26 / 88
第3章:使命
第25話
しおりを挟む
再び馬車から降りた時、私はアリファーン帝国に辿り着いていた。目の前に広がるのは、ビエント王国の城に引けを取らぬ大きさの建物だった。
「遠路はるばる、ようこそお越下さいました。ガルセク・ナスタチウム様。御足労、感謝いたします。」
「感謝だなんてとんでもありません。僕の方こそ、お招き頂いて光栄です。」
別人のような振る舞いをする彼に、違和感を感じつつ…良いと言われるまで一言も話すなという言いつけを守り、私は口を閉ざした。
「皇女様がお待ちです。私めがご案内致します。どうぞこちらへ。」
黒い服を着た男性について行き、建物の奥へ足を踏み入れる。想像通りの長い廊下と、多くの扉が私達を出迎える。廊下の端には大勢の人が立っていて、皆が揃って頭を下げていた。
しばらく歩いた先で、とある部屋へ通された。そこには、キラキラと光を放つドレスを着た女性が座っていた。
「ガルセク様…!ようこそお越し下さいました。歓迎致しますわ。」
「これはこれはファリン様。僕もお会い出来て、嬉しい限りです。」
「どうぞ、こちらにおかけになって下さいませ。皆さんも是非、ご一緒にどうぞ。」
招かれたソファーに座ると、柔らかい感触が身体全体を包み込んだ。
「あら…?あなたも騎士なのですか?」
彼女は私を見て、首を傾げる。
「いいえ。彼女は僕の付き人の1人です。ここを訪れた事が無いというので…この国の素晴らしさを是非見せたいと思い、連れて参りました。」
「そうなのですね。お名前を伺ってもよろしいかしら?」
名前を問われ、私は戸惑った。言葉を発してはいけないという約束と、彼女の問いに答えるべきだと言う考えが頭の中を駆け巡る。
「彼女は、アスールと言います。少々取り入った事情がありまして…言葉を話す事が出来ないのです。どうか、彼女の無礼をお許し下さい。」
「そのような事情がおありなのですね…。私の方こそ、すみませんでしたわ。」
彼女は私に向かって、深く頭を下げた。綺麗に整えられた金色の髪が、彼女の肩を滑り落ちる。
「ファリン様、どうか頭をお上げ下さい。そのように頭を下げられては、僕はテーブルに頭をぶつけなければなりません。」
「うふふ。ガルセク様はお優しいのですね。」
先程の男性が私達の元へ歩み寄り、茶色の液体が入ったカップをテーブルに置いた。
「粗茶ですが…宜しければ召し上がって下さいませ。」
「ありがとうございます。有難く頂戴致します。」
王子はカップの穴に指を通し、ゆっくりと口をつける。その様子をぼんやりと眺め、私がカップに手を伸ばそうとした…その時だった。
ーゴゴゴゴゴ…
以前聞いた事のある、洞穴が崩れた時のような鈍い音が耳に届いた。窓の外で、数羽の鳥が羽ばたいて行くのが見える。
「今の音は一体…?」
「またですわ…。今度は東の方から聞こえましたわね…。」
「何かお困りの事がおありなのですか?」
「ええ…。我が国には、鉱石が取れる山が数多くあるのですが…。最近、何者かが山を爆破しているようなのです。」
「爆破…ですか?」
「えぇ。何とも手荒い手口な上に、捕まえようとしてもすぐに逃げられてしまうのですわ。その影響で鉱石の採掘量が減り…頭を抱えているのです。」
彼女はため息をつき、膝の上で両手を握りしめた。
「そちらの調査、我々におまかせ頂けませんか?」
「え?で、ですが…ガルセク様にそのような事は…。」
「アリファーン帝国の鉱石は、我が国でも大変重宝しております。採掘量が減る事は、もはやこの国だけの問題とは思えません。」
「ガルセク様…。」
「犯人の確保まではお約束出来ませんが…。我々に出来る範囲で全力を尽くします。」
「そこまで言って下さって、断ってしまっては無礼ですわね。では…調査をお願いしてもよろしいでしょうか?」
「もちろんです。お任せ下さい。」
