の先を爪で掻きながら。
「恭弥くん、すぐ勃起しちゃうし。そうやって濡らしちゃうし」
恭弥は涙で濡れた目を薄く開け、自分の身体を見下ろした。
「っ……」
パジャマのズボンがぐしょぐしょになっている。濡れた薄い布地は何も隠してはくれない。恭弥のものの卑猥なかたちが、くびれまでわかるほど、くっきりと浮き上がっている。
「必要だよ。ね、そうしなって」
はあ、はあ。恭弥は息を切らしながら、迷った。
たしかに外でこうなってしまったら、困るのは恭弥だ。
こんなに胸が気持ちいいのに、外で感じてしまうことは絶対ないと、ほんとうに自分は言い切れるんだろうか。
「ぁ、ぁあ、あぁ」
アランの指は愛撫をやめない。気持ちよくておかしくなりそうだった。
「ほら、こんなに胸で感じちゃう男の子なんて、いないだろう。君は特別なんだ。だから、ちゃんと隠さなきゃ。変な人に捕まっちゃう」
「ひ、ひうっ」
恭弥は泣き出した。
(俺の、からだが、へんだから、いけないんだ)
アランがいけないのではない。
(だから、へんなかっこ、しなくちゃいけないんだ)
「どうかな? わかってくれた?」
「わかっ……ちくび、貼る……」
恭弥はしゃくりあげた。
「おりこうさん」
甘い声が鼓膜を撫でる。恭弥はふるりと身体を震わせた。
アランに褒められると、どうしてこんなに満たされるんだろう。
「お布団用意するね」
身体を離されて、恭弥はへたんと座り込んだ。機嫌よく布団を押し入れから出すアランを、呆然と眺めている。
今、自分はとんでもないことを約束してしまった気がする。
(ここに、ばんそうこうを、貼る……)
恥ずかしさで、恭弥の身体がうずうずと疼く。
(人前じゃ、着替え、できなくなる、な)
そんな姿を誰かに見られたら、と思うと、恥ずかしさは増した。
胸で感じてしまって人前で勃ってしまうのと、どっちがましなんだろう。
(でも、ちゃんと貼ったら、ほめてもらえる、かも)
あの優しい声で褒められるのを想像して、恭弥はまたじわりとパジャマを濡らした。
アランに褒めてもらえるなら、乳首にばんそうこうを貼るぐらい、どうということはない気もしてくる。
「お待たせ」
差し伸べられたアランの手にすがって、恭弥は立ち上がった。
すぐにキスの嵐が降ってくる。
「んん……っ」
パジャマを剥がされながら、恭弥はうっとりと目を閉じる。恭弥がすっかり裸になると、美しい手が身体じゅうを触ってくる。背中、腰、尻。
「ん、む、うう」
腫れきった胸の先をふたたびねっとりと捏ねられ、恭弥の頭に霞がかかっていく。
(きもち、い……)
アランの大きなものが、服ごしに恭弥の腹を押している。
(誰かの代わりかもしんねぇ、けど……)
恭弥はおずおずと手を伸ばして、その上をそっと撫でた。
(今こいつを気持ちよくできんのは、俺、だけ)
「ほしくなっちゃったの? すりすりしてくるの、かわいいね」
誉め言葉が恭弥の背筋を震わせる。
今なら、なんでもできそうだった。
「舐めてみる?」
(なめ、る……これ、を)
恭弥の口の中に、じわりと唾液が溜まった。
(なめて、ほしいんだ、俺に)
気が付くと、恭弥はアランの前に膝をついていた。
布に覆われていてもわかる大きなものの影が、恭弥の目の前に迫っている。
恭弥はごくんと唾を飲んだ。
「嫌じゃない?」
恭弥はアランを見上げて、首を横に振った。
「いいこ。でも無理はしないで」
するりとアランが服を脱いでいく。
恭弥もぼうっとした頭で、アランの下着を引っ張った。
張り詰めたものが勢いよく弾んで、恭弥の顔に向いた。近くでみると、それはますます大きかった。甘い香水のにおいの向こうに、雄のにおいがかすかにした。
(この人も生身の男なんだ)
恭弥は自分でもわけがわからないほど興奮していた。
恭弥は茎にそっと手を添えた。昨夜、うしろで感じたのと同じ熱が、手のひらに伝わる。
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