彼女との話を終え、私達は先程の男性に次なる部屋へと案内された。
「こちらのお部屋は、ガルセク様の為にご用意致しました。お付の方は、お隣の部屋でおくつろぎ下さいませ。」
「ありがとうございます。」
「では、我々は失礼致します。」
男性は深々と頭を下げ、部屋を出ていった。
「はぁ…。いつ来ても息が詰まるな…ここは。」
王子はベッドに腰を下ろし、そのまま仰向けに倒れ込んだ。
「ちょっとガルセク様ー?どこで誰が聞いてるか分からないんだから、気を抜かないでよねー?」
「ずっとこの調子で喋っていたら、反吐が出そうだ。」
「反吐を出すのもやめてー。」
「…別人。」
「おい貴様。喋って良いと言った覚えはないが?」
私は再び口を閉ざし、黙り込んだ。息が詰まるというのは、恐らくこういう事なのだろう。
「まぁいい…。それよりも貴様等は、鉱山を爆破している犯人とやらの調査をして来い。」
「わかりました。行こう治癒士。」
「気をつけて行ってきてねー。あ、夕食は18時らしいから、それまでには戻って来てねー?」
私はジンガと共に部屋を出て、建物の外を目指した。建物の中ではほとんど感じなかったが…ビエントに比べて風が少なく、蒸し暑さを感じた。
「…不審者、どこいる?」
「まずは現場を見に行こう。確か…東の方の鉱山だと言っていた。」
「…こーざん?」
「鉱石が取れる山だ。行ってみよう。」
彼が持っていた地図を頼りに、東へ向かって歩き進める。足元がゴツゴツとしている上り坂は、想像以上に体力を消耗した。
「手を握った方が歩きやすいか?」
「…へーき。」
「少し休もう。」
道の側に落ちていた岩に腰を下ろし、辺りを見渡した。どこもかしこも岩と砂だらけで、生き物の鳴き声が聞こえてこない。
「…木、無い。動物、居ない。」
「アリファーンには、火の精霊がいる。年中暑くて、動物にとっては過酷な環境だ。植物も、恐らく同じだろう。」
彼は荷物の中から筒を取りだし、口をつけた。
「俺達人間にも水分は欠かせない。水を飲んだ方が良い。」
「…分かった。」
鞄から水の入った筒を取り出し、水を飲んだ。再び坂道を歩き出し、しばらくして大きな洞穴が見え始める。
「ここが鉱山の入口のようだな。」
「…誰かいる。」
入口から離れた場所にある小高い丘の上に、立っている人影を見つけた。
「聞き込みしてみるか。」
彼と共に丘を登り、人影に近寄る。
「すまない。ちょっと聞きたいんだが…。」
「あぁん?なんだテメェ。」
鉱山の方を眺めていた青年は、赤黒い瞳でこちらを睨みつけた。
「突然話しかけてすまない。この辺りで、不審な人物を見かけなかったか?」
「不審ー?知らねーなぁ。オレは見てねーぜ。」
「そうか。もう1つ聞いても良いだろうか?」
「んだよ…オレはそんな暇じゃねーんだ…よぉ!」
青年は、地面に転がった石を蹴り飛ばした。すると、それはものすごい速さで私達の目の前に迫り、ジンガは剣を引き抜いて石を弾き飛ばす。鉱山の岩肌にぶつかった石は、その衝撃で爆発し、壁に大きな穴を開けた。
「爆発?まさかお前が…」
私達が爆発に気を取られている隙に青年はその場から走り出し、丘の上から下の方へ飛び降りた。ジンガは腰に下げた剣をもう1本引き抜き、両手に握りしめる。
「治癒士。ここから動かないで待っていてくれ。」
「…分かった。」
彼はその場にしゃがみ込み足首に手を触れる。すると強い風が吹き、彼の足に何かがまとわりつくのが見えた。
そして彼は走り出し、丘の端で思い切り地面を蹴る。まるで身体が鳥のように軽くなり、彼は宙に舞い上がった。
逃げる青年の後を追い、ジンガは岩場を軽やかに駆け抜けて行く。2人の速さは目で追うのがやっとな程速く、あっという間に小さくなっていった。
彼等の姿が見えなくなり、しばらく座って待っていると、剣を収めたジンガが丘の上へ戻って来た。
「…不審者捕まえた?」
「いいや。残念ながら逃げられた。ひとまず報告に戻ろう。」
先程の大きな建物に帰ってきた私達は、王子の待つ部屋へとやって来た。ジンガは先程起きた出来事を彼に説明する。
「蹴った石が爆発だと?見間違いでは無いのか?」
「いえ。確かに爆発しました。」
「仮に爆発じゃ無かったとしても、石を蹴るだけで大穴を開けたなら…その人が犯人で間違いなさそーだよね。」
「そいつの特徴は?」
「すみません…。俺は顔を覚えられないので…。」
「そうだったな…。では貴様はどうだ?青女。発言してもいいぞ。」
「…瞳、赤黒かった。」
「赤黒い…って事は、魔族かな?」
「角は無かったのか?」
「…無い。」
「魔法の力を使っても、追いつけませんでした。角が無くとも、魔族の可能性は有り得ると思います。」
「ジンガの脚で追いつけない、超人の脚を持つ男か…。ひとまず、皇女にはそのように報告しよう。パニ、行くぞ。」
「2人は部屋で休んでて良いからねー。」
部屋を出ていく2人を見送り、私達は隣の部屋で休む事になった。
「遠路はるばる、ようこそお越下さいました。ガルセク・ナスタチウム様。御足労、感謝いたします。」
「感謝だなんてとんでもありません。僕の方こそ、お招き頂いて光栄です。」
別人のような振る舞いをする彼に、違和感を感じつつ…良いと言われるまで一言も話すなという言いつけを守り、私は口を閉ざした。
「皇女様がお待ちです。私めがご案内致します。どうぞこちらへ。」
黒い服を着た男性について行き、建物の奥へ足を踏み入れる。想像通りの長い廊下と、多くの扉が私達を出迎える。廊下の端には大勢の人が立っていて、皆が揃って頭を下げていた。
しばらく歩いた先で、とある部屋へ通された。そこには、キラキラと光を放つドレスを着た女性が座っていた。
「ガルセク様…!ようこそお越し下さいました。歓迎致しますわ。」
「これはこれはファリン様。僕もお会い出来て、嬉しい限りです。」
「どうぞ、こちらにおかけになって下さいませ。皆さんも是非、ご一緒にどうぞ。」
招かれたソファーに座ると、柔らかい感触が身体全体を包み込んだ。
「あら…?あなたも騎士なのですか?」
彼女は私を見て、首を傾げる。
「いいえ。彼女は僕の付き人の1人です。ここを訪れた事が無いというので…この国の素晴らしさを是非見せたいと思い、連れて参りました。」
「そうなのですね。お名前を伺ってもよろしいかしら?」
名前を問われ、私は戸惑った。言葉を発してはいけないという約束と、彼女の問いに答えるべきだと言う考えが頭の中を駆け巡る。
「彼女は、アスールと言います。少々取り入った事情がありまして…言葉を話す事が出来ないのです。どうか、彼女の無礼をお許し下さい。」
「そのような事情がおありなのですね…。私の方こそ、すみませんでしたわ。」
彼女は私に向かって、深く頭を下げた。綺麗に整えられた金色の髪が、彼女の肩を滑り落ちる。
「ファリン様、どうか頭をお上げ下さい。そのように頭を下げられては、僕はテーブルに頭をぶつけなければなりません。」
「うふふ。ガルセク様はお優しいのですね。」
先程の男性が私達の元へ歩み寄り、茶色の液体が入ったカップをテーブルに置いた。
「粗茶ですが…宜しければ召し上がって下さいませ。」
「ありがとうございます。有難く頂戴致します。」
王子はカップの穴に指を通し、ゆっくりと口をつける。その様子をぼんやりと眺め、私がカップに手を伸ばそうとした…その時だった。
ーゴゴゴゴゴ…
以前聞いた事のある、洞穴が崩れた時のような鈍い音が耳に届いた。窓の外で、数羽の鳥が羽ばたいて行くのが見える。
「今の音は一体…?」
「またですわ…。今度は東の方から聞こえましたわね…。」
「何かお困りの事がおありなのですか?」
「ええ…。我が国には、鉱石が取れる山が数多くあるのですが…。最近、何者かが山を爆破しているようなのです。」
「爆破…ですか?」
「えぇ。何とも手荒い手口な上に、捕まえようとしてもすぐに逃げられてしまうのですわ。その影響で鉱石の採掘量が減り…頭を抱えているのです。」
彼女はため息をつき、膝の上で両手を握りしめた。
「そちらの調査、我々におまかせ頂けませんか?」
「え?で、ですが…ガルセク様にそのような事は…。」
「アリファーン帝国の鉱石は、我が国でも大変重宝しております。採掘量が減る事は、もはやこの国だけの問題とは思えません。」
「ガルセク様…。」
「犯人の確保まではお約束出来ませんが…。我々に出来る範囲で全力を尽くします。」
「そこまで言って下さって、断ってしまっては無礼ですわね。では…調査をお願いしてもよろしいでしょうか?」
「もちろんです。お任せ下さい。」
彼女との話を終え、私達は先程の男性に次なる部屋へと案内された。
「こちらのお部屋は、ガルセク様の為にご用意致しました。お付の方は、お隣の部屋でおくつろぎ下さいませ。」
「ありがとうございます。」
「では、我々は失礼致します。」
男性は深々と頭を下げ、部屋を出ていった。
「はぁ…。いつ来ても息が詰まるな…ここは。」
王子はベッドに腰を下ろし、そのまま仰向けに倒れ込んだ。
「ちょっとガルセク様ー?どこで誰が聞いてるか分からないんだから、気を抜かないでよねー?」
「ずっとこの調子で喋っていたら、反吐が出そうだ。」
「反吐を出すのもやめてー。」
「…別人。」
「おい貴様。喋って良いと言った覚えはないが?」
私は再び口を閉ざし、黙り込んだ。息が詰まるというのは、恐らくこういう事なのだろう。
「まぁいい…。それよりも貴様等は、鉱山を爆破している犯人とやらの調査をして来い。」
「わかりました。行こう治癒士。」
「気をつけて行ってきてねー。あ、夕食は18時らしいから、それまでには戻って来てねー?」
私はジンガと共に部屋を出て、建物の外を目指した。建物の中ではほとんど感じなかったが…ビエントに比べて風が少なく、蒸し暑さを感じた。
「…不審者、どこいる?」
「まずは現場を見に行こう。確か…東の方の鉱山だと言っていた。」
「…こーざん?」
「鉱石が取れる山だ。行ってみよう。」
彼が持っていた地図を頼りに、東へ向かって歩き進める。足元がゴツゴツとしている上り坂は、想像以上に体力を消耗した。
「手を握った方が歩きやすいか?」
「…へーき。」
「少し休もう。」
道の側に落ちていた岩に腰を下ろし、辺りを見渡した。どこもかしこも岩と砂だらけで、生き物の鳴き声が聞こえてこない。
「…木、無い。動物、居ない。」
「アリファーンには、火の精霊がいる。年中暑くて、動物にとっては過酷な環境だ。植物も、恐らく同じだろう。」
彼は荷物の中から筒を取りだし、口をつけた。
「俺達人間にも水分は欠かせない。水を飲んだ方が良い。」
「…分かった。」
鞄から水の入った筒を取り出し、水を飲んだ。再び坂道を歩き出し、しばらくして大きな洞穴が見え始める。
「ここが鉱山の入口のようだな。」
「…誰かいる。」
入口から離れた場所にある小高い丘の上に、立っている人影を見つけた。
「聞き込みしてみるか。」
彼と共に丘を登り、人影に近寄る。
「すまない。ちょっと聞きたいんだが…。」
「あぁん?なんだテメェ。」
鉱山の方を眺めていた青年は、赤黒い瞳でこちらを睨みつけた。
「突然話しかけてすまない。この辺りで、不審な人物を見かけなかったか?」
「不審ー?知らねーなぁ。オレは見てねーぜ。」
「そうか。もう1つ聞いても良いだろうか?」
「んだよ…オレはそんな暇じゃねーんだ…よぉ!」
青年は、地面に転がった石を蹴り飛ばした。すると、それはものすごい速さで私達の目の前に迫り、ジンガは剣を引き抜いて石を弾き飛ばす。鉱山の岩肌にぶつかった石は、その衝撃で爆発し、壁に大きな穴を開けた。
「爆発?まさかお前が…」
私達が爆発に気を取られている隙に青年はその場から走り出し、丘の上から下の方へ飛び降りた。ジンガは腰に下げた剣をもう1本引き抜き、両手に握りしめる。
「治癒士。ここから動かないで待っていてくれ。」
「…分かった。」
彼はその場にしゃがみ込み足首に手を触れる。すると強い風が吹き、彼の足に何かがまとわりつくのが見えた。
そして彼は走り出し、丘の端で思い切り地面を蹴る。まるで身体が鳥のように軽くなり、彼は宙に舞い上がった。
逃げる青年の後を追い、ジンガは岩場を軽やかに駆け抜けて行く。2人の速さは目で追うのがやっとな程速く、あっという間に小さくなっていった。
彼等の姿が見えなくなり、しばらく座って待っていると、剣を収めたジンガが丘の上へ戻って来た。
「…不審者捕まえた?」
「いいや。残念ながら逃げられた。ひとまず報告に戻ろう。」
先程の大きな建物に帰ってきた私達は、王子の待つ部屋へとやって来た。ジンガは先程起きた出来事を彼に説明する。
「蹴った石が爆発だと?見間違いでは無いのか?」
「いえ。確かに爆発しました。」
「仮に爆発じゃ無かったとしても、石を蹴るだけで大穴を開けたなら…その人が犯人で間違いなさそーだよね。」
「そいつの特徴は?」
「すみません…。俺は顔を覚えられないので…。」
「そうだったな…。では貴様はどうだ?青女。発言してもいいぞ。」
「…瞳、赤黒かった。」
「赤黒い…って事は、魔族かな?」
「角は無かったのか?」
「…無い。」
「魔法の力を使っても、追いつけませんでした。角が無くとも、魔族の可能性は有り得ると思います。」
「ジンガの脚で追いつけない、超人の脚を持つ男か…。ひとまず、皇女にはそのように報告しよう。パニ、行くぞ。」
「2人は部屋で休んでて良いからねー。」
部屋を出ていく2人を見送り、私達は隣の部屋で休む事になった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
【完結】赤ちゃんが生まれたら殺されるようです
白崎りか
恋愛
もうすぐ赤ちゃんが生まれる。
ドレスの上から、ふくらんだお腹をなでる。
「はやく出ておいで。私の赤ちゃん」
ある日、アリシアは見てしまう。
夫が、ベッドの上で、メイドと口づけをしているのを!
「どうして、メイドのお腹にも、赤ちゃんがいるの?!」
「赤ちゃんが生まれたら、私は殺されるの?」
夫とメイドは、アリシアの殺害を計画していた。
自分たちの子供を跡継ぎにして、辺境伯家を乗っ取ろうとしているのだ。
ドラゴンの力で、前世の記憶を取り戻したアリシアは、自由を手に入れるために裁判で戦う。
※1話と2話は短編版と内容は同じですが、設定を少し変えています。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
冤罪をかけられた上に婚約破棄されたので、こんな国出て行ってやります
真理亜
恋愛
「そうですか。では出て行きます」
婚約者である王太子のイーサンから謝罪を要求され、従わないなら国外追放だと脅された公爵令嬢のアイリスは、平然とこう言い放った。
そもそもが冤罪を着せられた上、婚約破棄までされた相手に敬意を表す必要など無いし、そんな王太子が治める国に未練などなかったからだ。
脅しが空振りに終わったイーサンは狼狽えるが、最早後の祭りだった。なんと娘可愛さに公爵自身もまた爵位を返上して国を出ると言い出したのだ。
王国のTOPに位置する公爵家が無くなるなどあってはならないことだ。イーサンは慌てて引き止めるがもう遅かった。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる